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2024-06-28 27:50

#12 新卒で萱葺き職人の世界へ飛び込む。 山梨、熊本を経て京都へ(山城萱葺株式会社 望月里佳子さん)

今回のゲストは、山城萱葺株式会社に萱葺き職人(見習い)として、2024年に新卒入社した望月里佳子さんです。日本の伝統工芸や文化に興味があり、新卒で萱葺き職人の世界に飛び込んだ望月さんの、入社の動機や、働き始めてみて感じたこと、京都生活のことなどをお伺いしました。


▼今回のトーク内容

山梨、熊本を経て京都へ/萱葺き職人ってどんな仕事?/なぜ萱葺きに興味を持ったのか/実際に働き初めてどう?/京都生活について/伝統文化に携わってみて/今後の目標など


▼出演

ゲスト

望月里佳子さん  

山城萱葺株式会社 萱葺き職人(見習い) 

山梨県出身。京都移住計画の記事で山城萱葺のことを知り、新卒で入社。現在は見習いとして修行中。


山城萱葺株式会社

https://yamashiro-kayabuki.co.jp/

京都移住計画でも掲載しました

https://kyoto-iju.com/works/yamashiro-kayabuki


メインパーソナリティ

中村千波:⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/chinamaily⁠⁠⁠⁠

京都に生まれ、大学卒業まで一貫して京都で過ごす。学生時代から「納得できるキャリア形成」に強い興味を持ち、人材業界へ就職。東京・大阪での勤務を経験し、京都へUターン。「これもいいし、あれもいい。」多様性が生まれる生き方・働き方を探究・探求している。


▼番組概要

京都の様々なプレイヤーが集まり活動している様子や「居・職・住」について、鴨川でゆっくりしながら雑談する番組。記事に載せきれなかったことや、日々の生活のことなど、音声コンテンツならではの情報もお届けします。ホストは「京都移住計画」のメンバーが務めます。


▼京都移住計画

WEBサイト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://kyoto-iju.com/⁠

サマリー

山城かやぶき株式会社の餅月里佳子さんは、就職を機に京都へ移住し、かやぶき職人の見習いとして働くきっかけとなった京都移住計画や伝統産業に関わる経験について語っています。彼女は山梨、熊本を経て京都へ移住し、新卒で萱葺き職人として働いています。そして、今は新卒で萱葺き職人の世界に飛び込む姿が見えます。山梨、熊本を経て京都へ移住した望月里佳子さんのお話です。

