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ケイシャのしゃべり場。
はい、始まりましたケイシャのしゃべり場。この番組は、映像制作会社KOO-KIのメンバーが日々感じているおもろいお語り合い発信するトーク番組です。
毎回いろんなメンバーとともにゆるーく雑談していきます。
私、KOO-KI山内です。
KOO-KIヒージャーです。
KOO-KI原山です。
そしてゲストは前回に引き続き、KOO-KI福島です。
KOO-KI原口です。
よろしくお願いします。
アニメーションが得意なディレクターお二人をお呼びして、アニメーションについてザ・クバランに拝見しております。
今回はですね、お二人が好きなアナログの作品みたいなものを教えて欲しいなと思っております。
例えば、普通に好きな作品とか、記憶に残っている作品とか、影響を受けた作品とかあれば聞きたいなって感じなんですけど。
結構、家庭によると思うんですけど、アナログ的な表現の、特にコマ撮りアニメとかってNHKとかですごく触れる機会が多いなみたいな。
確かに、教育テレビのイメージある。
にゃっきとか、どうもくん。
そうそう、ロボットパルパとか。
懐かしい。
言葉がなくても映像だけでストーリーがわかるみたいな。
最近だと、ピタゴラスイッチとかで、こんなことできませんか、こんなことできました、コマ撮りでできるようになるみたいな。
関根さんのやつね。
そうそう、シールのやつ。
特にNHKはすごくお世話になったな、みたいな。いろんな良質なものを見せてくれて本当にありがたい、みたいな感じがありますよね。
小さい頃コマ撮りだとか思って見てないから面白いですよね。大人になって見返すと、これコマ撮りだとかクレイアニメだってなりません。
クレヨンしんちゃんとか映画コマ撮りですよね、クレイアニメですよね。
オープニングね。
ああ、オープニングが。
そこだけ違うから怖かったんですよ、当時の映画館で見て。
なんでこんなにしんちゃんがグニョグニョなってんだろうとか思って。懐かしいな。
あれは個人的にはいつも楽しみだった。
クレヨンしんちゃんのカオスな世界観を表現するときめちゃくちゃ合ってるっていうか。
ピングーとかですね。
ピングーね。
あとオレスとグルミットとかね。
おしゃれな感じに言ってますね。
やっぱりNHKのプチプチアニメとか、あの辺がすごいコマ撮りをいろいろやったりとかしてるんで。
最近ストップモーションアニメって、なんか日本人の方がいろいろ受賞されたりとか多くないですか?
ジャングルエッドとかすごい。
そうそう。
VVモルカーとかも。
モルカーと言えばあのね、ヨモフェルトで作ったのかな、あれ。
三角屋とか行くとキットがあって。
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モルカーのキットがあるんですか。
一個だけ作ったんですよ。
実際の撮影どんだけこう手間かかってるんかなっていう、ちょっとゾッとするっていう。
そうですよね、なんか見る方は楽ですよ。
コマ撮りの方が大変なの?
なんだろう、ずっと物理的にスペースを確保しなければならないとか。
もちろん内製して専用のスタジオを持ってるプロダクションとかもあると思うんですけど。
モルカーとかも、ワンルームのスペースに友達6人くらい詰め込んで、ずっと一つの机の上で撮ったらしいんですよ。
いろんな舞台が出てくるんですけど、全部机の上一つ。
友達6人ってどういうこと?
同じだったかな。
制作メンバーが6人いるってこと?
確かでもモルカー、最初作った時はそんなに大きな制作体制じゃなかったらしくて、
舞台の外の人だからそういうメンバーで作ったみたいな。
多分ですけど、撮影とかだったら、みんなでこの日に集まって、「よし、撮るぞ!」で終わるじゃないですか。
コマ撮りはずっとその場にいて、ずっとちょっとずつ動かして、それを何日もかけてやるっていうのが、
実写とかの撮影もその前にいろんな人がいろんな準備をしてるはずなんですけど、
この撮影だけ見ると大変そうに見えるから、結構大変そうだなって思っちゃうっていうのがあるかな。
高速時間が長いのかな。
変化が少ない。
変化が少ないですね。
だから1ミリずつ動かしていくとかって世界ですよ。
ジャンプするカットを撮りますってなったら、実写だったら、「はい、ジャンプ!」っていう感じで、
結構即時的にフィードバックが返ってくるけど、フィードバックまでの道のりが長い。
1時間かけてジャンプ撮って流してみたらやっぱ違う。
ああ、そうか。もう一回やり直しとかがあるってこと?
分かんないですけど。
そうよね。
で、好きな作品って何かあるんですか?原口さんと生島さん。
前回も言ったけど、ジャイアントピーチオーだし、一番最初にこれはヤバいなと思ったのは、
一投目はビフォークリスマスか。
ティム・バートンじゃないですか?
全部ティム・バートン。
見たことない。
ちゃんとキャラクター知ってるけど、作品として見たことないかもしれないですね。
マジか、絶対見た方がいい。
最近だと、映画っていうかCMとかだったりしますけど、デスプリ。
ああ、デスプリ!
