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2023-11-08 1:15:13

【TALK.5】好きなことを仕事に取り入れるために大切なこと | 杉浦真奈さん(まなみ古書店オーナー)

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今回のゲストは愛知県名古屋市にある「まなみ古書店」オーナーの杉浦真奈さんのインタビューをお届けします。(2023年9月取材)



国内外を旅してきた杉浦さんが
  • なぜお店をつくったのか
  • 創業1年を超えて起きた嬉しい変化
  • 過去の雑誌に惹かれる理由
  • 好きなこと、遊びを仕事に取り入れる秘訣など、

身近にあるけど、今まで知らなかった古書店の魅力を教えていただきました。

それでは本編をお楽しみください!

【Guest】
杉浦真奈さん(まなみ古書店オーナー)
オンラインショップ
X(Twitter)
Instagram

【Interviewer】
Kimi(中江公大/映像音声クリエイター)
HP
X(Twitter)

サマリー

杉浦真奈さんは、まなみ古書店のオーナーです。彼女は古書店の魅力や創業経緯、展示会の運営について話しています。彼女は自身の本屋の選び方やお店の特徴についても語りました。彼女は世界中の古本屋を回り、特にオランダのユトレヒトやオーストラリアのメルボルンの本屋に影響を受けています。彼女は子供の頃から並べることが好きで、古着屋さんやまなみ古書店の仕事でもそれを忠実に守っています。彼女は内向的な性格でありながら、発信や人との関わりも大切にしています。仕事の手伝いや搬出搬入など、彼女は興味を持った本をマーケットやイベントで販売することに一生懸命ですが、心身の健康管理をするためには注意が必要です。彼女は一人で働いている場合でも注意を払っています。 杉浦真奈さんはまなみ古書店のオーナーであり、彼女は自身の趣味や興味を仕事に取り入れることを重要視しています。彼女はジャンルを超えた展示やイベントを企画し、自然や石に関連する本や絵本を集めた棚やカフェも提供しています。彼女はお客様が楽しめる空間を作り出しています。 杉浦真奈さんはまなみ古書店がオープンしてからの1年で、街や客層の変化を感じました。特にお子様連れのお客様が増えたことが印象的でした。彼女はお店の雰囲気や自分が好きなお店として子供たちにも愛されるように、絵本や遊園地のような仕掛けを取り入れています。

古書店の魅力と創業経緯
皆さん、こんにちは。映像音声クリエイターのKimiです。このPodcastでは、僕が旅先で出会ったクリエイターやアーティストの方の声をお届けしています。
作品からは見えてこない作り手たちのリアルな声を聞くことで、あなたの創造性をより豊かにするヒントをお届けします。
今回のゲストは、愛知県名古屋市にあるまなみ古書店オーナーの杉浦真奈さんのインタビューをお届けします。
国内外を旅してきた杉浦さんが、なぜお店を作ったのか、創業1年を超えて起きた嬉しい変化、過去の雑誌に惹かれる理由、好きなこと、遊びを仕事に取り入れる秘訣など、
身近にあるけど今まで知らなかった古書店の魅力を教えていただきました。それでは本編をお楽しみください。
今回、まなみ古書店の店主の杉浦真奈さんにインタビューさせていただく中江君博君でございます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今、まなみ古書店さんに実際に来て、ここはどこに、名古屋のどこにあるって言えばいいですか。
名古屋市北区になりますね。
北区。
はい、黒川駅と清水駅の間ぐらいにあります。
そう、今日僕はここまで来るのに、名古屋駅からバス乗って、バスで黒川東に降りて、ここまで歩いてきました。バスと歩きできました。
ありがとうございます。
ちょっと最寄り駅から少し歩くじゃないですか、皆さんどうやって来られる人が多いんですか。
目指して来てくださる方は、黒川駅か清水駅、名鉄瀬戸線の清水駅で降りて、徒歩でいらっしゃるか、あと清水小学校前っていうバス停が目の前にあるので、目の前に小学校があって、その向こう側に清水小学校っていうバス停があるので、そこから来ますね。
あとはもう自転車が圧倒的に多いです。
あ、そっか。
結構自転車の街というか、住宅街なので。
なるほど。僕は今回、このまなみこ書店さんに来るのは2回目で、去年、まずまなみこ書店がオープンしたのが去年2022年の5月でしたよね。
そうですね。
で、僕がこっち初めて来たのが2022年の9月ぐらいに来て、今回2023年の9月、1年ぶりで、この中がやっぱ1年経つと結構変わるなって思って。
そうですね。
ちょっと今ここで撮影、インタビュー収録させてもらってるんですけど、この場所で。特に印象的なのがこれ。
はい。
このブースというかエリアというか、ここはどんなエリアになるんですか。
ここはギャラリーとして人に貸していて、地元というかアーティストの子にお貸しして作品を展示販売してます。
ちなみに今この展示されているのは、どんなアーティストさんというかお名前とか。
そうですね。今やってるのは油絵とか影絵の表現をしている西野真理さんっていうこちらの絵とか、結構絵を描いてる子ですね。油絵とかやってる子と、
あとあの石川県の金沢市で工芸作家として活動してる木本ゆり子さんっていう、このなんかカバンとかかけしぶとめでできてたり、ぶら下がってる子は、
ハリコなんですけど、伝統工芸なんですけど日本の。そういうことで活躍されてる。
ハリコスカイダイビングって書いてます。
隣の子は本を読んでるんです。
これ?
そう。触っても大丈夫です。
読んでたい。
可愛いですね。
可愛くて、どちらも好きな作家さんで、今回展示していただいてます。
ここに値段も書いてるから、買いますってなったら、この場で買って持って帰れるみたいな。それとも展示が終わってから。
展示会の運営
別れていて、この壁掛けの絵とか額に入っているものは会期終了後のお渡しになるんですけど、後の小物、ポストカードとかカバンとかは、もう今日持って帰れるって感じの作品です。
なるほど。僕、古本屋さんっていう古書店、あんまり詳しくなくて、今回マナさんがオープンさせたっていうことで、自分なりにもちょっといろいろ調べてみたりとかしたんですけど、結構こうやって展示会とかやってるお店とかって多いじゃないですか。
そこの展示会とかをやる流れというか、人との繋がりとかって、どこから生まれるのかなと思って。
例えば僕がこの展示会やりますって自分で思った時に、アーティストさんどこにいるんだろうみたいな。そっからなんか結構大変考えるなと思って。
でもこう、あえてここでやって欲しいから人を探すというよりは、私が多分もともと美術館とか、それこそ友人に創作活動とかこういう絵とか物を作ってる子が多くて、そういう方が展示会をやります。
他のギャラリーとかでやっぱり年に1回、2回やってるので、そもそもそこに招待されるというか、手紙をもらって行ってたんですね。
自分も本屋を開業して、ギャラリーを持つってなった時に、やりたいっていう方がたくさんっていうか、それなりにいたっていうのと、
あとそういう人の友達とか、知り合いづてで、どうですかっていう風にこちらから行ったりとか、お店に来るお客さんでこういうことをやってると、やっぱりここってどうやったら借りれますかみたいな話にはなるので、
もちろん私も規約を作ってるので、審査させてもらって、規約と私との意見が合う人が展示してくださるって感じで、結構信頼関係でやってますね。
たぶん規約とかはいろいろ細かい文章とかがあるとは思うんだけど、今マナさんが言った、合う合わないみたいなところ、そこってどんな言語化する、それを言語化すると、どういった作品というかどういった人のものとかが展示されることが多いでしょうか。
たぶんピカーってしてるホワイトキューブみたいな場所、普通ギャラリーってやっぱり白壁だったりとかコンクリとか、何もないところで展示するんですよね。ギャラリーとして、画廊としてやられてるところは。
だけど、うちはそうじゃなくて、壁自体は白いんですけど、こっち側には本棚があって、基本的に古書店の中の一角っていう、制約というか元々のあるので、そこに自分の作品が合うと思う人とか、私も本を見て、ここで絵画鑑賞をして、お茶も飲めるので、カフェもやってるので、
