00:06
じゃあ、今回のテーマとして、僕が提案したというか、持ってきたのが、戦略とは、戦略についてちょっと話したいなと言ったんですよねと。
で、背景としては、僕自身、ちょっと事業をやるっていうのに、ちょっと最近関わり始めて、
で、事業の戦略を考えようとかさ、そういう戦略を考えるための本を、こう読み始めたりしたんだけどさ。
まあ、やっぱ難しいよねと。実際に良い戦略って何だろうとかさ。
思いついたはいい、絵を描いてみたはいいけど、これって本当にいけるのかなとか、モヤモヤするというかね。
それって、本とか教科書に書いてあるのは、大きな企業とか、過去の成功した例をもとに、ロジックをちょっと立てて、
上手くいったパターンはこうだったと言ってるからだと思うんだけど、自分たちの状況に置き換えてみると、
まあ、そんな教科書通りに一致するような状況とかなかったり、
まあ、わりとユニークなことをやっているせいもあって、
あとは制約もね、多くて、ユニークな制約が。だからその中で、何をするのがいいのかなってこう考えてたっていうのが、
自分の最初のモチベーションで。で、あとはもう一個、まあ、過去働いた会社の中でも、
とある、上司ではないんだけど、よく仲良く働いてたすごいなと思う人が言ってた一言が頭に残ってて、
その人ね、その人の上司にあたる人が何か言ってきたことにすごい怒りを覚えてて、
その怒りの後に、吐き捨てたというか、言ってた言葉が印象に残ってるんだけど、
いや、これはタクティクス、戦術だから、だからもっとこう戦略の面で、僕は話したいのに、みたいな。
で、戦略でのミスは戦術ではカバーできねえんだよ、みたいなことを言ってて、なんかすごいその言葉が残ってたわけよ。
で、僕自身、やっぱあんまりこう、何が戦術で戦略でっていうのが、その当時わかってなくて、で、今もわかってるかというと、どうなんだろうなーとかね。
だから、とよだくんにDiscordで、戦術と戦略とは何?って言って、で、何回も何回もしつこく、ChatGPT聞くかのように聞いてて、
だと思うんだけど、そう、だからそこらへんが、まあ自分の中で、まあモチベーションというかね、ちょっと考えてたところで、
で、だから、まあこうやってとよだくんと話すことによって、まあ、戦略は何かとか、なんかそこらへんがもうちょっとクリアにしたいなーと、そういう感じかな。
03:05
なるほど。なんかね、今の話を聞いて、結構ね、戦略っていうものを難しく考えすぎてるんじゃないかなっていう感触を受けて、
で、僕が思うに、しおくんはね、たぶんめっちゃ戦略得意だと思うんだよね。
おお、なるほど。
だから、たぶんその、頭の今のたぶん固定概念みたいのが外れたら、たぶんしおくんがめっちゃ得意な領域なんじゃないかなと思ってて、
それをちょっと話そうかなと思ってて。
おお、なるほど。
あの、しおくんね、その効率的に何かをやるとか大好きだと思うんだよ。
はいはいはい。
で、戦略ってたぶんね、一言で言うと、自分が行きたい目的地にどれだけ効率的に最短経路で到達できるかを考えた計画というか、プランだと思えばいいと思ってて。
おお。
それってたぶん普通にやってると思うんだよね、自然と。
そう言われると。
それがつまり戦略だと思えばいいと思うよ。
なるほどね。じゃあでも、今言ったのは、繰り返すと目的を立てて、そこに最短経路で到達する計画。
計画、計画。
計画を。
計画というか、プランというか、青写真というか、構想というか。
うんうんうん。
で、戦術は?
