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2018-01-10 18:14

第142回「【イノケン持ち込み企画】組織マネジメントで絶対に必要な「向き合う力」とは?」

第142回「【イノケン持ち込み企画】組織マネジメントで絶対に必要な「向き合う力」とは?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日はですね、イノケン持ち込み企画ということで、
前々回からずっと引き継いでいる、この向き合うというキーワードがありますので、
ここを扱っていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
この間の、2年生くらいの、2年児くらいの方たちの研修をやってて、
向き合うということが大事なんだよね、という話をしていたときに、
ちょっと感想の中で言われたのは、
向き合うって、なんかこう、難しそうですって言いながらも、
向き合うって言葉がいいですね、とかって言われて、
なんかこう、深く一生懸命考えてくれていた方がいましたけど、
向き合うっていうのは、いろんな方に向き合うんだけど、
向き合うってどういうことかっていうと、
面と向かうっていう意味だけど、
僕は3つあると思っていて、
やっぱり仕事なので、課題、自分たちが与えられる課題とか、
タスクとかそういうものごとに、物事に向き合うということが一つ大事だと思う、課題。
それと、やっぱり一人では成立しないのが社会なので、
他者と向き合う、相手と向き合うみたいな視点が大事かなと。
それともう一個はね、己と向き合うってやつがあって、
自分自身と向き合う。
で、ベースはね、自分自身との向き合いがベースかなと思っているんですね、これ。
以前登場していただいた生田さんなんかが、
アイデンティティーって言葉を言うけど、
懐かしいですね。
でもね、アイデンティティー、自己確立ってすごい大事なポイントで、
自己と向き合えない、もしくは自己向き合う自分がいないみたいな感じになると、
他者とも物事ともこととも向き合えない。
だからやっぱり自分の執着みたいなものから離れてることで、
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自分はここに力を注ぐ、エネルギーを注ぐみたいなことを自分を投じるっていうんだけど、
自分を投じることができる。
この2点がないと、やっぱりエネルギーは生まれないと思うんで、向き合う。
向き合う基本は多くは自分との向き合いだと思っていて、
部下と向き合いましょうとか言ってるけど、部下と向き合える上司っていうのは、
上司自身が自分と向き合えるということになるから、
やっぱり自分の中に大切にしているものがあっても、
そこにこだわりは持ってもいいけど、とらわれないでほしいのよね。
そういうところから自分を少し離れてみて、とらわれから離れてみて、
でも自分は何か自分の目の前にあるものに一生懸命考えよう、汗流そうってやると、
相手がどういうつもりでいるか、何を考えようとしているのかっていうことまで分かるようになるし、
課題に関してもどうしたらいいのかって真剣に考えるようになる。
何かできないと人に頼るし、誰かやってくれないかなとか、
この程度でいいんじゃないっていう曖昧になったりとか、
むしろ自分の都合で動いたりとかね。
自分と向き合えない人って自分の都合で動きやすいので、
っていうようなことが起こるなと思っています。
だから概念としては今みたいな話で、
向き合うっていうのは基本的にはそういう自分と向き合える人で、
自分って何者かなっていう人が分かってれば分かっているほど向き合える人だと思うし、
自分って何者かなの上に、それをもう一人客観的に見ている自分がいるぐらいの、
メタ認知みたいなことを言われるけど、
石原先生的に言うと二人称三人称という言葉があるけど、
外から見る自分っていうのがやっぱり非常に、
実は向き合うっていうと違って離れて聞こえるかもしれないけど、
向き合う基本エネルギーは外から見る自分がいるかとか。
だからその人が向き合うのよね、物事と。
だから自分の中にあるエゴとかを持っているエゴイスティックな自分っていうのは、
いてしょうがないので、もう一人分裂しなさいっていう意味ではないけど、
もうちょっとちゃんと自分を見る力があったりとかする人。
自分の良さも分かるし、弱さも知っている。
でもそこはそれでいいんだって自分にも言ってあげられる人。
そういう自分がメタ認知できると、
人に対しても必ず視点が増えるっていうの。
この人はなぜこれを言ってるんだろうっていうのが、
この後すぐ感情的になるなっていう短絡的な答えじゃなくて、
この人はなぜこういう時に感情が表に出るんだろう。
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もしかしたらとかって、
だんだん周りから見る余裕と力、エネルギーが生まれるので。
