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こんにちは、ごりごキャストです。
万年筆ペン差しを作る
今日は、harunaさんに万年筆ペン差しを作ってもらった話をします。
万年筆用のペンケースというか、もともと自分が使ってたのが、
王三将王の形をしたかわいいペンケースで、
そこに10本ぐらい万年筆をザバッと入れて、ガチャガチャ当たって、傷々になるんだけど、
普段使いの道具として、別にコレクション的な欲はないから、
そういう使い方をしてたんだけど、最近ちょっとお高い万年筆を手に入れて、
値段で言うと、普段使ってるのの5倍ぐらい?
5倍、10倍するやつだよね。
さすがに、ガチャガチャするペンケースの中にポイって入れるのが気が引けて、
1本雑誌、2本雑誌とかって言われるような、万年筆を入れるためのケースみたいなのを買おうかなって、
いろいろ見てたら、なんか自分でも作れそうって思って。
言ったらあれだよね。布は春名さんは無限に持っている。
布を縫う手段はある。極論、形を整えて布を縫ってしまえばペンケース完成やもんね。
しかもたまたま、買った万年筆の色とか柄によく似た配色の着物の生地っていうのがパッて目について、
これで作ったらすごい良さそうと思って、思いつきで適当に測ったりとかもあんまりせずに。
あんまり測ってないやん。
こんなもんかなぐらいで。
とりあえず試作をしたってことだね。
見たらすっごいぴったりで良くて、色合いとかも良いし、使いやすくて、
めちゃくちゃ良いのできたわって見てこんなの作ったってゴリゴさんに見せたのが、
万年筆用の日本雑誌のペンケースかな。
見せてもらったらめっちゃ良くて、俺も作ってくれないかって、
俺のやつも作ってくれないかっていう話をして、
それに伴ってあれなんだよね。
自分は果たして万年筆を2本も3本も持ち歩きたいのか1本あれば良いのか、
どういう風にしたら良いんだろうっていうことを悩んでいて、
結果的に黒と青のインクを今使うようになって、
そういう風に考えるとやっぱペンを2本刺せるようにすると合理的だなっていうので、
同じやつを作ってもらって、
さらに使ってみたら、
これ、トラベラーズノートのクリップで止めれるようにしたら、
もっと便利なんじゃないって思って、
布を付け足してもらったっていうの。
っていうのをやってもらったら、
非常にスマートかつ合理的に持ち運べるようになった。
トラベラーズノートの純正のペン差しっていうのが、
かっこいいっていうか雰囲気的には良さそうなんだけど、
自分が使っている万年筆だと太さ的にちょっと無理があって、
無理やり押し込まないといけない。
だとか、金属がめっちゃゴツくて固くて、
固定力はすごく強いんだけど、
あれ開いて字を書こうとすると、
すごい底がものすごく段差になって使いにくかったりするんだよね。
ペン差し金具の部分が段になる。
そうそう。
そもそもトラベラーズノートは、
かっこいいけど書きやすい手帳では全然なくて、
そういうことも受け入れて使っていこうと思っていたんだけど、
多少慣れても書きやすくなるならそっちの方が、
そりゃあいいやっていう感じで、
それによってスムーズに手帳を持ち運べる。
ペン差しと手帳とセットで持っていくっていうのが、
ペンケースの改善
すごい上手くできるようになった。
そうすると今度は、
トラベラーズノートをいろいろパワーアップっていうか、
いろいろとこういうことやりたいなとか、
こういうノートが欲しいなとか思って、
ずっといろんなものを試行錯誤していて、
ただオンラインで商品買おうとすると、
5000円以上買わないと送料がかかってしまう。
っていうので悩んでいたら、
すごいラッキーなことに、
近所のイオンの中に入っている文房具屋で、
トラベラーズノートの取扱いがあるということが分かり、
そこで一通りの道具も揃うようになって、
水彩用の手帳っていうんだっけ?リフィルっていうんだっけ?