戦術は、僕の中で戦略と戦術の違いは、戦略っていうのは、頭の中というか机上で、抽象概念を使えば机上で作れるものが戦略だと思ってて、戦術はもっと現実というか、具体的な現実にぶつかって、その現実と試行錯誤しないと解決できないものが戦術だと思ってる。
試行錯誤しないと。
突破できない。
突破できないもの。
じゃあ例えば、ある事業をやります。で、その最適な計画を立てました。じゃあ戦略を立てましたと。で、実際にやり始めた後に、その戦術が絡んでくる。
そうだね、実際、あのね、俺の戦略を一番わかりやすいアナロジーで言うと、えっとね、登山なんじゃないかなと思ってるんだよね。
うん。
で、登山だと思って考えると、えっと、まず自分がどこに行きたいのかっていうことを決める必要があるかなと思ってて。
うんうん。
例えばそのエベレストの頂上に行きたいのか、その富士山の8号目に行きたいのか、高尾山の展望台に行きたいのか。
06:02
うん。
だからそこによってもなんか全然レベル感が違うじゃない。
うん、違うね。
まずどこに行きたいのかっていうのをまず明確にすることが第一かなと思っており、そこに行くためのそのルートというか、まずどこに行くんですかっていうのを決めるのがまず一つだよね。
うんうん。
決めた後にそこに対してどういうルートで、例えばどういう荷物を持って誰と行くんですかとか、いつ行くんですかとか。
うん。
だからそういうのを決めるのが戦略だと思っており。
はい。
で、それは別にその山に行かなくてもその事前に計画できんじゃん。
うん。
で、そこまでが戦略の話だと思っており、で、実際山に行って、そうするとさ、その道がなんか険しいとかさ、なんかちょっと森になってて道が迷いやすいとかさ、なんかいろいろあるじゃん、その現場に行くと何らかの障害が。
うん。
で、その障害をどうクリアしていくかって考えるのが戦術だと思っている。
うーん、なるほど。
なるほどね。
どうですか。
戦術問題に取り組んでいるときに、その出てくる障害を乗り越えることを戦術。
うん。
そうそうそうそう。で、さっきその戦略が間違ってたらその戦術レベルじゃカバーできないみたいな話があったじゃない。
うん。
それって例えば、本当は行きたいのが海なのに、海に行きたいっていうみんながそのビジョンを持ってるのに、戦略立てる段階で山?山に行くっていう戦略を立てちまいましたと。
うん。
で、戦術レベルでその山、海か、海に行くその準備を整えていたのに、戦略レベルで山に行っちゃうと、その海で使えるはずのその装備が全く役に立たないとか、カバーできないじゃん。
うんうんうん。
水着、水着と海パンしか持ってきてないのに、その富士山登れみたいな。
うんうん。
そういうことだと思うんだよな。
そこでいざ山登りの困難に立ち向かうとしても、そもそもギャップが大きすぎてカバーできねえよと。
そうそうそうだね。
現場ではね。
うん。
なるほどね。
これに対してはどうですか?
いや、それ今すごいしっくりきやすい回答だなと思ってたんだけど、このDiscordで聞いた時とかさ、あとは他にChatGPTに聞いたりとかすると、
結構いろんな他の定義とかもあったりするんだけど、そこは何だろう、戦略と戦術っていろんな定義があるっていう風にとよだくんは捉えてるの?
例えば、Discordでさ、とよだくんが一つ回答してくれたのは、戦略はどっちかというともっと中長期で、戦術はもっとこう短期的な話っていう時間軸を持ち出してきたりとか、
09:13
あとはとある本によると、戦略っていうのは、WhatとWhy、どこに行くかとか、なぜやるかみたいなとこだけど、戦術っていうのはHowの部分だみたいな言い方をしてたりとか、目標を実現するための具体的な手段ですと。
これとさっきとよだくんが言ったアナロジーっていうのはどうつながってるのかなと。
今の後者の定義だと、僕はちょっと矛盾点があるような気がしてて。
どこがどこが。
例えばね、この手段と目的ってさ、解釈によっていくらでもずらせるというか、
例えばね、とあるビジネスやってまして、大きな目標、戦略のゴールみたいなのが、例えばアメリカ市場に行くんだと、そこで〇〇億円の売上を達成するとかだとするじゃん、例えば。
で、そのためにじゃあ、このチャンネルでいくらいくらの売上とか、この商品を開発して、ここでさらにいくらの売上を積み上げていって、いついつにそれを達成するみたいな計画を立てるのが、それも戦略なのかな。
それは戦略じゃないね。
違うんだ。何?
