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2018-01-05 18:02

第141回「質問:全員が女性で構成されている部署が3つあります。他のチームのやり方を受け入れようとせず、業務の標準化ができません。」

第141回「質問:全員が女性で構成されている部署が3つあります。他のチームのやり方を受け入れようとせず、業務の標準化ができません。」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
さあ、今日も質問が来ておりますので、早速ご紹介していきたいと思います。
ちょっと長いのでお付き合いください。
製造業です、となっております。
全員が女性で構成されているチームが3ユニット存在します。
取扱い製品は異なるものの、業務としては同じ工程を任せています。
しかし、生産性向上の観点から同工程なので、業務の標準化を図ろうと思っていますが、
他のチームのやり方を受け入れようとせず、標準化が進みません。
このような問題は組織上の問題なのか、統括者である私の問題なのか、
どこから手をつけてよいか分からず、頭を悩ませております。
何卒よろしくお願いいたします。ということです。
はい。
ここの製造業で同じ工程、同じラインだけど、製品の違いは同じライン。
例えば、検査とか梱包とか、そういうところってありますよね。
ありますよね。
組み立てなんかが違うって言ったら、製品が違えば内容が違うので、
多分同工程の標準化ってことじゃないと思うんで。
女性で構成されているってことは、恐らく検査関係とか梱包とかそういうところなんでしょうね。
この手の問題ってね、よくいろんな場所で聞いて、今回グループでしたけどね、
前回行ったところでも同じようなことを悩んでいる男性のリーダーがいましたけど、
マネージャーがいましたけどね。
これ個別じゃなくても、例えばグループじゃなくて、
3人みたいなことでそれぞれが違うやり方をやり続けるみたいな話もよくあります。
女性にありがちという表現をすると女性に失礼なんだけど、
女性の場合にそういうことが相談ごととして来ることは結構あるなというのは実感しているところで。
僕は男性なので、本当に適切なことを言うかどうかわかんないけど、
ある意味の女性の方々の特性みたいなのは裏っ端にあるんじゃないかなと思います。
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これは良いことだと思うんだけど、
やっぱり女性って時代が変わったのでそうは言わないけども、
基本的に子供を産むとか育てるとか、
家族とか身内とか、自分が作り出したものを産み出したものに対する愛情みたいなのは、
これは男にははかり知れないことを持っていると思うんだよね。
さっきあんまり言葉として出なかったけど母性愛とかよく言うじゃない。
そういう包み込むようなものってあって、自分の身内家族とか、
だからそういう身内感みたいなのってあるので、
犯になると犯の中の身内感で違う犯が外の人みたいな、外のグループみたいな感覚はなくはないのかもしれない。
自分たちのやり方を非常に大切にしているっていうことは、
もちろんプライドもあるだろうけど、
自分たちでやっているものに対する価値を置いているというのが結構あるんじゃないかなと思うんですよね。
他の人のものを受け入れるというよりは、他のものを受け入れるという話というよりは、
自分たちがやっているものの中を基本として新しいものっていうのを新たに身につけるような感覚の進め方をした方が良くて、
男だったらA班がやっていることがこうやったらすごく効率的だったので、
BもCもやるようにはいっていうのは普通に感じると思うんだけど、
女性たちの場合は、グループの場合は、それは話としてわからないわけではないが、
そこまでしなくても私たちはこれでちゃんとやれてるよねっていうのはあると思います。
これをやりなさいっていうのではなくて、その方法も一つ新たなる試みとしてやってみてもいいんではないかぐらいのアプローチ。
例えば、チームがやっているBのやり方に、Aのチームのやり方をやりなさいではなくて、
Bのチームのやり方に、そのAのチームがなぜ標準化としていいと思っているかっていうテーマがあると思う。
何とかの効率化。
Bのチームに何とかの効率化っていうことに関して、もうちょっと全体で標準化したいけどどう思うという投げかけて、
自分たちが何かを生み出すきっかけの中から、例えばこの上の方が、今この質問の方ね、その上に立っている方が男性なのでね、
特にいいと思うんだけど、例えばこんなやり方もあるよねとか、こういうことについてはどうだろうかとか、
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一緒に生み出すような感覚っていうのをちょっと尊重してあげてもいいんじゃないかなとは思います。
その一緒に生み出すときには、3番あるとしたらA、B、C部署あるじゃないですか。
AはAで、BはBでですから、そのA、B、C一緒にってことなんですか?
いや、この一緒にやるとね、多分同じことが起こると。
だからそれぞれ、それぞれに向かわなきゃいけないんだよね。
あと全員の中で全体がこうだから、こうだよねという話より、あなたたちはこうだ。
Bさん、Bチームさん、皆さんはっていう話をしなきゃいけないので。
だからなんだろうな、ハブになるような感じ、上の人は。男性が。
この方は男性なのかな?
