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2023-12-16 33:40

2-35. NASAの人生相談2 「宇宙の激アツ分野」 ゲスト佐々木亮さん 田久保勇志さん 特別番組「奏でる銀河細胞」 Part2 

2-35. NASAの人生相談2 ゲスト佐々木亮さん 田久保勇志さん 特別番組「奏でる銀河細胞」 

大人気「宇宙ばなし」とのコラボ

元NASAが話す1話完結チャンネル「宇宙ばなし」から亮さんが来てくれました!

⁠⁠⁠⁠★第3回Japan Podcast Awards "Spotify NEXT クリエイター賞"受賞★★Apple Podcast 科学カテゴリー 日本1位達成★Spotify 日本全体ランキング最高3位★

佐々木亮さんTwitter ⁠⁠⁠https://twitter.com/_ryo_astro⁠⁠⁠ 

初登場🌟

田久保勇志さん

⁠スタンフォード大学 航空宇宙学科博士課程⁠

⁠https://yujitakubo.com/⁠

⁠https://www.linkedin.com/in/yuji-takubo/⁠

⁠勇志さんの関わったNASAプロジェクト⁠


★関連書籍★

宇宙を目指して海を渡る MITで得た学び、NASA転職を決めた理由  著者 小野 雅裕


1)人工衛星フォーメーションフライトと宇宙ロジスティクス

2)地球の近くはミクロ?

3)工学と理学、アカデミアとスタートアップ

4)亮ちゃん大絶賛「激アツ分野」

5)「モノ」と「ヒト」

6)センスで語るか根拠で語るか

7)情報があるから飛び込める

8)情報発信の大切さ

9)NASAの本を語る

そんない理科の時間Bでアドバイスもらいました!

Spotify ⁠⁠⁠⁠https://spotifyanchor-web.app.link/e/XSNhlA1Epyb⁠⁠⁠⁠

科学教室の先生タツ&ゆりかさんが語り合う番組「奏でる細胞」はアメリカのインディアナ州から発信しています。 ゲストを迎えて語るコーナー「奏で人に会いたい」。 漫才形式で学ぶ細胞共生説 「水戸カルと神タツ」シリーズも好評発信中です。 この番組は親子科学教室と猫カフェの応援により放送しています。

リスナーからの感想お待ちしています! ⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/Vsx7t9iFwC5VsxTbA⁠⁠⁠⁠

(お便りはこちらフォームから受け付けています )

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はたなか内科・糖尿病クリニック ⁠⁠⁠⁠⁠https://hatanaka-naika.com/⁠⁠⁠⁠⁠