それはただの目標?目標っていうか願望?じゃないかなと思ったけど。
アメリカ市場に行って何億円稼ぐんだとか、この商品を市場に出してシェアを取るんだとか、それ戦略じゃなくて、ただのやりたいことっていうか。
目標がそれだとするじゃん。で、戦略はそれを達成するための計画だよね。
うん、そうだね。
だからそれを達成するための計画を立てるじゃん。いくらいくら売上を上げるっていう目標を達成するための計画を立てるのが戦略だよね。
どうだろうな。今の話で言うと、そもそもなんでアメリカ市場に行こうと思ってるんだっけっていうところから戦略の範疇のような気がしたな。もっと上のレイヤーで。
そう、で、それってね、多分どのレイヤーでもできるような気がしていて、じゃあ、でもそもそも、USで何億、何か100億円の売上を上げるっていうのは一つの手段でしかないよねっていう見方もあって、
会社を何億円規模の会社にするとか、何かビジョンがあって、その何か例えば情報を世界中の人に広めるというそのミッションを達成するためには、アメリカの市場でこんくらいのユーザーを作る。
12:15
だから、とか言って、そのね、その一つのブレイクダウンしていったものがアメリカでの売上っていうふうにできるわけじゃん。
うん、そうね。
で、それってどんな目標を立てても、そもそもっていうふうに聞いたら、その上の目的みたいなのができて、その最当初設定した目的もHowになる気がするのね。
うんうんうんうんうん。
だから、そのWhatとWhyが戦略で、Howが戦術っていうのは、多分なんかずらせるというか、そうじゃなくなるような気がするんで、成り立たなくなるなーって思うんだよね。
例えば、その会社がどういう状態になっていたいのかと、いつまでにっていうのをまず定めて、それを達成するために必要なのが、まずこれとこれとこれだよね。
で、定めて、で、それを実行するための、実行?実行ってなんだ?
言ってることはわかるんだよ、その階層構造になって。
うん。
その上の階層が目的で、その下の階層にぶら下がってるのが手段だとすると、さらにその下の階層に行けば、さっき手段だったやつが目的になるんだよね、みたいな話だよね。
そうそう、成り得るよね、と。
それはそうなんじゃないか?
そうだよね。
でもそれは、見る人の立場によって変わるんじゃないかなと思ったけどね。
俺の感覚だと、アメリカ市場で100億円みたいなこと言っても、それで結局、机上の空論じゃん。
現時点では。まだ何も動かしてないし、実際アメリカ行ってないし、何も現実に直面してないじゃない。
はいはいはい。
それは俺全部戦略だと思うんだよな。
はいはいはい。
現実に直面してからどうするっていうところが僕は戦術だと思ってて。
なるほどね。現実で戦術の話をしてるときは、例えばどんなことをするんだろう?するのか考えるのか、何をするんだろう?
15:08
だから目の前、より上位の目的みたいなのが与えられているとして、その目的をクリアするために目の前の障害みたいなのがあって、
まずその障害が何なのかっていうのを見極めて、その障害をいかにクリアするかを具体的に考えるのが戦術ではないか。
なるほど。
なんかでも現場の問題出てくるじゃん。問題を、それをまた戦略的に解決するってことはできるんだよね。計画して。
そうだね。現場のリーダーみたいなのがいたとして、そのリーダーは戦略的にその問題をどう解決するかっていうのを多分考えるんだろうね。
そう。で、ちなみにちょっと今僕ついつい使ってしまったんだけど、戦略的ってのは、戦略とは意味が違うんだろうかっていうか、どういうことなんだろうね。戦略的に考えるっていうのと戦略的に考えてないのは何が違うんだろうか。
戦略的に考えてないのは、最短を言ってないというか最短がわかってないってことじゃないかなって思ったけどね。
でもさ、今日コミュニティの話してたように、その人にとっては見えてる範囲で最短かもしれないじゃん。
はいはいはい。
でも見る人が見て、とよだくんとか僕が今神の視点を手に入れてて、全ての情報を手に入ってると最短じゃないってわかるかもしれないけど、
戦場で情報って全て手に入るとも限らないし、その中でのベストを全員は尽くしてるんじゃないかなって思うんだけどある意味。
そうだね。だからそれ相対的なんじゃないかなと思うけどね。戦略的か戦略的じゃないかは。
より最短経路の絵が浮かんでる人間がいれば、そいつが戦略的だし、それより最短経路じゃない、余計な回り道みたいなのをしちゃってる絵を描いてるんだったら、そいつは戦略的じゃないし、みたいなことじゃないか。
なるほどね。じゃあ、自分は戦略的であるっていう宣言はできると思う?
戦略的であろうとすることはできるけど、それは多分自分では判断できないんじゃないかなって気がするけどね。
なるほどね。
私は戦略的ですっていうのは、なんかメタ認知できてない感じするよな。
周りの人から見て、この人は戦略的だねっていうのはわかるんだけど、私に対して私が戦略的だねっていう評価はできないんじゃない?戦略的であろうとするっていう態度しか取れないと思うんだよな、自分に対しては。
18:12
それはより最適を目指すみたいなことで行こうなってこと?
