1. コウブン和尚の寺子屋ラジオ
  2. #14 死んだらどうなる?
2024-06-18 12:45

#14 死んだらどうなる?

「死んだらどうなる?仏教の教えから見る六道輪廻」

#仏教 #六道輪廻 #スタエフ #死後の世界 #仏教の教え #輪廻転生 #心の成長 #善行 #悪行
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どうも、コウブンです。
座禅をしたり、パスを育てたり、野菜を作ったり、最近ではAI漫画にチャレンジしたりしています。
さて、本日のテーマは、「死んだらどうなる?」というテーマでお話をしたいと思います。
皆さん、死んだらどうなると思いますか?
天国に行く?それとも地獄に行く?
それとも、ただ灰になってしまうだけ?
この、「死んだらどうなる?」ということ、国によっては大変デリケートな話題です。
というのは、宗教に深く関わるような内容だからですよね。
なので、実際に死んだらどうなるかということに関しては、あまり言及しません。
今日お話ししたいのは、仏教的な思想、仏教的な考え方の死んだらどうなるかというようなお話です。
仏教では、死んだら、基本的に六つの世界に生まれ変わるというふうに考えます。
六つの世界、これを仏教では六道、六つの道と書いて六道と、そんなふうに読むんですね。
この六つの世界に生まれ変わることを、輪廻転生というふうに読んでおります。
輪廻転生の転生という字、転生とも読めるんですね。
この転生という言葉は、最近流行りの漫画、転生したら何々だったとか、
そういう形でよく漫画のタイトルに書かれていることが多いですよね。
そういう漫画でも、自分が死んでしまって生まれ変わったり、別の人物になったりとか、
モンスターになったりとか、そういったお話が漫画の中では描かれているわけですけれども、
仏教では、六つの世界に生まれ変わるんだというふうに考えております。
その六つの世界、どういう基準で生まれ変わるのかというと、
私たちが今生きている人間界、人間の世界で行った行動によって変わるんだと。
もうちょっとわかりやすく言うと、私たちが生きている間にした良い行いのポイント、
ポイント制であると考えたら、ポイントが高ければより良いところへ、
ポイントが低ければ苦しいところへ、みたいなイメージですね。
ちょっとざっくりしたお話、ざっくりした説明なんですけれども、
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ともかく六つの世界に生まれ変わる、そういうふうに考えているわけです。
その六つの世界というのはまず、苦しい方から説明いたしますと、
まずは地獄、地獄堂というふうに言われる世界が一番苦しいところとされております。
どういうところかというと、罪を犯した人が罰を受ける場所というふうに言われております。
火炎地獄であったり、水攻め地獄みたいな、多くの地獄が存在するんですけれども、
それを総称して地獄堂、地獄の道と書いて地獄堂というふうに言われております。
その次に来るのが、ガキ堂というものですね。
ガキ堂というのは絶えず飢えと渇きに苦しむ世界なんですよね。
いつもいつお腹が減っている、いつも喉が渇いている。
お腹が空いたりとか喉が渇いたりとかって、
現代の日本だと比較的味わうというのは特殊な環境でもなければ少ないのかなと思いますけれども、
実際に味わうと大変苦しいことなんですよね。
私自身もそんなに苦しみに味わった経験があったかというとそうではないんですが、
おそらく耐え難いほどの苦しみなんだろうなと、
だからこのガキ堂というものに入ってくるんだろうと思います。
これは欲望にとらわれた結果、そういったガキ堂に落ちるというふうに考えられております。
次に畜生堂というものに生まれ変わるというふうに言われております。
畜生堂というのは動物の世界。
知恵が欠如して本能のままに生きる存在になってしまうということですね。
動物は知恵という、この動物の知恵があるのかないのかというのを科学的な視点で見たらなくはないと思うんです。
ただし人間と同様ではない、人間と同レベルではないというのは確かなと思います。
つまり言葉を話したりとか複雑なコミュニケーションをしたりとか計算したりとか、
それはちょっと動物には人間と同レベルで行うというのは難しいという部分で知恵が欠如をしている。
そして本能のままに生きる存在になってしまう。
さらに言うと弱肉強食の厳しいような世界に生まれ変わってしまう。これが畜生堂ですね。
