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はい、みなさんこんばんは。元公立高校理科教授のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっとちょぼっとサイエンスに触れていただいて、
科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、今日はめちゃくちゃ暑かったですね。
今季一番の暑さのところもあったというぐらいですね。
めちゃくちゃ暑かったですね。
いや、ほんまに暑かった。
6月の最初とかね、ほんまに梅雨くるんかっていうぐらい晴れてた時もあったじゃないですか。
そんなんとは比べ物にならないぐらい、ほんまに暑かったですね。
本当に熱中症の各地で心配もありましたし、
本当に暑いなということと、まだ熱を追いかけはしておりませんけども、
じめじめした感じとこの暑さ、気温、高温、
これがもうめちゃくちゃダブルパンチぐらいの勢いで、
ほんまに暑かったなという感じなんですけど、
このくそ暑いのにですね、
今日から新紙幣が発行されましてですね、
銀行で並ぶ人も見られたんですけども、
両替したいかなと思ってね。
プレミア感あるんですかね。
福沢諭吉だろうが、渋沢栄一だろうが、
新紙幣になっても同じ1万円、1万円ですからね。
そんなに新紙幣もらいたいかなと思ったんですけども、
20年ぶりに新紙幣が発行されるということでね、
今ね、QRコード決済とかね、キャッシュレス決済を言ってるのに、
お札なんかすらんでええやんとか思うんですけどね。
それするだけにね、めちゃくちゃお金かかってますし、
コストかかってますから、
そんなね、せんでええんちゃうとか思うんですけどね。
皆さんどうですかね。
ゲットしましたかね。
まだその一般の店舗等で新紙幣になるのは、
明日が本格的というところなんですけどもね。
1万円札の渋沢栄一はですね、
1902年から1904年までですね、
韓国でね、自分の顔をね、
肖像画にしたね、お札発行してるんですよ。
120年ぶり2回目みたいなね、
めちゃくちゃ昔強かったけど、
現代になって、
久しぶりに支援出たみたいな高校になってますけど、
それぐらいですね、韓国でね、
お金発行してるんですよね。
韓国の銀行は牛耳ってね、
それいろいろ諸説ありますし、
いろいろ評価もあるんだけど、
韓国経済は発展させたっていう反面、
資本主義の知事と言われてる反面、
韓国の経済を乗っ取ったみたいなね、
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いう評価もされてるわけでですね、
なかなかちょっとね、
評価は鈍されてるわけなんですけども、
120年ぶり2回目の新紙幣が発行されたということでね、
私もそのうち手にするのかなという風に感じはしてるんですけども、
新紙幣ね、基本的にキャッシュレス決済なんでね、
あんまり紙幣にプレミア感はないんですけども、
ということでね、
今日のお話はですね、前置きは長くなりましたけども、
今日のお話は、水分の不足は腸内環境を悪化させ、
感染症にもかかりやすくなっちゃうよっていうね、
お話をしたいなと思います。
これはマウスの実験なので、
すぐに人間にフィードバックは難しいところもあるんですけども、
何かと言いますとですね、
水分摂取を制限したマウスは、
通常のマウスに比べて便通が悪くなるだけではなく、
腸内細菌のバランスが崩れ、病原菌の排出にも時間がかかることを、
最近ね、論文で発表されたというところなんですね。
これね、どういった実験で、
どこの大学がやったのかということなんですけども、
北里大学、北里大学誰ですよね、
千円の北里柴三郎の北里大学ですね。
あまり言えてないけど、北里大学ね。
北里大学薬学部微生物学教室の金教授らのグループはですね、
食事が腸内環境に与える影響は多く研究されているけれども、
水分に着目した研究はなかったことから、
今回の実験を始めたみたいなんですね。
水分量はどれくらいの体の影響が生まれるのか、
水分と健康状態についてね、
そこに注目して研究したということなんですね。
一般的にですね、水分不足で便秘になるというふうに言われているものの、
それ以外の影響もあるのかを調べる狙いもあったということでですね、
水分と便秘は関係しているけども、
それ以外、水分あまり取らなかったら感染症とか、
免疫機能についてもどうなのということを調べたわけなんですね。
マウスはですね、実験ごとに3匹から20匹ずつを使ったということで、
マウスはですね、そもそもね、
1日3から5ミリリットルの水分を取るというふうにされているんですね。
通常のマウス、1日3から5ミリリットルの水分を取るマウスと、
飲水を25%制限したマウスと、
50%制限したマウスの3群を用意して比較したんですね。
2週間実験をして、2週間制限すると体重が減って食欲がなくなって、
排便量、うんちの量が便に含まれる水分量も減ってきたと。
