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2024-03-02 16:33

第31回「 天翔る龍のテヴィスカップライドを会得するためには、まず心から。」

名探偵の如く閃き、【本】天翔る、テヴィスカップライド、競馬場以外の馬に興味を持ってもいいんじゃない?、ブルーリッジリバー、どんな形で応援したっていいじゃないについて話しました。


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みなさん、こんにちは。ダルマー競馬場です。
このポッドキャストは、競馬の文学や歴史など、文化的な視点にもスポットを当てていき、競馬ファンとしての視野を広げていこうという番組です。
前々回に、寒い寒い言って、あの雪とか降りましたわー、なんて言ってたら、今週めちゃくちゃ風が強くて、
最近、ロードバイク始めたんですけど、これじゃ走りに行けないなー、なんて思ってたんですよね。
そしたら、ロードバイクって、レース長いし、200キロぐらい、200キロぐらいですかね、走ったりするし、
風もね、外で走るんで強かったりとかしてて、関係なく走ってるよなーと思って、
いや、いつかはね、そんなレース出たいなーなんて思ってたんですよ。
もうね、そしたら、どこかの名探偵がですね、事件解決するための糸口を見つけたぐらいの勢いで、
頭の後ろにピシュンって、光が走ったんすよ。
そうか、そういうことあったのか、言って。
あったね、あったね、と。
中山大障害とか、あとはダイヤモンドステイクスとかでも歯が立たないような、長距離戦。
昔、テレビで見たことがあって、民放だったかグリーンチャンネルだったかちょっと忘れたんですけど、
アメリカで山岳とか登って100マイルぐらい走るやつ?
うわーなんだっけーと思って調べたらね、一発で出てきました。
正確には競馬じゃなくて、馬術になるんですけど、テビスカップっていうレースがありました。
でね、調べていったらこのテビスカップ、2015年に小説の舞台になっていたので、今週はその本をですね、ご紹介したいなと思います。
ご紹介する本は、村山由加著、天かけるでございますね。
世代的には天かけるって言ったら、龍のひらめきになってくるんですけど、そういうのどうでもいいですね。
村山先生の作品はですね、確か記憶では、夜明けまでの1マイル開いだった記憶ですね。
村山先生ご複雑だしておりましたということでね、手に取らせていただきました。
今回はですね、文庫で手に入れたんですけどもね、分厚い。
528ページあるとでもね、分厚いし重厚感たっぷりなんですけど、そんな小説の内容なんですけども、
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子供の頃トラウマを持った札幌に住む看護師と、学校に行けなくなった少女を知り合って、看護師が通っている牧場にね、その少女を連れて行って、
誘って行って、乗馬をさせたことがきっかけに、テビスカップっていうね、エンデュランス馬術になるんですけど、その大会を目指す内容になります。
もちろんね、528ページもあるんでね、こんなざっくりとした概要でね、伝わることがないのはね、もうね、じゅうじゅう承知しているんですけども、
最初はね、はいはいはい、癒し系ね、みたいな感じで読んでたんですよ。380ページくらいかな、読んでたらもうね、そっからもうね、3コーナーで外に出して、4コーナー大外ぶん回して一気に加速してきましたみたいな感じで、内容が加速していきますので、
ちょっと長いですけど、絶対に手を止めないで見ていただきたいですね。むしろね、手が止まりませんから大丈夫ですね。その心配いらないぐらい、手止まらないです。
そもそもテビスカップって何よ、みたいな話なんですけど、このレースはですね、24時間以内に100マイル、160キロか、を走破するっていう、人間と馬が限界に挑戦するようなコース設定になっていて、アメリカで行われるんですけども、
アメリカってかつて、ゴールドラッシュっていう、金がいっぱい取れます、ゴールドラッシュに湧いた西部開拓時代の時のルートをですね、そのまんま使っている。そのまんまではないんですけど、そこのルートを使っているそうで、シエラ・ネバダ山脈っていうところをですね、
馬と人間がこう伸ばっていって、駆け抜けていって、その山脈がめちゃめちゃ危険らしく、世界で最も過酷だと言われる、長距離耐久乗馬レースのことをテビスカップ、ライドっていうらしいんですね。
で、この大自然の中をですね、走るトレイル、山の中走る馬と一緒に走る長距離乗馬レースのことを、エンデュランスライドっていうらしいんですけど、もちろんこれは大会なので順位を争う競技になるんですけど、レースっていう名前じゃなくて、ライドって呼ばれているには理由があって、
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このテビスカップの哲学に、to finish is to winっていうものがあるらしいんですよね。完走こそが勝利である。こういったところからレースという名前ではなくて、ライドという名前になっているっていうことらしいです。
で、この大会はですね、もちろん順位が一番トップの人が優勝というふうになるんですけど、その条件、ただ走り抜ければいいってわけじゃないです。その条件があって、順位が定める、この馬がライド続行できるかどうかっていう基準を満たしてなければいけないらしいんですね、ゴールしたときに。
で、それも、しかもこのライドのコース上にチェックポイントがいくつかあって、その各所で順位による場体検査を受けなきゃいけないらしいんですって。
で、この順位による場体検査で、例えば怪我したりとか、体調不良だったりとか、この馬ちょっと今後のライド続行が難しいと診断された場合は、なんとその時点で失格になってしまう。
えー、せっかく頑張ってきたのにっていう。だからライダーはですね、馬を走らせて完走を目指すだけではなくて、馬の体調にも気を配らないといけないので、そういったところが単純にレースという名前ではなくてライドというふうに名前になってるというゆえの一つであるらしいです。
