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2024-05-17 24:29

Vol.241 敬和のAI・データサイエンス教育をリードする、伊藤学先生インタビュー(前編):敬和キャンパスレポ 20240517

 5/17の敬和キャンパスレポは、国際文化学科の情報メディアコースに新しく着任された伊藤学先生のインタビュー前半です。

 山形県のご出身で、長らく山形パナソニックに勤務しながら、大学の研究所で研究員として研究を続けてきたという伊藤先生に、山形やパナソニックで勤務されていたころのお話をうかがいました。また、先生が研究されてきた自動生成メタデータ付与や自動アニメ制作についても、お話していただきました。普段の生活ではほとんど聞くことがない研究テーマですが、わかりやすく教えていただきました。はたして学生MCは難しそうな研究の話についてこれたのか。

 MCは木村、宮路。

00:03
木村咲希奈
敬和キャンパスレポ。この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
皆さん、こんばんは。この番組は、敬和学園大学から、大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学科4年の木村咲希奈と、
宮路晴夏
同じく国際文化学科4年の宮路晴夏です。どうぞよろしくお願いします。
今日は、国際文化学科の情報メディアコースに新しく着任された先生のインタビュー2回目です。
応用情報工学がご専門で、データサイエンスなどの分野を担当される伊藤学先生です。
どうぞよろしくお願いします。
伊藤学
はじめまして、伊藤学です。よろしくお願いいたします。
宮路晴夏
お願いします。では早速、私宮路から伊藤先生のプロフィールをご紹介させていただきます。
伊藤学先生は山形県のご出身で、長らく山形パナソニックに勤務され、
パナソニック製品の設計や経営企画、企業連携といった仕事に従事されています。
その一方で、東北芸術工科大学、東京大学、東北大学、山形大学などの研究所で研究員としてご研究を継続され、
2024年4月から、敬和学園大学でデータサイエンス等を担当される国際文化学科の教授に就任されています。
ご経歴を拝見すると、山形生まれ山形育ちで、直近も山形市で暮らしていらっしゃったのかと思います。
新潟から見ると隣の県で、うちのMCにも山形出身の人がいますが、
山形市から新発田、新潟は交通が便利というわけでもないような気がします。
1ヶ月ほど経ちましたが、どんな印象ですか?
伊藤学
はい、私もですね、山形から見て新潟ってあまり来たことがなかったんですが、
距離的に見ると、だいたい130キロぐらいなんですね、私のうちから。
車でだいたい2時間強ぐらいなので、渓谷を見ながら、山を見ながらドライブする距離としては特に苦労はあまりないかなと思っています。
この新潟、新発田に来てすごく感じたのは、お魚がすごく美味しいと思いました。
03:01
伊藤学
内陸に住んでいるからとは思いますが、スーパーで安価で売っているお刺身っていうのが、鮮度も味ともに抜群で、
これはすごいなと、うちの妻も非常に喜んでいました。
宮城さん、木村さんとかは、山形というと何を運送されていますか?
宮路晴夏
一回行ったことがあるのが、鴨水。鴨水水族館。
伊藤学
略すんですね、今って。
宮路晴夏
鴨水。クラゲが有名ですよね。あれ行ったことあります。
木村咲希奈
私も一回だけ行ったことがあるんですけど、鴨水に行こうとして、
宮路晴夏
鴨水水族館に行こうとして、
木村咲希奈
着いた頃には閉館してました。
宮路晴夏
何もしなかった?
木村咲希奈
なんか、ショッピングモールみたいなところに行きました。
伊藤学
そうでしたか。鴨水族館全国的に人気で、世界中からもクラゲを見に来るって言ってました。
地元の人はあんまり行かないかもしれないですね。県外の方が非常に。
昔の鴨水族館のイメージが強くて、非常に経営があまりよろしくない時期があったものですから、
伊藤学
その時の鴨水はあまり綺麗な感じがなかったので、私の印象があまり良くないのかもしれません。
なるほど、鴨水もう一回行こうかなと思います。
山形ですね、実は全市町村に天然温泉があるんですよ。
これ全国でここだけらしいんですが、実は私、山形市内、ほんと住宅街に住んでるんですけども、
歩いて50メートルぐらいのところに、源泉かけ流しの温泉があります。
宮路晴夏
よく行くんですか?
