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ケイシャのしゃべり場
はい、始まりました。ケイシャのしゃべり場。この番組は、映像制作会社KOO-KIのメンバーが日々感じている、おもろいを語り合い発信するトーク番組です。
毎回、いろんなメンバーとともにゆるーく雑談していきます。
私、KOO-KI YAMAUCHIです。
KOO-KI HIIJYAです。
KOO-KI HARAYAMAです。そして、ゲストは前回に引き続き、
KOO-KI IKUSHIMAです。
KOO-KI HARAGUCHIです。
よろしくお願いします。
前回に引き続き、アニメーションが得意なDとアニメについて語っております。
前回、議題が難しくて動作を押しちゃったんですけど、結果的に、いろんな技法があるよっていう。
いろんな技法があるし、作るっていうことにおいては、そんなに書き目がないんじゃないかっていう感じだったんですけど、
とはいえ、私がお二人に抱いているアナログ表現が得意だよなっていう印象はあるんですよ。
IKUSHIMAさんとHARAGUCHIさんが。
それでいうと、アナログっぽいっていうか、アナログってなんだ?みたいな。
魅力みたいなのを聞きたいですね。
今回は、そんな話をしていきたいなと思うんですけど、
なんかCGとか2Dのアニメーションとかでも、きれいな形のシェイプの線をちょっと波打たせてあげるとアナログっぽくなったりとか、
映像の上から紙の素材のちょっとザラザラした感じのテクスチャーを上から乗せてあげて、
ちょっとコマを落としたりとかすると、カクカクっぽくアナログっぽい表現になったりとか。
ゲームとかってあるじゃないですか。120フレームとか。ぬるぬる動くんですよ。
120フレームとかだって、1秒に120フレームなんで。
普通は1秒にいくつだったっけ?
映像でよくあるのは30フレームとか。
30フレームが120もあんの?
そうそう。すごいぬるぬる動く。
ほうが敵の場所をコンマ何秒で察知できるっていう。
そういう世界ですよね。
でもなんでコマ落とすとアナログっぽくなるんだろうって思ったりするんですよね。
昔はそういう感じだったの?
コマ落ちてるアニメーションが多いからじゃないですか。普通に。
普段見てる中で、普通にアニメーションを基本24とかで作ってあったりするし、
個人で作ったようなやつとかだと、もしくは10フレームで作ってあるかもしれないし、
単純にアニメーションとして見てるものが、そういうフレームレートがちょっと高くないというか、
ものが多いから見てたときにアニメーションの印象というか、
アナログっぽい印象みたいなことになってくるのかなと思ったりしますけど。
そうですね。僕もそう思います。
そうなんだ。
アニメーションで言うと、だから日本はリミテッドアニメって言って、
1フレーム絵があるわけじゃなくて、2フレーム飛び込んで、
動かないときありますよね。
そうそう。
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昔のスラムダンク見たら静止画の描写がパッとしてる。
あれ?と思って。
最近もほら、ヌルヌル動くアニメばっかり見てたから、
あれ?昔こんなやったかな?と思って。
ディズニーとか、前フレ書いてあるから、
ヌルヌルヌルヌル。
フレームレートはそんなに高くなくとしてもヌルヌル動く。
日本のテレビアニメとか商業アニメはやっぱり、
いかに制作コストを下げるかっていうところで、
演出の段階でコストが低い演出、
コストが低いけどちゃんと効くよねみたいな、
動かないけど効くみたいな感じの演出がずっと、
歴史的に積み重なってきているっていう印象があります。
そうなんだ。
それ日本あるあるなの?日本のアニメあるある?
カートゥーンというか、パワーパフとかも、
背景も効果だけで済ませたりもするし。
全然あるのあると思うんですけど。
そうですね、確かに。止まっているやつとかもあるよね。
昔はそんなにいっぱい、CGとかなかったから、
コマ数は少なかったってこと?