00:36
鴨川でゆっくりしたいラジオ、通称鴨ラジオの時間がやってきました。
本日のパーソナリティは中村が務めます。よろしくお願いします。
鴨ラジオではゲスト会と称して、京都移住計画でお世話になっているパートナーや企業の皆さんをゲストにお呼びして、それぞれの京都移住話を伺います。
山城かやぶき株式会社の餅月里佳子さんの入社と移住計画
今回は、就職を機に京都へ移住し、伝統産業に携わっている山城かやぶき株式会社の餅月里佳子さんをゲストにお迎えしました。餅月さん、よろしくお願いします。
山城かやぶきの餅月です。よろしくお願いします。
ありがとうございます。かやぶき職人の見習いとして働く餅月さんは、京都移住計画を通じて入社されたとのことです。
京都へ移住して見えたことであったりとか、伝統産業に関わって気づいたことなどをじっくり伺おうと思います。
まずは餅月さん自身、簡単に自己紹介というか、伺ってもいいですか?
山梨県の出身なんですけど、そこから大学で4年間、母の実家がある熊本にいて、
そこから偶然、山城かやぶきのことを知って、京都のほうにかやぶき職人見習いとして就職したという感じです。
かやぶき職人って、そもそも何なんですか?
単純に言うと、かやで屋根を作る職人なんですけど、
かやという植物があるわけではなくて、
よしだとか、すすきだとか、屋根を吹く植物の総称をかやって言うんですけど、
狭い意味で、よしと区別して、すすきなんかを、特にかやって言うこともあるんですけど、
そういう植物で屋根を吹いていくっていうのが、かやぶき職人で。
すすきやよしみたいなところの材料を使いながら、屋根を吹いていく仕事の中で、
その中での山城かやぶきさんの特徴とかって、どんなところになるんですかね?
もともとずっとかやぶきの職人をしていたわけではなくて、
今の社長の家が、よしを売る仕事をしていて、
でも、だんだん売る先が減ってきて、
それで、それじゃあ自分でかやぶき屋根を作ろうってなったのが、今の会社の形になったきっかけだそうです。
材料自体を育てて、そして売ってっていうところもされてきたけれども、
それだけじゃ今後は、っていうのになったので、職人に変わられて、っていうような会社ということですね。
ありがとうございます。
熊本県の大学に4年間ですかね、通われた後、そこから京都に住もうかなみたいな、
どんなことがあらはって思いつかかったんですか?
なんか、もともと別に京都に住もうって思ってたわけではなく、
大学で日本文学学んでたんですけど、そのかたわら、学芸員養成課程っていうのを受けていて、
そこで文化財とか伝統なんかに興味があったんですけど、
学芸員になりたいなと思いながら勉強していて、
その途中で実習とかいろいろ受けてる中で、楽しかったんですけど、
自分でもっといろいろ作り出すというか、やりたいなって思って、
いろいろ調べてるうちに、偶然たどり着いたのが、かやぶきだったんですよ。
いろいろ他にも気になるのはあったんですけど、
自分でやりたいなってなったのが、かやぶきで、
その時見たのが、山城かやぶきっていう、今入社した会社なんです。
素敵ですね。もともとの文化財であったり、伝統みたいなところ、
それはどういうきっかけから興味を持たれたんですか?
餅月里佳子さんの伝統文化財への興味とかやぶき職人への志望動機
あまりきっかけっていうのはそんななかったんですけど、
もともと両親にいろいろ連れてってもらうことが多くて、
中でも神社だとかお寺なんかにも、いろんなところに行くことが多かったんで、
それでだんだん興味持っていったのかなって。
そうか、そういった伝統文化財みたいなものに触れることが多くて、
それがどんどん興味関心になって、っていうような形だったんですね。
それこそ学芸員を最初目指してて、みたいなところのお話あったと思うんですけども、
本当にいろんな伝統とか文化財に触れていった中でのかやぶき職人は、
どんなところが自分の中に刺さったんですか?
もともとまったくかやぶきを知らなかったわけでもなく、
山梨にもいくつかかやぶきがあるんですけど、
母と時々安藤家住宅っていうかやぶきがあるんですけど、
そこにたまに遊びに行くことがあって、
ひな祭りの時期になると、いっぱいお雛様が飾ってあったりして、
