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2023-12-12 11:50

あるバイト経験 卒業アルバム配達

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皆さんは、あるバイトってやったことありますかね。私もですね、ご多分に漏れず、いろいろやってたわけなんですけれども、結構ね、力仕事が多かったですね、私の場合は。
これなんでか、比較的学力はありましてですね、大学もまあまあのとこ行ってたんですけれども、ああそうか、だから塾講師とか家庭教師もやってましたね。
家庭教師はね、ついた子が早々に嫌になっちゃって、3日分ぐらいで終わっちゃったんですけれども、やりましたし。
塾講師は結構夏休みとかまとまった時期にやってました。時給もいいですしね。ただ、それよりも肉体労働が多かったですね。
まずやってたのは、卒業アルバム配達っていうね、不思議なアルバイトがあったんですけれども、これはですね、卒業アルバムっていうのは一冊一冊が重いんですよね。非常に重い。
あれ、写真がたくさん入ってるってこともありますからね。
配達って言っても学校に配達しに行くんですけれどもね、生徒さん一人一人に配達するってことではありませんからね。
卒業アルバムを作る専門の、専門じゃないんですけどね、出版社の中にその卒業アルバムを作る出版社というのがあるんです。
それはありますよね。東京でそういう大手の卒業アルバム出版社っていうのがあって、そこにですね、私が当時、当時というのは大学生ですね。
大学1年2年3年の頃に通っていた空手の流派がありましてですね、私昔空手やってたんですよ。
その流派のまあまあ偉い人がその出版社の副社長だったんですね。
そんなわけで、その空手をやっている大学生はですね、のきなみに声をかけられまして、仲間は強制的に、本当に強制されたわけではありません。自由に選べるんですけれども。
やってない人もいましたからね。そのバイトをやっていたと。
そのとにかくですね、大変なんですよね。卒業アルバム作るのってカメラマンがずっとその行事に張り付いてですね。
1年中何かしらの遠足だ学芸会、学校祭とかなんかそういうのをパチパチ写真に撮って、皆さん学生時代、生徒時代にもいたと思いますけれども。
一緒に修学旅行とか行ったりしてね。1年撮って、1年じゃないですね。3年間。3年撮ってそれを編集して、いい感じにして渡すと。
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その最後の渡すっていう作業が集中するんですよ。
当たり前ですけど、卒業ってみんな3月にするんで、2月、3月とかに集中してくるんですね。
この時期はね、だからその出版社めちゃくちゃ忙しいわけですよ。
そうすると、私たちが呼ばれてですね、主に力仕事。
とにかくその配本って言ってましたけど、本を配るで配本ですね。
重いもんですから、それを汚れないように紙に包んだものを持っていくわけですね。
で、それをカメラマンの人が、その時期にはあんまり撮影の仕事ないんでしょうね、おそらく。
卒業式は卒業アルバムには入らないですからね。
3月にやるのがカメラマンの人たちなんですけれども、その人たちと一緒にペアを組んでアルバムの配達をする。
これがね、学校にもよるんですけれどもね、置く場所っていうのが、要は倉庫であるとか空いた場所。
理科準備室みたいなのが多かったですけど、なんですよ。
あんまりね、そういうのってね、一回にはないんですよね。
だからこれをね、階段を登って持っていかなきゃいけない。
中にはエレベーターがある学校ってのも当然ありまして、その場合は台車貸してもらってですね。
台車に卒業アルバムを載せて、それを一気に持っていくっていうことができる。
そういう学校もありましたが、ないとこもあるんですよ。
それはありますよね。
そうするとね、最悪の場合は4回なんかに重い卒業アルバムをですね、300冊とか400冊とか運ばなきゃいけないわけですよ。
だいたい5冊をね、一つの紙包みにして持ってくるわけなんですけれども。
これがね、本当に大変な作業。
私もまだね、20歳そこそこで若かったですけれども、これは大変でしたね。
体力もあり余ってたはずなんですけれども。
で、これをこのカメラマンの人と一緒にやって、場所の隙間の大きさによって、面積によって、
じゃあここは5で積んでこうかとかですね。
そういう不調みたいのもありまして、やってましたね。
なるべくその隙間ないように積んで帰る。
1回に3個ぐらい1日にね、行きましたかね。
大体都内なんですけど、たまに神奈川とか近郊もありましたけれども、やりましたね。
というような経験があります。
これね、学校によって結構対応が違うんでね、すごくそういう意味でも勉強になりましたね。
そんな人の、よその高校に行くことはまずないですからね。
とりわけ私、愛知の出身なんで、東京の高校ってほとんど全然知らないもんですから。
とりあえず高校が中心でしたけど、中には私立のところも多かった、ありましたね。