そういう体験をお客さんにしてもらいたいって思ってる人がいいです。
古書店と新刊書店の違い
なるほど。
あんまりその絵だけ見て、そのまま帰るっていうのじゃなくて、時間をちょっと過ごせるような余裕のある時間を過ごしてほしいっていう意見が合う人がどちらかというと、作品の作風っていうよりは、なんか思ってますね。
なるほど。まず古書店っていうもの自体が、新刊書店、メジャーな書店さんいっぱいあったりとかするじゃないですか。
そういう書店と古書店の違いって何なんだろうなと思ったときに、今言ったみたいに、お店に来て、いろいろ見て、眺めて、例えばカフェがあって、ここにも今コーヒーありますけど、コーヒーを飲むスペースがあったりとか、
なんかここに来て過ごすっていう感覚は、新刊書店にはあまりないのかな。お店ではカフェが閉鎖されていたりとかもするところあるかもしれないですけど、なんかそこがユニークだなって思って。
どちらかというと、古書店とか古本屋さんの中でも、こういう形態、特に愛知県はこのようなお店が少ないので、ニューエイジというか、昔ながらの古本屋からもう1段階、時間が経ってできた形態だとは思います。
愛知県の中では、比較的新しい取り組みというか、お店を作るっていうのは、そこは何かきっかけというか、考え、どのタイミングでそのお店作ろうかなとか、こういうふうにしようかなとか、具体的に思い始めたんですか。
そうですね。具体的にいつとかはもう覚えてないんですけど、でも、君さんと知り合った宮島で働いてたんですけど。
宮島で初めて会った時って、ニュージーランドから帰ってきたばっかだったから、海外にかぶれてて、で、僕もう30代だったから、ワーホリ行きたくてもいけない年、もう行けなかったから、津田さんと話をするときに、いや僕20代だったら絶対ワーホリ行くよみたいなこと言って。
言ってた。
で、でも津田さんは、いやでも私はみたいなこと言ったから、だからもうそのなんとなくその時点で、でも海外結構好きじゃん。旅行で。
海外は結構そうですね、もうなんか見に行きたかったんですよね。日本以外の、でももうその宮島に行った段階ではもう古本屋をやりたいって気持ちはあったので、本当最初ぐらい古本屋いいなって思って、
で、まだ一箱古本市っていう、一般のアマチュアの人が出る古本市に出てみたいなぐらいの段階だったので、そこから絶対店をやるとは決まってなかったんですけど、海外のいろいろなお店を見たいっていうのはあって、数カ国ですけど、休みの旅に行ってましたね。
ヨーロッパとかも行ってたりとか。
ヨーロッパも行きました。
やっぱりまず僕がマナさんと知り合ったきっかけっていうのは、広島の宮島で一時期バイトをしていて、その同じバイト先で知り合ったじゃないですか。
で、でもその時にもすでにマナさんの中では自分の中でなんとなくやりたいことというか方向性とかみたいなのがあって、それが今の古本の話だと思うんですけど、それで海外行ってみたりとかいろんなものを見たりとか実際に行動するっていうのが、なんかそこの行動をするきっかけっていうのが、
例えば本屋さんやりたい、古本屋さんやりたい、マーケットに出したいとかっていうのも、例えば週末だけそのタイミングだけやる人とか、例えば本業で月曜日から金曜日まではフルタイムで何か仕事をしていて、週末だけ古本屋さんやるとかってそういう人もいたりするじゃないですか。
だけどマナさんはこうやってお店構えるところまで来たっていうのは、なんか一時的に本屋を。副業じゃなくて。本業にするっていう決め手なんだったのかなって思って。
でもそこは多分結構私は現実的な理由と自分の性格とか性質の問題かもしれなくて、そもそもちょっと言うと尖ってる感じもしちゃうんですけど。
すごく柔らかい感じがする。
人と一緒に働くってことが、やっぱりどこかストレスを感じながらしていた部分があって、それで正社員だった古本屋さんの仕事を辞めて宮島に行ったりとかいろいろな土地で働こうって思ったので、それはある意味何年も同じところでは働きたくないと、同じ人間関係の中では働きたくないみたいな気持ちもあって、
何か一生って言うとちょっと大きい言い方になりますけど、長くできることを自分でやりたくて、それの準備期間として日本を旅しながら働いたり海外に遊びに行ったりとかしてたんですね。
なので古本屋をやろうみたいなのはまだなかったんですけど、そもそも自分で何か長くできることを探してた。
で、それがコロナが流行ったりとか、ある意味タイミング的にはそういう現実的なタイミングで在宅で古本の仕事を他のことは全部辞めてやってみようみたいな気持ちになって、古本の組合、古書組合って言うんですけど、そこに加盟して商売としての古本屋を結構すぐに始めてしまったので、
で、それの延長として今お店があるって感じですね。
SNSとか見てたりとかすると、結構その古本屋さんのオーナーさん同士で結構横のつながりあるのかなっていうのをちょっと旗から見てて感じてて、その横のつながりみたいなのって何か例えばどういう交流をしてるのかなとか、その古本屋さん同士の交流って何かどういうことをやってたりとか。
ちょまど ほぼ飲み会ですね。毎週じゃないですけど。でも仕入れがそもそもちょっと一般の方はあまり想像しづらいかもしれないんですけど、各古本屋さんとか買取業者さん、その本小売りせずにお片付けを専門でやってる業者さんとかも加盟してるので、なのでいろんな業者さんが買取をしてくるんですね。
うちも店頭とか出張で本を買い取ってるんですけど、その中から小売りしない人はそれそんなまま縛ってだし、うちは店に出すものは避けて、あと扱えないものとかもあるので、そういうものを縛ってタリ箱に入れて、固書会館の市場みたいなところに出品するんですね。
他のお店との関係性
ちょまど それをオークションみたいな感じで、金額を書いた紙を封筒に入札して、一番高い値段の人が買えるっていうのを。
おだしょー だから自分がこの本欲しいって言って、でもあれ取られたら。
ちょまど そう、他の人も欲しいから。でもそこはもう仕事なんで恨みっこなし。別に不正をするわけじゃないから、全員が同じ条件で、単純にキャリアとか関係なく一番高い値段の人が買えるっていうあれだから、恨みっこなしで、そこで会うから情報交換もしますし、やっぱり会社としてやられてる方もたくさんいますけど、
メインは私みたいに個人とか夫婦とか少人数でやられてる方なので、みんな会社みたいな飲み会とかはないから、ある意味みんなで遊んだりとかするのもその組合の人っていうのがあって、横の繋がりは。
ちょまど なるほど。それすごくいいですね。僕ちょっと前に流行った韓国ドラマーでイテウォンクラスって見たことあります?
メイン なんか名前を聞いたことがあります。
ちょまど すごく有名なドラマーで、なんかそのイテウォンクラスであった話のエピソードの一つとして、主人公が飲食店をやってて、でもその飲食店をやる街がすごく錆びれているところで人が全然集まんないと、自分のお店だけをすごくいい感じにリノベーションとかメニューとかもすごくいい風にやるんだけど、
まずはそれをやるんだけど、自分たちだけが良くっても結局その街にお客さんが寄ってこないから、街にお客さんを集めるために他のお店とかにも色々その飲食の仕事のアドバイスとかをして、で、他の店も周りも繁盛して、結果その街全体が盛り上がってみんながこう儲かるというか潤っていくみたいなそういうエピソードがあって、
なんかそう今の話聞いて、みんなでこうバチバチにもやり合う時もありながら、でも一緒になんか飲み交わすっていうのがすごくいい空気感があって、素敵だなって思いました。
他の業種にはあんまりないことかもしれないですけど、やっぱり面倒見がバチバチにやり合うって言ってもすごい競合店は少ないので、本ってすごくたくさんあって、同じものを同じ値段で売ってるような店ではないので、なのでそこは仲良しというか、で、やっぱり面倒見が多い人も多くて、私みたいに新参の方に対してすごい仕事のやり方をそういう場で教えてくれたりとか、
してくれるので、結構いい関係が築けてると思います。
今その本の話とかも出ましたけど、例えばまなさんのお店、このまなみこ書店とかだと今こうずらーっとほうが並んでて、なんか本のジャンルとか選び方とかこだわりというか何かあるんですか?