すごい静かでいいとこなんですけど、
そういうのがあったから、
母にこういうとこに住みたいなとか言ってたりしたんですけど、
そういうのがあったからかなと思って。
結構身近にあった感じですね、かやぶきの建物というか家というか。
そこからなんか、もちろん全国を見てみると、
かやぶき職人って多くはないとは思うんです。
どうしても今減ってきてしまってるっていうのもあると思うんですけども、
その中での山城かやぶきさんっていうのは、
どんなところがいいなと思って、
特に目をつけた感じなんですか?
山城かやぶきを通して、かやぶき職人があることを知って、
いろんな他の会社とかについても調べてみたんですけど、
やっぱり一番最初に見たっていう印象の強さと、
京都移住計画さんの記事なんかもいいなと。
すみません、ちょっと言語化できないです。
言語化できない、いいなっていうのが、
本当に強くあったんだろうなというのは勝手に妄想しておきますね。
嬉しいですね。
京都移住計画との出会いみたいなのでいくと、
かやぶき京都みたいなので探してたのか、
かやぶき職人みたいなのを調べてたのか。
最初からかやぶきで調べてたわけじゃなく、
伝統系で仕事にできることはないかなと思って、
いろいろ調べてるうちに、いろんなのを見てて、
その中の一つとしてかやぶきがあって。
伝統仕事にするっていうような切り口からやったんですね。
それこそ山城かやぶきさんの記事はですね、
いろいろな社員の方、もちろん社員のご家族の方も出ていただいて、
本当にセキュララにどういうふうに家族が仕事を見ているのか、
なんていうところも語られている記事にはなるんですけれども、
初めてかやぶき職人の記事であったりを読まれたのが、
その移住計画での山城かやぶきさんの記事のきっかけというお話だったと思うんですけれども、
読んだ時にどんなところがグッと残ったんですか?
もともと、特にSDGsとか意識せずにやっていたことが、
現代的な価値観と組み合わさってっていうところに、
昔の伝統の継承が今の時代にも続いていっている感じがいいなと思いまして。
なるほど。
昔から大事にされているものと、現代で、今になったというか、
あったのかもしれないんですけれども、
ここは大事だよねと言われていることが、
うまく融合されて、みたいなところがご自身の中で刺さったんですかね?
はい。
あと、単純に屋根からの景色について語っている部分があったんですけど、
その景色をぜひ自分も見たいなと。
めっちゃいいですね。なるほど。
それをただいいなっていうことじゃなくて、傍観者じゃなくて、
自分もそこの実体験者になりたいっていうのがあったんですね。
素敵やな。
ただ、一方でそこから先に、山城かやぶきさん、
いろんな全国のかやぶきの吹き替えを行っていらっしゃるものの、
京都に一応拠点じゃないですか。
実際にどうですか?
まずは会社に入って見張って、記事で読んでみた、
この伝統的なところと現代との融合ももちろんですし、
もちろん見習いから職人になるまでステップはあるかもしれないんですけども、
景色見てみたいっていうところの思いが入るはずだと思うんですけれども、
入社してからの、ここは正直ギャップやったみたいなところってあるんですか?
見習いみたいなところから始まるのかなと思って、
掃除とかがメインかなと思って、
今、研修期間じゃないんですけど、
そんな感じでいろいろやらせてもらえるので、
始めたばかりとはいえ、いろんなことをやらせてもらえるから、
この機会にいろいろ成長できたらなと思ってます。
そうか、想像してたのは最初はまず掃除とか道具を用意してとかだけかなと思ったら、
さらに他のステップもいろいろとさせてもらえてっていうのが、
いい意味でのギャップだったということですよね。
それこそどうなんですかね。
今ってどこの会社にしても、男女均等にみたいなことは言われているものの、
かやぶき職人って、やっぱり女性がまだ少なかったりもするのかな?
とか想像したりするんですけど、
そこの仕事のしにくさってあったりしますか?
単純に私の力が、ちょっとあんまり体力的な面もあるんですけど、
それは別に女性の職人さんで活躍されている方もいらっしゃるみたいですし、
先輩なんかに、こういうのは力というよりかコツが、
