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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思いますが、
今日ですね、少し質問が長めなので、早速紹介させてください。
はい。
今日は、行きますね。
5年でとうとうはないので、質問いただいております。
いつも番組で学ばさせていただいております。ありがとうございます。早速質問です。
悩んでいるメンバーから話を聞きたいけど、どう切り出せばいいか分かりません。
また、部下や同僚が抱えている問題の報告が遅れて困っています。
こんなことを聞いていいのか、ここまで言っていいのだろうかと戸惑ったり、
躊躇したりすることがあります。
結果、表面的なコミュニケーションになってしまっている自分がいます。
それが続くことで、互いに不満が残ってしまったり、
必要な情報などが入ってこない状態になって、
解決するべき問題が放置されてしまっている状態に感じております。
本当に必要な問題解決に近づくためにも、
もう一歩踏み込んで相手の考えを聞いたり、
自分の思いをきちんと伝えたりすることが必要だと感じています。
双方向できちんと話せる関係を作るために、相手とどう向き合えばよいでしょうか。
ということですね。
これは難しいテーマが来ましたね。
多いでしょうけどね。やっぱりね。
ここまでこのテーマを言語化した質問ってなかなか問題設定ですね。
そうなんですよね。
現象というか状況というか、この方との部下との距離感とか、
なんとなく報告がこないんだけどっていうのもあるんだけど、
どういう報告がこないのかななんていうのも聞くとよりわかると思うんです。
何がわかるかっていうと、現状のこの上司と部下の距離感。
この部下の方との距離感がどんな、距離感ってのは精神的な距離感なんだけど、
どんな状況かっていうのをより知りたい。
他の情報から押し測りたいなという気持ちはあるんですけれども。
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今の情報の中でちょっと気になることをあえて先に言うと、
部下の悩んでる部下にどう切り込んでいいかわからないっていうほうが
メインテーマだとは思うんだけど、
そういう状況下で相手から報告がこないっていうほうが気になるので。
報告が遅れて困っていますと。
遅れて困ってます。
これは何が起こってるかっていうと、
さっき言った、部下の方がこの人に対して感じている雰囲気、距離感みたいなもの。
2つあるじゃない、報告って。
報告しなくてもいいやと思ってるのか、
この段階で報告しづらいんだよねって思ってるのか。
報告されない背景ってことですね、相手方の。
そうそうそう。
ということは、前者のほうで言うとしなくていいやっていうことは、
その上司の方の存在感みたいなの。
その人がどういう意味で何をこの人とは話さなきゃいけないかっていうことの
認識が薄い。
場合によっては、この方はそういうことはないと思うんだけど、
部下が上司を無視しちゃってるみたいな。
うちの上司バカだから言ってよ、しょうがないんだよみたいなぐらいまで。
極端な例だとね。
そうそう、極端な例。
か、もしくは言わなきゃいけなかったのかなぐらいの感じまで含めて、
言う必要性を感じてないっていうのはそっち方面。
あとは言いづらいんだよねみたいなこともあると思うので、
もう一つの方としてはね。
言いづらいね。
言いづらいさせてませんかっていう方向をちょっとチェックしたいね。
なるほど。
もう一個は、言わなくてもいいっていうのは、案件の思い軽いからくるのか、
さっき言った上司の存在を無視してるのかっていうこともちょっとあるので、
上司の存在を無視してるとは思わないんだけど、
ちょっと日頃のコミュニケーションの中で、
あ、そんな話もしてもらえないのかなぐらいのことがあるとしたら、
ちょっと要注意ですよってことはちょっと先に押さえて。
ただこの方はそうだとはもちろん思ってないんだけどね。
だから話すということに対して、報告をするということに対して、
若干ハードルが高いか低いかは別にして、
すんなりと報告に足が向くっていう感じじゃちょっとないのかもしれない。
なぜそれがそうかもしれないと思うかというと、
この方自身も部下に話しかけづらくなってるから。
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あー。逆方向ね。