ないと言うと違うんですけど、でもこだわってセレクトしてますとは言えない品揃いで、それは私は基本的にお客様から買い取った本と市場で買った本をメインに並べてるんですけど、古本屋の仕入れって偶然性がすごく高くて、別にこの本が置きたい並べたいからじゃあ注文したら入ってくるってもんじゃないんですよね。
だからその時に手に入った本から並べたいものを並べてるので、ただ一応その並べる本には一応中をちゃんとある程度見て、これを次に買った人がまだ活かせるじゃないですけど、中にはもうすごい時代遅れって言うとあれですけど、なんかそういう本よりは今からもう一回読み手がつくような本を並べてるっていうのはありますね。
なるほど。なんか古本って本当にいっぱい、まず本自体がさっきも言ったようにジャンル種類いっぱいあって、で文庫本、新書、単行本いろいろあって、さらに雑誌とかもあるじゃないですか。
そうですね。
これも今言ったような感じでそのタイミングで入ってきたから並べてるみたいな感じなんですか。
そうですね。特に雑誌に関してはちょっとあって、私の中で。普通の本は正直絶版にならない限り、あまり出版社は絶版とは言わないので、従販未定、品切れのまま従販未定で事実上もう刷られないってことはあるんですけど、雑誌っていうのは基本的にはもう絶版なんですよね。その月にしか出ない。
もう出た瞬間絶版みたいな。
そうなんていうのかな。復刻とか一部の例外はあるんですけど、基本的にはその時代のその月のことを切り取ってじゃないですけど、その1回のために編集されて出るものなので、もう二度と手に入らないっていう点では普通の本よりも希少価値って言うとあれですけど、探してる人にとっては探しにくいものではやっぱりあるので。
なので割と雑誌は力を入れて市場で買ってますね。買えないことも多いですけど。
他の方とかもやっぱり。
そう、やっぱり売れるものなので、いまだに昔の流行を研究してる人とか、あと自分が昔過ごした時買ってた雑誌をもう一回買い戻したい方とかも、やっぱり今2020年で、1980年代ってもう30、40年昔だから、やっぱりいらっしゃるので、そういう方に届くといいなと思って、雑誌は揃えてますね。
ちなみに僕もマナさんのお店でちょこちょこ本は買わせてもらってるんですけど、僕今横浜住んでるので、オンラインで買わせてもらってて。
ありがとうございます。
なんかちょっと前に僕もその雑誌買って、確かその時に買った雑誌っていうのがポパイだったかな。
ポパイ。
1986年。で、僕が1986年生まれなんですよ。
そうなんですね。
だから、自分が生まれた時の雑誌ってどんなこと書かれてるのかなっていうのを見たくて僕は買ったんですよ。
だからちょっと今お話しされた方とは少し若干違うかもしれないけど、なんかいろんな選び方が雑誌あるなって思って。
そうなんですよね。
これ面白いですね。
それこそ今本が出てて、その著者を知ってるけど、その著者の方が記事を書いてるとか対談をやってるとかそういう時代的なものもあるので。
確かに。なんか今こうやって映像とか音声とかでも撮ってますけど、今はこれができるけど、もう何十年前とか10年20年前とかそれより前とかはそもそもないから。
そうですね。
それほど有名人だったら昔のテレビの映像とかあるかもしれないけど。
そう、それはすごくそうですね。
あと今みたいにやっぱり私がメインでやってるのはファッション誌とカルチャー誌なんですけど、そういうものって今はSNSがあるから多くの若い世代の人がアクセスできる情報に。
でも多分1970年代80年代ってインターネットとかはあんまり流行じゃなくて雑誌、紙媒体でみんな必死に情報を追ってた時代なので、やっぱり今の雑誌に比べると情報が濃いというか、ここにしか載ってない情報っていうのが今のファッション誌よりもあるって言われてるというか。
感覚的なものかもしれないですけど。
なるほど。でも確かにそういう雑誌とかがあって、雑誌に書かれてることをちょっと真似してみようとかってなると、みんな同じような感じになるのは、今ほら多様性多様性って言われてるけど、その当時はもうそれしかなかったわけだから、みんなそれが最新でみんなそれを追っかけるわけだから、時代を感じるなと思って。
それがやっぱり発展して文化とか流行を作ってると思うと結構愛おしいというか。
なるほど。そこは今回すごい聞いてみたかったことの一つで、割と雑誌が多いなって思ってたから、そういう理由があったんですね。
なんとなく私が多分ちょっとオタクなので、昔のカルチャーとか文化に興味があるっていうのも。だから活字の小説とかももちろん好きなものを読むんですけど、それよりは昔こういうのが流行ってたとか、こういう人が活躍してたとかがわかるファッション誌とかカルチャー誌の方が多分個人的に好きっていうのもありますね。
マナさんがこのお店をオープンさせる前に、いろいろ日本各地とか世界も見て回ったっていう話でしたけど、例えば世界だとここのお店もその店舗の名前なのかこの街なのかわかんないけど、ここが良かったっていうのはあります?
そうですね。お店の名前はあんまり覚えてないんですけど、検索すれば出ると思うんですけど、ユトレヒト、オランダのユトレヒトに行ったときに。
響きがいいですね。
ミッフィーちゃん、ディック・ブルーナが作ったミッフィーちゃんのミュージアムがある、ディック・ブルーナが住んでた街として有名な場所なんですけど、そこはすごい石畳で、でも自転車がすごい多かったんですけど、その街にあった本屋さんがすごく良かったですね。
それはどういう感じで、建物がどんな感じで、中がどんな感じでとか。
特にこれといった特徴は、海外の古本屋さんとかはちょっとイメージできないかもしれないんですけど、私の中で3種類ぐらいに分かれてるんですけど、
そのお店は結構何でもある。うちもそうなんですけど、ピシッて綺麗に古本屋を例にしても、結構ピシッて貴重なものが並んでて、コンシルジュがいるお店とかもあるので、新刊書店でももちろんあるんですけども、各界、大きい新刊書店とかだと各界にカウンターがあって、そこにこういう本探してるとかいう話をして、見てる人とかも。
私はもちろん話があんまりできないので、利用したことはなくて見てるだけなんですけど、そういうお店よりはそのイトレヒトにあったところとか、あとはオーストラリアのメルボルンでも何軒か本屋さん回って、すごい良かったんですけど、割と観光客もふらって入れる、日本で言うと昔ながらの古本屋さんみたいな、ちょっとごちゃごちゃしててあんまり綺麗じゃない。
で、1ユーロとかで本が入ってて、床に置いてあるみたいな、割とうちもそういう感じなんですけど、そういうお店で宝探しするのが楽しかったです。
じゃあ、やっぱりそういうのを見て回ってるわけだから、少なからず学びこそっている中で、そういう影響を受けていたりとか。
海外の影響とお勧めの絵本
そうですかね。並んでるものは洋書と和書で全然違うけど、でも洋書の絵本とかやっぱりそこで見て、基準というかにはなってたり、新しい、知らなかった昔の作家さんを知ったりとか、そうですね、絵本作家さんとかは結構。
もう何年くらいかな、2年くらい前に、多分まだ学みこそってオープンする前だと思うんですけど、まなさんYouTubeにもお知り合いの方の番組に出たりとかってちょこちょこされてますよね。
そうですね。
ちょっと具体的な番組も覚えてないんですけど、なんかその時にまなさんが絵本が好きって話の中で、お勧めの絵本これですみたいな感じの紹介とかをしていて、絵本が好きっていうのは好きな理由というか、いつぐらいから好きなんですか。
本は正直あんまり子供の頃には読んでた覚えがないんですけど、本は好きで大人になって、高校生から大学生にかけて日本の小説をすごい読んでたんですね。
そこから多分新刊の本屋さんとかによく行くようになって、新刊を追うようになったので、多分大学は行ってないんですけど専門20歳ぐらい、専門学生ぐらいの時に初めに意識的に読んでたと思います。
まなさん自身は自分で続けられることを仕事にしていきたいみたいなことを言ってて、前の正社員で働いていた仕事を辞めてっていうようなお話だったんですけど、子供の時からそうやって自分で何かをしたいっていう、そういうふうな思うタイプの子供だったんですか。
昔の子供時代は、結構そんな問題がある子供ではなかったと思うんですけど、割とおとなしい方だったと思います。好きなことが、いまだに親に言われるんですけど、お菓子とか買ってもらうじゃないですか、グミとか、それを食べずにこうやって並べて見てる。
めでるんですか?
