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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、お願いいたします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ということで、今日も質問いただいておりますのでいきたいと思います。
今日は女性の方としかわからないんですが、ご質問いただいてますのでご紹介したいと思います。
オンライン会議において質問があります。
参加してしまっている人がいる。会議で何も決まらない。場の空気がつかめない。読めない。このような状況がよくあります。
会議を仕切る立場、参加する側どちらにおいても無駄のない会議にするためのコツと言いますか、意識すべきところはありますでしょうか。
はい、いい質問ですね。
確かにオンラインが2年ぐらいなりだして、一つの答えを持っている人もいたり、いまだに苦しんでいたり、逆により問題が顕在化していったり、いろいろありそうですよね。
そうですね。
僕なんかもオンラインが浸透したことによって助かっていることもあったりするので、オンラインとリアルのミーティングの、
私が感じている差から話をすると、オンラインの会議って何かを、この方も決められないってあったけど、
このことについて話しましょうっていうアジェンダがはっきりしてるものとか、
このことについて今日は決めましょうとかいうような場面は、実はオンラインのほうが楽だったりするなと思うでしょうか。
無駄な時間がなくて済むし、みんなが結論に向かって集中してるので効率的だなと思うんですね。
オンラインでは難しくて、リアルでいいものって何かというと、何を決めなきゃいけないかとかが自体がふわふわしてるとき、
答えがなかなか方向性とか、出すべき答えの方向性がちょっとわかりにくいねというのは、
ある意味意見交換が主となる。
結論ではなくて意見交換が主となるときには、空気感ってすごく大事なので、
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やっぱり、「あ、あの人すごい熱込めて言ってるぞ」とかも大事だったり。
するので、参加者の熱量のばらつきっていうのが、手に取るようにわかるほうがいい。
熱い人だけが大事だって言うんじゃなくてね。
そこで黙ってる違和感を感じてそうとかね、怒りあるぞとか。
なんか考えてそうだけど何も言わないなみたいなのも大事だったりするんだよ。
いやー、たしかに。
だからそういう差があるので、多分この方は両方の雰囲気、
両方ともオンライン会議でやるにはどうしたらいいかっていうことにもちょっとつながってるのかなと。
まずオンライン会議で、私が冒頭言ったようにやっておくのはアジェンダ設定っていうのをすごくしっかりやっておく。
今日は何について話します。
それと、進行するにあたって、情報として聞いといたほうがいいレベルの人もいるはずなんですよ。
意見を言うとか意思決定に参加するとかじゃなくて、
ちゃんと聞いといてねっていうタイプの人だって会議にもいるはずなので。
だから意見を言わないなっていうのは、普通のリアルな会議より目立つんだけど。
確かに。
目立つんだけど、そこはある意味の切り分けはしなきゃいけない。
あなたの意見が聞きたいんだよっていう人にはちゃんと、
申し返したら事前でこういうことを決めるので、
あなたの立場の意見をまとめておいてくださいねってメールで入れておくぐらいのことはしたほうがいい。
冒頭、みんなもそう思ってるわけだよね。
画面を見てても何にもずっと言わないなって人もいたりとか、
画像を切っちゃったりとか。
いろいろあるので、「なんだよ参加してないじゃん」ってみんなも思うので、
今日はこの件について確認しますと。
例えば数人だったら、なんとかさんとなんとかさんも途中で意見があったら聞きたいけど、
とにかく情報共有としてぜひぜひ聞いておいてくださいみたいな。
誰はどういう立場でここにいるかっていうのは、
少し整理しておいてあげるのも大事かもしれない。
そういうこともひとつ大事かなと。
だから参加者の意図というか、
どういうことを目的に参加してるかってことを整理して、
これも情報としてみんなに共有したほうができればいいから。
それぞれの参加者の人たちの役割とか目的。
会議そのものだけじゃなくてということですね。
そう、会議のアジアンだと。
たとえば初期の方とか、メモったりとかいろいろあるじゃないですか。
ホワイトボードをやってくれる方みたいな。
ああいう部分が見えなくなるんで、
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意外と役割を空気感で感じ合ってたものがなくなると、
確かに参加してないことだけが目立つみたいなことはありますもんね。
画面がバーッと並んでると、何も言わないなってのがすごく視界に入ってきたりするので、
余計に目立っちゃうんだよね。
だからさっき言ったように、今日はたとえば10人の会議ですけども、
ここについては誰々さんの意見を積極的に伺いたいと思います、みたいなこととか。
普段の会議では言わない整理の仕方。
参加者のそれぞれの立場の明確化は案外したほうがいい。
なるほどね。
組織の前々回とか、
組織のパーパスドリブンからの文化を変えるみたいな話とかありましたし、
前回の話が、確か2代目の社長さんが、
