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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで、
今日からですね、月曜日ですね、また1週間頑張っていきましょうといったところでしょうかということで、今日のお話はですね、
大国アメリカはジャガイモが作ったというお話をしたいと思います。ジャガイモとアメリカっていう感じかも思いませんけどもね。
皆さん、ジャガイモは好きですか?日本でもジャガイモを使った料理っていうのは数多くあると思うんですけども、
ヨーロッパですね、ジャガイモはなくてはならない存在だと思いますよね。ジャーマンポテトとかマッシュポテトとかね。
米の代わりにジャガイモを食べるというところが多いと思うんですけども、もともとね、それが広まっている、ヨーロッパで広まっているジャガイモですけども、
もともとヨーロッパにはね、ジャガイモなんてものはなかったんですよ。これ以前ね、唐辛子の話とかでもしてると思うんですけども、
コロンブスがアメリカ大陸を発見して、そこからですね、アメリカとか南米、アメリカ大陸に多くヨーロッパ人が訪れることによってですね、
16世紀ぐらいにですね、アンデス山脈、ジャガイモの原産地はですね、アンデス山脈とかね、寒い地域の山脈の方なんですけど、
アンデス山脈からですね、ジャガイモというのを発見して、16世紀頃にヨーロッパに紹介されたわけなんですね。
ジャガイモっていうのはですね、毒がありますよね。ソラニンっていうね、緑色のジャガイモをしたのは危ないみたいな感じでですね、
そこの芽をね、取らないといけないみたいなことがあると思うんですけど、ジャガイモの茎とか葉っぱとかにも毒があるわけなんですね。
だから当時はですね、悪魔の植物っていうことでですね、一度ね、裁判にかけられてね、ジャガイモね、ヨーロッパで。
で、火あぶりの刑っていうですね、そういうね、判決も出てるんですよ。
で、火あぶりの刑された時にね、そのまま毒あるし、悪魔の植物って言われてたから火あぶりの刑になったんだけど、
火あぶったら多分めっちゃいい匂いだと思ったんで、当時のその裁判したヨーロッパ人ね、あれ結構いい匂いするやんみたいな感じの反応だったと思うんですけども、
それぐらい恐れられてたわけなんですよ。
ヨーロッパっていうのは非常に寒くてね、なかなか作物も育ちにくいので、そういったことでジャガイモがですね、
そういった寒いヨーロッパに適してたのにね、ジャガイモを広めようっていうことでね、広めて、今ではかっこたる地位を確立したわけなんですけども、
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で、そのままジャガイモを広めようとした時にですね、エリザベス1世ですね、16、17世くらいですかね、広めようとしたんだけど、
ジャガイモを広めるためにパーティーを開いてね、ジャガイモパーティーみたいなのを開いたんですけど、
当時ヨーロッパに胃もなかったし、ジャガイモ知らなかったんで、茎とか葉っぱとかも料理の中に使っちゃったわけなんですね。
そうするとですね、集団食中毒が起こって、こんなもんはアカンみたいな感じで、ジャガイモやめやめって感じになったんですよ。
それがね、魔女裁判というかジャガイモ裁判に繋がったわけなんですけども、そういった復位が遅れたんですね、イギリス本土ではね。
なんですけども、そのね、北方のアイルランドでは、高齢とした土地で育つ貴重な作物としてですね、
イギリスはだいたいですね、そういったエリザベス1世の大失態があったので、ジャガイモが広まるのは19世紀くらいだったんですけども、
アイルランドではですね、17世紀の初め頃から栽培が行われるようになってですね、18世紀には主食となるまでに普及したんですね。
アイルランドではね。このジャガイモのおかげで19世紀初めにはですね、300万人だったアイルランドの人口は、その後800万人にまで増えたと言われてるんですよ。
食べるものがあればそれだけね、人口増えるよねって話ですね。
ところがですね、1840年代にアイルランドでは突如としてジャガイモの病気が大流行して不作となったんですね。
この頃にはですね、アイルランドの食料はジャガイモに完全依存してましたので、
ジャガイモに大打撃も大病気が大流行、大蔓延しちゃってですね、100万人にも及ぶ人々が餓死する大飢饉となっちゃったんですね。
もうジャガイモに依存してたから。
なぜここまでジャガイモに依存して、こんなに病気が蔓延してしまってですね、多くの大飢饉、大災害になったのかということなんですけども、
それはね、ジャガイモの増やし方に非常に影響があるんですね。
皆さんね、ジャガイモを栽培したことある方、家庭菜園等で栽培したことある方はご存知だと思うんですけども、
ジャガイモっていうのはですね、種芋を育ててそれを切って植えますよね。
ジャガイモの増え方っていうのは栄養生殖と呼ばれて、出芽と呼ばれる方法で芽が出るんですね。
ソラリンのやつね。
芽が出て、切って、その芽が出るやつを植えたら、ジャガイモが育つわけですよ。
これは栄養生殖と言われて、出芽という増え方なんですけど、