見てるんですよ。グミを5色ぐらい色があるから、並べ替えたりとかして見てるのが好きでした。本当にそれは繋がってはないと思うんですけど、専門学校を辞めて最初に就いた職場で5年ほど働いたんですけど、そこが古着屋さんで、古着屋さんも服を仕入れて洗濯したり修繕をして並べる仕事なんですけど、
多分並べることが好きで、綺麗な色の順番だったり、見ても何もわからない、私にしかわからないルールなんですけど、結構雑多に見えるけど、私の中では一応順番が決まってて、それを忠実に守って、その棚、その服の棚であったり、本棚をキープするっていうのが多分好きなことで、
それは子供の時並べるのが好きだったり、あと結構手芸とかビーズとか、
自分で
自分で何か作ったり、親戚の影響かもしれないんですけど、っていうのはあるのかなと、ちょっと無理やりかもしれないんですけど。
でも今の話だとどちらかというと外交的よりかは、スポーツやってとかっていうよりかは
部活はもうちょっと後になって、中学生とかになってやるんですけど、どちらかというと外でみんなで遊ぶよりは、家の中で本見たりとか、
家の中でブラブラしてる、ちっちゃいもの集めてたから、引き出しとかの生徒とかしたりとか、どちらかというと内向的だったと思います。
そこってすごく面白いなって思って、僕もどちらかというと内向的なタイプの人間なんて自認してるんですよ。
内向的な性格と発信
そうなんですね。
でもだったらこういうことやってるのはなぜだろうみたいな人あるんですけど。
でもまた違いますよね、それは。
僕の子供の時のイメージって、表に出てきて何かをする人たち、それこそお店構えたりとか、こうやって画面に映ったりとかするような人たちって、外交的な人しかいないんだなって勝手に思ったんですよ。
なるほど、なるほど。
でも例えば僕お笑い芸人さん好きで、お笑い芸人さんって結構内向的な人いません?
そうですね、確かになんかその癖が面白いじゃないけど。
なんかちょっとそれ面白いなと思って。
みんながみんな妖怪ってわけではない。
で、ほら、マナさんも今こうやってお店のこととかもあったりからだと思うんですけど、インスタとかツイッター、今Xか、Xとかでいろいろ発信とかもやったりとかすると思うんですけど、
そういう発信とかも、例えば何か意識してることとかってあったりします?
もしくはこれからもっとこういうことやっていきたいなとか。
そうですね。
なんか内向的な人間が発信するって結構なんか変に抑えちゃったりとか、言葉選びすぎたりとか。
でもそういうのはあるんですけど、どっちかって店頭で人と話したり発信をしたりっていうのは、この仕事をしたい、メインでやりたいのは多分棚作り仕入れとそれを綺麗にすることと棚に綺麗に並べて見てもらいたいっていう気持ちがまず先にあるんですよ。
で、それをやるために、仕方なくって言うとちょっと言い方悪いんですけど、でもそれをやるために発信をしたりとか、来た人と話したりする。身につけたのは多分、好天的な明るさとか社交性だから、
そうですね。必要だからやってるって結構そこは切り分けて自分の性質とはちょっと機械的に、これがやりたいから発信は見よ見まねですけど、みんながやってるのを見てこういうふうに言いたいことはもちろんあるから、そこに乗せて自分の意見を乗せてやってるって感じですね。
マナさんの仕事と性格のつながり
その発信がやりたいとか、人に見てもらいたいとか、自分がこういう生き方をしてるってことをアピールしたいとかではないんだと思う。お店はでもやりたい。
やりたいことをやるためには発信も。
特に私は、この物件になった経緯はいろいろあるんですけど、このお店がある場所が空き家活用をやってるエリアなので、その街づくりには関わっていかないといけなくて、そういうことはやっぱり社会的にも必要なことだと思うし、やるけど一番やりたいのはそこじゃなくて、そこに参加して楽しくみんなでやることで自分がやりたいことも評価してもらえたり、
これであと何年間かご飯が食べれるかなみたいな積み重ねとしてやってるって感じ。
なるほど。そういうのはちょっと内向的な人たちで、自分これやりたいんだけどでも人付き合いかなとかって思ってる人結構いると思うんですよ。そういう人たちにとっては励みにやることばかりなので。
そうですね。自分がが出ちゃうときもありますけどね。
でも乗れましょう。
そうなんですけど、そこも一人でやってるから基本的にはみんな楽しくやれるのが。
今の発信の話題にもちょっとつながってくるんですけど、僕たちが以前一緒のバイト先で働いていたときに、確か僕がまなさんに言ったと思うんですよ。
当時僕ワーキングホリデーでニュージーランドに行ってて、ニュージーランドから日本に戻ってきてちょっと英語使う仕事したいなって思って。
めちゃくちゃ助けられました。
で、広島の宮島で海外からお客さんとかも来るから、だからそこでちょっと働いていたんですけど、そのときに僕もちょっと将来何しようかなっていうのは結構いろいろ考えてる時期で、やっぱり発信とか自分が思ってることとかを伝えるって大事だよねっていうのは頭では理解するんですよ。
頭では理解するんですけど、いざブログとかを書こうって思ったときに、これ書いて誰のためになるんだろうなとか、人様の役に立たないといけないんじゃなかろうかとか、第三者を意識しないといけないんじゃないかとか、自分が伝えたいことの前に誰かの役に立つことが重要なんじゃないかみたいな、
そういうような話をポロッとマナさんに、話の中でやった時があって、ちょっとマナさん覚えてるかわかんないですけど、そのときマナさんに僕言われたのは、あの中江さん、あと当時の中江さん、中江さん、それは一番クリエイティブから遠い考えですよって言われて。
すげー失礼なこと言ってる。
僕それすごく今でも残ってるぐらい印象的な言葉で。
その言葉だけ切ると。
なんか例えばクリエイティブ、僕も今こうやって映像作ったりとか番組作りさせていただいたりとかする中で、なんか何かを発信して伝えようと思うときに、もちろんその自分のエゴというか、なんか自分自分だけだとちょっとあれかもしれないけど、でも相手だけっていうよりもそれはそれでまた違うっていうか、自分がやりたいことがあって、さっきマナさんが言ったみたいにこのお店を仕入れたりとか、
本を仕入れたりとかして並べたりとかして、それがいいんだと。
これがやりたい。
僕もきっと当時、やりたいことがあってブログ化したいって思っていたはずなのに、なんかあれやこれやを考えすぎていて、で結局書かないみたいなことで止まってたんですよね。
なるほど。
だからそこに対してのすごく後押しになる言葉だった。今でもちょっと励まされるんですよ、そういう言葉に。
今思い出しました。そんなこと言ったかもしれないって。
で、なんかそういう言葉が今でもこう、自分が何かを作って発信するときに意識するし、今どうなんですかね、マナさんが実際やってるかどうかわかんないですけど、このまなみこ書店オープンした、するかその前かな、なんかまなみこ書店のお店の前の名前がパケ、フランス語でパケっていう名前で、
で、なんか読み物、ちっちゃい小冊子みたいなのに、マナさんが言葉をエッセイみたいな詩みたいな言葉を書いてたのがあって、僕あれ結構好きだったんですけど、
ありがとうございます。
あれ今やってないんですか。
今は2の在庫がもうなくなるところで、たぶん2持ってると思う、ちっちゃい方の。
去年もらったやつ。
そうですね、オープンする前に発行したものが最後で、次を作りたいんですけど、なかなか日々に追われて作ってないという状況です。
でもなんかちょっと今の話を聞いて、1年間新しいのがなかったんだなって思った。
そう、1年以上ないです、もう。
