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  2. #008 探究と国語の学びを考える
2024-09-16 10:32

#008 探究と国語の学びを考える

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今回は探究と国語科というテーマについてお話をしています。
主に7月27日に六本木であった「社会と探究でつながる国語」というイベントのことを思い出しながらお話をしています。

首藤久義先生のnote記事
「白熱フォーラム! 国語・探究・社会」
https://note.com/hisashuto/n/nb79cd9c82d25
 ※7月27日の動画へのURLが紹介されています
『国語を楽しく』
https://www.toyokan.co.jp/products/5141

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サマリー

このエピソードで、Kasaharaが探究と国語教育の関連性について語っています。特に、国語力が探究的な学びにどのように寄与するのか、そして国語の授業実践の重要性が強調されています。

探究的学びの重要性
デジタル時代の国語教育を語ろうにようこそ。パーソナリティのKasaharaです。
この番組では、ICTを活用した国語の授業実践に関する話題を中心に、Google for Education認定トレーナーと認定コーツの資格を持つ、
私、Kasaharaが、教育にまつわる様々な話を配信していきます。
職員室のスタッフ同士で行われる教育談義のようなものだと思って、ゆるっと聞いてください。
今回は、探究と国語化ということについてお話をしていこうと思っています。
どちらも自分にとっては専門性を磨きたい内容なので、本気で話そうと思ったらかなり大掛かりな企画になってしまうところですね。
だから、今日は7月27日に六本木で行われた、社会と探究でつながる国語というイベントのことに触れながら、なんとなく今思っていることをお話ししようかなと思っています。
ちなみにそのイベントの様子は千葉大学名誉教授の首都久吉先生のノートにYouTubeへのリンクがあるので、概要欄にそのページのURLを貼っておきますね。
是非、面白いので国語化以外の方もご覧いただけるといいかなと思います。
自分もこっそり登壇して、ポッドキャストはいいぞという話をしています。
ちなみに首都先生は学生の頃からよく知っているので、今でも目の前に立つと背筋がピンとなりますね。
首都先生の前では情けないことはできないなっていう気持ちが非常に強いです。
もし本当に国語化を学ぶということに関して興味がある方は、是非首都先生のお話は聞いていただきたいなと思うので、概要欄のノートは是非見ていただければというふうに思います。
さて、今回の本題である探求と国語化ということですが、自分にとってはおそらくこの2つはライフワークとして取り組むことになるんだろうなみたいなことを思っています。
それだけにどこから話をしたらいいのかということには結構迷いがあります。
今日に関しては少しだけ触れておくと、自分が探求的な学びについて本気で考えるようになったのは、大学大学院でプロジェクトベース学習を学んでいたということが大きいですね。
最近だとPBLってだいぶ一般でも、例えば新聞なんかでも聞くようになりましたが、自分が大学に入学した頃だとあまり社会一般には知られていなかったような気がします。
もちろん教育をやったことがある人ならば、デュイだとかキルパトリックというのでプロジェクト学習という言葉は知られていたと思いますが、そうでない人にとってはおそらくあんまり一般的ではない、そういう時期でしたね。
そんな時代に子供たちが自分で学びつつも学力保障されている学校教育があるという話を聞いたら、目から鱗が落ちるところの騒ぎではなかったんです。
ちょっとこの話も長くなりそうなのでそろそろ切り上げますね。
一応自分が勉強していたのはエドビジョン型のプロジェクトベース学習というもので、それに魅力を感じて学生時代からずっと探求的な学びについては考えているわけです。
要するに子供たちが自分で学びたいものをしっかり夢中になって学べば成長することができるっていう点に魅力を感じるんですよね。
だから国語の授業作りに関しても第5回配信で配信したように、本来伝統的に国語化教育は単元学習といって子供が主体的に学ぶための授業方法や豊富な専攻実践があるのですから、
それをちゃんと丁寧に学んで自分もそういう実践をしたいなあっていうふうに思ってるんですよね。
自分の授業って比較的目新しいことばっかりやりがちなので流行を追いかけている人みたいなイメージを持たれやすいんですけど、
自分としては国語化の授業実践の蓄積や今現在においても子供たちをよく見て単元を考えている先生方の実践に対してはすごい権威を持ってます。