伊藤学
行きます。
源泉かけ流しなので、ザバザバ流れてるんですね。
そのザバザバ流れてるのを使って、発電に使えないのかなとか毎回考えちゃう。
そこが美光家っぽいなと思ってます。
木村咲希奈
パナソニックというのは日本の電気メーカーとして非常に大きな会社だと思うのですが、
山形パナソニックではどのようなお仕事をされていたのか、そして使えない範囲で教えてください。
伊藤学
経験としては、営業部に所属していた時と経営企画に所属していた時があります。
営業部の時は業務用の音響とか映像機器とか、あと今すごくついている監視カメラ、こういったものもですね、
現地に行って調査して設計図面に書いて、それを予算化してもらって、最後導入までしてもらうという仕事をしてましたね。
06:06
宮路晴夏
じゃあ、私たちが家電量販店で見るテレビとか、今使ってらっしゃるパソコンとかでは、そういう家電量販ではない商品を扱っていたんですか?
伊藤学
家電量販ではないです。
あの、量販店とか電気店さんに全く並ばない、見たこともない商品ばっかりで、
そうですね、金額的にもだいぶ家電製品とはイメージつかないぐらいの、これ何に使うかわからない機械だけど50万円みたいな、そういう世界のことをやってました。
で、この敬和第3にお邪魔してですね、いろんな教室で講義させてもらっているんですけども、
音響と映像機器なので、大学さんとかでもプロジェクターとか放送機器とか使われてるじゃないですか。
でも、いろんなところを見てもですね、パナソニック製の商品がついてないなぁと思ってまして、ちょっと悲しいなぁと言いますか、困ったら直せるんだけどなぁとか思いながらいます。
宮路晴夏
いつの間にかじゃあ徐々に徐々に増えていく感じですかね。
木村咲希奈
そういう感じですかね。
伊藤学
だと嬉しいんですけども、私的にはあまり何も言えないので。
宮路晴夏
確かに。もしかしたら増えていっているかもしれないですね。
木村咲希奈
増えていっているかもしれない。
知らず知らずに。
宮路晴夏
みんな変わったなって思って、パナソニックかもしれないですね。
伊藤学
あと計画の時ですね、主にプロジェクトのサブをしたりとかリーダーをしたりとかっていうのが多かったので、いくつか挙げると、メガソーラーって知ってますか?
太陽光。
太陽光のパネルをズラーって並べて、あれですあれです。
1メガワットの発電をするということでメガソーラーって言うんですけど、そういう大規模な太陽光発電所とかをプロジェクトチームを作って、会社を作って、賛同してくれる企業さんを募って、出資してもらって立ち上げたっていう経験はありますね。
こうやって会社ってできるんだみたいな、思いました、あの時は。
出資してもらうお金をこぎっててもらいに行くんですけども、かなり手が震えるもんですね、あれは。
もらった瞬間に速攻帰るっていう、もうね。
なくしたらどうしようみたいな感じで。
宮路晴夏
確かに。金額も。
伊藤学
ぐらいの金額感です。
家何軒建つんだろうみたいな。
買い物なんです。
あとはですね、コロナのちょっと前だったんですけど、働き方改革ってちょうど政府が進めてる時があったじゃないですか、労働生産性上げましょうみたいな感じで、会社に来て毎朝朝礼をして、そっから出ていくっていうと時間的に効率悪いですよね。
09:17
伊藤学
だったらこういったnoteパソコンみたいなやつも外から社内のデータベースにアクセスできるような仕組みを作ってあげて、それをもって直行直起、もしくは在宅勤務。
主婦の方とかが、お子様の育児の休暇取らなきゃいけないんだけどもっていうと、大体noteパソコン預けて、家でもこれだけやってねみたいなとか、あとはキャドができる方とか、結構特殊な技術を持ってる主婦の方って結構いるんですよ。
その方にテーマを預けて図面引いてくんないみたいな。で、できたらこれねみたいな。それで対価を支払いするみたいな。会社の中にいないとできない仕事を全部取っ払ったっていう経験はあります。
かなりこれはハードルが高くて、昔方木の人っているんですね。どうしても。私も今52なので、若い人から見ると昔方木のおっちゃんだと思うんですけど、当時はもっと激しくて、ミーティングや会議っていうのは顔を合わせてテーブルの上でするもんだみたいな。
オンラインでなんかしたら何してるかわかんないだろうみたいなね。遊んでるかもしれないだろうみたいな、そういう話が多くて、いやいやいやいやそういうことじゃないんですよみたいなところから、今はもう定着したのかななんて思っています。
なので業務フローも電子化して、今電子化されてますよね。みんなタイムとかもこう電子媒体で見てますけど、当時は紙に印刷して閉じて判行、課長、事業長みたいなことをしないと正式な文書として出回らなかったんですけど、今そういうの一切やってないと思いたいです。
ありがとうございます。
木村咲希奈
ここで一曲お届けします。今日の曲はこちら。朝倉さや- 新・東京               このラジオ知ってますか?
