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スピーカー 1
おはようございます。VTuberヨシヨシ先生の仲の人、カグアです。 編み物ハンドメイドの動画で著作権侵害を通報された女性がいます。
その件にまつわる判決が京都で出ました。 一方で東京では漫画村に関する判決が出ました。
一見無縁に見える2つの判決から、YouTubeに今後影響があるのではないかと思い、ちょっと考察してました。
それでは早速言ってみましょう。今日の話題があなたを変える。 この番組はマーケターとして20年以上フリーランスで活動しています。
カグアがネットで好きなことで稼いでいくクリエイターエコノミーについてゆるりと語るラジオ番組です。
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ぜひお好みのアプリでいいね登録フォローよろしくお願いします。 今日は2つの判決がありますので、早速どんどん行きましょう。
著作権に関することなので、全ての方に関わると思いますので、ぜひ最後まで聞いてください。
まず1つ目。 読売新聞というかヤフーニュースですね。ヤフーニュースの記事なんですが、
スピーカー 2
網物動画に著作権なし。 地裁が、これ京都地裁かな。 京都地裁がYouTubeへの削除要請は過失と認めたと。
スピーカー 1
これどういうことかというと、なんか網物の動画を投稿していた富山の女性がいるんですね。
で、ただある女性からその網物動画は私の著作権の侵害だと言ってYouTubeに通報されちゃったらしいんですよ。
スピーカー 2
で、YouTubeは著作権違反の通報を受けると、AIが審査をしてそれが認められれば削除されちゃうんですね。
そして通報による削除が何回か溜まっちゃうと、ペナルティでアカウント、チャンネルなくなっちゃうんですよ。
で、この女性はそういうことで心理的に追い詰められたということで、その通報自体が不法行為だということで、訴えをそもそも出してたんですね。
スピーカー 1
はい。で、それが21日、12月21日、京都地裁がその通報かな。
網物は著作権に当たらず通知を悪用した不法行為ということを認めて、遺写料と広告収入の損害など計7万円の支払いを命じたと。
スピーカー 2
広告収入ってのは、本来、その網物動画をアップしていた人が得るであろう広告収入ですよね、の支払いを命じたということなんですよ。
だから、その著作権違反だという通報をした人の方が、それはちょっとやりすぎだよと言われたっていうことですね。
スピーカー 1
料理のレシピでも結構こういうのあるじゃないですか。インスタとかでも本当料理、インスタグラマーの人たちってレシピがね、誰の誰のだ、俺のだとかいろいろあるじゃないですか。
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スピーカー 2
なかなか難しいですよね。
で、ヤフーのニュースのコメントでも、やっぱり比較的、さすがに網方で著作権というのはちょっと主張しすぎだろうというようなコメント、判決を好意的に受け取るコメントの方が多数派ですね。
ただ、やっぱり一方で、YouTubeのそういう機械的な著作権違反の通報のそのままの削除っていうのはちょっといかがなものかっていう意見もやっぱり多いです。
実際、女性、僕もそうですけど、著作権の通報って本当にね、心折れるんですよ。
なんかね、動画投稿が本当にできなくなっちゃうんですよね。
もう要は何回も通報されたら結局チャンネルなくなっちゃうので、なんか怖くて通報できなくなっちゃうんですよね。
スピーカー 1
だから、訴えた女性の気持ちはものすごくわかります。
スピーカー 2
もちろん、通報した側にも正義はあるんでしょうけども、やっぱりレシピとか編み方とか万物普遍的な特許とか実用信用を取っていないものについてはまあまあ、さすがにそうだよねという感じだと僕は思います。
やっぱりアイデアに著作権はないっていう原則論が徹底された妥当な判決だと思いますというのが、京都地裁で出て12月22日のヤフーニュースに出てましたと。
もう一件、今度は東京です。
東京で12月21日の、こっちも朝日新聞元ですけどヤフーニュースからいきますね。
漫画村には広告掲載は違法行為への報助、広告会社に賠償を命令と。
あの違法アップロードの漫画を読ませ放題にしてたあの違法サイトの漫画村、それの追加の判決というか、漫画家の赤松健さん、本当にこの方有名な方で、赤松健さんが損害賠償を求めていたんですね。
で、どこに求めてたかというと、漫画村に対して広告を配信していた広告代理店に、その広告会社2社に訴えを起こしてたんですよ、損害賠償を。
