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人生で初めてのアルバイトというのは、高校1年生の時だったと思いますね、多分。
冬休みですね、年末。私は高校の時はですね、体育会の部活に入っておりまして、普段は全然休みないんですよ。
土日も関係なかったですからね。水曜日か何かに休部日っていうのがありましたけれども、後はずっと部活です。
試合前とかは毎日ですね。ということなので、試合前といえばね、普通の部活はテスト前はやっちゃダメってことになってたんですけど、
私たち学校から離れた場所でやっていたので、先生のメモが行き届かないということで勝手にやってましたね。
そんな部活づけの高校生活だったんですけど、年末年始だけは休みでしたね。
そもそもね、私は冒頭部だったんですけど、冒頭って川の上で漕ぎますよね。沈むことあるんですよ。しょうがないですよね。
でね、沈むとやっぱり水温が低いと死んじゃうじゃないですか。だからやらないんですね。冬はあまりやらなかったですね。
陸上トレーニングばっかり。走ったり筋トレしたりね、そんなことばっかりやるんですけど、それも年末年始だけはなかった。
その時に冬休みにアルバイトをしましたね。何のバイトかというと、郵便局のアルバイトですよ。
これどうですかね。これ皆さんもやったことある人っているんじゃないかなと思いますけどね。
郵便局のアルバイトですよ。やっぱり年末年始、これは郵便局にとっては書き入れ時なわけですね。年賀状。
最近はだいぶ減ったって聞きますけどね。私の子供の頃なんかは本当に普通のうちでも100枚下るってことはなかったんじゃないですか。
2、300枚あるのが当たり前っていう感じでしたよね。
とにかくメールとか携帯電話とかない時代ですから、ほとんどのやり取りっていうのはそういうね、はがき、手紙、これは使われたもんですよ。
そうすると年に1回そういうふうに年賀状を交換するなんていうのは、庶民にとってはすごく大事な行事だったっていうのは間違いないでしょうね。
なんで正規の郵便局の局員さんたちは忙しいわけです。主に仕分けですかね。年賀状って20何日までに投函してくださいって言ってますもんね。
ただみんなね、やっぱり締め切りってギリギリにならないとやらないでしょ。ギリギリになって届くのが多いみたいですよ、年賀はがきも。
だからクリスマス終わったあたりから郵便局ってめちゃ忙しいんですよね。
その代わりに仕分けしなきゃいけないから配達がままならないっていうんで、配達の代わりを私たちがやる。
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仕分けのアルバイトをやる人たちもいましたけど、
男子高校生なんていうのは外勤が多かった気がしますね。
女子はだいたいその中で仕分けやってたんじゃないかな。
あれね、やっぱり自転車行為で郵便物持って配達に行くわけですよ。
おそらくは本職の郵便局員さんに比べるとだいぶ少ない量があてがわれてるんだと思いますけれども、それにしたって結構な量じゃないですか。
最初の日は本物の局員さんが一緒に回ってくれるんですよ。
ここはこうだよ、ここはここでにこそがんだよなってこともね、実地で教えてくれるわけですけれども。
私は高1で免許が当然持ってないですから、
普通は多分郵便局員さんってバイクで回る人が多いと思いますよね、原付き。
だけどそんなもんありませんからね。
自転車で回ると。結構体育会的重労働ですよね。
っていうこともあって、男性が多かったのではないかと思います。
私にとってはそのほうがありがたかったですけどね。
建物の中で仕事をするっていうのは未だにすごく苦手ですからね。
気分転換にもなりますよ、外の空気を吸うのはね。
それでそれをやりました。
年間料の配達って当然元日にはやりますよね。
だから正月ポストを見て届いたなんて言ってね、それを楽しみにして。
っていうのがあるじゃないですか。
だから1月1日は出初式みたいなのがありましたよね。
みんなで一斉に自転車で郵便局から出ていくというのを私もやったような記憶がありますよ。
ただね、郵便の配達っていう仕事、これも私の癖なのか、結構すぐ慣れるんですよね。
比較的作業の効率化っていうことが得意なものですから、はいはいと。
