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前回のお話をしたイランで、チャドル全身を黒いので、スポット往復を着たら、すごく自由に感じられたという西洋人の女性の話をしましたけど、これはしかし自由なんですかね。自由を勝ち得たということになるのかな。
イスラム教の社会では、というかイランの話にしましょうね。イスラム教社会って本当に幅広いので、イランの話ということで限定させてくださいね。
イランでは、やっぱり女性は自分の美しい部分は隠すべしというところが、比較的他の国に比べて厳格に守られていますね。
だから、その肌を黒いのにすっぽり覆っているような女性も特に地方には多いです。都会はそうでもないんだけれども、とはいえ日本に比べたら全然露出少なくて。
ちなみにこれもあまり知られていない気がしますけれども、男性も露出はダメなんですよ。半ズボンとかダメです。
だから私、七分だけのズボンみたいなのを履いていたら、足隠せって言われたことがありますからね。空港でしたね。空港で警備員。空港の警備員だから革命防衛隊だと思いますけど。
そういうことを言われた。そうなんだと思いましたし、あと取材に行くときに半袖のシャツで言ったらそれは良くないよっていうふうにイラン人の同僚に言われましたね。
それは相手は男性です。男性の偉い人に取材に行くときに、暑いんですよ。夏だったから。だけどやっぱ長袖じゃなきゃダメだっていう。
えーって思いましたよね。というようなことはあって、肌を露出させるっていうことは基本厳しいんですね。
っていう社会だから、あとさすがに例えば日本とか欧米とかで、ちょっと目立つ女性が歩いてたからってジロジロ見ないでしょ。露出高い服着てる。
いやー見るか。見るかもね。イスラム教って本当に結構ね、すごく実践主義的と言いますかね。
例えばほら、豚肉食べないっていうの有名じゃないですか。なんで豚だけっていう話なんだけど、あれ豚だけ食わないというか。
いやまたこれイスラム教の人が怒られるだろうから適当なこと言うなって怒られそうだけど。
ただやっぱ豚っていうのが食肉加工上結構難しかったっていう説あるんですよね。
だからやっぱ食べるにあたっていろいろ雑菌であるとか衛生面で処理しなきゃいけないっていうもののハードルが他の肉より高かったと。
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だって日本でも言うでしょ。豚肉はよくヒートして食べなさいって言ってね。牛は生肉食べても割りかし平気じゃないですか。
あんまり中東イランの人って牛食べないですけどね。羊ですけど食べるのは。
多分羊もそれに近いのかな。ちょっとごめんなさい。そこは正確な知識ありません。
ともあれ豚って結構そういうそれによって食中毒になったりとかっていうのは多分多くて。
だから気をつけろよっていうふうに言っているのがそういう宗教的な書き方や解釈になったんじゃないかみたいな話ある。
動物の血もそうですよね。食べると良くない食中毒とか起きちゃうんでそういうのはやっぱり食べないようにしましょうよっていうね。
たぶん女性に対する視線みたいなのもやっぱり知らないですけど600年とか700年の頃にどうなってたのか。
おそらくはむき出しの後期の命みたいなのがあっただろうしもっと性的な命っていうのはダイレクトにあったんじゃないですかね。
っていうのから身を守ろうみたいなのっていうのは比較的その理にかなった行動ではあったんだろうなと思いますよね。
それに対して例えば服装の矯正っていうのは比較的西洋からイスラム教社会を見たときには本来機体服を着られないと女性はもっと着飾りたいのにそれができないっていう文脈で語られるでしょ。
そういう女性もいるんですよ。特にテヘラント大都市なんかだと全然禁止されているとか言いながらアメリカの映画とか普通に見てますからやっぱりああいう女性女優たちとかに憧れるっていう人はたくさんいるわけです。
私も直接話聞きましたけどやっぱりペネロペイクルスが好きだとかね。全然聞きましたから。
そういうのに憧れると自分はそういう服を着たいなのに着られないっていうのは選択の自由がないってことになりますよね。