そうそう、最適を目指す。例えば、自分がリーダーだとして、部下とか、自分についてきてくれるメンバーがいるとして、そのメンバーのリソースを最大限に使うとか、いかに無駄に使わないかとか、それを考える。
目的を忘れない、目的指向であり続けるみたいな感じ?
そうです。
確かにな、そう考えると、まあ確かに納得しやすいかな。一方でね。
どうぞどうぞ。
いや、ちょっと話を変え始めてるからいいよ、先に。
まずその戦略でやっぱ大事なのが、さっき最短経路って言ったけど、何が重要で何が重要じゃないかっていうのをその瞬別できることだと思うわけよ。
目的に対して?
目的に対して。ゴールに自分たちが到達するために重要なものと重要でないものを分けて、重要じゃないものは切り捨てると。
で、重要だと思えるものに対して可能な限りのそのリソースをぶつけて、その壁をクリアしていく。っていうのが戦略的なところ。
そこが瞬別できてないと、何が重要なのか分からないから、とりあえず全部、とりあえず目の前のやつ全部ぶつかるぞみたいな感じになって、それでみんな疲弊し、結局目的が達成できずみたいになったら、それはもう全く戦略的じゃないよねっていう感じかな、僕の中では。
でもさ、戦ってる中でさ、どれが重要かが分からないっていう状況もあり得るわけじゃん。
そうね。
その状態だとどうやったら戦略的になれるんだろう。その中でもベストみたいなのがあるよね。
そうそう。だからまずその絶対の正解なんてないわけよ。まず仮説を作って、自分がまず現実を見て、仮説を作って、でその仮説に基づいて現実にぶつかっていって、でその仮説とずれてるなみたいなところがあったらその仮説を修正し、でこうサイクルを回す仮説を、仮説検証のサイクルを回してその確度を高めていくことしかできないですよ。
もう一発で正解みたいなのをバシッて導き出せるのは基本的に無理だと思う。
うんうんうん。
で、僕がさっき、いやでもそうね。そうだと思う。
21:01
で、あ、そうそう。だから戦略の要諦。、リチャード・P・ルメルトさんが書いてる。なんか戦略を立てるスキルは3つの要素でできてるみたいな。
一つ目にそれが書いてあるね。本当に重要なのはどれが重要で、後回しにして良いのはどれかを見極める能力。
はい。
で、二つ目はその重要な問題の解決は手持ちのリソースで現実解決可能なのかを判断する能力。
はい。
で、第三がリソースを集中して投入する決断を下す能力。
はいはいはいはい。
逆に言えばその貴重なリソースを小出しにして一同にいろんなことに手を出す愚を犯さない能力であると。
だからとよだくんが言ってた。
はいはいはい。
だからことと全く一緒。めっちゃ一緒なんだよね。
うん。なんかまだこうしっくりこない部分はあるか?なんか見えてないというか、モヤモヤするというか。
そうね、戦略ってさ、中長期でっていう部分。
はい。
なんか一回目的を絞ってそれに向けて計画立てるんだけど、仮説を検証していく中で新しいことが分かったら計画を変える必要があるじゃん。
あるね。
その計画を変えてるっていうのは戦略を変えてるっていうことなのかな。
戦略は変わってないのかな。
戦略、計画を変えるっていうのはどのレベルの計画を変えるんだろうか。
どのレベル。それがすごい大きなレベルで変えてると戦略を変えてる。小さなレベルだと戦術レベルのっていう答えを言いたいのかな、とよだくんは。
なんかあんまり大きいとか小さいとかって結局それも全部相対的だから、
そうだよね。
あんまり気にしたくていいんじゃないかなと思うけど、戦略、どっからどこまでが戦略でどっからどこまでが戦術なのかみたいな話って。
そこが一つ僕の中で厳密にズームインしたりズームアウトしたら、どっちも戦略だったり戦術だったり、他の人の言ってる言葉が違うじゃんって。
そういうところが自分の引っかかってたところなのかな。
一方でね、今回読んでた本の中に結構軍事的な本が一つあって、戦術と指揮、命令の与え方、集団の動かし方って言って、
これはゲームとかを作る、違うな、
この人軍隊出身の人でどういうふうに軍では戦術とか指揮をするかみたいな、戦術を作ったりするかみたいなこと書いてあるんだけど、この人が言ってるのは実は戦略っていう言葉を使わないんだよね一切。
24:04
はいはいはいはい。
で、この人の言ってる戦術っていうのがまさに僕にとっては戦略に聞こえるんだよね。
ほうほうほう、どういうふうに言ってんの?