12:09
伊藤学
もちろんです。
もうバンゲダドリアってどういう意味なんですか?
えっとですね、もう夕方になっちゃったよっていう感じですね。
宮路晴夏
正しい発音っていうか言い方って。
伊藤学
いいですか?
宮路晴夏
はい。
木村咲希奈
もうバンゲダドリア。
どうですか?
宮路晴夏
グッドです。
木村咲希奈
晩っていうのはあれですか、今晩とかの晩なんですか?
伊藤学
夕方っていう意味ですね。日が暮れてきた。
畑仕事をしてて、やることがいっぱいあるんだけども、夕方になっちゃったから、もうやめましょうかね、みたいな感じですかね。
サラリーマンの方は建物の中にいるので、あんまりわかんないですけど、やっぱり外で作業してる方は。
宮路晴夏
使う言葉。
伊藤学
使いますね。使いますかねっていうか、あまり聞いたこともないんですけど、僕も今は。
はい、でも普通に通じます。みんなに通じます、これは。
木村咲希奈
今日お届けする曲、新東京は2020年コロナ禍で移動が困難になった時期にデビュー曲、東京をリメイクしてリリースされた曲です。
東京の狭い夜空に慣れてきた帰り道を見上げながら、故郷を思う気持ちが歌われています。
それでは聴いてみましょう。朝倉沙耶 新東京。
伊藤学
敬和キャンパスレポ。
宮路晴夏
お届けした曲は朝倉沙耶 新東京でした。
今日の敬和キャンパスレポは国際文化学科の情報メディアコースに新しく着任された先生のインタビュー2回目として、
応用情報工学がご専門で、データサイエンスなどの分野を担当される伊藤学先生にお話を伺っています。
どうぞよろしくお願いします。
東京大学なので研究を続けられてきたということなのですが、
自動生成メタデータ付与に関わる研究、自動アニメ制作に関わる研究などをされてきたと伺っています。
自動生成メタデータって何ですか?
伊藤学
はい。難しいですよね。
木村咲希奈
難しい。難しい。
伊藤学
自動生成はいいとして、このメタデータっていうのは、
例えばですね、デジタル化された写真が、それが何なのかですね。
人は見れば、これ例えばリンゴだよな、リンゴの写真だなってわかっても、
データ上ではリンゴって書いてないんですよね。
そのリンゴだかパイナップルだかみたいなやつが膨大にあった。
15:02
伊藤学
数百枚、数千枚、数万枚。
こっからリンゴの絵を探しなさいって言われると、コンピューターはわかんない。
だから写真、画像自体にある程度の情報を付けてあげます。
これリンゴですよと。
どうも真ん中に丸いものがあって赤いと。
リンゴですよっていうよりリンゴかもしれないっていうことなんですけど、
そういった情報をいろんな写真にくっつけてあげる。
引っ掛けられるようなテキストに表現できるような情報をくっつけてあげる。
これがメタデータ。写真1枚に1つのメタデータっていう感じでやってます。
これが注目されて研究してたっていうのが、
放送局とか新聞社が過去に膨大な量のデータがあるわけですよね、映像、写真とか。
それを新人で入ってきたディレクターさんが、
昔の例えば何ですかね、新潟でいうと、
新潟の台風の時に災害で使いたい、番組で使いたいからって探してこいよって言われた時に困るじゃないですか。
テープしか並んでないんですよ、ハードディスクとか。
その時に新潟、災害、台風、洪水とかってテキスト、キーワードを入れると、
大体こんなんですかね、みたいな感じで出してくれる。
引っ掛けるようなデータをメタデータ。
これを自動的に検出してあげましょうっていうのをずっとやってます。
やってました。
あの時はパソコンもあまり性能も良くなくて、すごい時間かかったんですけど、
今はパソコンの性能が非常に良いので、
普通にGoogleとか、Google画像検索ってあるじゃないですか。
宮路晴夏
あります。
伊藤学
とんでもないAI積んで、クラウドに積んでるんですけど、
ひょいひょいひょいひょい出してくれるので、
あ、俺の時代は終わったなと。
か、きっかけになにかなってくれたのかなとか思ってます。
で、一方、自動アニメ制作。
これも今、オンラインゲームとか、
高性能なゲーム、3次元で動くようなゲームあるじゃないですか、キャラクターが。
右行け、左行け、対決しろとか。
で、当時はそういったことをさせようと思うと、
プログラミングで書き込まなきゃいけなかったんですね。
このキャラクターはどういう方向に動けるのかとかね。
こういうことがされたら、こういうアクションを返せみたいな。
要はパンチでされたら飛んでけみたいな。
そういうことはプログラムで書かなきゃいけなかったんですけど、
それって誰もできないじゃないですか。
で、アニメーションなので、例えばカットカットがあって、