あと地元なんでね、土地感のあることもありますし、
今日は郵便物これ届いているから、こうやって回ったらすごいショートカットできるなみたいなこともすぐにやっちゃうわけですよ。
そうすると何が起きるかというとですね、時間が余るんですよね。
結局当たり前ですけれども、郵便局側としては、
そんな生徒、学生に局員と同じ仕事ができるとは当然思わないですし、
配達ができなくなるっていうのは困りますからね。
あんまり負荷はかけてないわけですよ。
だからちょいと起点の効く私みたいなのがいると、すぐ終わっちゃうんですよね。
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だいたい年末で毎日毎日郵便物がいっぱいいっぱいあるわけではないですから。
ちなみに私が回ってた地域にはですね、これ正規の局員さんに最初に回ったときに教えてもらったんですけど、
暴力団の組事務所がありましてね、そういうところに限って郵便受けないんですよ。
だからドアガチャッと開けてね、郵便物があるときにはね、
郵便ですって言ってね、階段のところに置いとかなきゃいけないっていう。
組事務所は階段の上の2階にあったんですけど、
ダイレクトに階段が外につながっているっていう、そういう構造になってましたけどね。
やでしたね、やっぱりね、高校生ごっこにね。
そういう地域、あんまり柄のいい地域じゃなかったんで、いろんなところがありましたけれども、
まあ、くぶれましてね。
ただね、だからえーとね、
これもちょっと本当もう30年前のことなんで忘れちゃいましたけど、もっと前だ。
えー、たぶん5時に就業とかなんですよ。たぶん9時、5時みたいな仕事ですよ。
そうするとね、郵便くばり終わった人から順に仕分けをしなきゃいけないんです。
ねえ、仕分け嫌じゃないですか。
僕、仕分け嫌いじゃないんですよ。
だからね、早々に配り終わっちゃったときなんかは、さっさと自分の家に戻ってですね、
自分の家の下に郵便局の赤い自転車を置いて、
こたつに入ってね、テレビを見ながらみかんを食って、
まあ、小一時間で仕分けをしなきゃいけないんですよ。
だからね、早々に配り終わっちゃったときなんかは、さっさと自分の家に戻ってですね、
自分の家の下に郵便局の赤い自転車を置いて、
こたつに入ってね、テレビを見ながらみかんを食って、
まあ、小一時間、時間をつぶし、まあ、頃合いかなと思ったあたりで出て行って、
仕分けの作業はちょびっとだけやるっていうね。
つまりサボってましたね。
だからね、当時もうすでに小一とかにして、
ああ、仕事ってこういうもんなんだなっていうね、謝った価値観ですかね。
でも私にとっては結構真面目な話なんですよ。
要するにやっぱりこの間の話と同じで、人間って時間を切り売りするんだなと。
その時間というのをどのように使うかっていうのは、ある程度の裁量っていうのが実はあるんだなと。
別に多分ね、おそらく多くの高校生たちはですね、
真面目に配達をし、終わったら郵便物を仕分けるっていうことに疎進でたんだと思いますよ。
ひょっとしたらですね、真面目にやった人たちはそこでお菓子をもらったりとかね、
お茶を飲んだりとか、ちょっと休憩したらなんていうそんな触れ合いがあったのかもしれませんよね。
知りませんけど。あるいはそこに女子もいるわけですからね。
そういうひょっとした男女の触れ合いみたいなのがなかったかあったか知りません。
だって言ってないもんね。
全然ね、そういうところには関心がなくてですね。
いや関心はありますよ、もちろん。
私だって彼女の彼女欲しいなと思いました。
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なんかそういうことじゃないんだよな。
労働団、だからサボってまして、いい感じで給料をいただいてましたね。
それは時給は1000円までいってなかったと思いますけど、高校生ができるアルバイト自体はまずそんなにない。
これも不思議なもので郵便局がやるとね、ほぼお役所みたいなもので誰も文句言わないですね。
というのでお小遣いの足しには十分なりましたよね。
そんなときから一番最初に仕事をやったときからサボることを考えているというあたりに、育ちというか性格が現れているかもしれませんね。
今回はこんなところで。