単純に書く人はコマ数少ない方がいいですよね。
テーマ的には。
商業でたくさんコンスタントに作っていきながら、
やっぱりそういう節約ポイントじゃないけど、
そういう技が必要になってきますよね。
リミテッドアニメーションの反対ってフルアニメーションなんですか?
そうです。
単純にフレームレートの話。
1秒間に何枚かっていう話と、
実際に手書きかどうかっていうのも面白がると思うんですけど、
フレームレートの話でいうと、
少ない方がちょっと、
コマ数が少ない方が、
コマ数が少ない方が、
アナログっぽく感じるというか、
アニメーションっぽく感じやすい。
リミテッドとフルって、
フルが30秒?
いや、えっとですね。
60だったり。
フルアニメーションっていうと、
要はもう全部アニメーションするっていう。
だからあれですよね。
尺が3分だったら、
3分の中の毎秒が全部、
30フレのアニメーション。
そうそう。一枚一枚全部書いてるはず。
うん。
全部動いてる。
リミテッドはその3分の中で、
数秒間動かない。
数秒間そのままの。
うんうんうん。
シェリフは動いてるけど、
静止画の時はあるよね。
いや、えっとね、
例えば投げる、
それこそ投げるモーションでいうと、
この最初のフレームが、
例えば2フレあって、
その後こうガッて振りかぶるじゃないですか。
その間が1フレ、2フレだとして、
振りかぶったためのところは、
1フレ、2フレ、
っていうその動きの強弱によって、
止める枚数が変わってきたりするのを、
リミテッドアニメっていう、
そうだよね、原口くん。
だと思います、はい。
なるほど。
私、仕事でAEで、
シェイプアニメーションをたまに付けるんですけど、
その時は原口さんから教わった、
原口さんのを盗み見した、
リミテッドアニメ技法を、
そんなのがあるの?
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参考にさせていただきます。
そんなのがあるの?
なるほど。
分かりやすく言うと、
シェイプって言って分かるのかな?
聞いてる人。
分かんない。
図形?
そうです。
図形をキャラクターの形になってる図形。
図形が集まってキャラクターの形になってます。
っていう絵があります。
それを基本的に2コマずつ、
2コマ内で動きを作っていくんだけど、
緩急つけるために、
ここは同じキーポーズを4コマにしようとか、
ここは5コマにしようみたいな。
さっきのはリミテッドみたいな感じ?
そうそう、切っていくっていう技法は、
原口さんがすごくお上手なので、
一緒にお仕事した時に、
すごく参考にして、
今でもその教えを忠実に。
光栄です。
緩急のつけ方。
でも多分それも、
僕は、
福島さんとか白川さんとかのを見て勉強したことだとは思うので、
多分そういうのがあるでしょうね。
ベースというか、
アニメーションはこういう風に動かすと気持ちいいみたいな。
そういうのは社会人になってから習うものなの?
いや、だから独学でやってる人はやってると思うし、
確かに会社に入ると、
それだけやってる人が先輩にいるから、
見て学ぼうってなるし。
実際アニメ勉強するのって難しくないですか?
