ちなみに、iPhoneのこれは覚えてます?
覚えてるかな?このとき生きてる人のみんな覚えてるね。
はい。
2007年1月、スティーブ・ジョブズが例の黒いチャートネットに来てやるんだね。アップルは電話を再発明する。
ありましたね。
このとき、アップル、iPhoneっていうのがなんだかは誰も分かってなかったっていうのはすごくない?
スタッフの中の人たちもどういうものか知らなかった。
知らなかった。簡単に言うと、これはアップルの歴史の流れの中なんだけど、
このころ、アップルの売り上げの半分を占めていたiPodね、音楽プレイヤーの。
あれの売れ行きが落ちて、新しい製品を作らないとアップル潰れるぞってなったときに、iPhoneを作るんだよね。
なので、最初のコンセプトはこれです。スティーブ・ジョブズがそのときのコンファレンスで言ったセリフは、
一番目、大画面でマルチタッチができるiPodプラス電話プラスインターネットがiPhoneですって言ったんだよね。
うん。
で、一番大事なのはここだったの。iPodの売り上げが落ちた、iPodの代替品を作るためにできちゃったのがこっちだったっていうね。
不思議やね。
そうですね。
こんなの誰も覚えてないじゃん、もう。
覚えてないですね。
私でも一番最初に買ったアップル、手元にあったアップルの製品これです。
これね。iPod。
iPhoneからデビューしたのね。iPodから。
僕もiPodだった。
僕もiPod。2人iPodってちょっとマニアックな話ですけど、どういうiPodでした?
僕はシルバーで、裏が…。
シャッフルとかですか、ミニとか。
違う違う、でかいやつ、重い。
一緒です。
裏がですね、一番僕も白いね。
買ってきれいだなと思って、1局も入れずに使わなかった。
ちなみに僕の最初のアップル製品は、1993年か4年、5年ぐらいかな、のQuadroの840AVっていう。
使ってたんですね。
デスクトップのパソコンです。マッキントッシュのQuadroだった。高かったね。
なんか、やっぱイメージ的にはイラさん、アップル製品好きそうなんですけど。
だからその頃はずっとしばらくアップルを使って、ほら、デザイナーってBTPはアップルでガットできるって言ってたから、デザインとか。
で、それと組むには文字もアップルで入れて送った方が。
そりゃフリーランス時代?
そうそうそう。
ですよね。
でも、使ってるうちにあれ?これじゃなくても全然いいなとかっていうのが分かっちゃって。
で、Windowsに変えたら安いし、快適だし。
こんなんで全然いいじゃんとか思って、Windowsになっちゃったんだよね。
じゃあ、特にApple、Windowsっていうよりも別にWindowsで変えたら、それはそれで必要十分だったって感じですか?
うん。だから今もスマホも本当に最低限の機能しか使わないし、ゲームやらないので、高性能である必要はないんだよね。ネットサーフィン。
そうなんですよね。
うん、そう。
だから今さらっとイラさんおっしゃったんですけど、結構もう確信の話ですけど、実はもうそこの時点で発明は終わってる可能性がありますよね。
あるね。
この本の中にも入りましたけどね。
コンセプトにすべてはね。
そう。
iPhoneの電話機とSafariっていう、実はそれがやっぱりシンプルだけど、20年経った今も最大の価値ですよね。
この本と一緒に書いてると、影側ですもんね。
うん。
うん。
うん。
そもそもですけど、2019年に上出されてる本なんで、アメリカだともう1年くらい前だし、実際、話の中心にさらにその3年くらい前じゃないですか。
うん。
だから、実際の今のAppleどうなのかってのも知りたいんですけど、そういう意味では、イラさん、これ新刊じゃないのに、なんかイラさんが取り上げたのっていうのは、なんかきっかけあったんですか?
年末になるとさ、今年のベスト4みたいなのが出るじゃない。
はいはいはい。
それをこうやって、去年のベスト4なんだったのかなとかって思って、こうやって見てたのよ。
へぇ。
そしたら、このワンデバイスがあって、いや、今スマートフォンほどみんなが関心があるものってないよな。どうやってできたのかなって、本当に不思議に思って、これを買ってみたってこと。
なるほど。でもそういう意味では、スマホは今や当たり前ですけど、こういう本はやっぱりありそうでないですよね。
ないし、もっとさ、スマートフォンが世界にどう影響を与えたかっていうのを、テクニックの人、むしろエンジニアだったり、社会学者だったり、哲学者だったりがみんなで集まって、1回考えたほうが良くない?
うん。
スマートフォンとは人類とって何なのか。
うん。
人たちの生活にどういう影響を及ぼして、この未来どうなるのかっていうのを、1回スマートフォンの社会学、スマートフォンの哲学みたいなことをみんなでやるべきだよね。
うん。
今だって放置したまま、子供にスマートフォン渡して、1日8時間見てるじゃん。
やばいっすよ。
あれがいいか悪いか、もう何にも考えてないんで、ちょっとやっぱりここら辺でそろそろ、スマートフォンの成り立ち自体も考え、生活に及ぶ影響みたいなことも考えないと、地球温暖化の問題、環境問題とスマホ問題と、
これからの何か、世界の2大問題じゃない?
