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こんにちは。北海道千歳市のフリーランスママの日々です。
この番組では、北海道の地方都市で、ITエンジニアとしてフリーランスで働くワンママの日々について、いろいろとお話ししたいと思います。
今日は、2023年7月13日の木曜日。蒸し暑い日々が続いている北海道です。
そんな中、小学校のPTA活動で、絵本の読み聞かせをしてきた話をしたいと思います。
絵本の読み聞かせは、子育て中のママ、パパさんだったら何回もしたことあると思うんですけれども、
でも、場所が小学校で、先生も含めてたくさんの聞き手がいる中で、読み聞かせをしたことのある方は、そんなに多くないのではないでしょうか。
私も今回が初めてで、準備に結構時間がかかりました。
本を選ぶのも、2,3回一人で私立図書館に行っていろいろ読んでみたり、
本が決まってからも、実際に音読して時間を測ってみたり、結構いろいろありました。
でも、終わってみると、なんだか充実感があります。
で、一つ知ったことがあるので、ご紹介してみます。
今って、YouTubeなどの動画で、絵本の読み聞かせ動画がいっぱいあるんですけれども、
絵本の著作権には注意しなくてはいけないんですよね。
で、確かめ方なんですけれども、
著者や出版社に許可を取って、読み聞かせ動画をアップしている場合は、概要欄などにその記載がありました。
動画のトップ画像に、公式って書いてあるものもありました。
そして、青空文庫っていうサイトのことをかなり久々に思い出して、
ホームページを見てみました。
青空文庫の説明を、ホームページから抜粋させてもらってご紹介します。
著作権の消滅した作品と、自由に読んでもらって構わないとされたものを、
テキストと、エクスプローゼーションと、
電子化した上で揃えています、ということです。
なので、ここにある小説などの作品は、読み聞かせ動画などを使ってアップして大丈夫なんです。
知っておくと何かに使えそうかなと思って、ご紹介してみました。
ついでに、青空文庫から一作品、朗読してみようと思います。
ゴンギツネで有名な、ニーミー・ナンキチさんの短編で、
デンデン虫の悲しみ、という作品です。
全部カタカナなんですよね。つかかったらすみません。
では、読んでみます。
デンデン虫の悲しみ、ニーミー・ナンキチ、
デンデン虫の悲しみ、ニーミー・ナンキチ、
デンデン虫の悲しみ、ニーミー・ナンキチ、
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一匹のデンデン虫がありました。
ある日、そのデンデン虫は、大変なことに気がつきました。
私は今までうっかりしていたけれど、
私の背中の殻の中には、悲しみがいっぱい詰まっている、ではないか。
この悲しみは、どうしたらよいでしょう。
デンデン虫は、お友達のデンデン虫のところにやって行きました。
私はもう生きていられません。と、そのデンデン虫はお友達に言いました。
何ですか。と、お友達のデンデン虫は聞きました。
私は何という不幸せ者でしょう。
私の背中の殻の中には、悲しみがいっぱい詰まっているのです。
と、はじめのデンデン虫が話しました。
すると、お友達のデンデン虫は言いました。
あなたばかりではありません。私の背中にも悲しみはいっぱいです。
それじゃ仕方ないと思って、はじめのデンデン虫は別のお友達のところへ行きました。
すると、そのお友達も言いました。
あなたばかりじゃありません。私の背中にも悲しみはいっぱいです。
そこで、はじめのデンデン虫はまた別のお友達のところへ行きました。
こうしてお友達を順々に尋ねて行きましたが、どの友達も同じことを言うのでありました。
とうとう、はじめのデンデン虫は気がつきました。
悲しみは誰でも持っているのだ。私ばかりではないのだ。
私は私の悲しみをこらえて行きなきゃならない。
そして、このデンデン虫はもう嘆くのをやめたのであります。
おしまい。
はい、以上です。長編小説だけじゃなく、こういう短編も結構ありました。
ちょっとした読書にも使えますし、こうやって朗読をポッドキャストや動画にしたい方にはおすすめです。
それでは、そろそろクロージングにしたいと思います。
次回は2週間後の火曜日か水曜日、今日木曜日なんですけれども、はい、お昼頃配信したいと思います。
よろしければまた聞きに来てください。
ではまた次回お会いいたしましょう。