キウイのね。
あれめっちゃ可愛いなと思って。
キウイブラザーズ。
なんかコマ撮りって本赤系か暗い系かによりがちなんですけど、
結構ちょっとポップな感じで、テンポ感も良くてすごい見やすいなっていう。
で、可愛いなって。
あまりにも好きだから、スーパーに20個入りぐらいなのに、
ちっちゃいマスコットのやつが付いてくるパックがあって。
そうなったんですか?
そう、あったんですよ。
ほんと買ってますよね。
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キウイ何個買いですか?
それをだから2つぐらい買って、親戚に分けたりする。
でも今買わないともう無いかもしれないし。
超人気です。
で、スーパーにぬいぐるみがいろんな大きさで並んでるんですけど、めっちゃ欲しい。
昔デスプリのキウイ売るバイト俺してて、
もうめちゃくちゃ人気なんですよ、やっぱぬいぐるみって。
まあもう脱線しましたけど。
超人気です、あれ。
そうなんだ。
原口さんは特撮とか特にお好きじゃないですか。
おすすめの作品というか、大好きな作品があったら教えてください。
一旦ちょっとさっきの流れでのアナログ作品っていうのでめちゃくちゃ好きで、
っていうので言うと、僕はヤンシュ・バンク・マイエルとか、
ユーリ・ノルシテインっていう作家がいて、
ユーリ・ノルシテインはロシアの作家で、
アマプラとかでも多分見たことあると思うんですよ。
ユーリ・ノルシテインは知らなくてもその絵っていうか、
ちょっと不気味なような寂しげな霧に包まれたハリネズミ。
これはアニメーションですか?
これもうアナログアニメーションなんですよ、全部。
で、コマ撮りアニメーションって火とか水って相性悪いような気するじゃないですか。
だって制御できないから、止められないから。
燃えてしまうから。
でも水とかをめっちゃ公開的に使ってて、
本当になんじゃこりゃっていう。
火も使ってるんですか?
火も確かなんかですが、火はヤンシュ・バンク・マイエルの方だったかな。
でもそういうのを取り入れてて、
今まで考えてたコマ撮りの世界観みたいなのがすごく自分の中で変わったなっていうのが、
その2人だったかな。
高校生ぐらいの頃に見て。
わかる。私も高校がデザイン科だったんですけど、
デザイン科の職員室の資料棚みたいなところにチェコのアニメーションの本があって、
それ引っ張り出して読んで、
私も高校生ぐらいの時にヤンシュ・バンク・マイエルの恩恵を。
影響を受けましたか。
洗礼を。
洗礼を受けましたか。
あの衝撃を。
美女が強い。
ちょっと最初悪夢かと思った。
悪夢ですよね。
ちょっと不気味な感じの世界観なんですけど、童話っぽいっていうか、ちょっと。
グロかったり怖かったりするだけじゃなくて、
多分ちょっとユーモアも入れてきてるんですよ。
ちゃん意識して。
それが余計に不気味に見えたりして。
だいぶ音の演出とか暴力的じゃないですか。
これはNHKでやってない?
たまには。
あるのかな。
ノルシュテインの方はやると思う。やれるんじゃないかな。
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ヤンシュ・バンク・マイエルはNHKにはそぐわないんじゃないかなって気はするけど。
どっか配信で見れなかったっけ。
生肉のストップモーションやってますよね。
やってる。
生肉が絡み合うやつ。
ちょっとなんかエゴティックな。
アナログとかコマ撮り分野に関しては、それがすごく自分の中で結構大きいウェイトを占めてますね。
あの世界観。
私は割と影の作家なんですけど、ミッシェル・オスロっていう監督のプリンス&プリンセスとかはめっちゃ見てました。
レーザーカッターで切ったような影なんですよ。すごい細かい仕込みがしてある影のアニメーションで。
私グラフィックデザイン勉強してたんで、絵本とかそういうイラストとか見るのも好きだったんですけど、
ビジュアルのデザインがすごく素敵っていうか。
すっごい細かいんだよね。
影ってやっぱりコントラストがバチッとあるから、すごい映えるじゃないかな。
形の綺麗さとか。
夜の帳物語は見たことあるな。
どこで見つけてくれるこんな映像。
どうやって見つけますか。
私は結構気になった作品の監督とかを監督縛りで過去作を見たりとか、
その監督のインタビューとか読んで、その監督がこれをオマージュしたみたいなやつを。
影響を受けたものとか。
スタイルが似てるなぁみたいな感じで興味を持ったりとか。
ミシェル・オスロも少女革命ウテナっていうアニメが好きなんですけど、
その監督の人がすごくそういうアングラな表現みたいなのが好きで、
影少女みたいなパートがあるんですよね。
定期的な見せ方として。
それのルックと、
例えばさっきのデザイン科の職員室でパラパラそういうアートアニメとかの本を見てるときに、
あれなんかこれ影少女みたいな感じでちょっと目に留まったりとか。
つたやにDVDないかなって借りに行くみたいな。
