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2023-12-04 18:21

読書ラジオ『きみのお金は誰のため』田内学

いつも聴いていただきありがとうございます。

⭐︎本紹介
きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」 https://amzn.asia/d/fXYChQs
(配信の冒頭部分は本の説明文・あらすじを読み上げています。)

⭐︎自己紹介
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#読書 #読書感想 #読書ラジオ
#贈与
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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。
今日は、君のお金は誰のため、田内学さんの本について話してみようと思います。
話題不当、アマゾンベストセラー総合一位。大人も子供も知っておきたい経済教養小説。
所得、投資、貯金だけじゃない、人生も社会も豊かにするお金の授業開講。
お金の本質がわかると、人生の選択肢が増える。お金の不安がなくなる。
ということで、あらすじとしては、
ある大雨の日、中学2年生のゆうとは、ひょんなことで知り合った投資銀行勤務の七海と共に、謎めいた屋敷へと入っていく。
そこにはボスと呼ばれる大富豪が住んでおり、この建物の本当の価値がわかる人に屋敷を渡すと告げられる。
その日からボスによるお金の正体と社会の仕組みについての講義が始まる。
ということで、経済教養小説ということで、
物語調でお金の謎と社会の仕組みを教えてもらえる本になります。
主な登場人物としては3人。
中学2年生のゆうと、ひょんなことで知り合った投資銀行勤務の七海、
そして2人が襲わる、ボスと呼ばれる大富豪の3人ですね。
ゆうとと七海がボスからお金の謎と社会の仕組みを教えてもらえるという、
そんな講義スタイルの小説になっております。
物語としても結構面白くてですね、前半から中盤にかけて色々伏線が仕込まれていくんですけれども、
最後綺麗に回収してくれるという、今時の爽快感のある面白い小説でもありました。
なので、お金とか社会の仕組みなんてキーワードで、
ちょっと難しい話はね、みたいに敬遠されがちだと思いますけれども、
この本はとっても読みやすいし、分かりやすいので、誰でも読んでもらえるような本かなと思います。
お金の謎と社会の仕組みということで、
私も私たちもお金に関する不安って本当にたくさんあるし、大きな関心ごとの一つでもあるなと思います。
例えば、今世界の情勢が不安定な中、日本の少子化が進んでいると、
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どれだけの資産を外貨で持っておくべきなのかとか、
来年から始まる新ニーザー、どうやって、どこに投資したらいいのか、
何年間で非課税枠の1800万使い切るようなシミュレーションができるのか、みたいな。
もっと身近なところで言うと、今やっている仕事で将来、老後の間でしっかり生き抜いていけるような所得が得られるのか、
転職したいけれども、どんな会社を選べばいいのか、またはこれから就職する人にとってはどんな業種業態が自分が一番幸せになれるのか、みたいな。
お金に付随する関心・悩み事っていうのは人それぞれだし、もう誰もが持っていると言えるかもしれないですよね。
で、この本は具体的な投資戦略を教えてくれるわけでもないし、節約術が書かれているわけでもない。
所得の増やし方が書いてあるわけでもないんですね。お金の謎と社会の仕組みが書いてある。
それでどういうことかというと、
お金の謎その1、お金自体には価値がない。お金の謎その2、お金で解決できる問題はない。
お金の謎その3、みんなでお金を貯めても意味がない。格差の謎、退治する悪党は存在しない。
社会の謎、未来にはゾウよしかできない。最後の謎、僕たちは一人じゃない。
ということで、え、そうなの?
が、そうだったのか?読んでみると変わっていく。
この6つの謎がそうだったのか?に変わった時に、今までとは世界の見え方がきっと変わるでしょうと。
お金の本質がわかると、人生の選択肢が増える。お金の不安がなくなる。
ということで、直近のね、いろいろ様々なお話で、お金に対する不安とか、悩み事があるわけですけれども、
そういうものを、お金の本質、経済の本質を知っていくことで、不安をなくしていきましょうと。
不安をなくすというと語弊があるかもしれませんが、誤解やバイアスによる過度な不安だったり、
思い込みをなくしていこうと、そういうお話かなと思います。
で、私が勉強になったのはですね、贈与に関することですね。
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この本の参考文献に、近内唯太さんの、世界は贈与でできている資本主義の隙間を埋める倫理学。
2020年にニュースピックスのパブリッシングから発売されている本なんですけれども、
この世界は贈与でできているという本、気になっていたけど、まだ読んだことがなくてですね、
私はお金というものは、要するに貨幣というものは、交換の仕組みであるというふうに思っていたんですよね。
で、交換ではなく贈与なんだというのが、この君のお金は誰のため?という物語の終盤に出てくるんです。
で、ボスはナナミというとに、面会の度に宿題を出して、次の面会までに考えてきてね、と言うんですけれども、
最後の方ですよね。お金の勉強を何度もやって、何度も面会して宿題を考えてきて、最終段階に入って、
ボスはこんなことを言います。
僕らは良くも悪くもお金に惑わされているんや。
このお金という存在を取り払うと、経済の風景も全く別物に見えてくる。
それは贈与や、というんですよね。
僕らはお金と商品を交換したり、お金と労働を交換していると思っている。
せやけど、実は全部が贈与や。
お金に惑わされたおかげで、贈与が交換に見えるようになったんや。
ということで、まさに私のことかなと思いましたが、
交換で考えているうちは行き詰まってしまう。
それを贈与という枠組みで考え直してみなさいということです。
世界は贈与でできている。
それはどういうことかというと、お金が存在しない時代は、物と物を交換していましたよね。
そこに便利なものとして、お金、貨幣というものが存在して、貨幣と物を交換することで、
実際に手渡しできないものだったり、財みたいなもの、サービスみたいなものも交換ができるようになっていた。
そういう風に経済が発展していったという風に思っているけれども、