実際に作ってみて、再生してみて、
なんか違うんだよな、みたいな。
っていうので、
コマの終わり方とかを色々調整していくんですよ。
例えば3ポーズ、いや4ポーズあって、
その2ポーズ目をコマをちょっと長くするのか、
それとも3ポーズ目なのか、
3ポーズ目と4ポーズ目は2個打ちで、
あとは1個にしようとか、
そういう色んなパターンを試して、
探っていくっていう感じがあるなと思うんですけど。
正解がその都度変わるから。
そうですね、正解もその都度変わるし、
自分の感覚にもよるし。
でも感覚的に気持ちよくても、
早すぎて見てる人は分かんないとか、
動きつけすぎてると、
自分は見えるけど、
初見で見たときに全然見えないとか、
そういう落とし穴あるんですよね。
なるほど、なんか上原さんもこの前そんなこと言ってたよね。
大きい会場のときはちょっと手を落とすとかってね。
そうですね、見る環境とか、
上映される画面の大きさとかにも違いますもんね。
いくしまさんと原口さんのワークスの中に、
コマ撮りで制作したものがあるじゃないですか。
うちの会社のホームページにも上がってて、
見れる作品で、ユニゾン…
ユニゾンシステムズの
高速ファイル転送ソフトウェア、ストーム。
ストーム、はい。
というやつはコマ撮りしつつ、CGも合成しつつ。
いや、もともと別にコマ撮りをしろっていうことではなかったんですけど、
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これ一番最初、たぶん一番最初の最初は
モメン社長が企画出してるんですよね。
そうなんだ。
企画以降はちょっと僕の方で受け取って、
原口君といろいろこう、どうやったら楽しく見れるかなっていうところで
アイデア出し合って作っていった感じで、
コマ撮りしてるところもあれば、
別にCG作ってるところもあるし、
CGで作ったやつを展開図にして、
展開図にしたやつを印刷して、
ペーパークラフト的に組み立てて、
それを撮影したりとかっていうのもあるし、
原口君がね、特撮とか好きだっていうことなんで、
いろんな他のものに使われてそうなパーツというか、
例えばイヤホンジャックみたいなやつだったりするものを組み合わせて、
ロケットみたいなの作ってもらったりとか、
3Dプリンターで、
登場する人物は全部3Dプリンターで印刷してもらっていて、
そうなんだ、オリジナルなんですね。
そうそう、オリジナルなんです。
それを実際に並べたり撮影したりとか、
ちょっと動かしたりとかっていう風にして、
最終的にはもちろんデジタルで組み合わせてるんですけど、
ほんとだ、ロケットイヤホン。
なんかいろいろ配品じゃないですけど、
いろいろパーツとか買って作りましたね。
これなんだっけ?
たぶんね、一番上はシャーペン、先っぽはシャーペンで、
真ん中はなんかそれこそオーディオ系のちょっと大きめの、
本当だ、本当だ。
プラグみたいなやつがあるとかで、
あとちょっと右のサイドについてるやつとかは、
ペンのキャップを白く塗ったりとか。
で、煙は綿。
綿?
ほんとだ!
ぜひ、ポッドキャスト聞いていただいてる方、
弊社のワークスの生島さんのところにユニゾンシステムがあるので、
貼り付けとか貼り付けとか。
見ながら聞いていただけると面白いかなと思います。
原口さんのクラフトマンシップがすごいんですよね。
原口さんが作ったの?それ。
あ、そうなの?
楽しかったですね。なんかこういうの作ってるときは。
最近減ったっすよね、それで言うと。
昔は結構素材をコマ撮りしたりとか、
自分たちで撮ったりとかやってたんですけど、
今みたいにネットでパンパン買えたりしないし、
なんか一部ドライフラワーみたいなの増加買ってきて、
それこそ花が開くようなのを撮りたいって言って、
一回ギューって詰めて、つぼみっぽくして、
それを徐々に広げてって言うのを撮って、
っていうのを散らして使ったりとか、
っていうのを昔やったりとか。
今はCGでできちゃうってことですか?
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今はCGっていう手法でもいいし、予算がないっていうのもあって、
例えば5、6枚ぐらい撮ればパッと開くようなのができるから、
それを何個かいろんな花買ってきて、
開いて、徐々に開いてっていう。
そういうのって結構試したりするんですか?