いや、なんか僕あれって、たとえばさすがに毎週じゃないにしても、毎月、月々ぐらいではなんか下食べてるのかなって思って、その文章だけでも結構価値あるなってずっと思ってて、エッセイって言ったほうがいいかな。
そうですね、文章を書くのは好きで、そういう仕事もしたいなとは思ってるんですけど。
それをどういう媒体で伝えていくかとか、さっきの小冊子の話もあったけど、小冊子だとそれを作るテーマとかもあったりとかすると思うから、たとえばウェブで見れる形にするだとか、何かしらの形で文章が見れる、読めるきっかけがあると、僕は一ファンなので、他のファンの人たちも読みたいしていいのかなと思って。
書けるといいんですけど、やっぱりお店オープンしてから生活がガラッと変わって、日々なんて言うんですかね、言い方はあれですけど、ルーティンワーク的なことが増えるので、店を運営していくってことが、カフェもやってギャラリーもやってたと。
そうすると、割と自分だけで読書する時間とか、何か書く時間っていうのが取れてなくて、もうちょっと仕事を頑張って落ち着いたら書きたいなと思ってるけど、そんな日は来るのかなみたいな。
それは、僕も今フリーでやってるので。
分かります。
同じ段階で。
やりたいんですよ。
やりたいことはね、いろいろあるけど。
同じぐらい仕事もやりたいから、今はすごいお店作りとか、出店がこれ秋から、春と秋はちょっと祭事とかイベントが多いので。
さっきもお店の入口の方に、9月にフルフォン市だか何だかマーケットだかみたいな玄関のポスターみたいなのがあったりとかしたから、そういうのが定期的に。
そうですね、10月には2回と、11月に大きいイベントが1個あったり、その固書組合関係の即売会といって、普段一般の方は入れない固書会館っていう仕入れの現場を使って、各店のお店が持ち寄った商品で即売会をやるのがフルフォン祭りというイベントがあって、
それが今コロナでちょっと今まで中止か規制ありの開催だったのが今年からなくなって、ちょっと代々的に、それこそYouTuberとかお笑い芸人の方がショーをやったりとか、
そういう中はお祭りみたいな感じで。
そう、お祭り、フルフォン祭りという名前で、一般の方たくさん入れてやるので、それの準備で今ちょっとバタバタしたりとか。
ちなみにそれはどこでやるんですか?
それは固書会館というつる舞いのそういう場所があるんです。毎週仕入れしている場所です。
そこに愛知県の固書店の人たちが集まって。
そう、愛知だけじゃなくて固書組合亀江店のUCですね。
じゃあもう来たい人、亀江店の人だったら。
亀江店だったら新設すれば出せるので、メインは東海3県なんですけど、結構何店舗かきっちりそのお店持ってる人も普段はネットだけの人も、
結構いい本がたくさんあるから、固書マニアの方は並んでくれるかなっていうイベントですね。
ちょっとそのアキロに関しては、多分これ配信するのが、ちょっとタイミング的には間に合わないかもしれないんですけど、でもまたその次のシーズンというか。
そうですね、毎年ある。
次はまた秋、固書組合のやつは年一なので、秋にやってたりとかで、結構そういうこと合わせで仕事をして、
日々の発送業務とか店頭業務あって、プラスでやらないといけないことだから、結構一人だと手一杯で、アルバイトさんちょっと頼んだりもしてるんですけど、今。
今もアルバイトさんという言葉もあったんですけど、でも基本的には一人でやってて。
運営は一人でやって。
アルバイトさんがっていうのは、なんかどういうタイミングでアルバイトさんに手伝ってもらうっていうか、お願いするというか。
重労働と健康管理
もう本当に手が足りない。
さっきイベントの前とか単発で友達とかに頼んでっていうお手伝いみたいな感じだったり、あとイベントの搬出搬入を手伝ってもらったりとか、力仕事系ですね。
なるほど。
ちょっと一人では難しい分。
本って重たいから。
重いから、そういうのがある時とか、あと私がちょっと仕入れに行かないといけなくて、店も開けないといけないタイミングがたまにあるので、今日だけお願いしますっていう風に。
なるほど。
でもちょっと今のアルバイトさんも場面によってはお願いしたりとか、で本ってそもそも重たいから、どっか出品しますとか、予想に出てマーケットとかに行ってやりますって持ち運びとかも大変だったりとかっていうのはあるじゃないですか。
ましては一人で仕事を基本的な一人で仕事されてるって話だったので、僕も今一人で働いてるからなんですけど、心身の心と体の健康管理ってどうしてます?
すごい。
ケアというか、管理というか。
タイムリーな、タイムリーというか、どうしてますか?ちなみに。
恥ずかしい話、僕何回か体調崩してて。
大変。
働きすぎて、ちょっともう体が力なくなって、何回かダウンしたこととかもあって、ちょっと良くないなって思って、ちょっと名前は言えないんですけど、先週から某フィットネスに考え始めました。
やっぱ、鍛えるって方向になる。
ちょっと鍛える。
体鍛えて強くする、体の心を。
僕今こうやって撮影と編集と番組作成みたいなそういうのをやってるから、今日みたいに撮影の時には外に出て仕事するんですけど、それ以外は自宅でずっと。
編集したりパソコン作業ってこと。
で、当然ここのまなみこ書店さんみたいに広いスペースじゃなくて、自分の自宅だから、もうそこで下手したら1日誰とも喋らず終わっちゃうみたいなパターンもあって、結構もうそれで心身病んじゃってみたいのがあったりとか、ちょっと気をつけないとなっていう。
そうですね。
で、まなさんはどういう風にケアしてるかなと思って。
やっと最近それが分かってきて、無理すると終わるんだっていうのが。
みんな経験することがある。
経験して、あと多分年齢的なものも多分あると思うんですよ。
30代になって、20代の頃はちょっと無理しても寝れば戻ってたものが、今戻らない上に次の日も通常通り発送とか店頭作業とかはあるというので。
で、やっぱり効かなくなってきましたというところで、どうしてるのか、整体には行ってます。
去年からやっぱり腰痛が、生まれつきちょっと疾患があるので、それがやっぱりよくない状態になっちゃうから、定期的に病院に行って整体通って、なるべく疲れをためないようにしたり。
あとはスケジュールがやっぱり無理があるとこが多いので、特にこの夏は毎週1回夜営業を入れて、昼間はもう営業しない。
夜営業って何する?
金曜日に、もうただ開ける時間を5時から9時に変えるだけなんですけど。
なんかお酒出したりとかっていう。
そうです。ちょっとイベント的にやってたんですけど、夏で暑すぎて、住宅街だから人来ない日も多いから、
そうするとやっぱり仕事してる分にはいいんですけど、ネットの仕事とかもあるのでいいけど、そこをちょっと自分のための時間じゃないですけど、
他の人の例えば個展に遊びに行ったりとか、結構できない、週に5日間お店を開けてるとできないことが増えて、やっぱそういう用事を済ませるようなこととかも、
心のケアの重要性
この日にやろうって決めたり、最悪そこはもう休んで寝てればいいみたいな、ちょっとそのスケジュールに余裕を持たせる意味でも、5時からのオープンにする日を金曜日に作りました。
でもそれってこのお店が自分のお店だからできること?
それはありますね。特にすぐ近くに住んでるから、移動とかも少ない。自分のお店だからできることかもしれない。
なるほど。今の話ってどちらかというとフィジカルなことかなと思うんですけど、
例えば心のケアっていうか、ケアって言い方あるかもしれないけど、メンテナンスというか、例えば映画を見に行くとか、本は普段から触れてると思うからだけど、本以外でこれをやってるとか、
今さっき人に会うっていうのもそうかもしれないけど、これやってて心地いいなみたいなことってありますか?