むしろ自分は大学、大学院の時に国語教育という領域をちゃんとまともに勉強しなかったので、慌てて現場に出て勉強し直したっていうタイプなんですよね。
いや、本当に大学の時ちゃんとやっとけばよかったですね。
そんなわけで、探究的な学びのためには実は国語って一番大切でしょって思ってるんですよね。
国語化の授業がしっかりしていないと探究の足元がぐらついてしまうでしょう。
国語の先生が頑張らないとダメだ、そんなことを思っています。
その意味で7月27日の社会と探究でつながる国語というイベントは本当に最高でしたね。
イベントタイトルからしてもう素敵じゃないですか。
探究が真ん中に入って社会と国語がつながるって本当にその通りだって思うんですよね。
個人的に国語の授業を考える時に一番これが課題だな、難しいなって思っていることの一つに、
自分の書いたり表現したりした成果物がその後宛先がない、つまり担当の先生しか読まないみたいなことがやっぱり多いんじゃないかなって思うんですよね。
イベントの経験
本当に表現したいことや伝えたいことって相手がいないと生まれないものだと思うんですよ。
ただもちろん教室の場面では本当に伝えたいことを伝えるときのための訓練でもあるので、
全ての授業で発信ばかりでなくてもいいかなとはまあ思います。
ただ年に何とかは強烈に相手を、つまり他者ですよね。
他者を意識するような学習体験はあってもいいよな。
それって結局社会をめがけていくっていうことを考えないとできないよなみたいなことを考えるんですよ。
そういう問題意識を持っているから、7月のイベントに関しては国語の授業実践だけではなくて、
国語科のすぐそばにいらっしゃるような方々とつながって、
いろいろな探究的な活動の話を聞けたってことがめっちゃくちゃ良かったんだなって思うんですよ。
国語からは子どもたちをいかに学校の外側へ開いていくか、
国語科のそばの方々の実践はいかに社会がつながっているのかという、
そういうような有機的なつながりが見えたのが本当に面白い。
国語の学習指導要領の目標の中には、
小中高全てのところに必ず伝え合うっていう文言が目標には入ってるんですよ。
まさに伝え合うためって何だろうって考えたら、
自分の普段の居心地の良い場所を超えて、
全く見知らぬ他者につながるために国語力って必要になるんだろうなって思うんですよね。
その意味で、7月27日のイベントは、
どの発表もとにかく探究的な学びの先に、
自分ではない誰か他者ということが常に意識されていて、
国語の授業の提案
誰かと出会う言葉があるということがとにかく刺激的でした。
なるほど、国語の授業とは格あるべし。
コンテンツの深掘りだけでは足りないものもあるんだな、
そういう発見がありました。
もう一つ面白かったことを付け加えるならば、
やはりミソは探究なんですよね。
自分でやってみる、自分の手で作ってみる、
自分で外へ出かけてみる、
そういうことの積み重ねで、
身体的に体験したことの強みだとか、場を共有したことだとか、
そういうことが学びの原動力になっているんですよ。
そういう学びに粘り強く向かっていく姿は、
子どもであろうと、お友達であろうと、
非常にエネルギッシュで素敵に見えますよね。
だからそういうパワーのある学びに向かう姿が、
やっぱり学校の授業でも見られたらいいなって思うんですね。
そういう実践が確実に、
全国のいろいろなところで芽吹いているっていうことを見ると、
やっぱり勇気づけられますね。
ですからそういう実践を見つけて、
この番組でも紹介していけたらいいな、
なんてことを思っていたりします。
今回の配信はいかがだったでしょうか。
割と気分が乗っちゃって、話があっちこっちに広がって、
収集がつかなくなっちゃいましたね。
せめて最後まで聞いてくださった方に、
何か役に立つような話として、
国語と単級のおすすめの一冊を紹介しておきます。
それは首都先生の国語を楽しくです。
概要欄にリンクを貼っておきますね。
とにかく楽しくて力のつく授業のアイデアが満載なのがこの一冊です。
単級と国語をつなぎたいというふうに思うのであれば、
もうこれは筆読ですね。
首都先生の提唱する本作。
翻訳の本に作品の作で本作ですね。
この方法論について惜しみなく書いているので、
もう間違いなくおすすめです。
国語って本当に楽しいんです。
そういう国語をやりたくないですか?
ぜひやりましょう。
今回の配信を聞いて何か参考になったことがあれば、
いいねを押してもらえると番組作成の励みになります。
またアウトプットの一環として、
ぜひお気軽にコメント、SNSでのシェアをよろしくお願いします。
概要欄のメールアドレスやGoogleホームに直接感想をいただいても嬉しいです。
この番組は毎週月曜日に1回配信されます。
次回の配信もお楽しみに。
ではまた。
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