ただ逆もあるなと思っていて、それはだからレッドカーペットに感じるんですよね。
フランスにカンの映画祭っていうのは有名な日本でも注目される一大映画祭ありますよね。
あれレッドカーペット歩くときって日本から女優さん行くときもありますけれどもみんなすごいドレス着てるでしょ。
着飾らないと行けない場所ってあるわけですよ。
それは例えばレストランとかそうでミシュランの三ッ星とかで三ッ星じゃなくても別に一ツ星とかでも権威のあるレストランっていうのは
ジャケットを着ないとダメなんですよ。男性はね。
私パリで三ッ星レストランどんなもんかなと思って行ったことあるんですけどすげえ高かったですけど
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妻と行きましたが妻はそれなりの格好をしてたんじゃなかったかな。
私は一応襟付いたシャツは着てたんですけどジャケットを着てなかったんですよね。
夏だし暑いし私は暑がりなんで。
そしたら店からこれ着てくださいってジャケットを渡されましたよね。
用意してるんですよねお店がね。
ドレスコードがある。
私たちの隣のテーブルがタイ人の家族でなんでタイ人ってわかったかもう忘れちゃいましたけど
とにかくタイ人家族で彼らもやっぱりジャケット持ってきてなかったから観光客だと思いますね。
着せられてましたね。私と同じなんか今度ジャケット着てましたね。
女性の服装もやっぱり本来はドレスみたいなのが望ましいと。
ただねレッドカーペットカンヌとかで見てて思うのは露出すごいドレスって結構多いですよね。
胸元ざっくりみたいなね。ざっくり開いてるみたいな。
足出してるみたいな。
ドレスって基本的に露出ありますよね。
あれを着ないとどうなんだろう。別に法律で決まってるわけじゃないから不分立みたいなもんだと思いますけど
でも多分ね着飾ってないと止められると思うんですよ。
誰かしらにね。ガードマンなのかあるいは映画だったら配給会社とかプロモーターに止められるのかもしれない。
知りませんけどダメだと思うんですね。ダメです。
だって見たことないもんね他の。
民族衣装とか最近すごく認められる方向なので着物とかは多分OK。
むしろすごい拍手かっさり迎えられると思います。
他の民族衣装もそうだと思いますよ。
ネイティブアメリカン、先住民だったり一番ちょこりだったりでも全然迎えられると思いますが
ブルカとかチャドル、イスラム教のやつなんせ着てる人見たことないんで
現代風にアレンジされてたらいいのかな。
でもなんでそれどうかなと思うのかっていうと
これね南仏の方だったと思いますけどニスだったかな。
イスラム教にはブルキニっていう水着があって最近開発されたんですけれども
海水浴はしたい、水泳はしたいだけれども肌を露出させたくないっていう女性のために
頭のすっぽり大いのも含めて肌を露出させない水着っていうのがあるんですよ。
見た目はブルカっぽい。ブルカってのはサウジアラビアの女性みたいな服装ですね。
それブルカとビキニを合わせてブルキニって言うんですけど全然ビキニじゃないですよ。
セパレートじゃないですけど全身覆ってますね。
あれを禁止したんですよね。
その理由は一つには聖教分離。
これはまたちょっと別途話そうかなと思いますけれども
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フランスってすごく聖教分離に厳しい。
例えば学校にキリスト教徒に十字架とか持って行っちゃダメなんですね。
っていうのが一つの理由。
だから公共の場所でそういう宗教性を強く感じさせる服装は良くない。
あとはやっぱりフランステロが多かったので
イスラム国なんかね。
イスラム過激化が起こすテロが多いとされていたので
そういう不審な人物がわからないと。
顔も多くを隠しますし
あと下に火薬爆薬とか持っててもわからないっていう
そんなような話を聞きましたけど
でもね
それはだからドレス以外のものを着る自由がないっていうのも
なんか変な話じゃないのかなっていうね。
逆にそのなんで露出しなきゃいけないのっていうね。
そこの自由
みんなそんなに露出させたくてああいう服を着るのかな。
決まってるから着るんじゃないかなっていう疑問は私にはありますけどね。
今回はこんなところで。