トラベラーズノートって、
表紙の革のカバーと、
中に挟むリフィルを自分で好きに組み合わせて、
カスタマイズできるっていうのが売りで、
そのリフィルっていうのが、
紙の種類とか、
あとは用紙の模様っていうの、
形状の種類が、
例えば方眼だったりドット方眼だったり無地だったりとか、
色もクリーム紙っていうちょっと黄色っぽいものと、
真っ白のものがあったり、
あとはお絵かき用途で結構使う人がいるから、
画用紙の分厚いものと、
画用紙よりもさらに分厚い水彩紙っていう、
もっと分厚い紙も用意されている。
恐ろしいことに、水彩用のノートっていうのが、
ページ数24ページ、
お値段1冊440円、
計算したら1ページあたり18円とかになるのかな。
そもそも60何ページで300円の手帳が、
これ高くてもったいないなとか思っていたのに、
その3、4倍ぐらいの価格になってしまって、
これはこういうものを日常使いして、
俺は生きていけるんだろうかって悩んでいたんだけど、
水彩の紙っていうプロ用の道具を調べると、
1枚100円の紙は安いっていう表現、
ほとんどの人は安いって表現をしていて、
それを考えると1枚3、40円の紙って、
相当安いんだよね。
サイズがね、そもそもトラベラーズノートの、
今使っているのがレギュラーサイズっていう、
A4を3分の1にしたぐらいのサイズのノート。
見開きで使ったとしても、
A4の3分の2の面積しかないから、
アナログ道具の価値
そもそもその大きさが小さい。
はがきサイズよりかはちょっと大きいけど、
A4よりは小さいっていうぐらいのサイズ感。
だから紙って売ってる、
例えば画材屋さんとか文房具屋さんとかって、
あんま知らないかもしれないけど、
紙1枚から売ってる色が用紙的なものとか、
画材屋さんに行くと紙質っていうか、
和紙っぽいもの、分厚いもの、薄いものっていうのが、
いっぱい用意されてて、
引き出しみたいなのに、
たくさん入ってて、そこから好きなやつ、
自分が買いたいやつだけ取ってレジに持っていく、
みたいなシステムがあるんだけど、
そういうのってだいたい画用紙1枚分ぐらいのサイズ。
A4とか小さいので安くして売ってるところもあったりはするんだけど、
紙だけで買うってなると結構大きめの感じだから、
そもそも比べるなら、
ちゃんと面積あたりの価格を調べないとあれだけど、
手軽さで言うと、手帳1冊が440円とか、
確か画用紙とかが440円。
画用紙は40枚あって440円だったかな。
30枚だったかな。
その水彩は24ページ、12枚しかない。
確か水彩用のやつを調べていると、
30cm×20cmぐらいっていうのが、
一番一般的な小さいサイズっていうので、
そいつがやっぱ15枚入り1500円とか2000円とかっていう、
値段っていうのが一般的だった。
やっぱ思い至ったんだけど、
1枚なので20円とか30円ぐらいして24ページとかって、
やろうと思えば一瞬で全て使い切ってしまうこともできるんだけれども、
所詮400円500円ぐらいっていうか、
普通に夜にお酒2、3本飲んだりすると、
平気で500円ぐらい使っていたりするんだよね。
そこに関しては高いとかもったいないとか思っていなくて、
その感性があるのにノートに対しては高いと思ってしまうという、
感覚がもったいないと思って。
それが1冊5000円のノートだったらだいぶ悩むかもしれないけど、
やっぱ1冊4、500円ぐらいのノートというものを気軽に使えるマインドで生きていた方が、
楽しく幸せに生きていけるなっていう感じはして。
実際さ、昨日下手くそだからさ、
1ページ分色々と練習しながら書いてるとさ、
1時間ぐらいかかってるんだよね。
1時間使う素材が24ページ中の1ページで400円の10円、20円って言うんだったら、
ご楽費としても十分に高くないと考えた方が幸せに生きていけると思い知った。
自分が普段使ってる、日常的に使う金額と比べてあげると、
意外とそのハードルが乗り越えられるっていうのは結構あると思って、
今回ゴリゴさんの場合はお酒。
1本飲まんければいいんやからさ、余分に。単純な話で。
お酒飲まない人とかでも、
例えばコンビニでさ、ちょこっとお菓子と飲み物とか買ったら。
お菓子買ったら余裕で200円じゃ絶対買えもんね、今や。
スタバのフラプチーノ飲んだら800円とかでしょ。