00:02
奏でる銀河細胞。 奏でる細胞は、サイエンスと音楽を愛する2人が、アメリカ・インディアナから楽しく奏でるようにおしゃべりする番組です。
この番組は地域医療に貢献し、皆様の一番近くにいるホームドクターを目指す。
はたなかないか。糖尿病クリニックのスポンサーズでお送りいたします。
こんにちは、たつです。 今回はですね、前回に引き続き佐々木亮の宇宙話から、亮ちゃんに来ていただいてますね。
そして、スタンフォード大学の田久保勇志さんとNASA&NASAの人生相談というシリーズが続いていますが、これのPart2になります。
もうね、説明いらないですね。めちゃくちゃ面白いし楽しくて、いや、ポッドキャストしてきてよかったなーって、僕も感じてるやつなんで。
皆さんも一緒にね、楽しんで聞いていただければと思います。 それではお聞きください。
今のところやっぱ、航空宇宙のエンジニアリングの業界にどういうポジションでいようかな、みたいなことを考えてる感じなんですか?
そうですね。学部の時からだんだんその研究分野がミクロの話に移り変わってきて、
今自分、例えば人工衛星の制御みたいな話をしてて、特に複数機のフォーメーションフライトとか、
変態飛行って言われるような話だとか、ランデブーとか、そこの辺りにAIを乗せるみたいなことを研究してるんですけど、
めちゃめちゃ激アツ分野じゃないですか。
もともとはただ宇宙ロジスティクスっていう、月面とか地球とか宇宙ステーションとかを結ぶサプライチェーンをどう構築するかっていうことを研究してて、
で、自分の一番根本的な興味はそこら辺にあって、実はそのものすごい大きな社会システムをどこに作るかみたいな。
生活圏が広がっていくのを設計したいとか。
そうです。まさにおっしゃる通りです。そこに大きな興味が自分はあって。
へー、いいな。え、それいつ興味持つんですか?そこの。
それは高校生の時に、
いや、いい感覚だなあ、それ。
高校生の時にアメリカの大学を調べてた時に受ける受験する際に、
初期の研究がMITでやられてたんですけど、
地球と地球上の軌道、低軌道とかまあいろんな軌道がありますけど、
と、月面と火星みたいなのがその地図みたいに点と点が繋がってそのサプライチェーンのネットワークになるみたいな絵があって、
それを見てかなり衝撃を受けて、あ、これだみたいな。これが来るみたいな。
03:00
いや、いいタイミング。そうですね、6年前ぐらいだとだんだん月面のインフラとかを考え始める人たちが、
で、始めて、しかもアカデミックだけじゃなくて産業側でもそういうのを考え始める人がいて、
たぶん情報がファッとこう広がり始めた瞬間とかちょっと前ぐらいの感覚。
そうなんです。なんで当たり前ですけど、絶対に一人でできる話じゃなくなってくるじゃないですか、そういう話って。
でもそういう話が最後はしたいけど、やっぱりテクニカルなバックグラウンドがないと、
たぶん最終的にはおっしゃったようなその良い解像度で、たぶん物を捕らえられないなっていう感覚は自分の中にはあって、
まあそういう意味でも最終的にはちゃんと人と人と働いていくっていうのがすごい大事だよなっていう感覚はあって。
本当、そうですね。
ちょっと素敵なんですけど、若干僕が置いてかれているかどうかをちょっと確かめたいんですけど、
僕はその医療とかがストリートとかとつながっているというか、やっぱりその専門のことが届くっていうところにすごいそれが大事だと思ってて、
今おっしゃってたのも結局その宇宙の技術が宇宙の世界で終わらず、いかに人に届くかっていうところを話している。
ストリートに近い宇宙っていう話って聞こえたんですけど。当たってますか?
まさしくそうですね。
今それこそやっている研究の話をもう少しすると、もともとNASAとかでやってた話って、
木星とか土星とかで宇宙機をどう飛ばすかっていう話を、そこで生命探査をしようっていうことのミッションに関わっていたんです。
ジョージアテックでも地球から月に行くための軌道とか、木星とかに比べれば近いですけど、
ただやっぱりお金と物と資源と人は地上にしかいないなっていう、
その感覚がすごい自分の中で強くなってきて、ここ1年ぐらいで。
それもあって自分の興味がもう一回地球の周りでどういうふうに宇宙を使うかっていうことになってきているっていうのは間違いなくあると思います。