社外取締役のほうはファシリテーションできるんだけど、
自分のところかみたいな話とかあったと思うんですけど、
ここに来てオンラインもそうですけど、それこそ文化をつくっていくとか、
余白とかいろんな直線的じゃないものを扱いたいときに、
究極で言うとオンラインで文化つくれるんですかね。
なかなか難しいかもしれないから。
オンライン上でやることは、
より多くの前提とかそういったものをちゃんと明確にしないと、
雰囲気でわからないから、
マイナスな感情が起きやすくなっちゃうね。
さっき言ったように、「なんであの人何にも……?」
変な言葉はあるけど、「あのおっさん、仕事してねえなあ?」みたいなね。
よくそういうセリフって聞くんだよね。
それわかっちゃうんですよ、オンラインでは。
その人がそこで発言すべきなのかどうかということが明確じゃないと。
言ってないじゃない。
その人からすれば、今私がここで意見を言うことじゃないなと思ってるかもしれない。
それがリアルだったら、いつも言ってなかったぞ、みたいなものが、
ただただ問題視されても、それは確かにあります。
だからこの会議はどこに向かって何をするかってことを、
そのためには皆さんそれぞれどういう立場にいましてっていうことを、
ちゃんと宣言しないといけないなっていうのがすごく。
そういうふうな話を聞くと、ある意味オンラインによって浮き彫りになったのは、
空気感とかいろんな非言語みたいなことで共有されて、
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曖昧にしてうまく扱ってたものが、
曖昧なままだとうまくいかなくなったっていう顕在化でもあるので、
根深くあった問題が出てきてしまうっていうところにも繋がるっていうのも、
ありそうだなと思ったんですけど。
そのとおりです。
だからオンラインであろうがリアルであろうが、
ある種マネジメントする側からすると、やるべきことは同じなのよ。
ただリアルなほうが、曖昧でもできちゃったことが多い。
っていうことですよね。
やるべきことをちゃんとやらなきゃいけなくなった。
それこそ会議はテーマと前提条件と、
それこそ誰が何を言うべきかとかまで含めて、
ちゃんと導いていかないといけなくなる。
この会議の目的、アジェンダがあって、
そうすると、そこでたとえば文化についての情勢の、
ブレスト的なやつをやってみたときに、
これ系オンライン無理だなっていうのはすぐにわかると、
ちゃんとそこが整理されてる人たちは、
これ系は無理っていうのはすぐに再廃されてるはずですもんね。
そこを曖昧にしてとりあえずスタートしてたところが、
あれなんか全体的にうまくいかねえみたいになって、
ことの問題がどこかがわからないみたいな。
参加者側からしても、スタートと同時に、
例えば10人でみんなでやってるんだけど、
2、3人で議論の話がわーって進んじゃって、
しばらく15分、20分、そこをただ見てるだけ、聞いてるだけの状態になると、
リアルな場所じゃなくて自分の部屋の空間にいたりすると、
どんどんどんどん傍観者になっちゃうんだよね。
雰囲気として。
だからそこも調整しなきゃいけない。
だから傍観者じゃなくてちゃんと参加させたりないんだったら、
定期的にちゃんと振っていかないと。
なるほど。
だれだれさんがこの件について今話を聞いてどう思いますかとか。
回しっていうのかな。
ファシリテーションだけはあるけど、ある意味司会進行と言ってもいいんだけど、
その場を回すっていう人の役割がすごく強い。
今までね、場を回すすらも曖昧でやってたって話もありますね。
だから場の空気が読めないではなくて、場の空気を作るっていう発想で仕切らないと。
なるほど。
いや今キーワードいただきましたね。
場の空気作るね。
その発想を持たないとだめで、
ってことはある意味丁寧に、言葉でしか伝わらない情報があるので、
言葉でちゃんと設定していくっていうことが大事かなと。
テーマとしては場の空気を作るという意識を明確にして上で、
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今まで曖昧になってたところをしっかりと言語化して認識し合うという前提条件をちゃんと整えた上で、
ミーティングをしていくと。
俺はその通りですが、なかなか道のりは長そうな感じはしますが。
あとさっき言った、決めることではない意見交換が目的だったら、それもちゃんと宣言する。
今日は意見交換で、なかなかオンラインだとやりにくい話なんだけど、
ちょっとぜひみなさん言ってくださいね。
これは最初は発言の機会を全員均等に持つために、順番で発言してもらいます。
こういうふうにちゃんと仕切っていっていかないと。
なるほど。
そういう意味では、この話を聞きながら、
うちこういう感じで失敗したぞとか、こういうのでうまくいったぞとか、
ぜひシェアしていただけるようなアプリを集めて、みなさんでシェアリングしていきたいなと思いますので、
オンライン会議においてのいろんな事例がありましたら、
失敗も不成功も含めて、ぜひいただけたら嬉しいなと思いますので、お寄せいただきたいです。
そういうチケットも集めたいですよね。
ということで、今日は終わりたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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