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中でね、女子校に行ったこともありまして、女子校に行くったって別にね、生徒と何か触れ合うわけでは全くありませんよ。
学校の先生とか、もしくは読者さんみたいな人に、じゃあここ置いてみたいな感じで持っていくだけなんですけれども、
その時はね、出てきたね、担当の先生がおそらく体育の先生だったんじゃないかなって思いますけど、ジャージ着てましたしね。
なんかその女子生徒と一緒に出てくるんですけどね、あからさまになんか女子生徒に人気があるんですよね。
で、こうなんていうかな、じゃれついてる感じで女子生徒たちが、ふーんって思いましたよね。
その先生はいい先生でしたけど、中には感じの悪い先生ももちろんいますしね、顎で使うような。
あと生徒もね、感じの悪い子たちが多い学校ってのはどうしてもありましたね。
なんかね、いい学校はすごいみんながこう、わりと協力的と言っても一緒に運んでくれるわけでは全然ないんですけど、
だいたい包み紙してあるから、それが卒業アルバムなんて誰もわかんないですからね、何運んでるのかよくわかんないと思いますけれども。
でもいい学校の場合は少なくとも邪魔にならないようにしてくれるんですよ。
私たちが大汗かいて階段を登っているっていう様子は、それは見てればわかるわけなんで、
大変そうだなの人たちっていう感じで道を開けてくれたり。
これがね、良くない学校は全然開けてくれないんですよね。
ぼやーっと歩いてて、昼休みだったりね、休み時間だったりにあたるっていうことも往々にしてあるわけですよ。
そうするとね、生徒さんたちの間を縫って、あるいは階段の間でゆっくり歩いている人と同じペースで行かなきゃいけない。
わかると思いますけど、思いも持ってる時って1秒でも早く目的地で荷を下ろしたいんですよね。
とりわけ4階建ての4階に行かなきゃいけない時なんかはそうで、にもかかわらず全然そこをどいてくれない、気を利かしてくれないっていうそういう学校もありましたね。
未だに覚えてるんだから大変なんですよね。だって学校の名前も言わないけど覚えてますもんね。
あとは本当知らない学校が多かったんで、「うわ、めっちゃヤンキー校じゃん!」みたいなところも面白かったですけどね。
そういうアルバイト、これが肉体労働系のアルバイトの一つですかね。
ただね、ここで覚わったことといいますか、学んだことっていうのはそれだけじゃない。
結構ね、もうずっと来てくれって言われてるわけですよ。
3月なんか特に忙しいですから。
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とはいえ日によってポンとね、この日は配達するアルバムないわとか1個しかないわっていう日もあるんですよ。
印刷とか編集の都合ですよね。
そうするとね、暇になるじゃないですか。
私たちは人足として呼ばれているわけなんですけれども。
かといって多分ね、社員の人たちも副社長のそういうつてで来てもらっている学生さんたちだっていうことで、あんまり無理にもできないとも思うんですよね。
低調な扱いとは全然思いませんでしたけれども。
とはいえ、じゃあもう今日はしょうがないから帰ってっていう感じじゃなくて、とりあえず時給分は稼がせてくれるみたいな感じで、でも仕事ないわけですよ。
そうすると倉庫の整理とかをさせられるんですけれども、明らかに誰も見てないわけですよね。
そこの倉庫で何をしているかなんて分かりっこないじゃないですか。
まあ比較的さぼらずやった方だと思いますけれども、しかしね、仕事ってこういうことかっていうのはそこで分かった感じしますね。
つまり、人が見てないところでやる仕事ってこれ本当はやらなくていい仕事なんですよね。
だって倉庫の整理とかってもちろんやった方がいいんだろうけれども、やってなくたってどうってこともないし、私がやってたのって主にネガ、フィルムのネガの整理だったんですよ。
こんなのって本当に将来見返すっていう可能性も極めて欲しいし、だからね、それをやって減る分の傘、ネガですからね、フィルム。
フィルム見たことない人も多いか。
単に紙っぺらみたいなものですよ。薄いプラスチックの板です。めちゃ薄い。
だからそんなものを少し場所を削り取ったとしたって、対して倉庫全体の圧縮にはならないわけですよ。
だけど他にやらせることがないんで、やらせとくかっていう仕事が世の中にあるんだなって。
これが多分ブルシッドジョブとの出会い。
一般にブルシッドジョブって書類回すことなんで意味はちょっと違いますけれども、仕事、人がいて仕事をさせなきゃいけないっていうケース。
じゃああいつらはちょっとあの仕事でも割り振っとくかみたいなのってありますよね。
それを最初に体験した。自分が使われる側としてですね。
なるほど。それでも賃金はちゃんと発生するんだっていうね。
そういうことを知るきっかけにはなったかもしれないですね。
今回はこんなところで。
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