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2021-04-02 13:19

第310回「質問:業務的な会話のみ。ドライすぎる職場の雰囲気に耐えられません・・・」

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第310回「質問:業務的な会話のみ。ドライすぎる職場の雰囲気に耐えられません・・・」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。 ★番組への質問はこちら↓↓ https://ck-production.com/podcast/inoue/q/
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も質問いきましょうかね。
はい。
昨日からね、今日ね、
急になんか、このところも、
これをね、放送聞いたとき、先月そうだったなってことも多いと思いますけど、
すごい寒暖差が激しくてね。
毎日毎日。
今日は暖かい。
明日はもっと暖かいらしいんだけど、
でもその後またちょっとした寒さが来るっていう。
今日のタイミングで何度ぐらい上がってるんですか?
今日でも15、6度はあるだろうな。
ああ、そんな言ってるんだ。
明日だと20度近くなるって言ってたから。
いやいや、春越えてって感じですね。
そうだ、着るもんが毎日、
大変で。
引っ張り出したり、また戻して。
もうしまおうかなと思ったらまた来たりね。
じゃあ今日は暑い状況なんですね。
そうそうそう、暑い。
さあ、そんな中で今日もいきますかね。
今日は。
お願いします。
この方は質問だけいただいておりますので、
質問だけご紹介したいと思います。
最近転職をし事務職をしております。
もともとは販売業をしていたのですが、
社内の人との関わりという面では、
全く環境が違く戸惑っております。
今の会社に入社して1年半が経ちますが、
専門職が多く人数も15名程度なので、
基本的には会話がありません。
目の前や隣の席同士でもメッセンジャーや
LINEを使用して業務的なものだけ会話をしているような状態です。
以前はたまに飲み会などをしていたので、
それでも少なからず会話できることはありましたが、
最近ではこのご時世、飲み会は開かれず、
より会話の数が減っております。
事務職という立場上、
メンバーの中を取り持つほどは踏み込むことはできず、
メンバー内の中でも下っ端のため、
興味のない人同士が集まるような会社の雰囲気に
悶々としています。
このような距離感はどのように向き合っていったらよいのでしょうか。
改善のために行動は起こすべきなのでしょうか。
アドバイスいただけますと幸いです。
追記で、私自身は雰囲気に悶々としていますが、
あまりコミュニケーションを取ることは得意ではありません。
というふうに答えますね。
販売業をやられていたんだからね。
コミュニケーションを取ることを得意ではないとは言いながら、
基本的なことはできるんじゃないかなと思います。
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全然話し違うんですけど、
昔聞いた話で、
あるシステム開発会社で、
すごく大事なプロダクツに関しては、
必ずその構成メンバーに選ばれるという女性がいたのね。
僕はこれを直接的に知らないんだけど、間接的に聞いた話です。
この方はなぜそうかというと、ラッキーガールと言われていて、
この人が入るとプロジェクトは成功するということで言われていたのね。
僕が知っている人は、そんなに能力高いんですかって言ったら、
実はシステムエンジニアとしての能力はそんなに高くないんですよって言ってたんだって。
その後に、どんなことをその人がやってるかがわかったと。
何やってるかっていうと、趣味がスイーツなんだって。
毎日のように持ち込むんだって会社に。
テーブルの真ん中に置いておくので、
自然発生的にちょっと時間があると、そこに少し人が集まる。
そこで会話が始まる。
そういうことから始まる。
まさにここに書いてるように、みんなパソコンに向かって黙々とやってる人たちだったんだけれども、
そういう場所、みんなのチームの中の真ん中あたりにテーブルのところにそれが作られて、
毎日こうですって持ってきてくれることによって、
あるときから時間が決まったおやつタイムが設定されて、
そこでいろんな会話がされるようになったと。
そうするとそのプロジェクトの推進力が増して良くなった。
本当ですかっていう次元の関係性の質のお話ですね。
このお話がすごくやっぱり大事なことなんだなと思ったのは、
最近のリモートワークなんかの環境の中で、やっぱりポイントは何ですかっていう話の中でね、
大事なのはやっぱり雑談だっていう話がすごく多いんだよね。
リアルでやっているときっていうのは、空間を一緒に過ごしているので、
同じ空間にいるので、隙間のコミュニケーションができるっていうことを言う人がいるのね。
つまり普通だったら関係ないところにある隙間に埋もれている気づきとか、
何気ない会話とか。
ふって思いついたら、「あ、そういえば遠藤さんあれって思いついちゃったんだけどどうでしょうこれ?」みたいな会話が生まれる。
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もう一人、これは私が実際に知ってる人なんだけど、
