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2024-05-15 16:33

#10 KADOKAWAの2024年3月期の決算発表をよむ

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週3回ゆるく、国内外のニュースや出版に関して解説します。

毎週、Publidiaというニュースレターも出していいます。
https://ayohata.theletter.jp/

<今回のトピック>

KADOKAWA 2024年3月期 通期決算

<出演>
ayohata https://twitter.com/ayohata

<関連情報>

メディア関連ニュースのまとめ|アヨハタ|note

00:11
おはようございます。2024年5月15日水曜日、ayohataです。
この番組Catalyst by Publidiaは、週3回国内外のメディア出版に関するニュースについて6回説する番組です。
ほぼ週3回午前中に配信をしています。
今日のトピックは、KADOKAWAの2024年3月期の決算発表をよむ、です。
ということで、先日KADOKAWAの2024年3月期の決算発表が出まして
かなり周りでは話題になったので、ちょっとそれについて触れたいと思います。
KADOKAWAは言わずとも言わなくてももうわかるぐらいの大手の出版社にはなるんですけど
グループの中にはニコニコ動画を持つドワンゴとか、あと教育機関のN中東部とかN高、あとバンタン
ゲーム系だとフロムソフトウェアとかチューンソフトとか持っている
結構多岐にわたる出版社になっていまして
出版社の中でも上場している出版社ってちょこちょこあるんですけど
いわゆるその大手4社の中では唯一上場している出版社にはなります。
話題になってたポイントとしては、売り上げの規模もそうなんですけど
アニメーションの部分で推しの子がかなり貢献していたというところ
推しの子自体は主演者ですね。主演者の作品なので、アニメの部分でのIPでの売り上げが
結構影響があったというところみたいで
別の出版社のところアニメで関わっていて、そこで売り上げが出るというモデルで
これが再現性がある話なのかどうかみたいなところも含めて見ていければなと思います
実際、カドカワの2020年3月期の決算
売り上げが2581億、営業利益が184億で
営業利益率は7.1%となってます
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主だった中でのセグメント別の売り上げでいくと
出版IPの部門が売り上げが1419億、営業利益103億
アニメ実写映像が売り上げ460億、営業利益45億
売り上げの半分ぐらいは出版IPの部門ではあるんですけど
アニメもそこそこアニメと実写ですね
いわゆる映像系のところはもう結構向上ではあるのかなと思います
実際、前の期は売り上げどうだったかというと
売り上げは2554億、営業利益は259億
最新の期と比べると売り上げはちょっと伸びてますけど
営業利益が落ちてるというところになってます
セグメント別で見ると前の期は出版IPが1400億、営業利益131億
出版IPは売り上げちょっと上がってますけど
営業利益が30億ぐらい落ちてるというところ
アニメに関しては実写432億、売り上げが432億、営業利益21億
売り上げは28億ぐらい上がっていて
営業利益は24億上がってるという形ですね
出版IPに関しては
ここに関してはやっぱりあの
なんでしょうね、やっぱりあの
紙とか原価が上がっているとかっていうのもあったりとか
ただここ自体は電子書籍も含めて入ってる部門なので
そこを通ったりしてってという感じにはなってますね
会社として売り上げが2581億、出版の売り上げ1419億というのが
実際に他の出版社と比べてどんな感じなんだろうっていうところでいくと
一例として2022年の就営者・降壇者の売り上げでいくと
就営者は売り上げ2096億、降壇者は2022年売り上げ1720億
会社の売り上げ的に言うと
この2社を門川としては売り上げを超えてますけど
出版IPだけで限っていくと門川が1419億
就営者が2096億、降壇者が1720億なんで
まあちょっと並んでってる感じにはなってますね
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まあ就営者も降壇者も出版部門とは言いつつ
出版社なんですけどいろんな事業もやってるので
大変紙の書籍・電子書籍とか広告ビジネスをやってるので
出版IP部門だけで比較していくと
どんどんぐらい
ただそうですねちょっとアニメの売り上げとかも
就営者・降壇者もおそらく入ってるので
ちょっと単純には比較できないなっていうのはあるんですけど
門川自体全体とかあと出版IPアニメとか組み合わせても
まあ近い規模感にはなってきてるという感じにはなってる
ルートを捉えてもいいのかなと思います
まあちょっと門川の場合は
その出版IPというのがどういう事業が入ってるかっていうと
書籍の売り上げもそうなんですけど
電子書籍ストアのブックウォーカーという事業も持ってるので
海外事業自体も結構出版
あとラノベとかの展開をアジア地域でやってたりもするので
正直かなり多岐にわたって広げてってるというのは印象としてはあります
ただ出版IPに関しても人材投資もそうですけど
原価などの紙の値段とか流通の費用とかも含めて
いろいろ上がってきてるので
コストがやっぱり加算できてるというところで
営業利益に関してはやっぱり圧迫してるのかなという感じですね
決算資料の中での前年からの営業利益の変動理由みたいなのがあって