そうですね。割とインドアなんですけど、でもやっぱりちゃんと人が、例えばアーティストの子とか作家さんが何かやるっていうタイミングでちゃんと顔を出すかな。
土日はちょっと動けないんですけど、休みの日とかの数時間とかを使って、できるだけお便りをもらったら、それを見に現場に行くっていうのは、心のケアっていうとわからない。
趣味、もともと店をやる前からの趣味を続けてるってだけなんですけど、誰かが作ったものを見に行くっていうのは、たぶん辞めたらインプットだから、それが。別に私が何かを作ってるとかじゃないけど、そういうことを辞めると仕事とかも楽しくなくなるような気がして、
でもある種、教育関連的な感じかもしれないけど、絶対に知り合いとか知り合いの知り合いで手紙をもらったらそこには見に行くっていうのをやってますね。
なるほど、それすごくいいですね。ついつい働きすぎてて、疲れた1日何もしないで休みます。それもそれで大切なことではあると思うんですけど。
大切なことですね。フィジカルの面では。
でも一方で心も流れが停滞してるっていうか、動くことによって流れも生まれるような気がするから。
そうですね。遊びの部分だから、その遊びを辞めるとたぶん一気に心が老化するような気がしてる。
映画とかもそうなんですけど、映画も好きだし、美術館とかの展覧会も好きな作家とかが愛知県とか近くで車で行ける範囲でやってれば、どうにかして行くように。
体力的に余裕があれば、行ってちょっとお茶でもしてっていう日を作る。
いいですね。
それでも無理な時もありますけど。
全部はね。
楽しくやれる程度に。
そこがたぶんこれからの時代、働き方の選択肢っていろいろ増えてくると思うんですよね。
もちろん会社で働いてもいいし、でも僕たちみたいにフリーな働き方をする人たちもいるだろうし、いろんな選択肢がある中で、やっぱり遊びとかそういうのがちょっと抜けてくると、無理がたたってくるというか。
1年目、5月にオープンしてから1年目は正直全然遊ばなかったんですよ、私。
そしたらやっぱりつまんなくなってきて。
そうすると近くにいる人に当たってしまったり、つまんない日々になるから、うまくいかなくなるから、適度に遊んだりお金を使ったりした方がいいんだなと。
そう、めっちゃわかります。理屈の上では、例えばこのお店だったら365日オープンさせて、仕事して、お金食べて、お金もあまり使わず食べていけば。
将来やったら。
思うじゃないですか。
思いますね。
でもそれやってると体つづかないし、新しい刺激とかインプットもないし、一番近い人とか家族とかパートナーとかいろいろいると思うんですか、お友達とかに当たっちゃうとか。めちゃくちゃわかります。
だからそれをライフワークバランスっていう言葉は本当にあるんだなじゃないかな。
確かに。
あと私はどっちかって言うとちょっと完璧主義みたいで、でも人から見たら全く完璧には見えないと思うんですけど、割と効率よくこういうことが先にあるから、事前にこれをやったりやろうとか、計画的にやって、多分それをちゃんと貫通しないと気が済まないみたいな、ちょっと完璧主義っぽいところがあって、でもそれはすごく良くないらしいんですよ。
こういう仕事を継続的にやる、自分で仕事を管理してる上で完璧にやろうって思いすぎちゃうと、どこかでやっぱり無理をしないと目標がどんどん高くなっていってしまって、完成できないと。
だからできるだけ目標を下げたり、できなくてもどうにかなるでしょって思える部分、人に迷惑をかけない範囲でやったほうがいいっていうのを知人に言われました。
なるほどね。
その言葉がとっくに僕にも染みますね。
染みますよね。多分でもある程度個人でやってる人って、自分を制さないと売上だったり生活をかかってる人はあると思うんですよ。その焦りじゃないけど、ここまでにちゃんとやらないとどんどん遅れていくみたいな気持ちで。
続けていくための考え方
私もそれはそうで、日々ネット出品をしないと売上が次の月に下がっちゃうとか思うから、決めたとこまでやりたいってなるんですけど、それをあんまりこだわりすぎないほうが心は健康でいられるような気はします。
なるほど。
言われて思いました。あんまり効率を重視しない。
確かに。
でもね、難しいんですけどね。
それを聞いた上でも。
ついやってしまった。
なるほど。今1年目めちゃくちゃ頑張って働いてきてっていう話もあったと思うんですけど、そうは言ってもお店をやって、今日収録させてもらってるのが2023年9月ということで、1年4ヶ月ぐらいかな、オープンしてから。
これまで1年以上続けてこれた一番の決め手というか、これがあったから続けてこれたんだみたいな、1年やってみてわかったこととかってありますか。
1年やってみてわかったことは、この仕事が、世の中的には本屋少なくなってるとか、読書離れとか、あと古本屋内でもやっぱりお店はお金を食うだけとか時間を食うだけ、ネットだけの方が賢いとか、商売としてですよ。
そういう意見はやっぱりわかるんですけど、でもそれでもなんかやる理由が、私個人に関しては今のところ増えていくばっかり、この仕事はすごい面白くなるばっかりで、まだやりたいこととか扱いたい本とか作りたい棚とかあるから、
それをやりたいことをやるためにどうにか続けるってことができるなっていうのが、ちょっと2年後3年後自分の人生がどうなるかはわからないけど、少なくとも1年はそういう気持ちで終えられました。
なるほど。ジャンルは違うんですけど、僕もともと鹿児島出身なので、コーヒー好きなんですよ。鹿児島にある知る人と知る有名なカフェがあって、そこに行った時にちょっと面白いなって思ったのが、あそこの働いている女性の方だったんですけど、
その方がコーヒー入れてくれて、その後ろに赤ちゃんが入る、なんていうのかな、かごみたいな。
寝てるってこと。赤ちゃん連れて働いてる。
なんかそれがすごく面白いなって思って、子供ができると仕事が続けられないとか、どうするんだみたいなのがあったりするけど、お子さんいても職場に連れてきて、後ろ見たら赤ちゃんがいるなみたいな。
そういうのを見てるから、この先いろんなライフステージの変化とかがあったとしても、きっとこのまなみこ書店さんはいろんな形で続いていくんだろうなって思いながら聞いてますね。
続けたいですね。
先々どんなことやっていきたいんですか、みたいなことを聞きたいなって思ってたんですけど、でも現在進行形で増えていったりとかもするとは思うんですけど、例えば直近でこれやりたいなとかって思っていることとかって何かあります?
直近でやりたいこと。
なんかあんまり未来すぎるとボヤボヤしちゃうのかなって思って。
めちゃくちゃ具体的なことでもいいですか?
全然。
今9月で来月10月にさっき言ってた古書会館の祭辞が大きい即売会があるって言ってたと思うんですけど、なんかその時に作る棚を準備してて、今。
棚を準備する?
箱に入れて本持っていったりとか、基本的には大きい祭辞台、会議机を2本並べたみたいなところ。
オーナーの趣味を仕事に反映させる
お家は一応2台借りてるので、結構そこそこ広い台に本を積んだりとか、いろいろディスプレイするんですけど、そこの棚で雑多に持ってくる人もいれば、結構このジャンルって絞ってやったりする人もいるんですけど、私はその時にきのこ。
きのこ。
金類ってすごい面白くて、詳しくはないんですけど、きのこの図鑑とかそういう本を集めてたんですね、ここ1年。
見つけても店頭に出さずに貯めてた。
ちょっとこれ話挟んであるかもしれないですけど、僕めいっ子がいて、今小学校2年生かな。子供の夢っていろいろコロコロ変わるじゃないですか。
去年小学校1年生の時に将来何になりたいのって言ったらきのこ博士って言ってて。
でもそう、子供ってきのこ好きなんですよ。有名な子もいますもんね。
きのこ好きなんだって思って。
きのこは夢がある。
それきのこの何が魅力なんですか?