力の入れ方というかコツがあるみたいなところが言われるので、
その辺の力の使い方を覚えていけたらなって思っています。
そうか。体力でもちろん肉体使うけれども、そこの力の使い方とか、
新卒で萱葺き職人の世界へ
ある種ノウハウ的なのを身につけたら、
そこはめっちゃ体力ある人がいいっていうわけではない世界になるんですかね。
かなと。ちょっとまだわからない部分も多いんですけど。
どんな人が今の会社で働いていますかね。
もちろん記事の中では社長がいらっしゃって、
伊藤さんという取締役の方が大体40代ぐらいでいらっしゃって、
未経験で関東からUターンをされた40代の方がいてとか、
結構年齢するときに上なのかなと思うんですけど、若手の方もいらっしゃる感じですか。
正社員では私が一番下なんですけど、
手伝いという形で来ている方で、
私と同じぐらいというか、ちょっと下ぐらいの方がいて、
その方はすごいいろいろできるんですけども、
周りをすごいよく見てるんですよ。
私はその辺がだいぶまだ課題なんで、見習いたいなと。
会社の中のメンバーだけじゃなくて、協力をしてくれる人も多分全国から、
案件の大きさによっては気張って、
そこで年齢近しい方とも交流があったりとかっていう形なんですかね、今のお話だと。
はい、そうですね。
長くやっていらっしゃる方とか、うまく仕事をやっている方は、
周りをよく見て、次これやな、みたいなところを理解されている方が、
仕事もコツコツと、うまく回していはるっていう感じなんですかね。
道具の用意だとか、材料の用意だとか、
準備なんかも、掃除もそうなんですけど、
私、あんま効率的ではないんで、言われたりするんですけど、
周りを見て、これが次必要になりそうだなとか、そういうのを考えてできるようになれば、
元、現場もスムーズにいくんで、そのあたりができるようになったらなと。
結構、親からも、周りをよく見ろって言われる。
親が言ってたことは、あながち間違っていないというか。
ただ、よくある職人さんの背中を見て学びなさい、何も言葉では言わないよとか、
昔ながらでは言われたりするもの、そういったわけではなく。
むしろ、どんどんわからないことあったら、見るのもそうなんですけど、
今のうちに、いろいろ聞いたりしておいたほうがいいよ、みたいな。
むしろ、聞くことをしなさいというのを、先輩から言ってもらえるということですよね。
今は、もちろん見習い期間ではあるものの、どんな仕事というか、案件に携わっているんですか?
今、屋根の紋の吹き替えをしているんですけど、
ちょうど、そろそろ終わるぐらいなんですけど、
材料を段々下から拭いていって、胸の部分をやったりしていて、
その屋根の材料選びも、私、なかなかつかめなくて。
材料選びというのが発生するんですね。
そこから、形をどうしたらというところの作業があったりとか。
同じ作業でも、材料の形だとか、置き方だとか、いろいろ考えてやらないと、
出来上がりがあんまり弱くなってしまったり。
そこが苦手なので、慣れていきたいなと。
ただ、今収録をしているのが5月の末になるんですけれども、
会社のメンバーとの交流
入社&移住をされてまだ2ヶ月という状況で、
まだまだこれから身につけたいことは、徐々に乗り越えていくはるものなのかしらと思いながら、
今時点で感じている、ここはやっぱり、かやぶき職に面白いな、みたいなのってあるんですか?
さっき言った、大変というか、出来ていないと言ったところなんですけど、
ひとつの作業でも、材料選びだとか、置き方とかによって変わってしまう。
私も苦労しているところでもあるんですけど、逆に面白いなっていう。
難しいところが、おもろいと思ってあると?
ちょっとのことで、変わってきてしまうっていうのが、難しいと思いつつもいいな、みたいな。
そこがやりがいというか、言ってみたら、ちょっとでも自分が適当にやったら、
一生というか、結構長い期間残るものじゃないですか。
さっき言った、よろしくない形で残り続けてしまう。
けれども、そこをちゃんとしたら、出来上がるものの美しさであったりがあるから、
そこが面白くて、っていうところですかね。
ありがとうございます。
ちょっと仕事のところがですね、やっぱりかやぶき職人さんとそんなにたくさんの機会にお会いはできないので、
