キリストの誕生日の真実
おはようございます。蜜のあじ子です。
クリスマスも近いということで、
今年は、アドベントカレンダー企画に参加することにしました。
私も使っているポッドキャストのプラットフォーム、
LISTENさんの企画です。せっかくなので、
クリスマスにまつわる話をしてみようと思います。 今回のテーマは、
キリストの誕生日、そもそもですよ。
キリストの誕生日って、 12月25日ではないって知ってました?
諸説あるようなんですが、本当の誕生日はわからないそうです。
後世の人たちが、なんとなくこの日がいいかなという感じで決めたのが、
12月の25日。 このなんとなくいいかなっていうのも、諸説あるようです。
マタイによる福音書に、キリストの誕生の際に、
東方から来た3人の博士がプレゼントを持ってきた、という話が出てきます。
そのプレゼントとは、
黄金、乳香、没薬。
実は、この乳香と没薬というのが、
樹木から取れる樹脂なんです。 樹脂というのは、木の樹液を固めたもの。
乳香は、別名フランキンセンスと呼ばれ、
木に傷がつくと、その名の通り真っ白な樹液を出します。
没薬は、ミルラと呼ばれ、
木の幹からあふれるように樹液が出て、赤い褐色の樹脂をまとっています。
ではこの樹脂、何に使うかというと、
木の脂ですから、そのまま火をつけて、
燻香と言いますが、お線香のように煙を出して、
いい香りを楽しむことができるんです。 宗教上は、儀式や祭祀に使われて、
崇拝する神と人間を仲立ちするものとして使われているんですが、
トランス状態に導くお薬として使われた、そんな時代もあったようです。
この2つの香り、精油でも楽しむことができます。
フランキンセンスは、甘く、
優しい香りの中に、ピリッとスパイシーさが加わる、
ホッとする香り。 クレオパトラが使っていた、
アンチエイジングの秘薬と言われて、 ちょいちょい店頭から消える大人気精油、
ミルラはミイラの語源となったとも言われていて、
ミイラ作りに使われたほど、防腐効果が高い精油です。
なるほど、博物館の中にいるようなにおいがします。 嫌な香りではないんですが、なんとなくカビっぽいというか、
ちょっと神秘的な香りです。 樹脂の香りというのは、
呼吸を落ち着けて、 さっきも言ったように、ちょっとトランス状態に導いてくれるようなところもあるので、
瞑想する時や、寝る前に利用されることも多いです。 私は宗教画を見るのが大好きで、
ヨーロッパでは時間の許す限り美術館を回ります。 そうすると同じテーマで、いろんな画家が
描いている絵を楽しむことができます。 おすすめなのは、
受胎告知とキリストの誕生。
受胎告知というのは、 大天使ガブリエルが、
マリアに、あなたは神の子を妊娠したよ、と告げる場面なんですが、
作者の捉え方によって、マリアの表情が全く変わっていたり、
マドンナリリーと呼ばれる白い百合が必ず描かれていたり、 いろんな発見をすることができます。
それと同じように、キリスト誕生の場面。 馬小屋に、
マリアとイエスだけが描かれているものも多いんですが、 そこに、
プレゼントを持った3人の、 なんか偉そうな人が描かれている絵があります。
これが東方の三賢人と呼ばれる人で、 よく見ると、ちゃんと黄金、
そして乳香と没薬を手に持っています。 持っていますと言っても、樹脂を握っているわけではなくて、
丸い香炉を持っていることが多いかな。 中には煙が立ち上っていたりもします。
多くの人の祝福を受けて誕生したイエス・キリスト。 クリスマスには、
樹脂の香りを炊いて、 神聖な気持ちで過ごすのも素敵ですよね。
今回のアドベントカレンダー企画。 12月1日からクリスマスまでをカウントダウンする、
この時期の特別なカレンダーです。 日替わりでいろんな配信者さんのお話が聞けます。
昨日は、声日記のエポナさん。 明日、クリスマスイブには、
我らが工業高校農業部。 クリスマスらしい、めっちゃくちゃ楽しい話が聞けると思います。
ハードルを上げて、バトンを渡したいと思います。 このカレンダー、サンタバージョンとトナカイバージョンがあって、
私はサンタさんの方に参加しているんですが、 トナカイ版の今日の配信は、
なかよしのゆうすけおにいやんです。 こちらもぜひ聴いてみてください。
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お相手は、蜜のあじ子でした。 12月限定で、山口市がクリスマス市になるそうです。
郵便物の住所をクリスマス市と書いても、ちゃんと届くそうです。 誰か試してみて。