もちろん予備買ってきてて、
いまいちだったらやり直したりかもしれない。
1日ちっちゃい部屋にこもって、
カメラセッティングして、
ライトをざっくりセッティングして、
撮ってっていう。
楽しそう。
うちにもね、どっか多分回転台とかあると思う。
ありますね。
そういう時に使うんだ。
何だこのろくろみたいなやつだと思ってた。
いくしまさんと原口さんのドームとかの他にも、
上原さんのワークスで、
エバラ製作所。
エバラ製作所とかは、
ゾートロープっていう手法を使って、
それもあれですね、3Dプリンターで、
一連の動きを一コマずつ、
立体で3Dプリンターで出力したものを並べて、
それを回すと、
重なって、
重なってアニメーションしているように見える、
ゾートロープっていう手法があるんですけど、
意外とそういうアナログ的な手法のワークスもあります。
という紹介でした。
経営者の喋り場。
社内とかで、
そういうのの缶パケとか、
新曲とかを見た時も、
結構アナログだと、
おおーってなりますよ、みんな。
テンションがすごい。
そんな感じがあった。
みんなやりたいのかなって思った。
なんででしょうね。
リアルだからっていうパワーがやっぱりあるのかなって。
別にCGというか、
パソコン内でやったとしても、
原口くんのいくつか変態的って言われているアニメーションとかは、
よくやったね、みたいな。
なかなかチクチクしないところを、
あえてチクチクに踏み込んで、
持ってくって、
このまま鷹ですか。
鷹もだし、なんだっけ。
ゴルフの。
昔そうですね、
ゴルフコンペのCM作った時に、
僕3DCGができなかったんですよ、
その時は全く。
できなかったから、
でも冒頭にどうしても、
山の中にあるゴルフコースっていうのを作りたくて、
で、アフターエフェクトで全部木を一本一本植林して。
懐かしい、懐かしい。
そんなことをしたんですか。
ゾワッとした。
だから変態的って言われる遊園はここで、
そうなんだ。
基本的に一本一本植えていく。
初めてじゃなかったんだ。
執念がすごい。
でもコーパードリとか、
絶対もう執念の世界な気がする。
そういう苦労がちょっと垣間見れると、
みんなテンション上がっちゃうんですかね。
リスペクトするんだろう。
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そこに出しちゃう。
確かに確かに。
先ほど紹介した、
戌島さんと原口さんのストームもそうなんですけど、
ストームなんか面白いなって思うところが、
そのコマ撮りとかCGとか、
結構原口さんと戌島さんの引き出しを、
全て詰め込んであるみたいな作品にも見えるなと。
全部家みたいな感じだね。
そう思って、
最近私興味ある表現、
なんか素敵だなって思う表現で、
この3D CGと2Dのモーショングラフィックスが
シームレスに繋がって、
あれ?いつきに変わった?みたいな感じになったりとかっていうのが、
最近増えてきたなと思って。
とか、実写だけどアニメーションが構成されているとか、
いろんな表現がデジタルで作りやすくなってるから、
新しい表現がたくさん見受けられるようになったなって、
世の中に出されている映像とかを見てよく思うんですけど、
ミックス表現って良くないですか?可能性というか。
いや、めっちゃ良いと思います。
そういうのがやっぱり引き付けられるよね。
これどうやって作ったんだろうって、
全然分かんない人でもああーって見ちゃう。
そうそう。私なんか冒頭か前回かで、
私たちは巨人の肩に乗っているっていう話がありましたけど、
表現ってもう出し尽くされているからって思っちゃいがちだけど、
もう既にあるものを掛け合わせてみたら、
全然違う感じになって面白いとかっていうのってあるじゃないですか。
クレイアニメにしても、
素材を変えたらどうなるのかなとか、
だから全然違った風に見えるなとか、
それと一緒でデジタルの中でも素材を変えるみたいに、
いろんなものを組み合わせていくと、
思っても見なかった表現が生まれるのかもしれないと思って、
諦めるのは全然早いなって。
諦めてる場合じゃねーっていう感じになりますよね。
ミックス表現か。
昔のやつでいうと、ジャイアントピーチっていう映画があったんですよ。
それが実写から始まって、
コマ撮りだったりとかCGとか組み合わせてやってるやつがあって、
子供ながらに、子供だったかな?いつ見たかな?
ジャイアントピーチ、ディズニーですか?
ディズニーですね。
これはね、暗いんだけど、
コマ撮りって結構暗い映画が多いんだけど、
でも、すごい子供ながらになんて面白いんだろうと思って、
この表現として。
昔からあるんですよね、そういう表現って。
全然あるですよ。みんなやってきてるんですよね。
このジャイアントピーチはコマ撮りと、
いわゆる手描きアニメーションみたいなのが混ざってる表現とかなんですか?
