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いずみ
ラジオネームDX準備屋さんからいただきました。ありがとうございます。
自分の立場は基幹システムの構築するプロジェクトマネージャーです。
最近データマネジメントの一部、例えばデータモデリングによる業務データの理解、
データ品質の評価と改善すると、担当レベルでは喜んでいただける機会が少しずつではありますが増えてきました。
しかしながら経営層に響くデータマネジメントの活動効果を出すまでは行かず、活動の広がりに苦戦しています。
結局データマネジメントの導入は一部に留まり、全社的にはデータ活用基盤インフラを整え、そこで停滞するケースが多いです。
経営層もデータ活動の重要性は理解しているのですが、データマネジメント活動とはひも付かないようです。
ご質問ですが、経営層にデータマネジメント活動をご理解いただくためにアドバイスやヒントがあれば教えてください。
ということで、この感じの質問って結構よくいただく系ではあるかなと思っていて。
よしむら
そうですね。経営層にやっぱり語るのはお金の話で。
いずみ
そうですよね。よしむらさんずっと毎回言ってますもんね。
よしむら
で、いくら儲かるのに回答するっていうところで、大体いくら儲かるって回答の仕方は2つあって、コストカットか利益が増えるかどっちかですよね。
この方多分基幹システムで良くなったって書いてあるんで、多分基幹システムの改善ってコストカット?
その機能をめちゃめちゃ増やすっていうよりはコストカットに成功したのかな。
いずみ
そうですね。
よしむら
次はデータの話で頑張ってらっしゃるってところで、データは新しく導入したと読み取れるんで、やらなきゃいけないのは利益が増える方。
ちゃんと使って利益増えましたよっていうことを証明しないと経営者は、経営層は頑張ったねって言ってくれないのかなと思いますね。
この文面だけ見ると、データマネジメントの導入は一部にとどまりっていうところで、やること自体の許可は出ている。
つまり経営層からやっていいよって言われてると思うんですよ。
いずみ
そうですね。だってご質問のところにもデータ活用の重要性は理解しているって書いてあるので、経営層も。ということは後押しはしてくれていたのかもしれないですよね。
よしむら
そう。データマネジメントの目的はデータマネジメントすることではなくて、ビジネスの成果を出すことじゃないですか。
ここで重要なのはこの方に、おそらくデータマネジメントしましたっていうことは成果ではなくて、いくら儲かったよなんですよ。
今あるものをコストカットするのは一つなんですけど、今回は新規導入なんでコストカットって言っても、
いやいや新しく作ったものにコストカットってないでしょって言われちゃうので、どう利益を上げたかってことを説明しなきゃいけないフェーズだと思うんですね。
いずみ
なるほどなるほど。
よしむら
だからこの説明するときに、ほらピッカピカの基盤作ったでしょっていう説明を経営層に持ってもらっても、ピッカピカの基盤でいくら儲かったんだいって言われてしまうと思うんですね。
今こそこの方はデータ活用していくら儲かりましたっていうチャンスですよ。
いずみ
なるほどなるほど。
そうですよね、この方もすごくよく分かっていらして、経営層に響く活動効果を出すまでにはいかず苦戦してますって書いてあるので、
大事なのはこの活動効果を見せることだっていうのは何となく分かっていらっしゃるような気はするんですよね。
よしむら
アプローチがあって、この方多分システム構築してるって方なんで、成果を見せるっていうのはシステムを作るっていうふうに言っちゃいがちだと思うんですね。
いずみ
なるほどなるほど。成果としてイメージしてるものがシステム寄りの方だと完成しましたとか構築しましたっていう方向になりがちだと。
よしむら
完成はもうある程度一部でもしてるんで、事業部側にいかに連携して、この方システムの方だと思うんですけれども、
データを使う側で利益を生み出す側にちゃんと広報して使ってもらうっていうのが今のタイミングかなと。
いずみ
なるほどなるほど。それがしいては経営層に響く活動効果になると。
よしむら
そう。それを一部でも認められると、じゃあもうちょっとやってみて。データマネジメントやったら、
強いてはデータ活用ができてお金につながるんだね。だからもうちょっと投資しようかみたいな話になるかなと。
いずみ
なるほどなるほど。ご質問の最初の方で担当レベルでは喜んでいただける機会が少しずつ増えてきましたっていうふうに書いてあるんですよね。
おそらくこの方がこれからやらなきゃいけないのは、自分のこの活動を構築しました、システム作りました、やりましたっていう自分の活動じゃなくて、
担当レベルの方々、使っていただいている他部署の方々がビジネス的に効果を出しましたよっていう事例を増やしていくみたいな、そういうイメージですかね。