でも、いずれの群でも脱水症状は起きなかったということで、
脱水症状を引き起こすほどの飲水制限ではないんだけども、
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水を減らした群、水を減らす量を変えた群で、
普通に飲水をしていたマウスということで、3群に用意して研究したんですね。
その結果どうなったかというとですね、腸内細菌を調べたんですよ。
その3群のマウスをね。
そうするとですね、飲水を制限した群では、
大腸内部の菌の総数が増えていたということなんですね。
大腸の表面を細かく観察すると、
通常の群では免疫によって腸の細胞が守られていたんだけども、
飲水制限群では水があまり飲まなかったグループでは、
免疫に乱れが生じて感染しやすい状態になっていたと。
要はあまりよろしくない大腸菌が増えたということですね。
特に50%制限群では免疫のバリア機能が失われていたということでですね、
水あんま飲まんとやっぱり免疫機能に乱れが生じてしまうと、
腸内細菌のバランスが崩れちゃうということなんですね。
さらにマウス特有の腸管病原性大腸菌を感染させたところ、
通常群より制限群の方が水あんま飲まなかったグループの方が
菌の排出に時間がかかったということなんですね。
具体的には通常群は12日目から菌の数が減り始めたんですけども、
ちゃんと排出してたんだけども、
制限群は18日目から減少し始めて、
6日間も差が出たということなんですね。
便通の良さとかそういったものも、やっぱり水飲まないといけないということなんですね。
その理由をどんどん調べていくと、
病原細菌を排除したり、腸内環境を整えたりするための細胞があるんですけども、
それはTH17という細胞なんですけども、
飲水を制限されていたグループでは、
TH17細胞は非常に減って、有意に減少したということで、
病原細菌を排除したり、腸内環境を整えにくい環境になっていた。
それは水が制限されていたということなんですね。
さらにTH17が本当に水不足によって減っていくのかということを調べたんですね。
このTH17を働かせるためには、
細胞表面にある水分を取り込むためのタンパク質、アクアポリンってあるんですけども、
アクアポリン3を欠損した、取れなくしたグループと、
通常のグループを準備して細胞を観察したところ、
アクアポリン3がなくなるとTH17も合わせて減少することが分かったと。
アクアポリン3から水を取り込んでTH17の細胞を作り出すことに使うんですかね。
そういう流れになるんだけども、やっぱり水ないとアクアポリン3も減少すると、
TH17も減少するから腸内細菌とか免疫機能も低下するよと。
やっぱり水関係あるよねということなんですね。
これらの結果をまとめると、水分が不足すると腸内環境が悪化し、
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免疫の機能がうまく働かなくなって、感染症にかかりやすくなってしまったりとか、
感染した場合に菌の排出に時間がかかったりすることが分かったということで、
やっぱり水は大事だよね。ちゃんと飲まなきゃいけないということなんですね。
キン教授は、食物繊維や乳酸菌は腸に重要だと言われていましたけども、
腸内細菌を整えるということで乳酸菌を摂りましょうとか、
野菜を炊きましょうとか、食物繊維を摂りましょうと言われていたけども、
水分もそれに匹敵するくらい大切だということが分かったよと。
これがすぐに人間にフィードバックができにくいかもしれないけども、
それを示唆する研究結果として大いに評価されているという話なんですね。
マウスの実験ですので、これを人に置き換えて、
水の必要量は人の場合は1日2.5リットル程度と推定されておりますので、
今後はこれを人に置き換えて、飲水制限グループとかマウスのように作って、
2.5リットルからちょっと減らすとか、2.5リットルしっかり飲んでもらうとか、
そういったことをして腸内細菌とかの働き、免疫の計画が確認されるかどうかというのを、
今度は人間で調べてみたいというふうに夢が広がるというか、
化学技術はどんどん進歩していきますから、
化学の次なる問いについて研究していこうという流れになっているということなんですね。
マウスの実験なので、なかなか人には置き換えられないかもしれませんけども、
同じ哺乳類ですから、我々も水分を取らないと便秘にもなっちゃいますし、
免疫機能という関係にも関係しているのかなということは、
少なくとも言えるかなと、ちょっとは関係あるんじゃないかというふうに感じています。
ということで、これからどんどん暑くなりますからね。
今日もめちゃくちゃ暑かったですから、しっかり水分を取りましょう。
熱中症対策にもなるし、腸内細菌を整えて、免疫機能の向上にもつながりますから、
しっかり水分を取りましょうということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。