それは交換だけではなく、贈与による経済の発達があったということですね。
何かを渡して何かを直接受け取るのではなく、未来に対して何かを渡す。
それはお金だったり物だったりするかもしれないんですけれども、それが贈与であると。
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例えば、自分の子供に学校に行かせるということも、投資というか贈与ですよね。
未来のために何かしようと思う。勉強することもそうかもしれないし、健康にお金を使うこともそうかもしれない。
未来のために何かしようと思うということが贈与であって、さらにその行為が次の贈与にどんどん繋がっていく。
そんな風に考えていくと、交換だけでは自分とその隣にいる人の関係、狭い経済でしかないんですけれども、
贈与という風に考えていくと、その交換の輪がどんどん先にも広がっていって、さらには時系列を超えて未来にも繋がっていくようになっていく。
そんな風に世界を広く、さらに未来のことも含めて考えていくと、自分の時間やお金をどういったことに使っていく。
自分にとってどういう使い方が自分の幸せに繋がったり、自分の大切な人の幸せに繋がるのか、そんな風に考えていける。贈与ってそういうことかなという風に思いました。
この贈与、世界は贈与でできている。その結果僕らは支え合って生きていけるし、より良い未来を作れる。それを補っていけるのがお金だと、僕は位置づけているという風にボスが言います。
将来、今、子供たちが社会で働くということも贈与だし、その子供たちを育てていく未来の投資も贈与であると。そんなボスは最後の宿題として、誰のために働くのか、それを考えてきてほしい。
これは誰の幸せを願うのかという質問でもあるという風に宿題を出します。これがボスの最後の宿題になってしまうわけですけれども、この宿題の答えは、斜めと言うとそれぞれが見つけていかない。
物語の終盤の一節になります。まさに私の最近の考えていることの一つが、私は一体誰のために働いているんだろうかというものなので、あらっと思いましたね。
一つは、政権を立てるという小さな経済のためではあります。小さな経済というのは家計のことですよね。自分と子供がしっかりご飯を食べれて、ローンを払えて、子供たちが学校に行くことができるということです。
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子供たちが将来学校に行けるほどの蓄えをしていく。そしてそれが終わったら自分のローンのために稼いでいくというのは私が働くことの目的。誰のために働くのかといえば、自分と子供たちのためである。それはね、結構はっきりずばっと言えることではあります。
なんですけれども、それだけでは解決できないことがあったんですよね。それは何かというと、キャリアコンサルタントの資格を取ったり、コーチングの資格を取ったりしていることですね。私はこの資格を誰のために使おうと思っているのかっていうのが取った後、ちょっと迷子になってしまったんですよね。
取る前は、本業で活かしていければいいなとか、コーチとして副業ができればいいななんて思ってたんですけれども、いざやってみようとすると、その副業という方がうまく進まないというか、自分が積極的にやっていこうというふうに行動できないということに気づきました。
何が引っかかっているんだろうなと思ったんですけど、分かってきたのは、キャリアコンサルタントやコーチのスキルで、私はお金を得て自分の政権に回したいと思っているわけではないんだということに気づいたんですよね。
それはこの本を読む前だったんですけれども、そもそもキャリアコンサルタントやコーチングを必要として困っている人っていうのは、そういったサービスがあるということもよく知らない人の方が多いだろうし、そういうサービスに高額なお金を払えるどの経済力もない人の方がきっと多いだろうと。
特に学生の人たちなんかは、本当にそんなことにお金を払う余裕はないだろうと思ったんですよね。
でも副業としてやっていくのであれば、それぞれの対価を得ていかないと事業として成り立っていかないわけです。
そこの整合性が取れないところにすごくジレンマを持っていたんですけれども、お金が欲しくて勉強したわけじゃないんだという、めちゃくちゃ基本的なことに気づいたときにストンと腹打ちをしてですね。
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じゃあ、無料でボランティアでやっていくのかというと、私がそれをやってしまうと、コーチとして対価を得て事業をされている人の単価設定というかですね、商売の邪魔をしてしまうかもしれないんですよ。
要するに顧客の取り合いになってしまう可能性もあるわけですよね。
すごく小さな影響だったとしても、一生懸命それで事業をやっている人からすると、とても納得いかない行動になってしまうんだろうなというふうに思って、
結局、知り合いに対して無料体験という形でしかコーチングができない自分がいたわけです。
それ自体にとてももやもやしていたりしたわけですよね。
でも、雑用であるという考え方を取り入れていくと、もっとできることがあるんじゃないかなというふうに少し未来が開けたような気がしました。
今その答えが何なのかっていうのは見つかっていないんですけれども、これから下の子も高校になって義務教育の期間が終わるわけなので、
より自分の時間とかスキルを家計以外のところに投入するような余裕が私にもきっとできていくと思います。
なので、2024年からはそういった今までやってなかったキャリアコンサルティングやコーチングのスキル、または本業で得た経験値みたいなところを誰かの未来のために雑用として使っていくことができたらいいなとそんなふうに考えた本でした。
きっとこの本を読む人は本当に子どもさんから私より年配の方までいろんな世代の人を対象とした本なんだろうなと思うんですよね。
それぞれが直面しているライフステージやお金の課題に対して何かしらのヒントが得られるような本なのではないかなというふうに思いました。
みんなに読んでほしい本だなと思いますし、実際この本はAmazonでもギフトとしても選ばれている本ということで、自分で読むだけではなくて読んだら誰かにも読んでほしいと思われるような本ということのようです。
ということで今日は田内真奈子さんの君のお金は誰のためという本について話してみました。
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今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ではでは。
18:21

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