実写から始まって、どんな感じだったか。
確かに子供が主人公なんだけど、家を飛び出すんですよね。
その家を飛び出す時に桃に乗って、
桃?桃太郎じゃない?
そうそう、大都会に行った感じ。
で、そこに桃が大きくなって、それこそ桃太郎みたいなんですけど、
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大きくなった桃に乗って行くんですけど、
そこの中にいたのかわからないですけど、
雲とか、いろんな虫たちも大きく一緒になって、
彼らとコミュニケーション取りながら旅をするっていうやつなんですけど、
それが最初は実写から始まって、
ちょっとCGっぽいのも入ったりとかして、
で、ちょっとコマ撮りっぽいところに落ち着いたりとか。
そうか。
ディズニーもメリーポピンズとかがまさにそうですね。
実写に2Dアニメを乗っけてみたいな。
メリーポピンズ見たことある?原山くん。
ない、ないです。
なんかね、ミュージカルシーンでアニメーションのキャラクターが実写に。
ああ、こういうやつか。
ピーター・ラビットとかもそうですよね。
そうそうそうそう。
それはね、合成されるミュージカルシーンがあったりします。
なるほど。
ちょっと違うけど、なんか最近、違う作品のアニメのキャラクター同士のコラボした作品とかあるじゃないですか。
ルパンとコナンとか。
ルパンとキャッツ・アイとか。
ああ、やってましたね。
あれもなんか、違う世界観のミックス表現みたいな感じ。
なんか、結構もうみんな慣れてる感じで見てる、見れちゃうけど、
最初見たとき、いや、コナンの絵柄にルパンのはこれんやろ、みたいな。
違う世界やろってなるんですかね。
そうなんです。っていうのもなんか、面白い挑戦だった。
そんなことやっちゃうんだ、やっていいんだ、そんなこと。みたいな。
っていうのとかもありますよ。
確かに。
カーテンネットワークのおかしなガムボールっていうテレビシリーズがあるんですけど、
あれもすごい面白くて、クラスメイトたちがみんな、全部違う表現だったりするんですよ。
そうだね。
そうなの?
メインのキャラクターはフラットな、かわいいキャラクターだったりするんですけど、
イラストっぽいキャラクターだったりするんですけど、
ゴリゴリのなんか古いクラシカルな3DCGのモデルっぽいのが出てきたりとか、
実写みたいなのが出てきたりとか、コラージュみたいなのが出てきたりとか、
カオスな世界観なんで、この世界ぐっちゃぐちゃやなって。
でも色味とかが合わせてあるんで、すごいマッチしてるように見えるのが、
感覚がバグるっていうのは見たことない感じで、面白かった。
あ、そう。私、キャラクターで顎に目玉を2つ付けて、逆さまにして、
口が。
実際に人の口が喋っているキャラクターみたいな。
ぶっ飛んでんな。
ぶっ飛んでますけど、ちゃんとこうまとめてあったからすごいです。
すごいですよね。
うちの子はスポンジボブが好きだったら。
突然実写挟まった。
スポンジボブのファーストシーズンの最初の2話目か3話目かで、
スポンジボブってスポンジのキャラクターなんですけど、海の中の世界の話なんですよ。
海の世界に住んでて、リスの友達がいるんですよ。
リスの友達は地上に住んでるんですけど、
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そのスポンジボブがリスの友達のお家に遊びに行くみたいな回があって、
その時にスポンジボブが陸に上がると乾いてきちゃって元気なくなるんですよ。
乾きすぎちゃったっていう、カピカピになったスポンジボブっていうシーンになった時に、
突然実写のスポンジがあったんですよ。
ポンって実写の乾いたスポンジが。
そこ実写なんだ。
映ったりとかして、めっちゃ衝撃でした。
昔からミックス表現ってあんのかな?