例えば、戦術には二つの領域がある。一つは計画戦術。で、第二は動きの中の戦術であるみたいな。なんかそういう二つに分け方をしていて、一つ目が僕には戦略に聞こえるんだよね。計画をしていると。
はい。
で、第二は動いていってその現場で当たった問題を解決していくみたいな。
はい。
で、その第二の動きは最初の第一の計画を変更するもので、その時その時の状況の変化に応じて戦術を変えていくみたいな。なんかそういうことを言っていて。
はい。
ものによっては戦略のこと戦術と呼んでいる人もいるのかなと。
はいはい。戦争とか軍事の世界だと、戦略を考えるのは中央というか、大本営というか。
とか参謀組織とか中央にいる人たち。
はい。
本部だね、本部。
本部ね、本部としよう。で、その人たちは現場にはいないと思うんだよね。
うん。
どっか遠くにいるのかわかんないけど、まさに現場とは違うところにいて、二次的情報からその戦略っていうのを組み立ててるんだと思うんだが、その一次情報から一次情報を見て何かやるべきことを計画し実行し、みたいなのをやるのは僕は戦術なんじゃないかなと思いますね。
その軍事っていう世界で言えばね。
うんうん。
だからその、例えばそれを会社に、会社っていうところに移してみると、例えば本社。
うん。
本社で、その各リージョンでどういうふうにやるかみたいなのを考えるのは本社の戦略だし、
うん。
で、各リージョンで具体的にどういうビジネスをやるのかみたいなのは戦術レベルになるんだけど、
うん。
でもその各リージョンでもさ、その各リージョンの本社みたいなのがあって、
現地の本社みたいなのがあって、そこでまたそのリージョンの中でどういうビジネスをやるかみたいなのを考えるわけじゃん。
うん。
そうするとまたその現地の戦略があり、で、その現地の戦略の下にその実際の実動部隊というか、
はいはいはい。
現場の従業員みたいなのがいて、その従業員を束ねるマネージャーみたいなのがいて、
うんうんうん。
で、そうするとそのリージョン本社で考えてる計画は戦略だし、
27:00
うん。
そのマネージャーは戦術だし、みたいな。
うんうん。
全部それだと思うんだよな。
うん、そうだね。
それが続いてるんだよね。
相対的。
そうじゃないかな。
なるほどね。だから絶対的にこれこれっていうのは戦略で、これこれっていうのは戦術っていうものじゃないと。
何回もとよだくんが言ってるんで相対的なんだよっていうのが一つ僕が理解してなかったところなのかな。
うん、そうかな。
戦略って多分個人でも普通に使ってると思うんだよね。
その自分が持っていきたい方向に対してどういうふうに物事を動かせばそっちで持っていけるかって考えるのは戦略だから。
うん。
だからね、全員が戦略を持って動く必要があるよね。
その本社とか本部だけじゃなくて。
自分の階層、自分のレイヤーでそれぞれみんな戦略を持って動いていくと。
なるほどね。
あとは、いい戦略って今の時点では分かんないのかなっていうのが一つ。
そうだね。
思ったね。
結果論というか、自分が思い描いた方向に物事が現実が進んでいけば良い戦略だし、進んでいかないんだったら良くない戦略っていう結果論じゃないか。
だからそれまでは結果が出るまでは分かんないんだよね。
そうそうそう。だから仮説だよね。結果が出るまでは仮説ずっと。
なるほどね。
歴史とかをひもとくとそれは過去のことだから、これは良かった悪かったって答えが出てて判定できるから。
そうね。
できるんだよねと。
そうですね。
現時点でさ、チームで動くときに、良い戦略か悪い戦略かっていうと、もうみんなが納得するかどうか。
それがどういうふうに狙われた計画か、例えばデータを元になるかとか。
結局そういう手法も含めて、その計画を思いつく手法、緻密さも含めて、納得感があるかが現時点での良い戦略かどうか。
そうだね。まず実行に移す前の段階でいうとそうだよね。
そうそう。
いかに納得性というか。
があるか。やってみようと思えるか。
そうだね。それだったらいけるかもしれないな。そこに自分のリソースを費やしても、リターンがちゃんと返ってきそうだなって思えるかどうかじゃないかな。
なるほどね。で、良い戦術っていうのはじゃあないの?今の時点では。現実に何もしてないから。
良い戦術も現実にぶつかってその現実と格闘して、その格闘をどうやって突破するかっていうのをの段階になって初めてその戦術を考え、それはやっぱ結果論なんじゃないかなと思うけどな。
30:18
それで突破できれば良い戦術だし、突破できなかったら良くない戦術だし。
やってみないと分かんない。
やってみないと分かんないよな。
じゃあ戦略家である、この人は戦略家だなみたいなのも結果論?
