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2024-07-22 09:48

#5 【質問】データを出してくれないです。隣の部署がいろいろ理由をつけてデータを出してくれない―ラジオネーム「とあるしがないデータマネジメント担当者 なかむらさん」より

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リスナーさんからの【質問】に答える回です。 「データを出してくれないです。隣の部署がいろいろ理由をつけてデータを出してくれないです。また、わがままですが、可能であれば品質を担保した形でデータを出してほしいです。向こうの部署のやっていることをこちらで把握して品質担保するのは難しいので。いろいろとやり方があるとは思っていますが、可能であれば他の部署でも同じことを繰り返さないように、ルールや制度で出すやり方を考えたいです。データを出す側のインセンティブを含めて考えられる施策を教えてほしいです。」 ーーラジオネーム、とあるしがないデータマネジメント担当者なかむらさんより

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▼パーソナリティ
よしむらさん(データマネジメント実務家)
事業会社でデータマネジメントを担当。会社が持つデータを管理すべく日々取り組んでいます。 Webエンジニアから社会人スタートし、Webプロダクトマネージャーや、データマネージャー、データプロダクトマネージャーなどの職種を経験。https://note.com/datamanagement/


いずみさん(元データマネジメント業界の人)

データマネジメントに関してはほぼ素人。MC初挑戦です。
 

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サマリー

データマネジメントの課題として、他の部署からデータを出してもらえないという事例がよくあります。解決策として、口コミを広める方法や組織の共通認識を作り上げる方法が紹介されています。