こういうときにハブになるのはね、やっぱり男性っていうのは良い機能をする。
今のことが分かっていれば、BさんがBチーム、Aチームのやり方をやりなさいっていうことではなくて、
Aチーム、あれ良いなと言ったら、ある作業の時間的効率が非常に一番良いと思うよな、あれと。
ってなったら、Aチームの効率が良いんだけど、
Bチームもっと効率よくするためにどうするか一緒に考えようよっていう、
押し付けではなく、自分たちから生み出すっていう作業を、工程を一個入れてあげたい。
プロセスを入れてあげたい。
そのときに一緒に話していれば、Aチームのやってることが、
例えばだけどっていう、ここの部分、Aのやり方っていう意味ではなくて、
Aのやってることをちゃんと理解した上で、
なんかこんな部分がポイントなんじゃないんだろうかっていう。
で、同じような時間効率のあるもので、
Aダッシュみたいな、ちょっと違うものが生まれたら、それはそれで良いと思う。
同じ効果だから。
同じ効果であれば、それは尊重してあげる。
普通に合理的に標準化を図ろうとすると、Aのやり方で良いのがあれば、
ちょっとAのチームリーダーとかきっといるでしょうから、
ちょっとBのとこ行ってきて、教えといて。
で、なりそうじゃないですか。
で、そのまま横展開して広げようと。
でもなかなかこの方が悩んでるように、
意外と例えば女性だけのチームっていうのはやっぱり身内感というか、
内側にグッて固まるようなエネルギーを持ってらっしゃるので、
それは悪いことじゃないと思うよね。
なので、そこは逆に理解した上で、
ひと手間かかるかもしれないけど、
今みたいなアプローチをした方がいいかなっていうのと、
もう一個はね、あとが一つね。
もう一個大きなのは、A、B、Cっていうのが別版なんだけど、
別版なんだけど、
共通してる人を作った方がいいよね。
だからAのチームの人も、あの人はうちのチームの人。
で、Bのチームの人も、あの人はうちのチームの人と思える人。
これはね、男性の方が私はいいと思うんだけど。
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それはリーダーって意味ではなくて。
リーダー。
だからここで今ご質問されてる方が男性だったら、
その方がAチーム、Bチーム、Cチームという扱い方を、
A、B、Cと分けて考えるんじゃなくて、
全部一緒、私のところっていう感覚で、
全員に均等な声掛けと、聞くばりじゃないけど、
そういう配慮をして付き合う。
つまりAのチームのメンバーの、
もうこれはこの標準化の話をしたけど、
Aのチームのメンバーのメンタルも知ってあげる。
Bのチームのメンタルも知ってあげる。
Cもそう。
そういうことをやっていると、
もっと何でそれが起きているかが分かる。
例えばAチームであれば、
Aチームのリーダーの、
あれみし配慮が強い。
Bで言えば、わきあいあいとしてるけども、
むしろ身内感が強いとか、
それぞれの特徴が見えると思うんだけど、
融合させる、混ぜる時っていうのは、
Aチームの人も、
僕の部下だよねっていうふうに設置してあげて、
いろいろちゃんと理解してあげる、
知ってあげるっていう工程をやっておくと、
この上司の人は私の身内になるわけね。
Bチームの人も私の身内と思ってくれるから、
そこを経由して情報が伝わるっていうことがスムーズに。
Aがこう言ってたよって言っちゃうと、
例えば、違う国の人があなたの国のことをこう言ってましたよってなるんだけど、
そうじゃなくて、
例えば同じ県内で言われた。
県で言うと日本みたいな感じ。
元プロ野球選手の人が高校時代にキャプテンになって、
全国中から全国優勝者の元どもが
ブワッと集まるところのリーダーになった時に、
あまりにすごすぎて、
全員がバラバラでチームが一体とならなかったので、
一個一個全員と面談して、
当時で言うとカラオケに行ったり、
ショッピングに行ったりっていう、
オフの時間を費やすことで上を取って、
この人が言ったら、
みんなが言うことを聞こうって状態を作ったと似た感じになる。
それそれ。
で、それってね、
その活動って、
男でもできない人いるんだけど、
男の方がやっぱりなんか得意そうなんだよね。
見ていると。
意識の高い男性なんかだとそれをよくやる。
でね、この存在はある意味では、
女性以外もそうだけど、
嬉しいんだよね。
そういう人がいてくれることが。
みんな。
だからその人が言うならばっていう話になるので。
じゃないと、
話の内容と話してっていうのがあるじゃない。
両方を見て人が判断するので、
さっき言ったAのやってることはいいから、
みんなやるようには話の内容だけなのに。
はいはいはい。
だから違う国の人のやり方をやれと言われてる感じだけがしている。
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でもそれをCGする人が自分の同じ国の人で、
やっぱり信頼できる人が言うんであれば、