スピーカー 1
で、それが今日、やっぱり著作権侵害の報助、要はそういう広告っていう仕組みがあるから、そういうふうに違法アップ、違法公開しちゃうやつが出てくるんだっていうその違法を報助した、手助けしたということを認めて、
スピーカー 2
請求通り、その広告代理店に1100万円の支払いを命じたという判決が東京地裁で出ました。
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スピーカー 2
はい、これも妥当だとは思うんですよね。コメントでもおおむねそういう好意的な意見が多いです。
で、まあ、いい前例ができたぐらいに言っているコメントもあります。
スピーカー 1
やっぱりね、転売もそうなんですけど、お金になるから違法行為に手を染める人が、
スピーカー 2
もちろん転売は違法ではないですけど、そういう行為に手を染める人が後を絶たないわけですよね。
やっぱりお金の流れを断ち切らない限りは、やっぱりそういう悲しいことは起こってしまうわけですよ。
スピーカー 1
そういう意味で、この赤松健さんっていうのは、本当に日本の著作権に関する様々な運動を、
スピーカー 2
もう本当に常にやられている有名な漫画家さんですごい頑張られている方です。
そういう意味では、広告代理店の著作権放除、手助けしたことに対してダメだよっていう前例を残したという意味では、
これもものすごく画期的な判例、判決だと思います。
という2つの判決が、ほぼほぼ同じくして出てきたわけです。
ここで僕はふと思ったわけですよ。あれ?じゃあ待てよ。
YouTubeに違法動画アップして、ガンガン広告稼いでる人っているよ、たくさんいるよね、と。
YouTube、これ著作権放除じゃねえの、と。
いや、これどうなるんですかね。
これだから、普通に日本のアニメ会社とかが、著作権放除って言ってYouTubeに訴訟を起こしたら、
これ普通に損害賠償を勝てるんじゃないかって、ちょっと思ったわけですよ。
いやー、だから、これプラットフォーマー全般そうだと思うんですよね、YouTubeに限らず。
スピーカー 1
著作権侵害を分かっていながら措置を講じていないということは、
スピーカー 2
それを侵害行為を放除していると見なされてもおかしくないわけですよね。
もちろん、プラットフォームの大抵は当事者同士の話ですよとか、
利用規約に保険がかかったような文章が大抵あっていうことがあるんですけど、
とはいえ、今回広告代理店を外社をがっつり断罪したので、
スピーカー 1
YouTubeも少なからず影響を出るような気はするんですよね。
スピーカー 2
いやー、だから本当にこれを機に何かアニメ会社とか出版社とかが損害賠償を始めるぐらいはあっても、
ありそうな気はします。この前例があれば、ある限りは何か勝てそうな気しますもんね。
だから、もう本当にガンガンYouTubeにアップされているような漫画家さん自身が起こしてもいいでしょうし。
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スピーカー 2
で、やっぱりファンとしてはね、違法で動画再生回数稼いで稼ぐ人たちはやっぱり許しがたいじゃないですか。
推し活動としてはちゃんと正規に円盤とかSpotifyで音楽聴くとか、
正規に作品とかクリエイターさん応援したいじゃないですか。
そういうクリエイターさんを適切に応援できるプラットフォームになるということであれば、
そういう行為ってどんどん応援したいですよね。
スピーカー 1
だから、前半の判例は、やっぱりアイディアとかは著作権にならないという原則がちゃんと徹底されたことは良かったなと思いますし、
スピーカー 2
後半の漫画村に関しては、著作権報助が今後認められる流れになればいいなという意味で非常に興味深かったなと思うわけですね。
だから、来年あたりまた著作権に関して新しい動きが出てきそうな2つのニュースでした。
スピーカー 1
多くのクリエイターの皆さんは著作権侵害される方が多いと思うんですけども、
スピーカー 2
そういう方々にとってみればちょっと明るいニュースだったと思いますので、ぜひ頭の片隅に留めておくといいかもしれません。
というわけで、今日はリスクマネジメントの中で法律遵守というテーマでお届けしました。
スピーカー 1
こういうテーマもたまにお届けしてますので、皆さん良かったらフォロー、登録、通知設定、そしてメルマガの購読もぜひぜひよろしくお願いします。
というわけで、最後までご視聴ありがとうございました。今日1日素敵な1日になりますように。それでは皆さん、いってらっしゃい。