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おはようございます。飼育員の丸岡です。
今日も、人と羊が繋がることをテーマにお話ししていきたいと思います。
今日お話しするのは、この間の前回の羊の餌のことについてお話ししたんですけれど、
その時のコメントで、いかに太い草を食べてもらうか、固くて太い茎のような草を食べてもらうためにどんな工夫が必要ですかと、
私はそこをあえて喋らなかったところがあって、それを話すとまた話が逸れてしまうというか複雑になっちゃうとあれかなと思ったので、
ちょっと別でその内容については喋ってみようかなというところで、今日喋ってみようかなと思うんですが、
結論から言うとね、私も困っているというところが正直なところで、難しいですね。
うまくいろいろと試したりするんですよ。その餌のあげ方、餌の箱をちょっと変えてみたりだとか、
細かく刻んで口に入りやすいような状態にしてみたりだとか、
いろいろと皆さんも苦労されていると思うんですが、そういったことをやってもあんまりこれといった効果というか、
多少は食べているかなみたいな感じはあるかもしれないですけど、激的に変わったみたいなことってあんまりないと思うんですよ。
私もそんな感じをしているので、参考になるようなことが言えるかどうかはちょっとわからないですけど、
私が意識してやっているところ、羊、ヤギがどうかな、ヤギに関してはちょっと、
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多分同じだと思うんですけど、一つのやり方として、私の中ではこれ結構大事にしているよというポイントがあるので、そこをお伝えしようかなと思います。
まず大事なことっていうのが、やっぱり小さいうちからいろいろと食べれるように訓練しておくというか、教えておくというか、
好き嫌いの多い子は大人になっても好き嫌い多いじゃないですか。人も一緒だと思うんですけど、
できるだけ若いうちからいろいろと経験させておくというところが大事なんじゃないのかなというところはあって、
じゃあどうやって教えるのかだよね。小羊にさ、これは食べるものだよって言ったところで、
ねえって感じなので、やっぱり小羊たちが教わる相手っていうのが大事。
それは誰かって言ったらやっぱり母親なんだよね。母親が太くて固いクキを美味しそうにバクバク食べていたら、
小羊も同じように多分安心して餌を食べるようになると思うんですよ。
自分も真似して、最初は真似じゃないですか。真似から入るので、口に加えてハミハミしているところを見たことあるかなとは思うんですが、
そういった形で慣れ親しんでもらうというかね、小さいうちから。そういったところは結構私は意識してもらっています。
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なので離乳するタイミングで親子を離したりとかするところは結構多いと思いますけれど、うちはそこはあえてやらないようにしていて、
ずっと自然と離乳するような形にしているんですね。離乳した後、干し草を食べるタイミングのところをできるだけ親と一緒に過ごさせるというところを意識はしてやっています。
それが良いのか悪いのかはわからないですが、今のところうちで固い茎の部分を食べないと言っても限度がありますからね。
これは固すぎだろっていうやつはさすがに食べたりはしないですけど、ある程度の美味しそうな固くて太い茎は結構食べてくれる子が多いかなというところですね。
そこでちょっと困っているっていう子はうちにはあんまりいないんですよ。柔らかいところしかこの子は食べないなっていうので、困っていることはうちは基本的にはないです。
たぶんここは羊っていう生き物を理解していく必要があるのかなとも思っていて、
羊は基本的に臆病な生き物なので、いつもと違う餌っていうものに対してやっぱり抵抗感があるというか恐怖心というかね、やっぱり避けるんですよそういうの。
なので急に餌が違うのに切り替わったりとか、そういうタイミングってあるじゃないですか。次の餌に変わるタイミングがね。
その時急に変えるんじゃなくて徐々に変えていく。徐々に次の新しい餌に切り替わるように慣らしていく。
今まで食べていた餌とこれからの新しい餌を混ぜ混ぜして徐々に徐々に新しい餌を増やしていくっていうね。
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やっぱりそういう風にしていかないと、羊はやっぱり普段食べてないものが急にポンって出てくるとあまり口をつけたがらないというか、
そういう生き物なので好き嫌いがどうっていうよりかは、もうちょっと羊に寄り添ってね。
そういう生き物なんだからこっちがそこを配慮してあげる必要があるよねっていうところが大事なんじゃないのかなと。
なのでどれだけ食べる餌に対して安心感を与えるかっていうところ。
食べていいんだよ、美味しいんだよっていうところをしっかりと植え付けてあげる。
これが大人になってから飼えようと思ってもやっぱり難しくて、大人の羊ほど頑固な生き物はいないので、
小さいうちから母親に教えてもらっておくっていうところが大事な気が私はしております。
あとはそうだな、逆に柔らかいところが好きで固いところをあんまり食べないっていう羊、
ヤギもどうかな、わかんないけど、に関して急に食べなくなるっていう場合、
前までは食べてたのに急に食べなくなったっていう時は口の中に違和感があるというか歯にトラブルがあったりする場合があったりするので、
それはそれでしょうがないと言えばしょうがなかったりするし、
一回ちょっと獣医さんに見てもらうっていうのも一つかなとか、
もしそれで改善できるんだったらひょっとしたら改善できるかもしれない。
もし歯が抜けて、歳を取ってくると歯がなくなってくるから、そうなってくるともう食べれないだよ。
食べれないものはしょうがないから柔らかいもので食べてもらうしかないし、
それが歳を取るっていうことだから、そこはしょうがないよねっていうところで。
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そういうことですかね。