京都での生活と自分好みの暮らし
いろいろとかかったんですけれども、
ちょっと京都暮らしっていう観点のところでも、いろいろ聞きたいなと思ってまして、
会社自体は、寺田駅という京都で行くと南の方にあらはる場所にあると思うんですが、
基本的には全国のいろんなかやぶきにまつわる建物に、
皆さん出張に行かれたりとか、っていうのをされているような働き方なのかなって思うんですが、
みんなでお昼行くか、とかなったりとか、あとちょっと飲み行くみたいな時って、どのあたり行くんですか。
去年、会社に応募して入りたいです、言ったあとに、長野のほうにちょっと手伝いに行かせてもらったことがあったんですよ。
そのときに、休みの日だとか、仕事のあとに、近くの食べ物屋さんだとか、居酒屋なんかに行ったりして、
あと、私が本好きだって言ったら、本屋さんにもちょっと連れてってくださったり。
なかなかそこまでのいい意味でのおせっかいって、どうしても個人商店になっちゃっていたりすると、
無関心になっちゃうところが、この人がどんな興味で、みたいなところで世話をやってくれて、めっちゃ素敵やなと思いましたし、
お住まいの今の決め方も、結構いい意味でのおせっかいが入っていると聞いたんですけど、
ぜひ、住んではるエリアと、なぜそこになったのか、みたいなのを改めて伺っていいですか。
ヤマシナのほうに住んでるんですけど、京都、ぜんぜんわからない状態なんで、ほんとに修学旅行でしか来たことなかった。
会社の人に相談したときに、いろいろ安全面とか、駅に近いだとか、近くに会社の人たちが多く住んでるから、
仕事の現場に連れて行ったり、送り迎えをしてもらいやすい、みたいなところを選んでくださって、いくつか候補とかも決めてくださって、
その中で、自分で実際見に行って決めたんですけど、いいところですね。
そうですよね。どこの住まいがいいかっていうところも、もちろんですし、レディース専用の風呂があってな、みたいなところも含めて、
かなり気にかけてもらって、そしてヤマシナというエリアに住まわることになったと思うんですけども、
ヤマシナ自体は滋賀県に近かったりとか、あと交通の便が発達している京都駅からも本当に特急じゃないですね、新快速に乗ると、
5分で着いちゃったりとか、めちゃくちゃ便利なエリアにはなるんですけれども、住んでみはってのこのヤマシナの楽しみ方とかって、もちづきさんの中でありますか?
まだなんか、あんまりいろいろなところには行けてないんですけど、甘いものというか和菓子が好きなんで、ちょっと休みの日に和菓子を買いに行って、
食べたり、家に持ち帰って食べたりしてます。
京都っぽい。いいですね。一方での京都に移住して困ったな、みたいなところとか、でも乗り越えたで、みたいなことってあったりするんですか?
今のところは特にない。でも最初なんか、今まであんまり電車に乗ることがなかったんですよ。
JR、京阪、ヤマシナ、地下鉄とか、いろいろあって、最初間違えたんです。
いや、そうですよね。電車のどこの線がどこに行くのかっていうのもそうですし、全部が全部、よく言われる5番の目になってるわけではないので、そこの部分は戸惑ったっていうのは、よく聞きますよね。
今、地図見て調べて、なんとか行けるようにはなったんですけど、最初間違えたんで、会社の人が待ち合わせして、ついてってくださったりして。
いいですよね。そういったところも、細かに助けてくれるっていう仲間がいるのも素敵ですし、
この2ヶ月で見つけた京都の推しスポットもそうですし、推し行動というか、こんな楽しみ方してますって、みたいなのあったりしますか?
今んと本当、食べてばっかなんですよ。わがしゅを。
いろいろ行ってみたいなってとこはあるんですけど、とりあえずちょっと今、部屋をもうちょっと、いろいろ自分好みにしていきたいなっていうのがあって、ちょうど食器棚が今欲しいんですけどね。
食べる方面に行ってて、お気に入りの食器探しをしたり、わがしゅを食べたり、みたいなしてて、ちょうどこの間、気になる食器屋さんに行こうとしたんですよ。
そしたら、地図で調べたときは、営業中だったんですけど、ちょっと休みだったみたいで、山品の近くの山を越えてきたんですよ、私自転車で。