あるじゃないですか、こうオープニングカットがあって、
サザエさんだったらタラちゃんのカットがあって、
マトーさんのカットがあって、
18:00
伊藤学
それを繋げていくことになるんですけど、
そのキャラクターをもう、例えば置いといて、
コンピューターの中に置いといて、
それをどう撮るか。
まっすぐフェイスショットで撮るのか、バストショットで撮るのか、
右から撮るのか、上から撮るのか、
そういったことをプルダウンメニューから選べるようにしました。
その動きも、笑うのか泣くのか、
あと首を振るのかとか、手を挙げるのか、
それもプルダウンメニューの中で入ってます。
で、あとテキスト、打つとしゃべります。
なので、1カットごとにずっと足していくと、
アニメーションっぽく自動的にできますよね、
っていうのが自動アニメ制作。
これはですね、ちょっと私の恩師の青木先生、
青木教授がですね、メインでされていた研究を
お手伝いしたみたいな形になるんですけども、
このアプリを作って、ムービー塾っていうタイトルで、
100回以上、高齢者の集まるパソコン教室とか、
あとは高校の手前授業とか、
そういったところで講義をして、
実際に作ってもらったりっていうのはしてました。
私も100回全部は行ってないですけど、
20数回かな。
関東近隣のとこだけ。
遠方になると旅費がかさむって言うんで、
先生がひょりで行くんですけど、
近隣で電車で来いみたいなとこだけ。
行ってましたね。
で、このムービーが1個できると、
この世代間交流につながるということで、
おじいちゃんがアニメーションを作る。
で、孫に送る。
で、孫も面白くなって、
おじいちゃん向けにアニメを送る。
真ん中の僕ら世代を突っ飛ばして、
世代間で行き来するようなツールということで作って、
途中からバイリンガル機能もつけたんですね。
英語と中国語だったかな。
すると地域も超えてたんですよ。
地域と世代を超えたツールになるでしょうということで、
注目はされたんですけども、
なんせ3次元キャラクターを動かすっていうのは、
すごい処理能力がいるんですね。
パソコンの処理能力が半端なくいるんですよ。
今のプレイステーション5も非常に凄い処理能力がいて、
テレビよりも電気代が高いっていうね。
プレステの方が。
ぐらいCPUがぐるぐるぐるぐる回るんですよ。
なのでnoteパソコンのようなやつだと、
あまり上手く動かせなかったんですね。
追いつかなくて固まっちゃうんですよ。
最近になってだいぶnoteパソコンでも
ゲームとかがスイスイ動くようになってきたので、
今だとああいうのっていいのかなとは思ってますが、
今やもういろんなアニメーション制作ツールが
21:02
伊藤学
もういっぱい出てきたので、
あれはもういいのかなっていうのと、
先駆けになってくれてたのかななんて
期待していろいろ見てます。
宮路晴夏
アニメはもともと好きだったんですか?
伊藤学
私が好きだって言うと、
たぶん本当のアニメファンからは怒られると思うので、
あまり見てない方。
宮路晴夏
あまり見てない方。
伊藤学
ちっちゃい頃、ちっちゃい頃ですね。
今もあまり見てないかな。
昔のアニメを見ちゃうかぐらいで、
どんどんアマプラとかで新作アニメ出てくるんですけど、
あまりクリックまでいかない。
木村咲希奈
今はあまり興味がなくなっている感じですか?
いや、そんなことはない。
伊藤学
後期の足元の授業にも影響を与えますので、
そんなことはないです。
宮路晴夏
一応、一ノ瀬先生の目を見ながら。
伊藤学
そんなことはないです。
そんなことはないですが、
一番好きですっていうことまでにはなかなか。
やっぱりメインのデータサイエンスを
一番にさせていただいて、
ってとこでしょうか。
木村咲希奈
ありがとうございます。
スピーカー 4
すみません、奥に詰まったような表現しかできない気持ち。
木村咲希奈
今日の敬和キャンパスレポ。
国際文化学科の情報メディアコースに新しく着任された
伊藤学先生のインタビュー前半をお届けしました。
今日はここまでで時間切れです。
充実のインタビュー後半もお楽しみに。
敬和キャンパスレポは、
X、note、Instagramなどで
番組情報などを発信しています。
番組名、敬和キャンパスレポで検索してみてください。
今日の敬和キャンパスレポ、終了の時間です。
皆さん、おやすみなさい。
敬和キャンパスレポは、
実践するリベラルアーツ。
スピーカー 4
敬和学園大学の提供でお送りしました。
24:29

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