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はい、みなさんこんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで、
昨日まではね、非常に暖かかったんですけども、今日はですね、めちゃくちゃ風が強くて、
もうなんか寒い、体感温度的にはもう真冬に戻ったみたいな感じだったんですけども、
皆さんところはどうだったでしょうかね、というところですかね。
今日のお話しに行きたいと思うんですけども、
今日はですね、コメとダイズは名コンビというお話をしたいと思います。
日本人の主食であるご飯にはですね、味噌汁がよく合いますよね。
ご飯と味噌汁の組み合わせは和食の基本なんですけども、
これにはちゃんとした理由がありまして、味噌の原料はダイズですよね。
このコメとダイズっていう組み合わせですね、栄養学的にめちゃくちゃ相性がいいんですね。
お米の主成分というかですね、豊富に富んでいるのは炭水化物ですよね。
炭水化物を豊富に含んで、マイオンバランスの優れた食品なんですね。
一方、ダイズはですね、畑の肉と言われるほど、
タンパク質や脂質を豊富に含んでおりますよね。
そのためですね、コメとダイズを組み合わせると、
三大栄養素である炭水化物とタンパク質と脂質がバランスよく揃うので、
お米と味噌汁は完全栄養食なんですよ。
というぐらい非常に相性がバッチリなんですね。
なぜダイズはタンパク質が豊富に含まれているのか、
なぜお米には炭水化物が豊富に含まれているのかというのを科学的に見ていきたいと思うんですけども、
まずはダイズですけども、ダイズにはですね、タンパク質が豊富に含まれておりますよね。
ダイズとかの植物は豆化植物というカテゴリーに分類されるんですけども、
この豆化植物は非常に優れた特徴がありまして、
空気中の窒素を直接利用することができるんですね。
今、大気成分の8割弱は窒素なんだけど、
こんなに豊富にある窒素を我々動物も植物も直接利用することはできないんですね。
でも直接利用することはできないんだけど、植物は窒素を土壌中、土の中に溶けている窒素が含むイオンの状態で根から吸い上げて、
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それを窒素化合物に作り変えているわけなんですね。
アーモニウムイオンとか硝酸イオンとか、窒素を含むイオンの形で根から吸い上げて、
その窒素を取り入れて、クロロフィルとかDNAとかタンパク質とか窒素を含むものを作り出しているんですね。
この豆化植物はすごくて、根の中に昆流菌というバクテリアを住ませています。
共生している、一緒にルームシェアみたいな感じでやっているんですけども、
この昆流菌の優れたところは空気中の窒素を取り入れて、アーモニウムイオンにアーモニウムイオンに変えることができるんですね。
そのアーモニウムイオンを作り変えたアーモニウムイオンを植物、豆化植物に献上して、それを利用して窒素化合物を作っています。
豆化植物は豆化植物で、昆流菌に栄養分、炭水化物とか栄養分を与えて、ゴーンと放課みたいな感じですけども、
そういったウィンウィンの関係を築いているわけなんですね。
なので豆化植物というのは窒素固定、空気中の窒素を直接利用することができるんだけど、
土壌中に窒素が少ないところでも育つことができるんですね。
なんだけど、種子から芽を出すときには、まだその窒素固定はできないんですね。
芽も生えていないから、昆流菌はまだ強制しないんで、
そのため、窒素を固定するまでの間のために、種子の中にあらかじめ窒素分であるタンパク質を蓄えているので、
畑の肉と表されるほど、大豆にはタンパク質を豊富に含んでいるということなんですね。
一方、稲の種子である米なんですけど、米にはなぜ炭水化物が豊富に含まれているかというと、
種子の栄養分であるタンパク質とか脂質というのは、炭水化物に比べると莫大なエネルギーを生み出すことができるという特徴があるんですね。
ところが、タンパク質というのは、それがあることによって植物体の体を形作っているので、
種子だけでなくて、親の植物にとっても重要なんですね。
さらに脂質はエネルギー量が大きい代わりに、脂質を作り出すときにはエネルギーを必要とするんですね。
稲花植物というのは、非常に荒れた環境でも育つことができて、
非常に雑草として、大体雑草は稲花植物だから非常に強いんだけども、
そんな種子、お米というのは稲花植物の種子ですよね。
そこにタンパク質とか脂質を豊富に含んでいたら、
いやいやいや、我々も生きていかなあかんねえけど、
種にタンパク質や脂質を送り込む余裕がないんですね。
なので、稲花植物の特徴としては、種子に炭水化物が多く含まれるのは、
タンパク質や脂質を種子に入れちゃうと自分の生命が危ういから、
炭水化物を豊富に含ませているんですね。
他は自分で使うから、タンパク質は実は自分の生きていくために使うから、
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種子には炭水化物で勘弁して、みたいな感じで、
稲の種子、お米には炭水化物が豊富に含まれているんですね。
炭水化物は、高酵性するとできあがる糖分なので、
その高酵性で得られた炭水化物をそのまま種子に蓄えて、
炭水化物をそのままエネルギー源として芽生えさせて、
そこから大人になっていくという生存戦略をとっているので、
稲花植物の種、お米にはたくさん炭水化物が含まれているという、
そういうライフスタイルによって、
種に蓄えている栄養分がそれぞれ違うということなんですね。
栄養学的にさっきも、完全栄養食というふうに言いましたけども、
細かく見ていくと、お米は炭水化物に豊富に富んでいるんだけど、
アミノ酸も非常に多いんですけども、
唯一アミノ酸の離陣と呼ばれるものが少ないんですね。
この離陣の豊富に含んでいるのが、実は大豆なんですね。
さらに大豆もちょっと逆転がありまして、
大豆にはアミノ酸のメチオニンが少ないんですよ。
でもお米にはメチオニンが豊富に含まれているので、
お互いのメリット、デメリットを補うあっているということなんですね。
なので、我々が昔から食べてきた日本食というのは、
米と大豆の組み合わせが非常に多いんですね。
味噌というのは先ほども言ったように、大豆から作られますよね。
日本食の基本であるお米とお味噌汁、完全養殖を補っている。
さらに納豆も大豆から作られていますよね。
ご飯と納豆が合いますよね。
さらに大豆から作られるものといえば、きなことか醤油とか豆腐が揚げられますよね。
きなこといえばきなこ餅が合いますよね。
さらに醤油はですね、米から作られるせんべいともよく合いますよね。
さらに米から作られる日本酒には冷ややっことか湯豆腐はよく合いますよね。
なので非常に相性もばっちりだし、美味しく感じるのは、
お互いのメリット、デメリットを補いながら、
完全なる栄養食になっているということなんですね。
我々が昔から日本人が慣れ親しんできた料理には、
米と大豆の組み合わせがあって、
栄養学的に見ても化学的に見てもばっちりだよということなんでございますね。
ご飯と味噌汁食べたくなってきますよね。
日本食も最高、素晴らしいんですね、栄養学的に見てね。
ということで、お米と大豆は栄養学的に見ても完全栄養食であるし、
化学的に見てなぜタンパク質が多い、なぜ炭水化物が多いということをお話しいたしました。
ということで、日本食を食べていたら、我々も健康ばっちりですからね。
ということで今日はこの辺にしたいと思います。
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それではみなさん、さよなら、バイバイ。