で、あれっすよね。人間がやり始めたことに対して馬を巻き込んでいってるんですけど、その馬に対して最大限馬のことを尊重しながら行っている競技ということになりますね。
そこを目指していく少女と馬と、あと周りの人間たちの物語ということなんですけども、もちろん個々に抱えた問題があって、それを解決していく姿にも心を打たれるんですけど、私的に一番グッときたのはですね、
少女が父を亡くしてすぐ子馬の出産に立ち会うんですけど、この子馬が順調に大きくなっていって立派に育っていくんですけども、あるとき転んで骨折をしてしまって残念ながら亡くなってしまったんですね。
その誕生からずっと成長を見ている馬がいなくなってしまったっていうこの喪失感でもね、どん底に落ちてしまうんですよ。
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そのときに今まですごい楽しかった乗馬がちょっと怖くなってしまったというような話をね、もう一人の主人公である看護師の女性と一緒に話してるんですけど、その場面で看護師の方が言った言葉が、
今この国にいる馬たちは人が乗らなきゃ生きていく道がない。乗る人の人口が多ければ多くなるだけ馬も生きていけるようになる。知らなくて済む馬が一頭でも増えるんだという話をするんですね。
だから怖くなってしまうのはしょうがないけれども、乗ることによって救われる馬もいるんだよっていうことを伝えてるんですけど、これを読んだときにそうだよなと。そうですよねって思って。
だからみんなでじゃあ馬に乗りに行きましょうよっていう話ではなくて、この言葉をきっかけとして競馬場で走ってる馬以外にも関心を持っていいんじゃないかなっていうふうに思ったんですよ。
この問題って今のところ恐らくこれが正解っていうものっていろんな問題がありすぎてそこにはたどり着けてないと思うんですけども、徐々にいろんな取り組みが行われていたりとか、
競馬場のセカンドライフ的なところに目を向けた本とかも出てますし、もちろん解決に向かって動こうよって。動けるなら素晴らしいことなんですけども、まずは関心興味を持つことから始めてもいいんじゃないかなというふうにこの言葉を見て思いましたね。
昔実家がバジ公園の近くだったんでお祭り的な感じでやってるところで馬が見れたんですよ。ヨーロッパとかだと結構ね馬術の競技大会とフードフェスなんかが一緒にやったりとかして、そういうのいい。ドイツとか結構その馬と人が近いところにいたりするんですよね。そういうのいいなっていうふうには思ったんですよね。
ただ、もちろんね数えきれないぐらいの問題がありますので、それが実現できるかどうかっていうのはまた別の話なんですけど、そういうのいいなって思ったんですよね。
話を戻すと、そんなね喪失感を乗り越えてテビスカップライドに挑戦した馬と周りの人たちの物語なんですけども、それぞれに喪失感を抱えた人たちがどうやって生きていくかっていうことに向き合っていく感動作でございますので、ぜひ手に取ってみてください。
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もうね、止まんなかったっすね。めっちゃ面白かったっす。
まぁね、今回はちょっと競馬とは違うエンジュランス馬術のお話でしたけどね。
まぁね、一回多分競馬好きな方とかそうでない方も見てて楽しめる内容になってますので、気になった方は読んでみてください。
そしてね、もちろん今週競馬もございます。
今週はですね、土曜日に阪神でG2チューリップショーが行われます。
今年は阪神開催すごい短いんで、もし機会がいける方いらっしゃったらね、阪神競馬場ね、堪能してみるのもいいかなというふうに思います。
土曜日はですね、中山でもG3オーシャンステイクスがありますし、
日曜日にですね、中山競馬場でG2弥生賞ディープインパクト記念が行われます。
弥生賞ディープインパクト記念ってもう5回なんすね。
ちなみにこの、ちなみにーって、ちなみにボタンですね、押しましたけども。
ちなみにこの弥生賞ディープインパクト記念って全部言うと、
ホウチハイ弥生賞ディープインパクト記念括弧サツキ賞トライアルっていう名前なんですよ。
おそらく、おそらくですけど、別に調べたわけじゃないですよ。
おそらくJRA史上最も情報量の多いレース名だと僕は勝手に思っています。
どんだけあんの、ホウチハイ弥生賞ディープインパクト記念サツキ賞トライアルみたいな。
これ噛まずに言えたら結構すごいなというふうに思いますけどね。勝手に思ってるだけですけど。
この弥生賞ディープインパクト記念は先週お話しした通り、
東京競馬場でやってた東京記念の後をついで始まったのが始まりですね。
なのでサツキ賞トライアルという位置づけなんですけども、
最初は1600mで何回か行われていて、2回ぐらいはダートでも行われてるんですよね。
ご存知の通り、春のクラシックに直結するレースですからね。
このレースも注目なんですよね。
私ダルマの注目はアドミラルシップという馬なんですけども、
この馬のおばあちゃんがブルーリッチリバーなんですよね。
2002年のアローキャリーが買った大賞を大外からぶん回してぶっ飛んできたのがね、
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もう忘れられなくてゲーッと思ったんですけど、最後届かなかったんですけどね。
そういう思い入れがあったりすると、その馬の子孫とか、やっぱり応援したくなっちゃうんですよね。
もしかしたらなかなかチャンスがなくて勝つことは難しいかもしれないんですけども、
応援するのはただですから。
もう頑張ってほしいなというふうに思います。
なんて言ってたらそろそろおしまいの時間でございますね。
毎度のことながら最後になりますけども、
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今後、番組を良いものにするために皆様の感想をどしどしお待ちしております。
また、いいなと思っていただけた方、
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ということで、また次回の「けいわけんぶんろく」でお会いしましょう。
さようなら。
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