あとはそうだな。
若い状態で、別に歯に問題があるとかそういうわけでは全くなくて、
純粋に口に入れようともしないと、柔らかいところばっかり目を向けてしまう子たちに関して共通しているんじゃないのかなって思うのは、
やっぱり一頭二頭で少ない等数で飼育していて、なおかつ子供の状態、いわゆる母親から離乳した状態の子羊を導入して買ってきて、
自分のところで飼い始めたっていう場合が結構多いような気がします。
要するに母親から教育を受けていない状態から引き取ってしまったっていうことがあるような気がしますね。
これに関しては、私からすると産る側もちょっと問題あるなとは思うんですが、その辺ちょっとサポートしてあげてほしいなとも思うんですけれど、
最初は母親も同伴で導入してもらって、ちゃんと食べるようになったら母親だけ引き上げるとかね、そういうやり方もできたらいいなとは思うんですが、
なんかその辺のトラブルが引き金なのかなと思って、結果的に小さい頃からそういう環境で過ごしてしまって、
太くて固いところを食べない子に育って大人になってもそういう状態でってなると難しいかなっていうところ。
もう一つあげようと思ったら、そもそも母親がそういうタイプの羊で太いところを残す子だったりすると、それを真似てしまった子羊たちは同じような食べ方をする可能性ももちろんありますよね。
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なのでそういった子を繁殖に使うっていうのはちょっと避けた方がいいんじゃないのかなとも思いますし、だいたいそういう子ってちょっと虚弱体質じゃないですか。
あんまりそういった太くて固い餌をあまり選ばずに食べる子っていうのはね、あとは農耕飼料とかで補われて、
草だけじゃない太り方をしている子も同じような感じがしますね。ちょっとバランスのとれてない状態の羊に育っていくので、
こっから生まれた子どもも多分同じような食べ方をするんじゃないのかなとも思うので、そういったところから羊を導入するのを避けた方がいいのかなとも思います。
難しいけどね。最初から新しくこれから飼い始めるって時にそこを判断してって言ってもちょっと難しいからさ。
基本的に販売したい側の牧場側からするとどうしてもちょっと弱っている子とか、そういった子を外に出したがるので、そういう子が自分のところに来てしまうと大変だよね。
そこを直そうと思ってもやっぱり難しい。
いろいろ考えるけど、うまくいったら試しはないよね。変えるっていうのは難しい。
そこはもうそういう子なんだなと思って付き合っていくのがいいんじゃないのかなと思います。
あとは餌箱とかさ、そっちの話でいくと、私が毎回いろいろと餌箱を作ったりしてるんだけど、
これがいいなって思う餌箱は、まだそこまでのクオリティは100点満点の餌箱があったとして、まだ60点止まりなんだよね、自分の中では。
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いろいろと改良を加えていくんだけど、結局何かしらちょっと不具合が起きているところがあるので、
そんな中でも一応自分の中でいいかなって思う餌箱でいくと、きれいに食べてもらったりしたかったりもするし、
あと食べこぼしがやっぱり多いと思うんですよね。食べ残し、食べこぼし、それをきれいに食べてもらえるにはどうすればいいかなっていう。
ヤギとかヒスジって結構きれい好きじゃないですか。汚れた餌はあんまり食べたがらないので、下に落ちた餌とかさ、自分が踏んでしまった餌っていうのは食べないですよね。
なので、いかにきれいな状態でヒスジたちに食べてもらうか。
なので、下に落ちないように受け皿を作ってみるとか、あとは選び好みをしないように、選べないような仕組みをうちはやったりとかしてますね。
餌箱自体を口先しか入れない状態にしてあって、その場所にある餌しか食べれませんよっていう状態。
なので、顔がスポット入ってさ、餌箱の中を自由に選べる状態にはあまりしていなくて、
うちはありがたいことに食べてくれてるから、どっちかというとこぼさないような仕組みの餌箱を意識してやるので、
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どっちがいいのかなっていうのもちょっと微妙。
微妙。こぼすっちゃこぼすし、そこまで得り好みはうちはしないから。
あとあれだな、食べるときにみんなで一緒に食べるっていうのが結構いい気はしてますね。
餌をあげるときに餌を挑んでみんな一斉に食べ始めたりするので、競争するんですよね。他の羊に負けないように。
自分もお腹空いてるから他の子に取られないようにというか負けないように。
とにかく目の前にある餌を口の中に放り込んでいくみたいなことをしてくれると結構な勢いで食べてくれたりするので、
それが個別に飼育されてたりするとゆっくり食べれるじゃないですか。
競争する相手がいないので、そこで得り好みしておいしいところからまず食べようみたいな感じになっちゃう。
でも集団で飼っているとそうはいかないので、とにかく目の前にあるものを口に押し込むみたいなことをしてくれるから、それも一つかなとは思いますね。
餌箱をたくさん増やすよりかは一つにして、それに餌を入れてみんなでワーッと食べてもらって、なくなったらまた足して、なくなったら足してみたいな感じも一つじゃないかなと思ったりしています。
何かの参考になれば。参考になればと思っております。
皆さんがやってるやり方とかも私は結構興味あるので、ぜひ教えていただけると。
やっぱりこういうのは情報をどんどん出していくっていうのがいいんじゃないのかなと思っております。
私もそういうつもりでこういうラジオとか撮ってたりするので、ぜひぜひ皆さんも喋ってみてください。
このスタンドFMとか誰でも簡単に始めれるのでいいですよ。おすすめです。
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ということで今日は、どうやって太くて硬い餌を食べてもらうのかというところを私なりの考えでお話しさせていただきました。
今日も羊とつながってまいりましょう。ではでは。