そうすると向き合うことができる。
なんでちょっと難しい、今回は難しい話なんだけど、
一個は自分っていうものを認知できること。
そしてその自分が他者と向き合うっていうことは、
これね、他者の背景でね、
課題と向き合う時もそうなんだけど、
目に見えている現象に囚われない。
背景とか目に見えない物事もそうだよね。
本質とか本当の原因とか、そういうものに探り当てるとか。
そんな方にアプローチできる力が向き合う力っていうのかな。
ちょっと難しい形しますけど。
前回の回とかで言いますと、
自分3ユニットぐらいを持っている方の上司が、
各自分たちのABCの部署があるのであれば、
それぞれの部署に同じだけの熱量でしっかりと向き合ってほしい
みたいな表現をされてましたけど、
今回の交渉な意味でのこの概念の向き合うということを前提にすると、
その話を分解すると、
まずは例えばその3ユニットの上に立っている自分というものは、
3ユニットのそれぞれのリーダーにユニット全部を任せて、
その上に立って指示命令だけすればいいという自分で
い続けると自分と向き合ってないということ。
この問題が起きているものを解決すべき当事者であるって自分に向き合わないといけない。
そうすると何しなきゃいけないかって言ったときに、
女性なんかもみんな一人一人とちゃんと向き合ってあげなきゃいけないなっていうのは、
今度はその一人一人を背景を知るような、
その一人一人を知ってあげるっていうことが次の向き合い。
で、起こっている問題をそこの人間、人たちと一人一人と解決していくっていう向き合い。
だからこの3段階が揃うっていうことなので、
だからやっぱり嫌だと思うよね。
上にいて、もしかしたら男一人で一人一人と向き合って声掛けなんて簡単なようで簡単ではない。
だけどそれをやる自分っていうものっていうのをまず設定しないといけない。
そこがスタートって意味。
そうしないと相手、一人の方とドダッとかって向き合えないので。
まさにその先ほどこだわる、囚われちゃいけないけど、
こだわるのはいいけど囚われるなっていう話で言うと今の話は、
リーダーという役職というか統括という統括者の役割に囚われてしまって、
そんな話を聞いてあげるとかどうこうっていうのは俺のやることじゃねえだろうみたいになっちゃうと、
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違う違う。
そっから一回自分が離れて、で自分は何をすべきだろうか。
こういう問題が起きてるんだから責任者としてこれは解決しなきゃいけないっていう自分にもう一回セットしなさい。
これ究極ですよ、組織マネジメントという領域の中でもいいかもしれないんですけど、
向き合う力というのを育てたり培っていくために大事なことは。
これね、やっぱり理性的な側面と情緒的な側面があるので、
人間、ベースにある生まれてから今までに培ってきたすごく深いところにある人格みたいなものは変えられないと思うんだよね。
だからそこから来てしまう向き合う力の無さっていうのが出てくることがあるので、
俗っぽい言葉で言うとインナーチャイルドとかそういう類のニュアンスのものですよ。
自分の中にも潜在意識に埋まってるから、実はよく言語化できないような自分でもわかんないけど、
なんかあるんで、溜まってて。
だからその溜まってるものの中に起こってる現象が入ってくるので、
溜まってるものの違いがあるので、同じ現象でも人は反応が違うっていうことになるから、
そこを変えなきゃって、そこに向き合いましょうなんて言ったらこれが遠大な話になるんで。
そうですね、その方の人生そのもとと向き合う話にもなりますね。
自分自身がしたかったら、やっぱり的確なカウンセリングのところへ行ってやればいいと思うね。
それこそジョーさんみたいな方と向き合えばいいんだけど、自分と向き合えばいいんだけど。
通常仕事をしている時にやっぱり部下と向き合おうとか、
向き合い力が仕事力を高める根幹にありますよって言ったら、
根元なんですよということであれば、ことを自分でもやっぱりそれはやってみたいと思うんであれば、
そのグーッと溜まっているところではなくて、なんかポンと反応して出てくる感情。
まずは腹立つとかっていう時に、なんで腹立つのかなっていうことだけは考えてほしい。
そこの裏にはやっぱり自分が大切にしてるっていうか、自分はこうだと思うっていうものがあるので、
それはそれでいいと思うんだよね。
問いとしては、自分の何が怒りを生み出したのかみたいなところですね。
そこからそれがやっぱり、それ、情緒的に起こっている現象を理性的に理解する。
理性的に理解して、そう考える。そうだよねと。自分はこうだからこういうのって感じるよね。
でももしこの視点で考えたら、これって別に起こることじゃないかもねっていう、
自分の中で視野を広げる感じ。視点を見ている捉え方をたくさん仮説を立てるっていうか、いろんなものを検証してみる感じ。