いやーすごいなー。
いいですね。
僕たぶんエンジニアリングのスペシャリティがあるみたいなところがめちゃめちゃ強みになる業界ではあるなと思ったんですけど、
僕はそれに気づくのにめっちゃ時間がかかってて、
実社会での応用とかそういう目線で見ると、僕は工学の人がめちゃめちゃエンジニアリングの方で突き詰めてる人がめちゃめちゃ羨ましく見えてて、
僕は理学の方だから、いわゆる基礎研究じゃないですか。
世の中にどう役に立つかなんていうのは100年後ぐらいの人が考え始めるんだろうなみたいな。
とりあえず自然の説理を一個ずつ整理していくっていう感じだったから、
例えば宇宙スタートアップとかに興味持ってもそことの距離感ってめちゃめちゃ遠いですね。
06:04
じゃありょうちゃんの研究最初っていうのは宇宙はどうできたかみたいな方が近かったって感じですか?
そうですね。最初は、いや最初からもうPhD取るまで僕ずっと同じ研究室で、
光晶フレアですよね。だから太陽の何倍もでかい光勢の、地球からはるか彼方に離れた光勢のフレアを見てたんですけど、
それは別にそこに強く惹かれて入ったっていう感じではなくて、
宇宙系の研究室なんか天文の研究面白そうだなと思って入ったら、たまたまそういう面白いのやってて、
面白いから修士まで行ってみて、面白いから博士まで行ってみてみたいな感じだったから、
なんか別に大きいビジョンを持ちながら宇宙の業界に入ったってわけではなかったんで、
もう夢中になっていった結果で、
ああそうですね、まさに。
で、なんかいろいろこう面白みが増えてくると、増してきた中で他の業界も気になってくるじゃないですか。
そうするとやっぱり人工衛星とか作れる方が絶対に応用範囲広いよなとか、
なるほど。
思い始めて、そうしたら、なんで俺理学なんだろうってたまに思う時があって、
それは博士中二ですか?
思いました思いました。
だからその、我々的にじゃないけど、全然博士論文とかにも載せてない裏で衛星の開発とかもずっとやってて、
なんかこっちの方が生きるよなぁとは思いながら、
けど一旦学位取るのもそうだし、まあ面白いし、
理学の研究も、サイエンスの方も深めるしみたいな感じでやってたから、
なんかその最初の宇宙の方のキャリアを考える時に、
宇宙でのサプライチェーンとかが6年前とか7年前ぐらいのタイミングで見えるのは、
やっぱなんかいいなって、そこの速さの気づきめちゃめちゃ羨ましいなって思いました。
そうですね。
しかも今マジ激アツですからね、その地球を軸にして、まあ一旦月火星ぐらいまでの範囲内で、
人間がどうやって移動するかとかどうやって生活圏広げていくかっていうのを、
ほんと多分みんなが、宇宙業界のほとんどの人たちのベクトルがそこに向いてるし、
で、まあその目線もありつつ、人工衛星のフォーメーションフライトとかやってるっていうのも、
まさに最先端というか次の人工衛星の流れって、単体で仕事してたところから細かい人工衛星に移って、
スペースXのスターリンクみたいにたくさん飛ばして、こう等間隔に並べて、
フォーメーションフライトっていうよりはただのコンステレーションみたいなのにして、
でももっと制御の技術というのが高まってきた今、
今後多分10年ぐらいはフォーメーションフライトの成果がバチバチ出てくるんだろうなと思うと、
そうなんですよ。
すげえいいところに興味持ってるよなっていう。
コンステレーションもネットワークなので結局は、同じ話で物流の最適化とかが効く話なんですよね。
09:06
そうですよね。
どこに配置すべきかみたいな話とか、なのでまあ楽しそうだなって思ってます、ここ5年ぐらいは。
奏でる銀河サイト。
ちょっと離れるかと思うんですけど、僕今ネットワークサイエンスめちゃめちゃやってるんですよ。
ネットワークサイエンスのビジネス応用みたいなのをめちゃめちゃやってるんですよ、毎日毎日。
僕だって細胞のネットワークサイエンス、今だから細胞たちの中でどれがハブ細胞なのかとか、
どれが全体のリズムを調節してるのかで奏でる細胞やってるんです。
だから識者みたいな細胞がいたり、全然言うこと聞かない細胞がいたりっていうのをやってるんです。
あーそっかそっか、そういうことだ。
いやそう、今まさになんすよね。