大きなところから小さな会社の社長になった人がいて、
この人が会社に行ったらあんまり雰囲気よくないと。
で、やったことが、フリーアドレスにした。
単純にフリーアドレスにしたんじゃなくて、
みんなの持ち物を集めるロッカーを集合的な場所に置いたんだ。
そうすると必ず朝とか、これはコロナ前の話だけどね。
朝とか必ずみんなが集まる場所がそこにできた。
なるほど。必然的にね。
そう。で、タバコ部屋状況ができた。
タバコ部屋のコミュニケーションってよく最近言われてるけどね。
おはようございます。そういえばこの間の何気ない隙間のコミュニケーションができ始めた。
案外この3つの話の共通点はそこで、
何気ない会話を繰り返すことから始まる大事な会話。
っていうきっかけが作られている。
つまり関係の質を高めるための初期段階の設定がされたことによって生まれてきた。
きっかけね。
この方が職場の所属長でもないし。
戻ってきましたね。
ということであれば、何か人と人が交差点ができる。
もしリモートだったらもっと大変になってしまうんだけど、場所を設定してあげたほうがいい。
リモートなんかでも、何とかについてこれから話しましょうっていうテーマを設けて、
みんなで話しましょうとか言って、自由に来てくださいみたいなことを設定することもあるし。
これについて興味がある。
最近こんなことが起こったのでとか、もしくは会社でこういうルールが変更されたんですけど、
説明したいんでみんな集まってくださいとかでもいいから。
人と人が交差する場を作るような。
この方の立場からできるようなこと。
もしくは上司にちょっと相談して、こんな風にしたいんですけどどうですかって言って、
できる程度でいいので、そんなことを始めてみるのは手かなとは思います。
なるほどですね。
なんかすごい簡単なことですけど、意外とそれができてない。
大冗談に掲げてもね、できないよなかなか。
特に専門職でみんながたぶん自分の作業に没頭してるタイプのことだと思うから、
そこはそこで犯すべきものじゃないのでね。
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LINEやメッセンジャーで語り合ってる隣と、みたいなんだけども、
この現象が始まって10年以上経つんだけど、
初期の頃はそれおかしいよねって僕も言ってたけど、
今はもうその環境が便利で使い勝手がいいんなら、
それ否定してもしょうがないんで、
だったらなんとなく物理的に必然的偶然を作るって言ったらいいの。
人と人が混ざる場所を設定することが大事なんじゃないかな。
なるほどね。
ちなみに今の話は物理的に集まれる場の話になっちゃいますけど、
必然的に集まれる場を作るっていう感じの、
それで進み出せばいいですけど、
集まると衝突しそうな組織もあるじゃないですか。
やべえぞ、集めないほうがいいんじゃないかなみたいな。
そういう話じゃないですか。そもそも問題が全然違うところにありますから。
いやいや、でもね、衝突しそうであっても、
例えば全員が全員で衝突するわけじゃなくて、
AさんとBさんは同居しづらいみたいなことが多いと思うのよ。
だったらAさんがいるときはBさんがいないけど、
CDさんにはどっちのときにもいるよみたいな状況が作られると、
何かふわふわ混ざっていき始めることは事実。
最初の波紋じゃないけど、
最初のポンっていう刺激をどっかに与えなきゃいけなくて。
混ぜ混ぜと始めていかなきゃいけないんですね。
そうすると、思わぬ大きな効果につながる可能性があるんだよね。
ではこの方が、女性か男性かわかりませんけど。
事務職という立場でメンバーの中を取り持つほど
踏み込むことはできないって言ってるんだから、
この辺りからできることで言うと今みたいなことかなと思うんですけどね。
それでも難しいと思うかもしれませんが。
ぜひね、混ぜる。
この人が積極的に何かを聞きに行くっていうのも一つの方法ね。
自分を職場として、関係性を自分を職場に混ぜていっちゃうっていうのもありますよね。
物を使ったり場を使うんじゃなくて。
それは確かに、わからないものはわからないですからね、立場上。
Aさんに聞きに行きました。
それってもっと詳しい方っているんですか?とか聞いて
いやだよ、みんなわかってんじゃないですか。
じゃあ皆さんの意見も聞いてみます。
Bさん、Cさん、Dさんって聞いていったりして。
すると、この人と会話することっていうのはみんなができるようになるじゃない。
っていうラインができると、コミュニケーションのラインができれば
次の段階ではそのラインに乗っける情報を変えていくっていうの。
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インクラを敷いてから。
こんなこと考えてるんですけどみんなでやりませんかみたいなことを一人一人にやるんだけど
ずっと結果全員と話したみたいな感じにもなるし。
なるほどですね。ラッキーガールだのかラッキーボーイなのかわかりませんけど
ぜひね、チャレンジしていただいて。混ぜ混ぜと。
いつものときとちょっと違うことを言ってますけど。
でもね、ベースにある関係性ということだと思います。
ぜひまたチャレンジしてみて、何かありましたらご質問お待ちしております。
というわけで井上先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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