そうですね。
あるけど、今もメディアとか技術とかが発展すればするほど掛け合わせられるものがどんどん増えていくっていう。
それこそさっきのストームの3Dスキャンとかも、最近やっと手軽にできるようになってきた感じなんですよね。
昔は3Dスキャンとかでできなかったからね。
僕らがストームをした時は、部屋の一室に大きいドームみたいな部屋みたいなのがあって、
人が真ん中に立って、2メーターぐらいかな直径の円柱みたいなところに入って、
そこでポーズをとって、ぷしゃーってとって、
それをいろんな方向からとって、それを3D解析して、実際にプリントするっていうところまで落とし込むっていうようなやつで、
その時はそんなに日本にもいっぱいスタジオがなかったから、福岡にも確かなかったのかな。
なので東京に行って、東京でうちのプロデューサーの小川さんに人をいろいろ呼んでいただいて、
いろんな格好をしてもらって、白衣着てもらったりとか、
登場人物に合わせていろんな格好をしてもらって、それを3Dスキャンしてもらうみたいな。
そうなんだ。ああいう人形が売ってあったわけじゃないんですか。
売ってあったわけじゃないです。
そっから作ったんですね。
今はもうみんな結構手軽にある意味できちゃうので、
僕らみたいな実際に映像作ってくってる人じゃなくても、結構みんなやってるので。
でもiPhoneで撮れますもんね、今3Dスキャン。
3Dスキャンできる。
本当に簡単なモデルとかだったらiPhoneでできちゃいそうな気がします。
林田くんも持ってるしね。
そう、3Dプリンター持ってる。
自前してんの?
でも3万円とかで買えるんですよ。3万とか5万とか。
何に使うの?何に使うの?
DIYのパーツとか作れるんですよ。
CADとかで設計して、
家の隙間にちょうどぴったりな何かが欲しいっていう時とかに、
自分で測ってば、シンデレラフィットのものになる。
なんでもできそうですね。
アイディア次第という感じですね。
最近だとニュースゼロでしたっけ?
リソグラフのアニメみたいな。
報道ステーションじゃないですか?
報道ステーションだ。
あれなんかもともとは、静止画というかプリント表現とかだったから、
そういうのを実写に組み合わせたりすることで、
24:03
またリソグラフアニメーションみたいなのが生まれてきて、
昔からあったのかもしれないけどメジャーになってきたりで、
そういうのが今どんどんみんないろんなところを掘り始めて、
まだまだたくさん出てくるんだろうなという気はします。
リソグラフってなんですか?
プリント技術?印刷技術?
印刷のざらついたような表現ってことですか?
印刷したものをコマ撮りするってこと?
印刷したものを、昔のアニメみたいに撮影して、
スキャンするのかな?
スキャンするなり撮影するなりして繋げて、
動画にするっていうやつですね。
版画風のプリント技術らしいですね、リソグラフ。
色ムラとか、塗りずれとか、インクが落ちたり、
美しく再現はされないけど、味が出るっていう。
この前ちょっとシンガポール行ったんですよ。
布屋さんがあって、これはプリントじゃない。
手摺りだみたいな。
だから1000円するみたいな。
ディスカウント、ノーディスカウント。
そっちの方がちょっとずれてるから、いいでしょみたいな。
この正方形の枠を全部押してんだっていう。
ちょっとずれてるから、いいでしょってなる。
かっこいいな。
世界に行ってんだ。
確かにアナログ表現とかって、
今素敵だなって言われてるものって、
結構ノイズをかけるとか、むしろちょっとこう。
品質を落とすみたいな。
歴史的には取り除いてきてたものを、
あえてまた乗せ直してるみたいな。
なるほど。
っていう感覚はすごくあるなと思ってて。
写真とかでもあえてノイズ乗せたりするじゃないですか。
フィルターかけたりとか。
そうそう。
音もあれですよね。カセットテープが流行ってたりとか。
そうそう。
あとブロックノイズとか、
グリッチとかが流行ってるのも多分そういうことでしょ。
グリッチってなんすか?
ジラジラみたいな。
わざと入れるの?