だからりょうさんの情熱とかそういう話がすごい僕に響いてくるのはそういうとこなんでしょうね、たぶんね。
確かに確かに。
意外とキャリアは生きてる。
楽しそうですね。
なんか戻ってきてますね。
そうなんすよ。
これやっぱ面白いなっていう。
ゆうじさん聞きたいことこの辺ですか?それともまだもうちょっとありますか?
いやめっちゃ楽しそうだなって今純粋に思って、すごい今日いい話聞けたなって思いました。
そうなんか回り回ってね、あるんですよね、そういう研究できるタイミングとか。
なんかりょうさんの話で、僕の博士課程の方ってやっぱりベーシックベーシックで言っちゃうんですけど、
教えるようになって生徒たちが今はスタートアップの方に行って、
でこの人アカデミアに行くんだろうなと思って一生懸命指導した生徒が大企業行ったりスタートアップ行ったりするんですけど、
スタートアップの人たちの方が生き生きしてるんですよ。
自分の思ったアイディアすぐ使えるみたいで、
大企業の人たちもまあやっぱ給料とかいいからそれで生き生きしてるようだけど研究の話をしてみるとスタートアップの人たちの方がなんか生き生きしてて、
それでちょっと前は僕はやっぱり大学でポジションを取っていく上で、
ベーシックベーシックで行かなきゃいけないかなと思ってたんですけど、時代がちょっと変わってきてスタートアップよりでも大学は大事にしてくれるようになってきたんです。
だから僕はこの感じだったら生きていけるなと思ったんです。
なるほど。
りょうさんのように博士課程まとめるあたりで3つ4つぐらいやりたいことができてきて、
でも博士課程論文まとめるときにはその中でも本当になんか切り詰めて切り詰めて論理論理みたいなところに自分を全部持ってって、
スタートアップとかちょっと頭の中にいろいろあるやつは全部置いとかなきゃいけない。
それが苦しかったりするんですよねそれがね。
でも本当にやりたいことその後に博士通った後にじゃあ自分でどれ行こうかなと思った時に、
まだそのアカデミアの中にも僕みたいなのがいてもいいようなポジションがちょっと見えた。
12:01
まあそれもだんだん後になってから見えてきたりもしてるんですけど、
その時はなんかなんとなく直感でこっちかなみたいなのがあったりするんですよ。
だからなんかそれがりょうさんにもあって自分に合ってるのはこっちかなっていうのを感じたんだなっていう。
そしてそこでポッドキャストがスタートしてきてるっていう。
でもポッドキャストのおかげで世界は広がってる感じはやっぱあって、
無理やりこうアカデミックでこうさっきそぎ落としていく表現だったけど、
シャープにしなきゃいけないところをあえてこうシャープにせずに幅を広げていくみたいなところは、
強制的にインプットしたから見えてくるあれが変わってきて業界の見え方というか。
なるほど。確かに。
ポッドキャストはとりあえず始めてよかったなって。
いやりょうさんのなんか尊敬できるところってやっぱ新しい情報を常に入れて毎日毎日喋ってるじゃないですか。
この学ぶ姿勢っていうのはもうすごい輝いてるんですよ。真似できないですよなかなか。
みんなそれが欲しいと思って聞いてると思うんですよ。
でも別にみんな新しいこと知ってません?毎日。
いやそうなんでしょ。でもそれを。
アウトプットの形までできるっていうのは本当にでもすごいですよね。
もう多分1000回とかやられてるともう全部がその編集とかアップロードとかももう流れ作業のうちなんだと思うんですけど、
やっぱ最初自分の声をマイクに乗せて、
その日学んだことをちゃんと喋るっていうのはなかなかやっぱり練習しないとできない。
その鶏と卵じゃないですけど。
ああまあそうですよね。
1000回やると多分スムーズにそれが流れるようになるし、
そのポッドキャストエピソード1を作る人たちにとっては多分そこが果てしなく大変に見えるっていうことはあるのかもしれないですね。
いや確かに確かに。
今年新しく作った番組のエピソードはマジ作るの大変でした。
一緒にやってる相方はもうポッドキャスト全然初めてみたいな感じだったから、
でも僕はずっとポッドキャストやってるからその1話目がどれだけ大事かみたいなのがすごい心の中にあって、
なるべく僕の1話も中話のあんま聞いてほしくないぐらい、やっぱ自分でも感性度低いなと思うから、