そうね。結果論だけど、最初のまだ実行してまだ結果が出てないという段階で、なんかみんながすごい納得できる戦略みたいのを打ち出してたら、あの人は戦略家だねって多分評価されるんだけど、
それが将来的に目的を果たせれば戦略家だねっていう名声は残るけど、結局果たせなかったらやっぱりあの人はダメだったねっていう評価になるんじゃないかな。
なるほどね。
いやそれさ、前の会社とかでも、当時掲げてたビジョンと計画めっちゃいいねって、で、メディアにもさ、すごいもてはやされてさ、で、10年ぐらい経った今さ、あれは大失敗だったってこう言われたりすることがあったりするとさ、
そういうのは、あの当時はいい戦略だとみんな思ってた。
まあありかな。
でも結果が出た今は悪かったし、当時その旗を振ってた人も戦略家ではなかったってことになるのかなと。
でも戦略ってこの前あのなんだっけ、アートだって言ったじゃない。
うん。
で、なんで俺が戦略がアートだって思うかっていうと、その、なんだろうな、計画しきれないんだよね、どう頑張っても。
そうだよね。
それってやっぱ外部の環境との相互作用で、自分ではどうもコントロールできないものみたいなのが絶対あって。
ゲームセオリーみたいな部分もあるよね。
相手がいたり、環境。
そういうのの偶然性というかタイミングというか、そういうのをひっくるめてうまい形にまとまったやつのことを良い戦略っていうんじゃないかなと思ってて。
なのでちょっとそういうなんていうのかな、アート作品というか、工業製品みたいな感じでさ、
毎回毎回同じ品質のものがさ、工場からアウトプットされるみたいな感じではできないわけよね。
そうだよね。
1回限りっていうか、その時にしかもうできないみたいなのが絶対あるなと思ってて。
33:01
なので、なんだろう、アートっぽいなって思うんだよな。
あとはさ、これ因果関係の回でちょっと話したかもしれないんだけど、
その人が計画を立てたからその結果が出たのか、たまたまその市場が上がってて、全体が上がってるから上がってんのかって、何が要因でそうなったかってさ。
結構判断難しいような気がしていて。
そうだね。
だから、実行する前にすごくいいプラン立ててます。で、実行した後も確かに結果が出ましたと。
でも、その戦略があったから達成できたかっていうことを結論付けるって難しいのかなとかね、思ったんだけど。
単独の企業一社とかだけだと多分結論できなくて、
業界で複数同じようなビジネスをやってる企業がいて、トヨタ自動車とか日産自動車とホンダがいて、それぞれがそれぞれ戦略を持って動いた結果、最終的に一番売上が伸びたとか、
それを売上でその最終のゴールを決めるかっていうのがまた別の問題があるんだけど、
仮に売上ないし利益が一番伸びた会社が一番目標を達成したと仮定するのであれば、
同じようなビジネスをやってる同業他者と比較して一番うまくいった会社が相対的にいい戦略だったねっていうことになるんだろうね。
うん、戦略ね。
なんでしおくんはそんなに戦略に対してうーんみたいな感じになってるの?
いやいや、うーんではないよ。だいぶ理解が深まってきてると思うよ。
うん。
で、そうね。だからだいぶ今の今日の会話で雲が晴れてきてる感じはするけどね。
うん。
とかあとちょっと難しく考えすぎてるっていう、とよだくんが言ってたように、
まあもうちょっとシンプルに捉えていいのかなみたいな。
うん。
なんかでもやっぱさ、戦略的であるとか戦略が、
良い戦略が思いつくっていうのはすごく今のね、この時代というかビジネスにおいて重宝されるとかね、
すごいと言われるような気がしていて、
で、なんかその使われ方というかさ、
あとはその意味合い、その人によってちょっと意味が違って使ってんじゃないかなって思うのを見ると、
なんかすごい気になってたんだよね。
なんか本当にこの人同じ意味で戦略というのを使ってんだろうかみたいな。
あー、たぶん使ってないよね。みんなやっぱ戦略ってみんな定義が違うし、
だいたいよく聞くのが、目標?数値目標とかを戦略だって言ってるケース?