だから逆方向で双方向のコミュニケーションって、
こちらが感じてるものを相手も感じてるってことは結構あるから。
同じことが相手にも起こってる。
なるほどなるほど。
っていうことは向こうも、ちょっと芯が食えないっていうのかな。
そこまで言っていいかなみたいなのかもしれない。
いやー、ありますよね。
だから要はそれが起こってるとしたら、
一つは、普通に平たく答えると、
いやいや相手がどう感じるかとかじゃなくて、
どんどんどんどん、ある種物資付けでもいいから感じたものをぶつけて、
どうだって言ってみたらどうですかっていう一つの方法があるなと思ってるの。
うん。こちらからってことですね。
悩んでんのかなって言ったら、いや悩んでんのかって。
苦しいかっていうか、悩んでんだったら何か話さないかって。
すごいドチョッキを投げるって手もあると思う。
そんな中で、いや全然っていうことかどうかわからないけれども。
組織の上下で言うと、上司に対して若干お互いの距離感があるときに、
部下から上司に歩み寄るってなかなか難しいの。
そうですよね。
だから上司から部下に働きかけるってことは、
どう生まれようが大事ですよってことも一つ抑えておきたい。
部下から上司に働きかけにくいんだという関係性上の事実をちゃんと配慮して、
こちら側から歩み寄ってあげることが一つ大事なんじゃないかと。
報告がないだとしたら、聞きに行くっていうふうにしなきゃいけない。
こちらからね。
気になってるんだったら、たとえば朝ポンと来たときにAさんという人と顔を合わせたら、
そういえばAさんあの案件やってたけどどうしたのかな、最近何にも言ってないなと思ったら、
あれどう最近?って普通に聞くっていうことなんだよね。
声がけってある種の軽やかさが必要なんだ。
不真面目さじゃなくて、
ある種の空気感としてある意味重くしちゃいけない。
この軽やかな会話が、雑談っぽくてもいいから、
いろんなところでどう?困っちゃったねなんて感じで、
ある種の軽さで会話ができる領域が広いと、
相手も近づいてくる壁を低くさせることができる。
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なんか真剣に仕事に向き合っていたりすればするほど、
この軽やかさというものがなくなっちゃいますね。
ちゃんと報告しなきゃとか。
言うならそれなりに構えなきゃみたいになっちゃう。
それよりも、
泣いちゃったっすよくらい軽く会話ができる関係性だと、
案外悩みなんてボロボロ出てくるね。
何がいい関係性なのかって話にも繋がってきそうですけど、
その一方で何でもかんでも、
ちょっと聞いてくださいよ、あれが怖いかって言うのも果たしてどうなのかっていう、
この辺の話ですよね。
ちょっと片っぽの軽やかさの例としてそれを言います。
軽やかさでもすごく大事だなって思いますね。
あとはもう一個ね、
上司のほうって自分の悩みとか苦しいこととかってあんまり言わないんだよね、部下に。
あえてですけどなぜですか?
なんでだろうね。僕なんかも経験あるけど、
例えば自分が課長時代に上から怒られたとか、
例えば自分のチームのことでえらい怒られたとか、
あいつどうなったんだみたいに怒られた時って案外それって言いづらいんだよね。
例えば山田君の件で部長から怒られちゃってさって他の人には言いづらいね。
気持ちわかりますよね。でもなんでなんですかね。
ちゃんとしなきゃいけないっていうのもありそうだし。
あるある。あとやっぱり上司は上司で答えを持ってなきゃいけないと思うんだよ。
それはありますよね。
だから答えがないことに関して軽んじた発言ができない。
立場的に。って思ってしまってる。がゆえに軽やかさが出ない。
で、この悩んでる人を見たときに、
その解決策はこれだなって思えるわけでもないかったりする。
そうですね。
悩んでる理由とかいろんなことで解決策自身が自分が提示できるかどうかがわからないこともある。
これもどんどんすごくあることになって。
だから答えを出さなきゃっていうモードも自分の中で変えていく軽やかさみたいなこととの、
もう一つの意見としてはそういうことかな。
軽やかさね。
そう。答えを持っていなければいけないっていうある種の呪縛から自分を解く。
まさに答えを持っていなければいけないところの軽やかさって、
やっぱり愛、ファンシーするっていうか、どっちかってなっちゃいそうですよね。
で、あとはね、今度は双方向っていうテーマで言うと、
自分の話どれだけしてますか?