振り返った時に、まあ1話聞いてくれれば登録してくれるよねみたいなの出したかったんですよね。
だからそこに載せるまでにそのポッドキャスト経験のない相方をどこのでコブするかみたいな、
で結局4回ぐらい撮り直してネタも変えて全然違うので1話出すみたいなっていうのもやったんで、
確かにハードルは高いんだろうなぁ。
でもちょっとそこもなんか研究っぽくないですか?
なんかやってやっぱこれじゃないみたいな、それをちゃんと繰り返せるのってすごい1つのスキルだと思うんですよね。
そこで妥協しないというか。
あとはまあどっかで諦めのラインがあるというか、
ITの方で仕事をし始めてからもう出さなきゃどうにもわからんよねみたいな、
自分の中での満足度のラインをどれだけ上げたところで完璧なものを出したところで、
15:03
刺さんないもんは刺さんないし、みたいなのもあるから、
研究の時はそういうのじゃないじゃないですか。
刺さる刺さらないとかじゃないから。
いやそこモロに出ますよ。
僕とか間違ったことを喋ることすごい怖かったんですよ、ポッドキャストやる時。
一番難しかったの自分で喋ってその中に間違ったこと言ってるとか、
なんか暗そうに喋ってるから嫌だとかすごい消したい自分がいっぱいいて、
でもだんだんそれがね、それ怖がってるからまた上手く喋れないみたいなのがあって、
それ治っていくといいなと思ったりして、
だからりょうさんすごいなと思うのは、結構自分でありのままでドーンっていう感じが、
それを出せるか出せないかってやっぱ大きな違いね、それを持ってるっていいなと思って。
確かに間違ったことは言えないなぁがあるから、
だんだんその明確な数字の表現とかはしないようにはしてると思うんですけど、
なるほど。
だからそこの専門の人たちに聞かれた時に、何言ってんだろうって思われるのはやっぱ嫌だなっていう気持ちはあるじゃないですか。
でもね、もう気にしないことにしたんです、僕ね。
この間もね、僕の共同研究者がオーストリアのウィンなのにオーストラリアのウィンって言っちゃって、
それを音声残っちゃって、もういいやと思って。
わかりますからね。
りょうさんそういう意味では、特にサイエンス系の研究だと対象が物なわけじゃないですか、物だったり星だったりするわけじゃないですか。
多分今のお仕事とか、ポッドキャストもそうですけど、人に対してする仕事じゃないですか。
そこに対して価値観が変わったこととか、仕事のやり方が違うなって思うことってあります?
あー、いやなんかまぁ、結構感覚ベースで進んでいくものが多いよなっていうのが、一番ドカンって感じる部分あって。
あんま好きじゃないところで言うと、感覚で進んでるくせにめちゃめちゃ自信持って言うやんっていつも思っちゃうんですよね。
別に何も確かなことでもないのに、世の中でいうセンスみたいなところ?
自分のセンスを信じてるみたいなところは、多分どんなに仕事を突き詰めていっても共感できなそうだなっていう。
だから職種をデータサイエンティストとかアナリストっていう仕事にしてて、僕らからそっちに発信していくのって、
仕事の方でいろいろ発言していくときって、基本なんか定量データを持って行って、こういう傾向があるからこっちで行った方がいいんじゃないの?みたいな
会話の仕方ができるんで、めちゃめちゃ違うとこだけど、あえてそこにあんまり踏み込まないで、
センス一遍倒で行くような会話とかはあんましないようにしてっていうので、なんか自分のテリトリーを守ってる感じでやってますかね。
なるほど、なるほど面白い。
18:00
あとは本当に出してみなきゃわかんないから、出した後にどう振り返るかみたいな話の方がしやすい。
大事なんですけどね、何にも何か定量的なデータを持たずに会話して広がっていくアイディアの方が、
まあ多分世の中をガラッと変えてることの方が多いんで。
それ達さんアメリカだと本当にそうじゃないですか。もう根拠のない自信って一番大事じゃないですか、アメリカのその中。
いやでもユイジさん発表したときに、すごいアメリカに来るときに徹底的に調べて、その大学院に関してもすごい調べて、
NASAについてもすごい調べて、どこの大学で誰がどんな研究をしてるかっていうのも、
僕が海外に挑戦するときに比べて圧倒的に調べてて、ここまで調べておいて、ハーバードの方々とかそれ以外の海外の研究者の方々に、