36:12
目標自体を?
目標自体かな。我々の今期の戦略は、
Aという商品のシェアを何十%にすることが戦略でありますみたいな。
あー、なるほどね。計画じゃなくて。
それは戦略じゃないよねっていう感じだよな。ただの意気込みだよな。
目的。
目的、目標。数値目標。
それを、その目標を達成するためにどういう行動を、どこに対して何の行動をするんですかっていうところだよな。
そうするとどうやって配分して、どういう順番でやっていくかと。
そうですね。だからそういうのなんかね、しおくんすげー得意なんじゃないかなって俺は思ってるんだけど、どうなのだろうか。
いやでもね、難しいよ。難しいなと痛感してる。
そうだ。難しいのがたぶんね、変数を切り分けるのが難しいんじゃないかなと思ってて、
自分が目指したい状況に持っていくときに、何の指標、何のKPIをどういう状態にすればそういう状態になるのかっていうのをまず特定し、
その特定した後に、じゃあそのKPIは何の構成要素によって成り立っており、
それらの各構成要素はどういう、何から影響を受けてどう変化するのかみたいな。
いうところが多分、切り分けられれば多分できるんだけど、
それを切り分けるのがたぶんね、難しいんじゃないかなと思ったよ、その現実世界で、
いかにこう要素を分解して。
なんかすごいモデルを作ってるのと似てるんだけどさ、
インプットを変えたらアウトプットが出るか、その関係をさ、理解して、
じゃあこのインプットをいじればアウトプットが出るんだって分かってきたらさ、それは簡単じゃん。
これが効いてるんだ。でもやっぱ現実問題、データが取れないというかね、
そんなにデータが1回しかないことだったり、まだ将来のことだったりだし、
必ずしもそんな定量化できるもんじゃないし、
あとは、今のは計画の話だけど、そもそもリソースが全然ないことが分かってるとかね。
めっちゃ拘束条件が強い中、
これだとどうやってもなかなか達成できないでしょ、みたいななんか。
そういう時に、やっぱ現実に即した目標というか目的というかゴールを
立てるのが重要かなと思ってて、なんかね、願望というか、
39:05
理想に引っ張られるというか、
さっきのリソースとかを調達できるのであればいいんだけど、
調達できない状態でこういう売上いくらいくらみたいな、
目標立てちゃうと多分どう頑張っても達成できないようになっちゃうから、
もっと現実の今自分たちがどういう武器を持ってて、どういう資源を持ってるのかっていうところから、
可能なゴールを設定するっていうか、
多分大事なんじゃないかなと思うね。
ありがちだよね、なんかやっぱ願望でさ、売上2倍にするぞとか。
なんかでもさ、例えばイーロンマスクが何年までに火星にいくんだとかさ、
それもそれでぶっ飛んでるゴールを掲げるわけじゃん。
でもそれは彼にとってみればとか周りにいる人にとってみれば、
一応まだリソースが足りてない状態ではなくて、実現可能なのかな。
まあその戦略を立ててるかわかんないけど。
実現可能だと思ってるんじゃないか?
うん。
まあでも、そうだよね。現実可能な、実現可能なゴール設定。
現状認識を正しく。
やっぱ段階を踏む必要があると思ってて。
まずは低い目標かもしれないけど、それでだんだんステップアップするというか。
そうやって最終的に元々行きたかったところに行ければいいじゃんっていう話だよね。
それでもしかしたらすごい10年とか20年とかかかっちゃうかもしれないけど、
それはしょうがないのか、途中でもっとスピードアップするために出資してもらうとか、
リソースをかき集めてくるとかっていう動きがもしかしたらいるのかもしれないけど、
最初っからね、最初っからそんなね。
火星にいくんだって。
でかい。でかいのはちょっとなかなか難しいよね。
失礼。ちょっと目覚ましがなってしまった。
そうね。
まあ、そうね。だいぶスッキリしてきた気がする。
ちょっとさ、この軍事、なんだっけ、戦術の本読んでて面白かったのをシェアしたいのが2つぐらいあるんだけど。
次回へ続く。