食べるのも美味しいですけど、なんかすごい結構無数に種類があって、しかもそれがね美しいんですよ。
ちょっと後で見せますよ。
じゃあちょっとそのさっき言ってたきのこの本ってどんな感じの本今手元に。
きのこの本は。
英語の本もある。
そう英語の本、これドイツ語らしいです。
見える?こっちか。
ちょっと後でまた写真とかも見ようかなって思うんですけど。
これは一部ですが。
これは売ってはなくて。
そう、貯めてる本の一部。
で、これをついに売るんですけど。
なるほど。
そう、だけどなんかわーってきのこの本コーナーを作ったり、あと石が好きなんですね私。
なんかちょっと面白くなってきましたね。
もう子供の頃からのあれなんですけど、きのこに関連して森とか自然の本で、ちょっと珍しい本とかも今集めてて。
こういう棚を作りたいっていうのと、これ石の本なんですけど。
石の本なんか。
これはちょっと違う、元祖。
元祖?
元祖。
あ、元祖。
読めない。
元祖ですね。
元祖。でもすごい、だけどこの結晶みたいになってる。
こういうのを眺めるのが好きなの。
多分顕微鏡で拡大して。
なんかちょっと今僕の中で勝手に感慨深くて、杉浦真名少女が当時グミを並べて、私を並べて、めでていたのが今はこれを。
そうなんですよ。
なんか勝手に感慨深いなと思って。
そうなんですよ。
今はそれをめでてるんですね。
こういうものを集めて。
で、そちらは。
これは鉱物の。なんか水晶とかアメージングと石。でもこういうのはこういうのでできてるから。
石って言っても鉱物っていう言い方をするとダイヤモンドとかだってそうだし。
そうなんですよ。
そういうことか。
で、なんか日本画とかって石を削ったものとかで描いてる。
だから日本画も好きなんですけど、そういう1回砕いた、最近日本画の展示を見に行った時に動物性のものを使ったりとか鉱石とかを削ったものとかで絵を描いてるんですけど、日本画って。
1回壊したものでまた作るものが日本画っていう話をその子がしてて。
で、私もともと鉱物とかこういうの好きなので。
ちょっと感慨深かったから。
面白いですね。
面白くって。
それを崩してまた再構築っていうか新しいものに。
自分の表現に壊した石とか動物のコラーゲンとか使うらしくって。
それをやるのは人間だけだし、絵を描いてる中でも油とかじゃなくて、日本画材を使うのにその鉱物を使ってるっていうのをリアルにあんまり感じたことがなかったんですけど、
その個展に行ってその子の日本画を見たらその話を聞きながら、なるほどねって、鉱石なんだみたいなふうに思ったっていうのもあって、
今回石の展示販売をしたくて。
そういうので、ジャンルを超えたくて、絵本とかもあるんです。
すべての人に石が必要。
これすごい好きな絵本。
すごいいいタイトル。
そうなんですよ。
こういうのは図鑑とか、どっちかっていうとカルチャー、カルチャーじゃないな、自然工学とかそういうジャンルのもっと柔らかい本。
もっと多分専門で研究してる人は分厚い専門書を読んでるけど、それを一般の人、研究してない人にもわかるように噛み砕いたのが多分子供向けの図鑑とか、こういった本で、それを扱った絵本とかも並べたくて、ちょっとキノコも一応集めてるんですけど。
確かに、なんかいきなりマリアックな専門書から入って、難しい言葉並べられても入っていけない。
私がやりたいのは、私みたいにただ興味があるだけの、別にそれを仕事にしたいとかじゃなくて、そういう興味がある人が、なんか面白そうって選んでほしいので、特にそういう祭児の会場で、だからこうジャンルを超えて、こういう絵本とかも同じテーマで集めて棚を作りたいっていうのが最近やりたい直近のこと。
それはめちゃくちゃいいですね。いいし、きっとその展示に見て、そうやってお子さんも来られるんですね。
そうです。来てくれるかわかんないけど、メインのお客さんは結構ね、古書マニアの方だけど、でも年に1回の大きいやつで、いっぱい宣伝もしてるので、普段いらっしゃらない層のお客様も来ると思います。
だからそこで見て、こういう本があるんだっていうので、やっぱりそこの出会いのきっかけになって、今話し聞きながら、マナさんもそのアーティストさんたちから聞いた話を僕に教えてくれたじゃないですか。きっと同じような話が、来るお客さんたちにもまたできるし、なんかその今の話、すごい熱量あったかな。
好きなことね、オタクなんですよね。だから。
もうそれ聞いてると、すごい納得しちゃって。きっとそれだと、僕もここに並んでる本、今買えないですけど、買いたいぐらいですね。
なかなか売れるかわからないけど、そういう、何て言うんですかね。ただ本を集めて売ってるって、ただの仲介業者ではあるんですけど、1地点、その本の流通のエンドユーザーの手前、その最後の地点ではあるけど、そこに私の趣味とかやりたいことを載せれるっていうのは、個人の古本屋のいいところ。
なるほど。
だから何?って感じではあるけど。
でもそれがあるから、やっぱりこっちも興味を持つきっかけになるし、しかも僕、今の聞いた話、全部知らなかったので、そういう世界があるんだって、それだけでも興味をそそられました。
なんかそういうことをいろんなジャンルで、やっぱり新刊書店にも並んでない本を集めれるからこそ、作れる売り場もあると思うし、なんかそういう遊びを仕事で取り入れたいっていう。
ジャンルを超えた展示とイベント
遊びを仕事で取り入れていいんですね。
そうなんです。これで楽しく仕事したいから。
なるほど。
結構日々地味な仕事が多いので古本屋って、店はやっぱり華やかに見えるけど、やっぱり毎日本を包んだりとか、ネットで出品とかしたりすることも多いから、自分が自分出せるところでは出したい。
ありがとうございます。
ちょっと今ここもコーヒーとかあったりとかするじゃないですか、お店とかでもカフェって言っていいんですかね?
そうですね。カフェ利用される方も、ちっちゃなスペースですけど。
こっちまた映像出せればなと思うんですけど、カフェでは例えばどんなのが人気があるとか。
人気。そうですね。そんなにメニュー多くないんですけど、クリームソーダをやってて、自家製レモネードを使ったクリームソーダとかやってるんですけど、グラスがすごいかわいい。昔のグラスを使ってるので。
それ後で注文できますか?
お願いします。
ちょっとそれ撮っとく?
ぜひぜひ。そうなんです。インスタ映えって言うとあんまりかもしれないけど、目でも楽しめるようなもので、別に故障、本探しに来るわけじゃなくて、飲み物目的でのご来店も今たくさんあって、ありがたいことなので、空間を楽しんでもらえれば。
なるほど。そのグラスって、ちょっと名前が。
アデリアレトロ。
アデリア?
アデリアレトロ。
アデリアレトロっていう。
花柄っぽい。
そうです。いろんなシリーズが過去には出てたんですけど、今それが復刻してて、復刻版も使ってますし、クリームソーダは当時のものを使ってて、花柄のかわいいグラスがあります。
じゃあちょっと後でそれを飲ませていただこうと思います。
ありがとうございます。
あともう一個ちょっと思ったのが、ちょっと今日は曜日的に食べることができないんですけど、プリンも。
そう、プリンも作ってますね。
それはもう自家製?
私が作ってるわけではないんですけど、お店のオリジナルとして、ニコールズバニラプリングっていうブランドとしてやってます。
あとカフェの注目ポイントとして、僕ニュージーランドでワーキングホリデーしていたときに、一時期バリスタの仕事もやっておりまして。
羨ましいです。
まなみこ書店さんでもカフェあって、コーヒーマシーンあるじゃないですか。
はい。
で、頼めるのがカフェラテとかカプチーノとかも頼める?