2冊買えるよね、ノート。
だからそういう、普段自分がご褒美的な感じで使ってるものとか、
日常なんとなくやってる習慣的なところのものと比べてあげて、
そんな大したことではない、もったいないって思うのがもったいないって思えると、
割と新しいこと始めるときとか、
そうやって道具、主にアナログの道具を買うときだけど、
これってさ、デジタルでも言えて、
例えばそのiPadのアプリが高くて買えない人とかも、
お酒を例えば3本我慢すれば買えるよねっていう感じになるので、
金額だけ見て、使わないかもしれないから、もったいないから買えないとか、
わかんないから買えないっていうよりかは、
ちょっと投資じゃないけどさ、自分に投資する感覚で、
例えばいくらまでなら落ちて、予算を先に決めてしまうとかでもいいし、
さっきのみたいに何かに比べるっていうか、
これ1本分っていうような感じで、別換算、別のものに置き換えて考えてみるとかすると、
割と取り入れやすい。
最近そのブックカタリストで、
20時間で大体のことは習得できるっていう本について紹介したんだけど、
そのテクニックで言うと、例えばアプリを買って、
20時間は長いかもしれないんだけど、
2時間練習をしてみるっていうつもりにすれば、
試しに使ってみるっていうのとだいぶ感覚は違う気がして、
自分も水彩の用紙を買ったのは高いかもしれないけど、
とりあえず1冊分練習としていろんな絵を描いてみて、
今後も使うかどうかはその後決めようみたいな感じで今も思っていて、
実際にトラベラーズノートの紙にしても、水彩の紙にしてもさ、
高いんだけどさ、使ってみるとちゃんと良いんだよね。
当たり前なんだけど。
うちにある激安のプリンター用の紙っていうやつが、
万年筆で書くとインクがにじみまくって、
これは文字書く気にならんわっていうレベルのものなんだけど、
1冊300円もするノートを使うとやっぱ、書き心地がちゃんと良いっていうのは、
すごいことなんだなと思うし、
ちょっとお金を出すとその小さな快感が手に入るっていうのは、
もちろんバランスによるんだけど、
意外とずっと一番安い消耗品に関しては、
すごい自分はケチ臭い感性を持っていたんだけど、
万年筆の魅力
そこをやめることで結構小さな幸せが手に入るんじゃないかなって思っている。
そのあたりは安くて良いもの、別に問題ないものとか、
自分がここまでは許せるみたいなボーダーみたいなのが、
はっきりすればするほどそういうのも選びやすくなるし、
今回の話で言うと、多分万年筆を使っていることが結構影響大きくて、
これが例えばボールペン、ジェットストリームとかのボールペンだったとしたら、
紙の違いとかノートの良さとかって、多分そこまで気づけないんだよね。
多分あんまり変わらんね感覚として。
それだったらボールペンを使っていた方が幸せかもしれないってこと?
いや、でもそれは万年筆で書く楽しさっていうのがあるから。
万年筆がすごい書き心地が良いがあるのか。
万年筆って要は毛細管現象を使って、
インクがビヤーって紙の方に吸われるっていうか、
滲んでいって字が書ける、線が書けるっていう仕組みなので、
その紙によって全然その広がり方というか、
違うんだよね。染み込みやすさとかいろんなものが。
あれだね、水彩と一緒なんだね。その感覚で言うとめっちゃ。
だから、たかければいいっていうものでもないんだけど、
ある程度までは値段に比例してて、
さっきのAmazonで確かAmazonなんだけど、
Amazonで買ったAmazonオリジナルコピー用紙、
2500枚、500枚のやつが5セットぐらい箱に入ったやつと、
国用の1パック、今だと多分1000円ぐらいするんだけど、
500枚入りのコピー用紙、A4のコピー用紙で、
あれ、驚くほど違ったよね。
万年筆で書くと、明らかにAmazonオリジナルの安い方は、
ピヤピヤににじんでいく、インクが染みすぎてピヤーって伸びていくような感じ。
国用のコピー用紙は、コピー用紙なんだけど、
ちゃんとにじまずにインクがとどまってるから、きれいな状態で書ける。
むしろあれ、書き心地いい紙だったよね。
紙とペンの相性
国用のコピー用紙はかなり質がいいと思う。
ノートとかに比べれば、1枚とか面積の値段で言うと安いから、
普段はるなさんは、メモ用紙として、
A4のコピー用紙を何枚かファイルに入れて使ってる?