もっと情報をください、明るくしてもらわないと僕ら飛び込んでいけないのでみたいな感じで、
もっと成功している人たちには情報発信に時間を使っていただいて、次の人たちの挑戦を支えていただかないと困るんですっていう、
その若い側のみんなの意見をですね、少し上の方々にドーンとぶつけていただいて、
あれでね結構みんな、そうか情報発信しないと次の人たちが海外に挑戦できないんだと思って、
もっとどうやって成功したのか、何が大事だったのか、そしてそのネットワークどこにどんな研究者がいるのかとか、
もうちょっと明らかにしてくれないと飛び込めないんです、徹底的に調べた人がそれ言ってくるかと思って、
僕らはどっちかっていうともう真っ暗闇のところにいいよ、飛び込んでこいよみたいに言われてバーン言って、
それで当たってくるだけで、アメリカってこういうとこなんだって、その場でこうなんか調査調査っていうか、
挑戦しながらその場で匂いを感じて、その場で判断して、また広げてってみたいな、
ダンジョンで言うと、ゲームのダンジョンで言うと僕とか1マス2マスぐらいしかライト当たってないんですけど、
博坊さんめっちゃダンジョン全部光ってるみたいな感じなのに、下の階も上の階も全部見せろっていう、
そこに皆さん時間をかけてくれないと次の世代育たないって言ってくださったんです。
すごくないですか、りょうさん。
いやー確かに。いやーすごいですね。
いや見えてる人だから、見えてるから余計にもっと見させてくれって言えるんですよ。
自分の中ですごい引き上げてもらった感覚があるんですよね。
例えばダンジョンのレベル1をスキップさせてもらった感覚とかがすごいあって、
情報知ってるだけで。
たぶん、それこそたつさんの世代とか、僕の、例えばNASAに呼んでくれた日本人のエンジン屋の方とかがいるんですけど、
その方は本とかも結構出されてて、いかにNASAに入るのが大変だったかみたいな話の本とかが出てるんですよ。
で、まあその中で彼とかが学部生の自分とかをひゅんって引き抜いてくれたりすると、
まあポッとNASAとかでも入れるっていうのが、その自分の中で成功体験としてすごいやつ。
21:02
それは、もう今ここにNASAが2人いるわけじゃないですか。
NASA、NASAが2人ともその本のおかげでNASAに行ってるってことになると、やっぱりその情報が大事だったってことになるわけですね。
と、思うんですよね。
僕はNASAから帰ってきた後に読みました。
あと読みでした。
その時にでも先に読んどけばよかった感じなんですか?
ああ、いやでも僕はあの熱量を持ててたかなって思いながら読んでました。
逆に読んだら、ちょっと怖いなって思ったってことですか?
いや、違う、熱量すごいなと思って、
僕どっちかっていうと行き当たりばったりタイプというか、
でもその本の中だと、ユージさんみたいに多分なんかこういうのやりたいみたいな先の目標があって、
割となんかその本の中でも、じゃあこういうことやっていけばいいのかなみたいな、逆算的にアプローチしてる。
そこにプラスめちゃめちゃパッションがあるみたいな感じの書き方だったんですけど、僕は研究の中で、しかもNASAに行けたのも本当タイミング?
新しい衛星打ち上がって、国際プロジェクトになったから行くとか、そういう感じだったんで、違うんですよねアプローチの仕方が。
僕多分達さんの話してたみたいな、暗闇にポンって行って、正面行ったら壁だった、右行ってみようみたいな感じの方が多分近いから、
僕多分前もってその本読んでもそんなに刺さんなかった気がする。
それ面白いですね。なんかいろんな生き方がでもあるってことですよね。
必ず体当たりみたいなしなきゃいけない場面は来るんですけど、それがしやすくするためにもやっぱりそこまでを照らしておくっていうか、情報できるだけシェアしておくって大事で。
そうですね。
その先まで行ったらどっかでね、ある程度の調整をしなきゃいけないですけど。
結局レベル1のダンジョンで体当たりするか、レベル2のダンジョンで体当たりするかみたいな、レベル3になるのかみたいな話になってきます。
でも次の人にはね、苦労をできるだけ減らすためにやっぱり上の世代がやらなきゃいけないのは、できるだけ先まで照らしてあげていくことですよね。