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次に生まれ変わるとされるのは修羅堂、修羅の道と書いて修羅堂ですね。
これは戦いと争いが会えない世界なんですね。
怒りとか憎しみ、そういったものに常に心が支配されて、常に戦っている、争っている、そういったことを繰り返す。
永遠と終わらない苦しみなんですよね。
永遠と終わらない戦いを続けるという苦しみなんですね。
そういった世界に落ちてしまうということです。
その次に来るのが人間堂と言われまして、人間堂とは私たちの住む世界のことですね。
人間たちの住む世界に生まれ変わる。
死んだらまた人間に生まれ変わるというわけですね。
私たちが生きている世界というのは、悲しみ苦しみはあるんですけども、同時に喜びもあります。
さまざまな感情を経験することができる世界。
つまりですね、修行をしてもっと善行を積むことができるチャンスが多い世界。
これが人間堂というわけなんですよね。
要するにどう言いますか。ちょっとゲスな言い方をすれば、リーチに近いと言ったらいいでしょうかね。
もうちょっとで一番トップに行く。
そのチャンスが今来てるんだというような世界。これが人間堂ですね。
その次に来るのが天堂。天の道と書いて天堂ですね。
これは神々が住む世界とされております。楽しみとか快楽に満ちた世界。
だけども、これは永遠とはいうふうには考えられておりません。
良いことを行い続けない限り、再び転落してしまう。再び他の世界に転送してしまう可能性がある。
脱落する可能性がないというね。
基本的には楽しい、安全なんですけど、何かちょっと悪いことを少しでもやったらすぐ落ちちゃう。
それが天堂というふうにされております。
この六道というのは、私たちがこの世で今生きている人間の世界の中でどのような行いをしたかによって
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次の世界、どこに生まれるかが決定されるというふうなことを示す考え方ですね。
良い行いをすることで、より良い世界に生まれ変わる可能性が高まります。
けども、悪い行いをすれば、悪い行いを続ければ、苦しい世界へと転送することになります。
六道の教えというものは、私たちが日常生活でどのように行動するべきかを考える上で重要な指針となるんじゃないかなと思いますね。
常に良い行いを心がけて、自分自身を向上させる努力を続けることが、苦しみの輪から解放される道筋となる考え方なんですね。
これはですね、私の個人的な見解なんですけども、生まれ変わるというのは、本当に死んだら生まれ変わるということじゃないような気がします。
そういうのはですね、私たちが生きているうちに行動を変えることによって、人生を良いものに転ずることができるというふうに捉えることもできるのかなと思います。
人に親切にすれば親切にされる確率は上がりますよね。
本当に意地悪なことをして親切なことを変えてくるよりかは、親切なことをすれば親切なことが変えてくる、そういった確率が上がる。
そういうことがこの六道では結局のところ解かれているんじゃないかなというふうに思うわけなんです。
なので、今日はですね、これを聞かれた方、ちょっとでも自分の人生で人に親切にしてみる。
親切にするだけじゃなくても、普段よりかは気持ちの良い生活を心がけるということ、それを実践していく。
その繰り返しが結局のところ良い人生を作っていく。
私も偉そうに語ってはおりますけれども、毎日素晴らしい行いをして過ごしているわけではありません。
人に止められるようなことをやっているわけではないんですけれども、
それでも、より良い人生にするために少しでも気持ちの良い行いをやっていきたいなということを、
今日の放送をしながら改めて思いました。
どうか皆さん、私と一緒に良い人生を作るために良い日常、良い日々を作っていく。
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ちょっとした努力をしていきましょう。
では本日は、「死んだらどうなる?」というテーマでお話をさせていただきました。
今日の放送について皆さんの感想や疑問をお待ちしております。
また次回以降も引き続き、仏教の教えについて様々なテーマをお話ししていく予定ですので、どうぞお楽しみにしてください。
ではでは、またね。
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