うん。
ここからトランプとか生まれてくるしね、陰謀論とか。
そうですね。
確かに。
全てここから生まれるわけだから。
実際ジョブズはあれですよね、自分の子供には絶対iPhone持たせなかったっていう話もね。
iPadもね。
iPadもありますよね。
こんなものを渡すと本当にダメになっちゃうからって、持たせなかったみたいな、iPad。
なんかでもジョブズの逸話多すぎて、正直どれが本当か分かんないもんね。
確かに。
シンゲルシー。
確かに、本当ですね。
でも1日8時間って考えるとね。
下手したら起きてる間ずっととか、起きてる間の半分以上とかね。
そうだね、だってお風呂入ってご飯食べてる時間除いたら、ほとんどだもんね、フリータイムの。
私お風呂でも見てるもんな。
でしょ。だからやっぱちょっと考えものですよね。
確かに。
いろいろ考えないとってなりますよね。
そう。だから1人1台パソコンをいつも持ち歩くっていうのが、世界をどう変えるかっていう、そこはちょっと本当に考えた方がいいかもね。
そうですね、今だからこそですね。
はい。
さあ、じゃあここでお便り、ご質問お願いします。
お便りいきたいと思います。
第146回で発達症状、
障害の特集をしていただきありがとうございました。
私は10年ほど学校で発達に特性のある子どもたちの支援に当たっている教師です。
この10年で教育現場も少しずつではありますが、ASDやADHDに対する理解が深まってきたことを実感しています。
一方で今の教育界の構造上の欠陥を強く感じます。
文科省も1人1人の特性に応じた指導と理想を掲げていますが、
現場は慢性的な人でもあります。
人手不足で手が回らないのが現状です。
同僚とも、少人数ならもっと手厚く対応できるのに、職員の数が多ければ対応できるのにとはがゆい思いをしています。
人手不足だから現場がひっ迫し、現場がひっ迫するから人手不足になる。
教員の成り手が減ることで、教員の質の低下にもつながっています。
負のスパイラルに陥っていることを痛感する日々です。
発達特性のある子どもの対応以外にも、現場はあまりにも何でも嫌になりすぎているので、
定額働かせ放題と揶揄されるのがよくわかります。
悲観的なことばかり書いてしまいましたが、私はオトラジのように、多様性を受け入れてくださる空間があることに希望を見いだしています。
オトラジのような空間がどんどん増えていけば、発達特性のある子どもたちが過ごしやすい世の中になるように思います。
これからも番組のとじみにしています。
大変だね。でも圧倒的に人が足りないんだ。でも教育の現場ってそうだよね。
少子化なのに、やっぱり人が足りないっていう、まだまだ。
本当ですね。
子どもたちが今後の日本を背負っていくって考えると、やっぱり人手が足りないっていうのは、本当に日本にとっても問題ですよね。
そうだね。でも正直言って、もうそれ諦めた方がいいんじゃない?もうさ、少子化を認めるしかないよ。
今回岸田さんが何?異次元の少子化対策をやるって言ってるけど、
異次元。
よくわからない。
異次元のお金をばらまいても、子どもは増えないよ、もう。だから子どもが減る前提で、
確かに。
どうみんなで賢くうまく生き抜いていけるかっていうのをやるしかないんじゃないかな。
そこはね。
全てのところに鉄道と高速道路を走らせてみたいな、田中家系的なことはもうできないんだから、人が減る前提で考えないと。
7000万人で国がちゃんと回るシステムみたいなことをもう一回考えた方がいいよね。
ちなみに、あれ覚えてます?先週の。
地図と拳。
地図と拳。第二次世界大戦中の日本の人口は何人だったでしょう?あの頃は、公国の公民全てで、
公民全てで7000万人でした。7000万人で全世界と戦ったんだから、全然1億2000万なんてなくてもいいので、5000万減ったくらいでもちゃんと回る日本っていうのを考えた方がいいんじゃないかな。
逆に5000万も増えたんですね。
そう。
なるほどな。ありがとうございます。次、質問いきたいと思います。20代の女性から頂いております。石田イラさんはコピーライターの仕事をされていたそうですね。
うん。
イラさんの他にも萩原ひろしさん、林まりこさんなど、作家として活躍している方もいらっしゃいます。
はい。
作家として活躍している方には、コピーライターをやっていたことのある方が何人かいらっしゃるかと思うのですが、今の仕事にコピーライティングでの経験、知識が生かされている部分はありますか?
うん。
また、コピーライターでの経験が作家としての仕事に役立ったと感じることはありますでしょうか?お名前は思い出せないのですが、海外の作家にもコピーライターをやってから作家になった人がいたような気がしました。
うん。
私は高校生の時に三岡、そしてつい先日、初めて彼を買った日を読みました。
うん。
彼が読み出される文章は、どれも読みやすくて軽やかで頭にスッと入ってきます。買ってながら、それにはイラさんのコピーライティングでの経験が生かされているのではないかと思いました。