00:01
よしむら
みなさんこんにちは、いずみです。 よしむらです。
いずみ
なんか最近梅雨入りしまして、雨降ってる日多いですよね。
よしむら
うん、多い。と言いつつ、意外と今日も晴れてる。 雨は雨は雨。
いずみ
で、私いつもお昼ってお弁当持ってくんですよ。 雨降っても晴れてても関係ないから。
で、ちょっと気になったんですけど、データマネジメントしてる方って忙しいイメージがあって。 ですね。
よしむらさんってお昼いつもどうしてるんですか?
よしむら
そうですね、僕結構普通に、社食があるんで、社食を食べることが多いんですけど、結構この業界忙しいのか何か、完全食みたいなのを食べる人が多くて。
完全食? 完全食って、ベースフードって知ってます?
いずみ
知ってます。 パンとか、コンビニに置いてある?
よしむら
コンビニにも置いてあって、あれを箱買いするそうなんですよ。
で、その箱買いって何十個も入ってるのを、朝昼晩それしか食べない。
かつ、1年ベースしか食べなかった男が、しかも2人もいるっていう身内というか身近に。
いずみ
身近に? 身近に。
すっごい、何か昔のSF映画で、何か未来は、何カプセル状の錠剤だけ飲めば、何か事足りるみたいな、そんなの映画で見たことあって、味気ないなーって思ってたんですけど、ベースってどうなんですか?
よしむら
そうなんですよ。聞いたら、1年間ベースを食べ続けたらしいんですね。
で、どうでしたかって聞いたら、1年食べて気づいたんだけど、ベースは1年食べると美味しくないことに気が付いた。
いずみ
ダメだ、ダメだ。
よしむら
その美味しくないっていうのが、味も美味しいの、もちろん売れてるし美味しいと思うんですけれども、1年3食ベースしか食ってないっていうのを、それはさすがに普通味覚としてね。
どれだけ美味しいものを食べても、3食も食べれば飽きるということかなと。しかも1年やらないと気づかなかったって、ちょっと面白いなと思って。
いずみ
逆に言うと、1年は続いたっていうことは、ベースはすごく優秀だってことですよね。
よしむら
そう、たぶんデータ的に。
いずみ
素晴らしい。
ではですね、今日もお便りをいただいております。
ラジオネーム「なかむら」、とあるしがないデタマネ担当者さんです。ありがとうございます。
データ提供の課題
いずみ
質問です。
「データを出してくれないです。
隣の部署がいろいろ理由をつけてデータを出してくれないです。
また、わがままですが、可能であれば品質を担保した形でデータを出してほしいです。
向こうの部署のやっていることをこちらで把握して品質担保するのは難しいので。
いろいろとやり方があるとは思っていますが、可能であれば他の部署でも同じことを繰り返さないように、
ルールや制度で出すやり方を考えたいです。
データを出す側のインセンティブを含めて考えられる施策を教えてほしいです。」
というお便りをいただいています。
よしむら
なるほど。これはよく聞くケースですね。
いずみ
あるあるの一つ。
よしむら
デタマネあるあるですね。
いずみ
そうなんだ。
よしむら
これは、出す側のコストとメリットの話が一番あると思っています。
出してくれというのは、おそらくDX系の部署とかシステム系の部署から依頼が出るわけですね。
そっちは依頼する側でメリットがあるので頼むと思うんですけれども、
それを実行する側は出すのは手間であると、
いずみ
メリットは出してほしいからであるということで、あんまりメリットを感じなくて出したくないというのがあるあるです。
よしむら
そういうケースはあるあるなんですけれども、
一般的な事例としてどう解決することが多いかというのが今回のポイントだと思うんですけれども、
解決策1:口コミの広め方
よしむら
一般的には狙った部署をやるというよりは、
口コミを広げていくというのが大事かなと思っていて。
いずみ
口コミを広げる。それは社内で。
よしむら
社内で。
一本釣りみたいに、この事業部のデータしか欲しくないというケースだと難しいんですけど、
今回相談のように他の部署もって書いてあるんで、
いろんな部署があるんだろうというところで、そのいろんな部署をまず掛け合ってみたら、
大体のところでデータ活用したかったんだって人がいますと。
大体いますね。その5部署中1部署ぐらいは。
いない場合はちょっと考えましょうって感じなんですけど、大体いますと。
そこの人はメリットを感じてくれるんで、そこの部署とまずはやりましょうと。
そうすると口コミが結構広がるもので、
情報系部門、DX部門にデータ渡してみたら、
自分の事業部にとっていい新たな発見築きが得たよっていう。
いずみ
なるほど、なるほど、なるほど。
よしむら
なんかあれですよね、味方をまず1人作ってみて、
いずみ
ここからポジティブな輪をどんどん広げていく。
しかも自分たちが働きかけるんじゃなくて、
その相手にじわじわと広めてもらうみたいな感じ。
よしむら
そうですね、それが結構攻略のポイントかなと思います。
いずみ
なるほど、それ実際よしむらさんの体験なんですか?
よしむら
そうですね、よくその技を使ってます。
いずみ
なるほど、なるほど。なかむらさんいかがでしたでしょうか?
ちょっとね、社内政治っぽい香りがしますけど。
でもあれでしたね、データマネジメントをする人にとって必要なのは、
最初の頃コミュニケーションがとても必要だ、
みたいなことをよしむらさんおっしゃってましたよね。
よしむら
そうですね、一番喋るかもしれないみたいな感じで。
解決策2:組織の共通認識
よしむら
ここに書かれてる、ルールや制度で縛るのはどうだって話があるんですけれども、
これ成功するケースは、自分の頭の中で思いついたのは、
金融系は結構成功しているのがありますね。
金融系はルールや制度で縛るっていう。
いずみ
なるほど、業種によってフィットするやり方が違う場合もあるっていうことですね。
よしむら
はい、で、なぜ金融系は成功するのかっていうと、
金融系って監査機関がすごいしっかりしていて、
ちゃんとデータは整えて、いつでも提出できるような状態にしなければならないっていう決まりが業界的にはある。
なので、ルールや制度っていうものに対応することもやらなければならないって、
社内の組織がそうなってるから、かなりうまくいくんですけれども、
金融以外はメリットを感じないとやらないよって言っても成り立つ世界なんで、
ルールや制度をいきなり持っていくとうまくいかないっていう。
いずみ
なるほど、なんか組織体質というか、組織の皆さんが持ってる共通認識みたいなところで、
ルールを守った方がいいよねってそこにメリットを感じてくれる人が多いところだと、
メリットではないですね、金融系は。縛らなければ起こられる。
じゃあルールとか制度に慣れてるというか、それやらなきゃなって思っている組織だとこのやり方は合ってるけど、
それ以外の業種業界だとそうではなくて、やっぱりコミュニケーションとかメリットとかやる意味とか意義とか、
そっちの方を重視されている場合が多いので、だったらそっちの方に働きかけましょうっていう感じですね。
よしむら
そうですね。
いずみ
なるほど。
よしむら
もう1個いいですか。
いずみ
はい。
よしむら
もう1個はインセンティブっていうのが書いてあるんですけども。
いずみ
ありますあります。
よしむら
これよくある、データ活用側のインセンティブって活用した結果を渡すことだと思っていて、
こういう資産が入れましたよとか、こういうシステム作れましたよとか、
それをもらった側に返すことがインセンティブだと思ってるんですけど、
ここはいきなりもらうことに対してWinWinに関係性にするっていうことはすごい重要ですね。
なのでもらいっぱなしにならずに、ちゃんと手を動かして、
ダッシュボードと資産をちゃんと報告するとか、
もらった結果こういうメリットが生まれて、事業貢献ちゃんとできてますよ、有難うとか、
そういうことはすごい重要かなと思います。
いずみ
本当にフィードバックが大事っていうか、
本当にそこだからコミュニケーションちゃんと取りましょうねっていうところに帰結するような気がしますよね。
そうですね。
もらったらありがとう、何かしてくれたら結果を返す。
そうやってどんどん味方を増やしていくと、
何かで縛るんじゃなくて、自発的に協力していただけるような体制が整ってくると。
よしむらさんの周りはそうなっていると。
よしむら
そうですね。経験談、体験談。
体験談。
いずみ
いいですね。中村さんいかがでしょうか。
よしむら
いかがでしょうか。
いずみ
ご参考にしてみてください。
ご質問ありがとうございました。
それでは皆さんまた次回お会いしましょう。
よしむら
さようなら。
09:48

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