あるの?つたや。
ありますあります。
今は無き天神のつたやとかは結構アートアニメのDVDとかなんかあって。
私当時南区に住んでたんですけど、南区のつたやにはないが天神のつたやにはある。
都会のつたやは割とニッチなやつもあるみたいな。
あとはなんかヤフオクとかで探してDVD買ったりとかしてましたね。
だからなんか私はそういうイモズル的な感じで知ることが多いですね。
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みんな大体そうじゃないかなと思うんですけど。
でも僕割と最近なんですよ、こういうアンテナの張り方を押し出したのが。
今まで結構ボヤボヤ生きてたから。
本当に出会ったものだけ見るけど、自分からこうやってこれってどうなってるのって調べにあんまり行ってなかったから、
割と知らない作品多いなっていう感じですけど。
そうなんですよ。
ちゃんとインプットを増やしたいっていうのもあって、最近しっかり監督の名前で調べてとかやるようにしてます。
私もこの会社入ってから監督とか調べるようになった。
福島さんはどういう出会いが多いですか。
どうかな。大学の時は古いやつとかですね、授業からだったりとか。
先輩からこれは見とくべきだよみたいな。
そういうのもあるんだね。
会社入ってからは全然自分で検索して、そこから出てきたやつをいろいろ見たりとかかな。
あとはジブリがたまに海外の長編のアニメを輸入して。
配給して。
そうそうそう、配給したりしてて。
あれ見に行きましたよね、会社でみんなでレッドタートル。
見たの。
ジブリが配給してるって。
ジブリが海外のアニメーションの映画祭とかで作品を買い付けして、
最初に出るじゃないですか、トトロのクレジット、ジブリの作品で。
あれが出るような形でDVD販売したりとか劇場公開したりとか。
劇場で見れるってこと?
見れました。レッドタートルは劇場公開してました。
あとKBCとかのミニシアター系とかで、映画祭の賞を取ったやつがたまにあったりとか。
あるある。
最近はYouTubeとかで作品を上げてるアニメーション作家の人とかも結構いっぱいいますからね。
めっちゃいる、めっちゃいるからなんかね、みんなすごいなって思っちゃう。
最近よく見るので言うと、アニミスト。
ん?
はいはいはい。
コマドリアニメの人です。
コマドリアニミスト。
アニミストっていう。
アニムにISTで。
それこそあの、デスプリの人形使ったりとか。
デスプリの人形が。
フィギュアの人とかですか?
そうそう。
それは自分でやってるってことですか?
そう、自分で撮ってる。
フィギュアを買って。
二次創作ってこと?
二次創作的なそう。
フィギュアを買ってきて、それをコマドリで自分の机の上でやるっていうね。
鬼滅の刃とかのキャラとかで。
篠原健太さんですか?
そうそうそう。
笹岡さんから分からないけど。
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この人めっちゃ見ますね。
そうそう。
めちゃくちゃ上手いですよね。
そう、めっちゃ上手いですよね。
かっこいいプラスちょっとこう、ジョーク的なヒューモア入れてきたりして。
工夫がすごいですよね、アイディアは。
鬼滅の刃とか。
ちょっとこの人調べたことあるんですけど、
身体操をやってた人みたいで、
身体の動かし方とかが分かってるから、
そういうことか。
みたいな話を見ましたね。
二等身でも分かるの?
確かに。
あの時に会ったやつじゃん。
パワープロの時に会いましたよね。
自分も野球やってたから。
そっかそっか、動き方がね。
マジ、私コンプレックスなんですよね、スポーツやってるばっかり。
福島さんもスポーツされてたんですか?
え?
されてました?スポーツ。
小さい時はね。
小学生の時はスイミングしてて、
小学校途中から空手して。
空手してたんですね。
でも中2ぐらいで辞めたかな。
中2までやってたんだ。
中学校一応部活も野球はしてたんですけど。
野球?やってたんですね。
やってたとおっしゃってました。
へー、そうなんだ。
まあ、補欠ですけどね。
前に花見の時に、
みんなでサッカーボール蹴ったりしてる時があって、
白川さんがアニメーションをうまく動かしたいなら、
体の動かし方もちゃんと知っておかないといけないよ、みたいな。
で、ボール蹴るなってちょっと怒られたりしましたけど。
え?ボールの蹴り方はダメ?
いろんな人がいたからですね、花見の場所にはね。
そもそもボールを蹴るんだ。
ちょっとあの、調子に乗り過ぎた。
えー。
僕はバレーしてたしね。
バレーしてましたね。
野球もしてたよね。
野球も、野球は小学生の時か。
で、中学生からバレーボールを高校生までやってましたね。
みんな体動かしてる。
私だけは動かしてないの。
ちょっとあの、話、結構変わるんですけど、特撮の話してもいいですか?
あのー、えそそ原口さんが特撮好きっていうので。