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おはようございます。2024年6月24日月曜日、あよはたです。この番組Catalyst by Publidiaは、週3回国内外のメディア出版に関するニュースについてゆるく解説する番組です。
ほぼ週3回午前中に配信をしています。 今日のトピックは海外ファンドがめちゃコミ運営会社を買収についてです。
こちらはですね、以前5月にブルームバーグがめちゃコミの運営会社を複数のファンドなどが買収するのに応殺しているという報道が出まして
電子書籍業界ではかなり盛り上がったニュースで
ちょこちょこもう6月に入ってから アメリカの投資会社のブラックストーンが
買収が決定したみたいな話で出てて、正式に19日にTOBを行うということで
決着がついたという報道が出ました。
めちゃコミっていう電子書籍のスターを運営しているのはアムタスというところなんですけど、そこの親会社が
インフォコムというところで、そこのインフォコム自体を2800億円で買収するということで
そのブラックストーンは日本においては過去最大の投資案件ということが報じられています。
5月の最初の報道だと 2000億円規模の買収がされるという話だったんですけど
結果2800億円とかなり上々となりまして 5月の報道の時にはソニーグループの
ソニーミュージックエンターテイメントとかKKRとかが検討しているという報道が出てたんですけど
結果的にはかなりの数の会社が手を挙げてたという話で
報道が出ていたのと あとはブラックストーンが一番高条件の
定場していたというのは その株を持っている定陣が
発表していました。 私自身も電子書籍業界に全職いたというところもあったりして
ソニーグループのソニーミュージックエンターテイメントが買収するとちょっと面白いことになるなーっていうのはちょっと期待をしていたんですよね
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ソニーミュージックエンターテイメントってまあいろいろ迂々曲折を経てブックリスターという取り継ぎをグループに持っていて
単独の株主ではないんですけど他にKDDIとトップアンと朝日新聞が株主にいるんですけど
あとはソニーのリーダーストアも持ってたりで そこらへんの買収があれば再編がされるのかなと期待をしていたんですけど
ブラックストーンに決まりましたというところですね まあメチャコミの運営会社っていうところでかなりメチャゴミがすごい
かなり押し出されている感じではあるんですけどインフォコム自体は メチャコミとヘルスケア事業
の持ってたりとかしてましてヘルスケア系の事業は電子カルテシステムとか 医療情報システムの開発提供とか多くなっていて
売上としては全体の32% メチャコミが68%を占めてて売上的にはメチャコミの方が多いという状況で
なってますというところですね 会社全体としては売上としては
800 840億ぐらいですかね
かなり規模としては大きいというところにはなっています メチャコミ自体も2023年度に571億の売上と75億の営業利益を生み出しているという
ところで しっかりとして黒字運営をしているという会社になっています
571億という規模感がどれぐらいかというと コミック中心で売上がパッと開示されてて分かりやすかったので
ブックライブさんを出し ブックライブもあの特番の ブックライブは特番のグループ
あとCCCか入ってたりするんですけど それは2023年度の売上が250億円
なのでメチャコミ自体はそのブックライブの2倍ぐらいがあるという感じになっています でまぁ
なんでこれだけの会社が 大きい規模の会社がキャッシュも生み出しているのに売られるのかっていうのが
まああの先ほど言った通り定陣が持ってまして 定陣って聞くとあの
わかる人だったらわかると思うんですけど 繊維系の会社だったり あと医療機器がかなり強い
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定陣のっていうのはそういうブランド力がある会社になっています で会社のホームページを見るとあの事業
ポートフォリオの変革というところで結構事業整理をしていってるという状況みたい でしてその一環で
売却が決まったという話みたいですね でまぁあのこの煽りというか中であの定陣ってあの昔ちょっとあの小ネタというか
一昔前とかだとあの銀座に定陣メンズショップというのがあって 紳士服系ではちょっと一時代を作った
とこでもあるんですけどこれも店舗自体が全部閉鎖になって通販だけになって別の会社に
でも子会社には残っているのか まあだから店舗運営自体はもうほぼやめてしまったという感じなのでもかなり
そうした意味でこう シナジーがない会社の売却で規模が小さいものに関しては縮小
ただ本業が繊維なので完全に辞めるというわけではなくて通販だけ残してっていう 感じみたいなんですけど
そういうことをやっているみたいです でまぁめちゃこみ
まあ571億売上があって営業利益もしっかり出しているというとこで 安泰化というと
まあ結構そのこれからやっぱり電子書籍ストア全般結構大変さがあるのかなっていう のがちょっと感じているところがあって
あのインプレスのインプレス総合研究所の電子書籍ビジネス調査報告書2023の市場規模の グラフを見ると年々成長というか伸びてはいるんですけど
やっぱ2021年ぐらいから成長率が20%成長からちょっと鈍化はしていって 翌年以降は結構
成長自体は結構鈍化傾向になっているというところにはあります なのでまあ単純に今までの事業をやっているだけだと
事業成長は見込めないという可能性もあるし そこら辺をどう考えているのかというのはちょっと気にはなってますね
まあ今までの事業というのはいわゆる単純に電子書籍を仕入れて販売していくっていう ところの話だと思うんですけど
電子書籍ストア自体は各社それぞれオリジナルコンテンツを作るっていうので 編集部作ったり
どこか別の会社と組んで原作の開発みたいなのを行って 映像化をやったりとかもしてるんですけど
もともとその映像化自体も そんなに高い金額が取り入れされるわけではなくて
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やっぱりその波及効果でコミックが売れるっていうところで 売上が積まれていくって話にはなっていくんですけど
まあ難しいですよね 深夜枠のドラマで映像化されて そこでの単体の映像の収入っていうのもどれぐらい見込めるかっていうのは
正直厳しいとこはあるとは思うんですよね
なのでおそらくはウェブトゥーンとか今後新たな展開というのはしていくんだろうなぁと思うんですけど
やはりちょっとこのニュースを見ていろいろと調べていく中で感じたのは
電子書籍ストアってユーザーさんの課金情報とかメールアドレスとか直接的につながっているというところがやっぱり強みがあるので
そこで 購入履歴とかからやっぱりその好まれるようなコンテンツを開発したりとか
いろいろと次の展開というのもやっていけるなーっていうのはあるんですけど 出版社とかだと直接つながっているっていうところは
漫画アプリを最近やっぱりいろいろと増えてきているところがあるので 直接つながっているといえばつながってるんですけど そのつながりをうまく次のビジネスに
展開していけるかどうかっていうのはやっぱりちょっとこう 難しさを感じたり
データ分析自体はおそらく各社やってると思うんですけど やっぱり次の事業開発というところでは
うまくいかせれるのかどうかというのはちょっと感じるところがありまして なのでおそらくめちゃこみ関してはこれからいろいろと仕掛けていくんだろうなぁ
というのは個人的には見ています
はい今日のカタリストはいかがだったでしょうか 本日のトピックで触れたニュースなどは概要欄にリンクをしています
この番組では皆様のコメントやご感想をお待ちしています Xでコメントいただけると嬉しいです
それではカタリストバイパブリディア時間の配信でお会いしましょう 綾畑でした