ノイズノイ。
VHSの上下のザラザラ感っていうか。
なるほどな。
流行り?
一周回ってきたみたいな感じなんですかね。
あれですね、それで言うとアナログ表現って、
手触り感とか温かみ、親しみ感のほかに、
ノスタルジーな感じとかっていうのもありますね。
30年後、40年後とかには60フレームとか。
120フレームの映像がエモいみたいになるのかもしれないし。
映像ではないですけど、
私イラスト見るのも結構好きなんですけど、
イラストは本当に刺繍でイラスト描いたりする人とかもいるじゃないですか。
刺繍でイラストを描いたりとか、
画材とか素材が全然違うっていうか、
そういうのとかも参考になるなと思うんですね。
リソグラフが映像になるとそうなるみたいな感じで。
27:03
今、自分の身近に溢れているものとか、
自分が好きなものとか洋服の刺繍が動いたらどうだろうとか。
昔、ジャスティスっていう洋楽のダフトパンクみたいな
デジタル音楽のユニットがあるんですけど、
Tシャツのプリントがずっとアニメーションしてるみたいな。
そういうMVがあったんですよ。
それめっちゃ思い出しちゃった。
これはクラブで撮影されてる風っていう、
その行き交う人のTシャツがアニメーションしてるみたいな。
楽しいオシャレなやつ。
結構だからイラスト見るのとかも好きだし、
そういう身の回りにあるもののデザインとかで
アイディアの谷になったりするなと思いますね。
それちょっとね、活かしたら自分の強みになるかな。
なりそうなりそう。
引き出しが多くなる。
そうですね。
もちろんそれをちゃんとアウトプットする技術力というか表現力みたいなのも付けていかないといけないんですけど。
そうですね。私がよくやってるのはアナログっぽくするっていう。
アナログを再現するみたいな感じなんだけど、
でも実際にデジタルで作ったものをアナログで一旦出力して、
それをまたデジタルに取り込んで再構築するみたいな。
それを一回挟んで、本当にリアルなノイズ。
エフェクトのノイズじゃなくて、リアルに発生するノイズの良さっていうのが流行ってるって感じですよね。
原口さんが言ってたリソグラフのやつとかって。
紙の質感とかも出るからいいのかな。
うん、とかズレとかもね。
印刷のズレもあるし、スキャンした時のズレとかも発生したりするから、予測不能な。
映るんですね、撮った感じとか。
意図しない、コントロールしてるわけじゃないけど、意図せず出てる。
そういう偶然、偶発的なものが面白いみたいな。
そう考えてくると、これだけメディアが発達して、
いろんなものがコントロールできるようになったら、
結局コントロールできないものの方が楽しいって思っちゃうんだみたいな。
そういうことか。
そっちの方が面白いんでしょうね。発見があるとか、
脳の仕組み的にも予想できないことが起こったほうが。
確かに、刺激になりますもんね。
刺激を求めてるのか。
それが刺激になってるんだね。
なるほど。
映るんですもんね、意図せず。
真っ赤っ感の写真になっちゃったけど、
でもこれがエモいとかなるじゃないですか。
目めっちゃ光ってるよ。
そんな方が面白いですよね。
そうか、普通ね。
赤目帽子とかついてるもんね、今ね。
それに対して、新しい表現とかって、
楽しんでいろいろやっていくっていうのがいいのかもって思いました。
軽率に。
新しい表現もいろんなものと組み合わせることで、
予測不可能性を組み合わせると面白くなるってことですかね。
可能性しないかもよ。
確かに。
30:01
確かに、ある程度の可能性があって、
まとめていけば、ちょっとずつ積み重なって、
それが新しい表現になっていくのかもしれない。
というわけで、そろそろいい時間なんで、
ずっとできそうなんで。
本当にね。
じゃあ、次回はですね、
お二人が好きなアナログ作品をファン目線で
ライトなアナログ作品を作っていきたいと思います。
はい。
じゃあ今回はこんな感じで終わりたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。