自転車で帰ったんですか?
このまま帰るのはなと思って、そのまま食べてみたかった、本店のできたてのあじゃり餅と、でまちふたばの豆餅。
あれならば貼ってと。ただじゃ帰らないぞと。
行こうと。
いいですね。少しずつ自分好みの暮らしを作ってはる感じももちろんですし、この悪なき探求心みたいなところもすごく感じるエピソードだったかなと思いました。
新卒で萱葺き職人の世界へ飛び込む
キラーパス的にぜひ聞きたいなと思うんですけれども、伝統を仕事にするにはっていうところで探さって、いざ飛び込んでみてっていうのがあると思うんですけれども、
まだまだ身につけなければいけないこととか、自分としても身につけたいことは探し途中というか、それを日々実践中だとは思っています。
伝統を仕事にしてみて、どんな気づきであったりとかがありますか?
伝統って言っても、結局何でも大事なことは一緒なんだなっていうのがあって、なので仕事でそういう部分身につけられたら、私自身もちょっと成長できるのかなとは思いながらやってます。
めっちゃ大きな発見ですよね。この伝統を仕事にするみたいなところが好きで、自分でも飛び込んでみたからこそそれって気づけることでもあると思いますし、
実はどんな仕事にも共通していることなんじゃないかっていうところも自分の中で徐々に徐々に仮説として出てきて、
じゃあそれをもうちょっと頑張ってみるかっていうふうに、どんどん自分で見つけてまた身につけてっていうステップが踏まれているんだなというのを感じました。
そんな色々とご自身の中でも伝統に携わりながら見えてくる、細かなものに対してのこだわりを持って仕事をするもそうですし、そこで携わっている職人の方々の仲間のこの細やかな対応というか、
いいおせっかいを焼いてくれるみたいな、いろんな魅力を感じる会社さんだなっていうのを思ったんですけども、いろんなイベントもされていると伺っておりまして、
直近というか今年中であるとか、かやぶき興味あるわとか、どんな会社か知りたいって人になんか紹介できるイベントとかってありますか?
冬によしがりの体験会みたいなのをやっているので、またちょっと山城かやぶきのインスタであるとか、フェイスブックをぜひフォローしてチェックしてください。
そうなんですよね。山城かやぶきさんのインスタであったりとかは、社員の奥様が更新をポチポチとされていらっしゃって。
よしっていうのは材料ですよね、かやぶきの。場所はいつも京都ですかね?
はい、京都の方です。
聞かれている方も京都の南の方でしたかね、場所的には。
お越しになる機会があったら、なかなかよしがりに携わったことがありますっていう方、お会いしたことは私もないので、伝統にそういったところから触れてみるのもありだなとは思ったりはしました。
山梨、熊本を経て京都へ
最後にいろんな今日のお話の中でもエピソードとして出してもらったと思うんですけれども、これから挑戦したいこと、もちろん会社ででもいいですし、この京都にせっかく来たんだからこんなことやってみたいわ、みたいなことってありますか?
建物とか地域によっても、一口にかやぶき屋根って言っても、いろんな形だとかあるみたいなんで、まずはちょっといろいろ基本的なことを覚えないといけないですけど、それに応じてちょっといろいろできるようになりたいなっていうのはありますし、さっき言った周りを見るっていうのをまずちょっとその課題を何とかしていきたいなっていうのはあります。
あと京都だったらちょっと、京都のいろんな、さっき言ったように伝統にももともと興味があるので、いろいろ回ってみたいですし、あとはもちろん甘い和菓子も食べていきたいと思います。
はい、ありがとうございます。
すごく感じました。お話を抱えながら伝統みたいな一つの分野として見てたものが、実はいろんなところとの関わりがあったりとか、あとはそこから身につけられることであったりとかって、かなり多岐にわたっているなっていう新しい発見をもらったなというのを思いました。
鴨川でゆっくりしたいラジオ、通称鴨ラジオの時間でした。次回の配信をお楽しみに。ありがとうございました。
ありがとうございました。
27:50

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