話してと話の内容が合体となってより伝わりやすくなる。
その時のリーダーの方が、
リーダーの方っていうのはABCから見ると、
要はリーダーなんですけど、
あえて言うなら、
どういう役割を担っている人ってあるじゃないですか。
ある意味ではやっぱりこう、
ある、
例えばむしろこうなんだろう、
年配の女性なんかがいたらね、
自分より。
だったら、
何だろうか、
弟分でもいいと思うし、
その人たちにとっての存在感。
兄貴分でもいいし、
親方でもいいし、
一人一人との存在感のあり方って違うんじゃないかと思うんだよね。
うんうんうん。
だから全員にこういう存在でいましょうじゃなくて。
ではなくて。
例えば何だろう、
山口さんという方に対しては、
山口さんの子供みたいな大ベテランで、
子供のように可愛がってもらう存在だったりとか、
何だろう、
清水さんという若い手の女性がもしいたとしたら、
やっぱりこう、
良き指導者という存在で、
お父さんのようにさせてあげるとかでもいいし。
うんうんうん。
なんか存在感は違うんだと思う。
とにかくね、子なんだと思うよね。
さっきの黒岳の選手の話なんかもまさにそうだけど。
これはもう男性の話だろうけど、
はい。
男性でもそうなんだ。
それはなぜかというと、
違い、
県の違い、
全国の違い、
九州と北海道の違いみたいなのが、
バッと分けるエネルギーになるので、
だからその、
やっぱり日本はそもそも村社会なので、
そういう感覚ってあると思うね。
うん。
それを特にこの共通の人がやっぱり必要。
その共通の人が、
要は全員にとって共通ではなくても、
ここにとって何かしらの役割が、
そうそうそうそう。
結果的に共通ってなっていれば、
それはそれでいいそう。
そうですね。
なので、
ちゃんと全員と同じ時間を費やすような形で、
向き合ったほうがいいという話になるわけですね。
うん。
それをベースにやっておくと、
いろんなものが通りやすい。
例えば、
なぜやらないのも聞きやすいし、
この間決めたことだけど、
まだやってない?
どうしたどうした?
とか言うと、
だって自分のやり方変えるのめんどくさいですもん、
っていう本音が出てきたりとか。
はいはい。
そういうのは出てくる。
めんどくさいか、
でもさ、
きっとね、
一回やってごらんって、
時間なんか短くなるみたいだよ、
とか言って、
伝えていくような感覚になる。
うーん。
前回もでしたっけ?
かなり向き合うみたいなポイントになって、
一貫してね、
井上先生の番組というかお話は、
向き合うというのは根底にありそうな気がしますけども、
そろそろ次回ぐらいで、
ちょっと向き合うというテーマのみを扱いましょうかね。
ぜひぜひ。
そうしましょう。
今日のお話も絶対つながると思いますし、
はい。
ぜひね、
最後にちょっと、
一応時代の流れも考えてなんですけど、
この女性と男性っていう違いというのが、
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あくまで傾向としてあるというような捉え方でいいんですかね。
まあでも、
この間もね、
テレビでやってたけど、
やっぱり違う生き物だっていうぐらいまで違うよっていう人もいるよね。
だから、
傾向として捉えましょうというのは、
やっぱり同じような権限責任を、
それぞれが持っていく時代にはなってると思うので、
違うことばっかりは言ってはいけないので、
ただ、
やっぱり行動特性みたいな形で、
傾向としても捉えとけば、
傾向としてぐらいは最低捉えないと、
やっぱり、
同じ仕事をやってるから、
同じことを男女それぞれに言ったからって、
同じ動きをするとは限らないということはあると思う。
特に女性は、
団体全体の中で、
こうだからな、
みんなやれよ、
はいって言って聞くタイプというよりは、
一人一人にアプローチしないとダメっていうのは、
いろんな指導者が言ってることなので、
これは間違いないと思う。
指導する側の方としては、
そういう感覚は持っていかないと、
組織は作っていけないかもしれない。
こないだテレビで面白いこと言ってたよ。
女性同士の会話で一番多い言葉は、
分かるんだって。
分かる分かる分かる。
共感。
男性同士の会話で多いのは、
なるほどなんだって。
だから男は答えとか、
そういうものを探す。
だから何か悩み事が出てきても、
解決策を語らなきゃいけないと思ってるらしいし、
だけど女性は、
悩み事を話し、
それを共感して聞くっていう工程が大事らしい。
そうだなって感じしますよね。
だからやっぱり男性が、
むしろ女性同士だったらそれできるので、
男性が分かってあげるような立場に、
ハブにいてあげると、
みんなが形を変えた結束力がある。
なるほどですね。
またなるほどって。
というわけで、
今日の話、
うまくいかせていただけたらなと思っております。
本日もありがとうございました。
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