カフェラテですね。
カフェラテか、まなさんが作ってくれると。
めちゃくちゃ下手ですけどね。
でもそれも自分で、今日もこうやって、これアイスコーヒーですけど、アイスコーヒー出していただくときにちょろっとお話ししてもらったんですけど、いまだに豆を探し求め続けているっていう話があったじゃないですか。
まだゴールというか、カフェに関してもまだまだやりたいこととかこうしていきたいとかっていうのがあるのかなって思って。
そうですね、カフェはメニューを増やしたいとかはないですけど、ちょっとブラッシュアップしたい部分はあったり、やっぱり今本業の本が忙しいので、なんかもうちょっとオペレーションとかを改善したい中のことですけど、もちろんいっぱい丁寧にはハンドドリップしてるんですけど、なんかもうちょっと改善の余地はあるなって思いつつなかなか手が回らない。
確かに、これ作ってくれたとき、僕しかいなかったから、感性込めて作ることができたけど、例えばお客さんに10人並んでて、ってなるともうオペレーションが。
なかなか10人でコーヒー飲むことなかなかないけど、でも待たせることは結構あって、4席しかないから、結構1人と3人ぐらいまでの、椅子足して4人とかなんですよね。
だけど、テイクアウトもできるし、外でも今ベンチがあって飲み歩きできるので。
カフェの提供とテイクアウトの取り組み
去年なかったんですか?
これはちょっとこの街の取り組みで、あのベンチいろんなところにあるんですよ。
大谷さんが一緒のお店で、空き家ルックブックっていう空き家活用の活動をされているので、それのイベントが前あって、
ワシオトモユキさんっていうアーティストとうちの大谷さんがちょっと一緒になってやるイベントで、うちは会場として使ってもらったので、そういうのでちょっと大谷さんたちのコンセプトとして、車ばっかりじゃなくて、人が歩いてお買い物したりできる街をもう一回取り戻したいっていう気持ちがあるから、いろんなところに休憩できるあの黄色いベンチを置いてる。
でやっぱり店の前だから、そこで近くにパン屋さんができたんですけど、最近同じお屋さんでパン買って、うちでコーヒーとか飲んだり本買って、ちょっと外でお子さんとか公園とかで遊ばせるっていうのがあって、ちょっとテイクアウトがあったりするので。
なんかそれ聞くだけでも、僕去年の9月に来て、今年今来てますけど、この1年間で結構街としてもアップデートしてるなっていうのを感じて。
かなりお店も3軒ぐらい増えましたね。
やっぱちょっと面白くなってきて。
面白くなってきて、それに乗っかってるだけなんですけど。
でもそこの一つの場所としてここがまなみこ書店さんが存在してるわけだから面白いなと思って。
だって去年あそこの外にある今話があった黄色いベンチのすぐそばにまなみこ書店さんの看板があるじゃないですか。
去年はなんかプラスチックの。
そう無理やりダミネート。
ダミネートか。なんかあんな感じで今すごいちゃんとした看板ができてて。
作りましたあれ手書きで。
手書きで作ったんですか。すごいいい感じだから。
そういうのも去年と変わってるし、この中もさっき並べるとかっていうキーワードもありましたけど、そっちにも棚とかも去年なかった棚が新しくできていたりとか、やっぱり来るたびに変化があるっていうのは面白いなって思って。
そうですね。いろいろやってみては直したりいろいろやってます。
じゃあちょっと今までいろいろたくさんお話聞かせてもらったんですけど、マナさんの中でまなみこ書店をやってこれまでの話の中でも出たかもしれないですけど、これがすごく印象的だったなっていうエピソードって何か残ってますか。
エピソード。
なんかできてからでも、エピソードっていう人あるかな。なんかこれすごく一番印象的だったな。そのお店をオープンしてからなのかもしれないし、お店をオープンするまでかもしれないし、なんかいろんな人と会ったり話をしたりとか、なんかその中でこれまでの中で今現在、2023年9月現在で一番印象的だった出来事とかって何か思い出せます。
出来事っていうとちょっとそんなピンポイントなことじゃないんですけど、今1年もうすぐ1年半ぐらいお店を続けてやっとお子様連れのお客様が増えました。
嬉しいですね。
やっぱりオープンしてすぐはもちろん気になる。話題性もあるし、街でもやっぱりあそこに本屋さんができたらしいって1回は来るんですよね。
それが一旦落ち着いて目指してくる。うちは本当に平日暇で土日がめちゃくちゃ忙しいみたいなことがやっぱりこの1年多かったんですけど、その土日の客層が変わってきた。
もちろんSNSで知ってたり、常連さんとか近所の方も来るんですけど、それ以外になんか今までやっぱり個人店ってお子様連れ入りにくいっていうのが定説としてある。
お店の雰囲気と絵本の取り組み
特に愛知県、チェーンの店、イオンとかに行けば一気にいろいろ見れるし、あえて本屋さんの個人の店にちょっと言うこと聞かないじゃないけどまだ走ったりとかしちゃうぐらい小さい子を連れてくるのって、私も親じゃないのでちょっと想像でしかないんですけど、ちょっとハードルが高い。
なんかちょっと周りのお客さんに影響しちゃうというか。
そう、迷惑かかっちゃうかなとか思われたりとかやっぱりするので、なかなか親子とかの常連さんが付きづらいなっていうのは感じてて、絵本を強くやってるので、私としてはやっぱりこれから生きていく小さい子を連れた方に来てほしかったんですけど、やっぱりそういう人が少なかったんですけど、
最近は土日になると結構何組か家族4人でとか、小さい子連れた子とか小学校の子連れた方が毎週のようにやっぱり来て一冊買ってったりとか、なんかそういうちょっと自分が見たかったシーンを見ることがすごく増えました。
それは1年以上経って増えました。
それすごくいいですね。いいし、僕もお店に行くときって、特にこういう個人店のようなお店に行くときって、物を買うっていうよりかはこの場に行きたいんですよ。
例えば、マナさんに会いに行きますとか元気してるかなとか、なんかそういう個人店ならではの良さというか、なんかそういうのを体感したくて、僕の場合は個人店に行くので、もしかしたらそういう方たちもなんかこの雰囲気、お店の雰囲気もそうだし、
マナ美子書店、マナさんの雰囲気とかに、ここいい場所だからまた聞いてみようかなみたいな、なんかそういうのが1年経つ中で積み上がってきてるからなのかなって聞きながら感じました。
ちょっと私の体感でしかないんですけど、データでも一応客風はわかるけど、中身がやっぱり変わってきたり、あとやっぱり入ってきて、たぶん大人の目線から見るより子供の目線で見ると、本棚は虹色なんですよ、実は。
あそこわかりますか?赤、黄色、緑とか、仕掛けを入れてたりしたり、ちょっと遊園地みたいな、入店したらビー玉がいっぱい転がってて床に。
それも去年なかった。
そう、ぜひ後で撮ってほしい、あそこは一番私のお気に入りスポットなんですけど、お子さんとかで、やっぱりそういうの見たことない。大人はやっぱりもうある程度いろんな趣向を凝らしたお店に行き慣れてるけど、なんか子供の目線で見たらやっぱりまた違うから、もううちでしか見れないものを見せたいっていう気持ちはあって。
もちろんいろんな素敵なお店あるけど、ここのお店もなんか自分が行っていい場所っていうか、自分が好きなお店としてお子さんにも持ってほしくて、そういうちっちゃな仕掛けを入れてるっていう。
で、やっぱ入ってきてわーって言ってるの見るとすごい嬉しくて、狙いが当たったじゃないけど、喜んでくれてる。別にその子がここで何かを買っても買わなくても、なんか来て遊園地みたいに楽しんでくれたんだなって。絵とかもそれは意識してやってる。
そうですね、ちょっと低めに展示されていたりとか、そこの棚とかもちょっと低めに並べてあったりとか。そうなんですよ。なんか子供が楽しむ姿って、なんか大人からするとそれ見てるのが楽しいというか。
すごい楽しんでくれてるって思うと、寄りがいはありますかね。
なるほど、じゃあちょっとまた来年再来年とアップグレードしていくと思うので、ちょっとそのパワーアップぶりをまたこれからも見ていきたいなと思いますので。
よろしくお願いします。
今回は名古屋市近くにあるまなみ子書店の店主、杉浦真菜さんにインタビューさせていただきました。真菜さんありがとうございました。
ありがとうございました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。ゲストの方の情報は概要欄に記載しているので、ぜひご覧になられてみてください。
それでは次回のインタビューでお会いしましょう。ゲストは愛知県名古屋市にあるまなみ子書店オーナーの杉浦真菜さん。インタビュアーは君でした。あなたの創造性がより豊かになりますように。
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