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自分の話をするって、もうちょっと具体的に言うとどういうことですか?
それこそ、たとえば昼食を食べてるときぐらいであれば、
やっぱりプライベートな話をしても全然かまわないと思う。
ただ、相手が興味のないものをベラベラ長く話されるのも良くないので。
だからそういう意味で言うと、
たとえば一般のメンバーの人たちが知り得ない情報を、
上司であれば必ず何か持ってるんだよね。
会社の情報とか。
そういう自分が知ってることをたくさん話してあげる。
だからよくあるのは、ワンオンなんかでも私なんかも言うことあるんだけど、
案外日頃あんまり長い時間話したことのない相手とのワンオンなんかのときは、
どう頑張ってる?って相手に視点が合わせたという会話にどうしてもなりがちなんだけど、
相手がそれが嫌だってこともあったりするよね。
責められてるとか質問責めにあってるみたいな。
っていうときは、
最近会社がこういうことがあって大変なんだよとか、
その煽りでうちの家にもこういう制限が来てるんだよね、みたいな。
なんかそういう会社の話とか。
上司だからこそ、さらに上の世界から降りてきた情報みたいなのを、
ある意味、妻として使う。
でもこれって大事な情報ではあるので、
相手だって聞きたくない話では絶対ないのよ。
あ、そういうことあるんだとか。
自分の話っていうことと、大変なんだよみたいなことと、
そこに軽やかつというあたりは、
なんかこう大事なキーワードがポコポコポコと繋がってそうですね、このあたり。
で、そのときに答えを持っていないという呪縛から解き放たれてないと。
この、これできないですよね、自分の話とか。
大変なんだよなんてましてや。
そう。でね、トータルで言うとどういうことかっていうと、
開放感がある人。
ああ、なるほど。
今のキーワードを結果的に4点にこう書いてたんですけど、
真ん中に出てきたこのドーナツの穴が開放感がある。
なるほどね。
うん、オープンなんだよね、それのほうが。
オープンね、開かれた感じの。
その開かれた雰囲気っていうのが職場にあると、
本当に活性化に向かう。
それをご自身がくれるのかどうかというのが壊れてるんじゃなかろうかっていうのが、
大きなテーマということですかね。
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そうですね。で、開放感がなかなか出せない、オープンになれないっていうのは、
よくあるのは責任感が強いほど起こる。
やらねばならないことを背負ってるから。
こんなんじゃいけないっていう気持ちがあったりするから、
ある意味、自分に制約をかけるんだよね。
責任感が強いと。
だからそこを気をつけてください。
無責任になってくださいって意味じゃなくて。
いや、ここ難しいですね。
開放感でって言った瞬間に、何でもいいよ、みたいなこの間違った無責任感のほうにいった。
そう、だからこのバランスなんだよね。
でもね、一旦この話を受けまして、
一回今回は抽象的な質問もいただいてましたので、
もうちょっとこれを踏まえて、開放感って言っても現実、こういうことがあってとかいう話がありましたら、
他の方もこれを踏まえて、私はこうだ、みたいなのがありましたら、
ぜひいただけたら、一緒に考えていきたいなと思いますので、
開放感でも責任感も大事だよという、愛矛盾するものをどうやって束ねていくのかというところで、
今日は終わりたいと思います。
はい。
終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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