それを見ていくと面白いんですけど
上がってる増分に関してで言うと
やっぱ電子書籍がかなり成長してってるというところと
ただちょっと売上認識のタイミングとかっていう
会計の話でちょっと増える要因もあったりとかもあって
ちょっと伸びてるというのはあるようですが
全体的に電子書籍コミックに関しては伸びてるというところですね
ただやっぱり当然増える分があると減る分もありまして
国内の紙書籍とかメディア運営してるメディアとかの減収影響もあったり
あとはやっぱり原価が増えているというところ
あとは海外の紙書籍に関しても返品像とかもあったりして
やっぱりコストがかかってきてる部分とか
あとは製造部門とかの設備投資も結構かかってるらしく
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そこら辺を慣らしていくと前年より下回る
営業利益に関しては下回るという感じになってますね
で実写アニメに関しては結構ヒット作が出たというので
なんか私の幸せな結婚とかと
北野たけし監督の首とかカラオケ以降マッチング
土屋太夫さんとか出てるやつですね
カラオケ以降もすごい流行ってヒットしたというところもあったりして
あそこも結構伸びてる要因みたいですね
結構そこがなかなかIPの部分は面白いなというところはありますね見てて
この資料の中で面白かったのがですね
これはどの作品が売上高が高かったものっていうのは作品ごとに載っていて
推しの子がかなり30億超えてる感じで
おそらく40億近いぐらいの売上が映像関係で売上が出ているというところ
で次が影の実力者になりたくて
で次はブンゴストレイドックスとかでダンジョン飯
私の幸せな結婚とか
推しの子が自社で権利持ってないんですけど
かなりの売上が出ているというところが
かなりのモンスター作品なんだなーっていうのは見てて感じました
まあそうですね
こういうのを見ると門川の出版社というか
総合IP企業になってきてるなーっていうのは
正直感じるところではありますし
結構長年やっぱりM&Aを描けてきたっていうところが
やっぱり大きいのかなーというのはやっぱり思いましたね
門川のホームページの中に写真があって
そこの中でこの年にこういうことがあったみたいなことを書いてまして
例えば2004年とかだと門川大英が門川映画に社名変更
だからその前に大英を買ってたりとか
あとはですね
ここら辺から門川はそうですね
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厚木メディアワークスを設立したり
2009年に中継出版が入ったり
魔法のアイランドが2010年に入ったり
2010年に同案ごと提携をして
2010年に門川コンテンツゲートがブックオーカーに社名変更となってますね
2003年か2012年でここからが結構なかなかありまして
2013年に門川の旧社合併ですね
旧社合併ではなかなか結構すごかったみたいですけど
その後はいろいろとまだまだ
フロムソフトウェアですね
フロムソフトウェアを2014年にグループにして
ここが去年で言うとエルデンリングとかが大ヒットしてなったりとか
2014年に同案ごと提携統合
これもでかかったですね
とかそういうのがかなりいろいろと
で2016年は閣与もスタートしたり
もうそうですねいろんなことをやっていってる感じなんで
正直言うとあの
もともといわゆる実写映画も手掛けていてて
まあ時代的にはやっぱりそうですね
昔本当に実写映画をめちゃくちゃやってた時期もあったりなので
もともとメディアミックスをよくやってた会社なので
他の出版社よりは先行して
そういうことをよくやってきたというとこと
そうですね映画大英も買収してとかっていう話もあるので
でかつ結構いろんな事業をやってたりとかもすることを考えると
結構その幅広くいわゆるその事業をやってるという感じになっていて
ゲームアニメに関しては他の出版社も後追いで
いろいろとやったりとかはしていますけど
門川の規模感とか質的なところとかは
そこまでできてないのかなっていうのは
なんか見てて感じる部分ではあります
特にゲームとかに関しては
門川もフロムソフトウェアを買収したというところで
グルーブに入ってもらってるというところではあるので
やっぱりゼロから本や雑誌を作るのとは全然違うロジックなので
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基本的に同じことは買収していかないと
なかなか同じようなことはできないのかなっていうところと
買収自体も結局
やっぱり良い買収と悪い買収というのがありまして
うまくシナジー効果が出るとか
あんまり関与しすぎずに
ちゃんと成長させていくとかっていうところも
門川に関しては結果論
すごくうまくいってる会社だなとは感じています
だからやっぱり出版社の強さというのは
面白いコンテンツを作れる部分ではあるんですけど
それ以外の事業に関しては
やっぱりちょっと弱いところが
やっぱり人材面としてはあるなとは思いますので
そうしたところが門川は
やっぱり過去いろいろやってきた経験の蓄積が
やっぱり外部の人材をいろいろ受け入れるということは
いろいろありましたけど
やっぱり結果が出てる会社だなというのは
個人的には思いました
今日のカタリストはいかがだったでしょうか
本日のトピックで触れたニュースなどは
概要欄にリンクをしています
この番組では皆様のコメントやご感想をお待ちしています
Xでコメントいただけると嬉しいです
それではカタリストバイパブリディア
次回の配信でお会いしましょう
有畑でした
16:33

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