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本来の自分は自分でいいんだけど、ふっとふっとこう理性的に、でも今回のことってこういうふうに捉えるとこういうふうにも感じられるよねとか。
いろんな捉え方を自分でするってことは、それがね、習慣化できると、物事をすごく多面的に捉える力が作っている。
結果的にそれが向き合う力。
多面的に見ると言うとね、アイデアもたくさん生まれるし、人に対しても、いやそんなこと言ってない、こう考えてみたらどうかなっていうことも言えるし。
そう言われた本人は、この人が私に向き合ってくれたって思えるからね。
つまり1個の点で、1対1で物事を反応していると、すごく狭い。
お互いが違うずれてて、私はお米、私はパンみたいなことを言い続けてても、全然合致しないけど、
あ、そうか、お米ってそういうこともあるよねとか、パンだってこういうこともあるよねって展開していくと必ずよく共通が見つかる。
これ見つかると向き合ったことになる。
今のお話にまさに続けると思うんですけど、相手方からすると、この人向き合ってくれたなって認識できるときっていうのは、何が起きたときとかどうなったときに向き合ってくれたというふうに捉えられるんですかね。
今ある自分を否定してなくて、まず肯定、肯定というか1個分かってくれた。
いいと言ってるわけじゃないけど、そうだよねということは分かってくれた。
事実を事実としてそのまま受け取ってくれたみたいな感じですかね。
自分というもの。
いわゆる需要みたいなところですね。
で、その上で、でもさ、今回の課題ってさ、こうだよねってなったらこういうふうにも考えられるんじゃないとかっていうふうに、その上に2階3階って理屈が積み重ならないと理解できないので、一番ベースにあるのは、この人は私のことわかってくれているっていうベースかな。
これはすごい基本的な向き合いだと。
その分かってくれてるっていうところすごい微妙なニュアンスだと思うんですけど、その分かるよ分かるよっていうことではないってことですよね。
僕は分かってあげてるよっていうことではなくて。
えっとね、さっき言った、例えば自分自身もそうだけど、怒るってなぜ怒ったかってこの対じゃない。
この構造を理解してあげる。
そうだよね。
例えば、あなたっていつも丁寧な仕事を大切にしてるよね。だから雑な仕事をする人嫌だよね。それは分かる。
ここではまず分かったけど。
つまり、分かるけど怒らなくたっていいじゃないって言っちゃうと分かってくれてない。
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丁寧な仕事をしてるよね。だから腹立つよねっていうこの対が、うんそれは分かるっていう感じかな。
その原因と結果ではないですけど、このセットみたいなものが捉えると分かってるっていう。
つまり必ず原因と結果でしょっていうことって。だから表面に出てきてるものに反応してるだけだと相手は受け取ったって思わないよね。
夫婦喧嘩の方ってそうだもんね。分かっててもだんだん声が荒がっていっちゃうのは結構夫婦喧嘩ってことだもんね。
お互い分かってるんだけど分かってるよを言わないで、だってあんたはこうでしょ、だってお前はこうだみたいな話をずっとしちゃうので。
で、一回、いやだからお前ってこういうことから言ってるんだよ、それは分かるんだけどさっていうことがあるかないかで。
温度の子、僕なんかも経験するんだけどよ。ヒートアップするんだけどグッとこらえて、そう言いたいのはこういうことなんだろう、それは分かってるんだよずっとって言うと
少しフーッて下がる。で、その上で、でもさ、こうなんじゃない?で、上ではこういう意味で言ってるんだよね、それは分かる、それは分かるけどさっていう。
でも今回の場合は、やっぱりそれだけの労力をかけることじゃないんじゃないの?みたいな。
っていうことはずれだから。グッと冷静になってそれを話すことができたりするんで。
なんて言ったらいいのかな、あのこう、なんかさっきも言ったけど、見えない世界にアプローチする感覚を持たないと向き合うってことはできない。
それってすごくしんどいことなので、自分のエネルギーを使うことなので、エネルギーを使おうという自分を作らなきゃ向き合えないって言いますよね。
今回の回はこのどう生かすかというよりも根底にあるそのマネジメント上で人と向き合うというその向き合うというこの感覚をどうにか言語化してお伝えできればという回でしたので、
明日、あさってに速攻性はないかもしれませんけど、今の話を踏まえてもう一度他の回とかも聞いていただくと、
だいぶこれが向き合うということを説明してんだろうなみたいなのがあると思いますので、
ぜひこの回は一つの根底の回としてぜひ皆さんに聞いていただきたいなと。
というわけで、近々そういう回もやっていきたいと思いますのでまたよろしくお願いします。
本日もありがとうございました。
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