それもあって実はここ数ヶ月なんですよ。実名でツイッター始めたの。
中学1年生の頃から実はツイッターはやってて、もう長らく匿名でずっとやっていて、
もう10年弱ぐらいやってるのかな、もしかしたら匿名でやってたんですけど、
やっぱり大学院の受験を手伝ってもらったりとか、
例えば共同研究も一個実はツイッターから始まった話とかもあったりして、ツイッターでその大学の教授に匿名のアカウントの僕の方から連絡投げたら帰ってきて論文1本かけたっていう話もありましたし。
面白い。
そういうのを通して程度はいろいろあると思いますけど、やっぱり自分のポイントオブコンタクトみたいなのをちゃんと社会に出しておくってすごい大事だなっていうことをすごい博士に入ってから感じるようになって。
それもあってこの1年、いろんな記事を書いたりだとかノート記事書いたりだとか、ポッドキャストもいくつかゲスト出演させてもらったりとかもして、
24:09
っていうことがいろいろ機会をいただけるようになってっていう感じですね。
いやー素晴らしい。これはもう宇宙話でのポッドキャスト出演決定ということでよろしいでしょうか?
もう全然。めちゃめちゃ終わるかもしれない。
ですよね。よかったー。僕カナデルサイブにお二人呼んでよかったです。
ゆうじさんからの質問にりょうさんしっかり答えていただいたということで、ちょっとこの残りの時間を使ってですね、逆質問ということで、りょうちゃんから。
ゆうちゃん、ぜひ質問ちょっと投げかけてください。
結構僕なんか喋りながらめっちゃ聞いた気がするんですけど。
確かに。
僕結構まだ研究の話聞きたいなって思って。
なんかそのフォーメーションフライトをするみたいなのはなんか方法としてはあるんですけど、やっぱその先に何をするための人工衛星の組み合わせなのかなとか気になった。
カナデル銀河サイブ
はい、聞いていただきました。いかがだったでしょうか?
NASAの人生相談のパート2になります。
もうすごく面白かったですね。
実はユリカさんが声の調子があんまり良くなくておしゃべりできないということで、今回は僕がお話ししますが、綺麗な声で配信するためにちょっと相談に乗ってほしいということで、
実は最近尊来理科の時間Bのヨシアスさんとカオリさんの方にお便りをさせていただいたところ、結構長い時間を使ってですね、11月のお手紙というところの回で紹介していただいてて、非常に温かい応援とアドバイスをたくさん番組の中で扱っていただきました。
ありがとうございました。ヨシアスさんとカオリさんのお話は本当に面白いので、もしよかったら皆さんにも聞いてほしいと思います。
今回の振り返りなんですけど、僕が心に残ったことを3つぐらいお話したいなと思うんですけど、前も言いましたけど、最近の日本の若者って本当に優秀だということを、僕の視点で見えている限りであった人々のお話をさせてもらうと、
本当に優秀な人が多くて、名刺交換して驚いたりするんですけど、この間もボストンに行って様々な方々とお会いしてお話しさせてもらったんですけど、学生とか大学院生という名刺の裏にもう一つ2枚目の名刺があって、
自分で実はアプリを作って会社を作って社長をやってますとか、こちらでインターンしていてとか、すごい様々な分野で活躍していて、大体2つ3つぐらいのいろんな姿を持っている方が多くて、すごいなと能力があるなと。
27:11
あとは自分で団体を作って情報発信されてたり、仲間同士で活動していて、その活動を通して素晴らしい仲間を得ることっていうのはやっぱり学生時代にある中の活動の中で一つすごい大事なことだと思うんですけど、それを海外に来てもきちんとやっている方が多くて素晴らしいなと思ってます。
その代表と言いますか、その一人であるタクボユージさんに来ていただきました。
リョウさんも大学院生の時から発信をしている、そういった意味では非常に素晴らしい優秀な若者とも言えるんですけども、本当にその方々と今回お話しして非常に楽しかったですね。
2つ目がですね、これは分野の違いなんですけど、ユージさんが地球の近くをミクロって表現していて、やっぱり宇宙のスケールで考えると地球の周りをミクロな世界って呼ぶんだなと思って、地球が一つの分子みたいなね。
