座禅の起源と修行方法
どうも、コウブンです。
座禅をしたり、パスを育てたり、野菜を作ったり、最近ではAI漫画にチャレンジしたりしています。
さて、本日は、座禅のススメというテーマでお話をしようと思っております。
毎回この放送の最初に、座禅をしたりと言っているわけですが、よくよく考えたら、この放送で一度も座禅のことを語っておりませんでした。
ですので、せっかく聞いてくださっている方に、座禅ってどういうものなのかというお話をしたいなと思ったわけです。
そもそも座禅というのは何かと言いますと、何かというか、なぜ座禅を私がしているのかというと、
私の宗派は、曹洞宗という宗派です。
あまり興味のない方は、もしかしたら曹洞宗って知らないかもしれませんね。
だいたい全国に1万5千家事ぐらいあるというふうに言われております。
だいたいコンビニよりちょっと多いかなぐらいの数らしいですね。
それぐらい数の多い曹洞宗は禅宗と呼ばれるグループに入る。
小分けすると、禅宗って何かというと、座禅を修行の中心に据えた宗派です。
それを禅宗と呼んでいるわけですね。
修行といえば座禅だというふうに言っているのが禅宗だというわけです。
他の禅宗の宗派としては、臨済宗というのがあります。
臨済宗というのは、京都の東福寺とか商国寺、天竜寺、明神寺、
いわゆるお庭がすごくきれい、石堤とか枯れ山水という禅宗様式のお庭というのがあるんですが、
そういったきれいな立派なお庭を持っていることで有名なお寺が多いのが臨済宗ですね。
他にも鎌倉に県庁寺とか縁閣寺とか、そういったお寺も有名です。
そういう有名なお寺が多いのが臨済宗ですね。
そして禅宗にはもう一つ宗派があります。
大幕宗という宗派があります。
こちらはですね、京都に大幕という駅があります。
そのすぐ近くにあるお寺が大幕宗大本山万福寺というお寺ですね。
総統宗、臨済宗、大幕宗が日本の三大禅宗というふうに言われております。
その三大禅宗の一つが私の所属している総統宗というお寺です。
その総統宗では座禅を修行の中心に据えているというわけですね。
その座禅なんですけども、最近注目を集めているように私は感じております。
座禅の現代への影響
アップルコンピューターのですね、iPhoneとかマッキン投資とかを作っているアップルコンピューターの創業者であるスティーブ・ジョブズさんという方もですね、座禅を行っていたということが有名です。
そしてですね、アメリカの方ではスティーブ・ジョブズさんのおかげかどうかはちょっとわかりませんけども、座禅というものがクールで知的な行いであるというふうに認知されているそうです。
特にアメリカの西海岸、いわゆるシリコンバレーではグーグルあるいはインテル、そういったですね、IT業界での有名な大企業では座禅を含む瞑想とかマインドフルネスというものがストレス提言法として掘り入れられている。
国際的な企業も注目するメソッドとなっております。
では、仏教においてなぜ座禅が大切にされているか。
それはですね、お釈迦様が、仏教を開きになったお釈迦様がですね、座禅を通じてパトリを開いたからなんです。
お釈迦様が座禅をしていて、座禅をしながらパトリに至ったということから弟子たちも心を静かにして、お釈迦様と同じ姿勢を真似るようになりました。
つまり、座禅の姿イコール仏の姿イコール悟りの姿とそのように捉えたわけなんですね。
お釈迦様が座禅をしたのだから、私たちも、現代に生きる私たちもですね、座禅をしないわけにはいかないというわけなんですね。
偉大な先生がですね、やっていることを自分たちがやらずにですね、パトリに至るわけがない、パトリを得られるわけがないと、そういうわけなんです。
座禅をすることで仏様を真似る。真似ているその瞬間がもう仏様と同じ姿です。仏そのもの。
つまり、座禅をしている瞬間がそのまま悟りである。そのようにですね、前週ではですね、解釈をしております。
座禅がそのまま悟りである、そのように解釈をしているわけなんですね。
座禅の先に悟りがあるというわけじゃなくて、座禅をしたから悟りを得られるというわけではなくて、
座禅そのものが悟りであるというふうに考えるわけなんです。
つまり、座っているその瞬間が、自分の心というものは安らいでいる、安定している、落ち着いているということなんですね。
少しですね、理屈っぽくなってしまってはいると思うんですけども、要するに静かに座ることが大切なんだということなんです。
それだけでもう十分なんですよね。難しいことを考える必要はないんです。
身を整え、呼吸を整えて、静かに座る。そんなね、贅沢な時間というものをですね、皆さんもぜひ日常に掘り入れてみませんか。
私も毎朝座っております。座る時間は5分とか3分とか1分とか、まあ短くてもいいんです。
そういった心を落ち着ける時間というものを作る、それが大事なんですね。
日常の騒がしいところからですね、少しだけ離れて心落ち着いた時間を作ってみる。
どうぞ皆さんの日常に取り入れてみてください。
はい、それでは本日は座禅のすすめというテーマでお話をさせていただきました。
今日のお話に対してご意見、ご感想、ご質問等あれば、どうぞコメントの方によろしくお願いいたします。
はい、燃状院副住職の幸文でした。ではでは、またね。