万年筆はね、今になって思うのがね、
万年筆のおかげでちょっと字が上手になって、
絵を書いてみようっていう気になれて、
すべてはね、過剰に力が入っていたことが下手の原因というかね、
そこはね、今になって思うところでね、
字が上手になるために万年筆っていうのは結構ありなんじゃないかなって思った。
万年筆っていう道具が結構人を育てる道具として有名で、
万年筆を使うのはもちろん人であって人間なんだけど、
それで上手に書こうと思うと、
いろんなことを試行錯誤しないといけなくて、
書き方ももちろんそうで、ペンの持ち方から書き方から、
いろんなものが万年筆を使うことで変わる、変わりやすいって言われていて、
結構その万年筆で変わったみたいなことをエピソードとして話してくれる人とかがいて、
多分何も知らない人とかちょっとかじっただけの人には伝わらないんだけど、
多分ある程度万年筆と一定時間触ってた人にはなんとなく通じるんじゃないかなっていう感じ。
万年筆を使うことの影響
それってさ、今って300円ぐらいですごい安い万年筆とか手に入るよね。
300円でもあるけど、今ちょっと値段とかが上がってて、
すっごい安いやつで1000円ぐらい、1000円台?
書くのとか、やっぱ良いと言われる?
書くのとか、プレピとか、もうちょっと2000円台とかに行くと、
もう少し良いものっていうか、もうちょっと書きやすいもの。
でも万年筆の構造自体を持ったものは本当に1000円台から買えるっていう感じで、
すごいお手軽に手に入るようにはなってきてるし、
インクとかにしても、すごい丁寧にこうやって使うんですよって使い方の解説があったりだとか、
使いやすくするためのインク、カートリッジのインクが普通に文房具屋さんでも手に入るっていうか売ってたりするから、
その敷居はだいぶ差があってはいる?
あれだね、近所の文房具屋で買えるやつが一番いいよね、インクも含めて。
まあね、ただやっぱそのある程度良いもの、例えば1万円以上するペンを手に入れてみたいとか、
その1本目からその次のステップアップした先のやつで欲しいってなったら、
ちょっと大型のお店に行くと試し書きさせてくれたりとか、
あとはその詳しい人がいる率が高いんだよね、そういう大きいお店とか専門店の方が、
そういう人に相談をするっていうか、例えば今ゴリゴさんの場合だったら、
はるなさんという先輩がいるから、
全部聞いている。
全部聞いて、
自分で1本も買ってないしね。
そう、物自体も貸して、これがいいとか、こっちは向かない、なんか合わないとか、
あとインクに関してもこんなのがあるよ、こんなのがあるよっていう感じで、
それだったらじゃあこの顔料の方がいいかもしれない、線量の方がいいかもしれないみたいな、
その聞ける人がさ、近くにいるから良かったっていうのも大きい。
コミュニティに顔を出すというのをやってみることだよね、そういうのでいうと。
リアルに近くになくても、今どきオンラインでもそういうのをちゃんと教えてくれたりとか、
あとは実際の物理的なものでも、お店と宅急便でやり取りして調整をしてもらうとかっていうサービスも今普通にできるから、
近くにそういう機械がなくて、お店がなくてでも手に入るようにはなってる、ちゃんと。
まさかね、万年筆で習字の練習をしてからお絵かきをするようになるとは想像していなかったからね、1年前の話だっけ。
たぶんその前段階として、アウィッパッドのApple Pencilでずっとメモを取ってたっていうのも結構大きいと思って。
そうか、それは1年以上たぶんやっていたもんな。
それが万年筆に入るペン習字をやる前の1年以上かな、1年半とか2年ぐらいそれがあったんだよね、下積み時代じゃないけど。
あれってデジタルだけど一応ペンという形のものを持って平らな画面に書き込んでるから。
さらに世代で大人の感覚で言えば、量で言えば割と書いてるよね、そうやって言われてみれば。
書くという行為、手を動かして言葉を書く、言語をまとめるみたいな、そういう作業は万年筆を手にする前からやってたし、
そこで万年筆を使って紙とペンというアナログの方にまた戻って書いてみて、さらにそこでも道具がいろいろ変わっていって、より広がっていったっていう感じはする。
そうかっていうと、実は3年4年かけてのプロジェクトによってたどり着いたところなのか?
まあそれもあるし、あとマインドの切り替えっていうかさ、新しいことをやってみようとか子供にこういう姿を見せようみたいな、いろんな要因はあったと思うけど、自分自身、ゴリゴさん自身の変化も多分あったと思う。
まあそうだね、それはあれだね、前回の話でやっぱオブシリアンで勉強するようになってみたいなところからつながっている感じはするからね。
まあという感じで、最初は何を言ってたんだ?
ペン差しがよかった。
ペン差しがよかったって話か。ペン差しはこれはね、俺はね、打ったらいいと思うんだよね、作って。
っていうので、もし打ったら買いたいっていう人がいたら教えてください。春名さんに打ってくださいってお願いしてみます。