量子力学だと本当に分子の中性子の周りを電子が回っているみたいな、そういう原子核とか電子とかその辺りをミクロの世界って呼んでたりするんですけど、スケール感がね。
細胞の世界だと確かにマイクロメーターとかそれ以下の世界をミクロの世界って呼んでたりするんですけど、宇宙だと地球の周りをミクロって呼んでて、同じ言葉なんだけど分野が変わってしまうとかなり印象が違うっていうね、一つの例としてありましたね。
これは本当に僕はね、面白いなぁと思いながら、地球の周りだとミクロなんだ、そうかと思いながら聞いてました。
あと3つ目なんですけど、センスで語るか、ロジックで語るか、理論で語るかみたいなことがあって、それは量子さんがね、物から人を扱うような分野というか、そういう移動したことに対してね、
有事さんからの質問で答える中で、根拠を基にして理論的に語るという世界、研究室とか論文を書くところの、あとは学会発表とかでのコミュニケーションっていうのはそういうのが多いけれども、
もうちょっとこう、多分その分野のね、発展が目まぐるしかったり、どこにお金を使うかとか、そういった決定のところでは、根拠も大事だけど、そのセンスで、これからこの時代がこちらに動いてくるというところで、確実的な根拠がなくても、いろんなものを見てきている中で、動きはこちらだよね、みたいな話をして、
30:05
意外とそれが大きな成功につながったりするっていう話がありましたね。
有事さんが話したのは、アメリカだとそういう議論多いよねっていう話だったんですけど、多分日本でもアメリカでもこれはどちらでも行われているんですね。
ただ有事さんの視点で、それがよりアメリカの方で行われているって見えるのは、多分ですけど、結構大事な決定事項の中に、若い大学院生や若い大学生が入れる環境がアメリカにはあって、
どちらかというと、日本ではそういう大きな決定っていうのは、役員会議とか、本当に偉い人というか、限られた数の中で、少し閉じられたところで話が進んでいて、もしかしたら若者から見たら、あまりそういうセンスでいろいろ語る場面って少ないなって感じているのかもしれないなと思いました。
これ結構、もし本当にそうだとしたら変えていかなきゃいけないようなところじゃないかなと思いました。
というのも、僕らブレインストーミングのような話で、研究の話をするときに、あんまり時間とかお金を考えないで、自由にひらめきとか発想とかを開放してみんなで話し合えるような時間をできるだけ取るようにしています。
もちろん、現実的には時間とかお金の制約があるので、研究をしていく中で制限があって、その中でいろいろやっていかなきゃいけないと思うんですけど、その制約を頭に鍵をかけたまま研究の話をしていると、大きな発見みたいなやつから見逃しというか、離れていってしまうような感覚がありまして、
なので、研究分野を超えたときによくできるんですけど、様々な分野の人が集まったときに、一回そういった制約を取って、自由にこんなことができるんじゃないか、あんなことができるんじゃないかというのをやるときがありまして、
そういうところに学生さんを入れて、学生さんが積極的に発言するんですよね。僕はその環境が好きで、日本でもそういうのをやりたいなというふうに思っていて、
このポッドキャストに以前読んだ早野さんがやっているサイエンスウォームというのは、本当にそういう自由な発想、分野を超えて、のびのびと様々な意見を自由に言っていいというのがやられている非常に面白い勉強会なんですけど、
あれは海外の発想をうまく取り入れたというか、もしかしたら日本でももともとやっているのかもしれないですけど、それを誰でも参加できるような形にしてやっていて、非常に面白いなと思いました。
ちょっとね、僕、話それましたけど、YujiさんとRyoさんと話してて、そんなことを感じたりしました。
33:02
さて、続いてパート3は、またYujiさんの研究をさらに深く踏み込んでもらったり、音楽の話などを移っていきますので、パート3、パート4、今後も続きますので、ぜひ楽しんでいただければと思います。
以上、お相手は科学教室の先生、たつでした。最後まで聞いていただいてありがとうございます。
バイバイ、バイバイク。
33:40

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