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こんばんは、蜜のあじ子です。
12月25日、クリスマスです。
家族で囲む食卓には、日本だとチキンとクリスマスケーキ。
ただ、私はケーキよりもこっち派です。
今回のテーマは、クリスマスの伝統菓子。
クリスマスの思い出。
実は、子供の頃のかすかな記憶はあるんですが、大人になってからは、クリスマスらしいことをしたことはほとんどないです。
なぜかというと、とりあえず救急病院に勤めている。
これ、盆も正月もクリスマスもないんですよね。
忘れもしない、社会人1年目のクリスマス。
ご家族がいる先輩方にお休みを譲り、当日は救急対応の係だった私。
懐かしいです。
当時はポケットベルで呼び出されて、夜中に病院に行くことがしばしば。
クリスマスイブにもかかわらず、結構救急車の出動が多くて、ほぼ一晩病院にいたことを思い出します。
その後も、お付き合いしている人がレストランで働いている人だったり、両親が入院しているのもこの時期が多かったり、家族で食卓を囲んでというクリスマスは、
数十年前に行ったイギリスにホームステイをした時ぐらいだった気がします。
なんて寂しい。
なので、クリスマスケーキの思い出はあまりないんですが、
ここ数年話題となっている、ヨーロッパでよく食べられているクリスマス菓子が大のお気に入りです。
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その代表格が、ドイツのシュトーレン。
ドライフルーツとスパイスがたっぷり含まれたパンに、外側を雪のような粉砂糖でくるんである、あのパン菓子。
ただのパンかと思いきや、結構なお値段なのでびっくりする方がいるようなんですが、私作ったことがあるんです。
というのも、近所に住むおばが、パン教室を開くほどパン作りが上手で、一緒に、というか、おまけのように作らせてもらったんですが、
材料を見れば、そのお値段の秘密がよくわかります。
オレンジやレモン、アンズ、そしてレーズン、たくさんのドライフルーツをブランデーにつけこんで、ナッツと一緒にパン生地に混ぜ合わせます。
焼きあがったパンは、バターのお風呂にチャプンとつけて、その後真っ白な粉糖、粉砂糖をまとわせます。
こうすることで、1ヶ月以上日持ちするシュトーレンが出来上がるんです。
カロリーもかなりのものなので、食べ方は、中心部分から薄くスライスして、真ん中切って端っこを合わせて、乾燥しないように。
2週間から3週間かけて、ちょっとずつ食べるんです。
そう考えると、あのお値段も納得。
シュトーレンとともに人気なのが、イタリアのパネトーネ。
パネトーネ種という天然酵母を使って焼いた、きれいな卵色したドライフルーツたっぷりのパン菓子です。
こちらも仕上げにバターをたっぷり使うので、かなり日持ちします。
イギリスで美味しかったのは、ミンスパイ。
手でつまめるサイズのタルト型に、りんごやドライフルーツで作ったフィリングとスパイス。
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パクパク食べれてしまう危険なパイです。
その他にも、ジンジャーマンクッキーとかスペキュロスとか、
欧米ではドライフルーツとスパイスがお菓子にふんたんに使われてます。
私にとってのクリスマスの香りは、
オレンジピールやレモンピール、柑橘の皮のにおいに、
シナモンやクローブ、ジンジャー、スパイスの香りが混ざって、
温かく美味しいお菓子の香りだったりします。
この季節、お家でオレンジの精油とシナモンの精油を混ぜて、
芳香浴していると、なんとなくお菓子を焼いた気分になれます。
妄想クリスマスの時に、ぜひお試しください。
最後に、私が好きなヨーロッパのパンをご紹介したいと思います。
あまり日本では知られていないんですが、スコットランドバンズ。
その名の通り、スコットランドで冬の間食べられるパンなんですが、
たくさんのフルーツとオールスパイスで香りをつけてあります。
これが面白くて、パン生地をさらにパン生地で包んで、1時間くらいかけて焼くんです。
外側はカチッとしているのに、中はフルーツでふわふわの面白い食感のパン。
また、おばに頼んで焼いてもらおうと思います。
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お相手は蜜のあじ子でした。
そう言いながら、今年はまだケーキも何も食べてないです。
週末はレーズンとジンジャーを入れて、キャロットケーキを焼く予定です。