なので、これね、自分の親の体から子供がぴょんってね、なんか生えてきて、それが育っているわけなので、
その子供っていうのは、親と全く同じ遺伝子をしているんですね。
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要はクローンなんですね。
要はクローンで増やしていくわけなんですよ。
ジャガイモって、サクラとかと一緒でね。
で、なので、あるいはその当時どうしたかっていうと、
いっぱいパーって植えて、一番育ちやすい品種をですね、選び抜いて、
要は一種類の品種だけをたくさん増やしていくっていう戦略を取ってたんですよ。
なので、これどういうことが起こるかっていうのをですね、
例えば、急に寒くなってしまった環境がね、
で、温度の低いところで育ちにくい種だったらですね、
同じ遺伝子クローンだから寒さに弱いですよね。
アルランドは一種類のものを選び出して増やしてたので、
一つの病気にかかって、Aっていう病気にかかりやすかったら、
Aっていう病気にみんなかかりやすいってことになっちゃいますよね。
だって全部同じ遺伝子だから、クローンで増やしてるから。
ということが起こってしまったので、
その1840年代に起きた大危機もですね、
同じ病気にかかりやすい品種ばっかりをめちゃくちゃ育ててたから、
それはみんな死んじゃうよねっていう状況になっちゃったわけなんですね。
原産地のアンデス山脈では、そういったことが起こらないように、
たくさんの品種とかを植えておいて、生き残った種をうまく利用して増やしていくっていう方法でね、
そういったクローンで増やすってことも分かってたから、
それに対処するためにたくさんの品種を植えることによって、
そういったことを対処してたんだけども、
もともと意もなかったし、そういったことはうまい地でまだ理解できてなかったので、
そういうことが起こっちゃったと。
その当時は農薬もできてたんですけども、
ブドウとかワインを作るための農薬はあったんだけど、
ジャガイモに効くような農薬とかもなかったので、
もうその大不作にやることしかなかった、
耐えるっていうかね、そういった被害を受けるしかなかったということなんですね。
大危機になって助けてっていうことで、
本土のイギリスの方に助けを求めたんだけども、
当時のイギリスはアイルランドを賊国のようにみなしていたので、
もう別に知らんわみたいなね、
もう別に多様性意識も勝手にやってみたいな感じだったので、
イギリスに対して深い不信感を持ったんですね、アイルランド人の方々はね。
この出来事が後にアイルランドの独立運動へと繋がっていったということなんですね。
大危機によって食料を失ったアイルランドの方々はですね、
故郷を捨てて新天地のアメリカを目指すことしかなかったんですね。
その数は400万人にも及ぶというふうに言われております。
当時のアメリカっていうのはですね、
西部開拓が終わり、いよいよ本格的な工業化が始まろうとしている時期であったので、
この時に移住してきたアイルランド人がですね、
大量の労働者としてアメリカ合衆国の工業化や近代化を支えたというわけなんですね。
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こうして国力を高めたアメリカ合衆国は、
やがてイギリスを追い越して世界一の工業化へと発展を遂げていくという、
この工業化発展を遂げていったその縁の下の力持ちじゃないけど、
それを支えたのはですね、
基金で自国がもう生活できやんということで逃げてきたアメリカで、
工業化発展させたのはアイルランド人のおかげということなんですね。
このアメリカに移住したアイルランド人の成功者の中にはですね、
ジョンF・ケネディ大統領のヒージーちゃんにあたるですね、パトリック・ケネディとかですね、
さらにレーガンやクリントン、オバマなど多くの大統領がアイルランド系の人物だし、
ディズニーランドを作ったウォルト・ディズニーとか、
マクドナルドの創業者であるマクドナルド兄弟もアイルランド系なんですね。
その影響も測り知れないということなんですね。
なのでジョンF・ケネディのヒージーちゃんもアイルランド人でアイルランドが来てましたので、
もしも基金がなかったら、アイルランドに来てなければ、歴史にもしもないんだけども、
ジョンF・ケネディも大統領になってないし、アポロの月面探索もなかったかもしれないというぐらいですね、
ジャガイモがアメリカを作ったと言っても過言ではないということなんですね。
ジャガイモの不作がなかったら、今のアメリカ大陸かもっと違ったアメリカか中国はね、
もっと違ったようになっているのかもしれませんということなんでございますね。
ジャガイモすごいよねというところですね。
皆さんジャガイモ料理にたくさんありますけど何が好きですか?
私はジャガーバターが好きなんですけどもね。
そういった歴史を作ったジャガイモということを感じながら、
ジャガイモ料理を食べるとまた違った味が出てくるのかなという感じでございます。
ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆さんさよならバイバイ。