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2023-12-03 13:45

読書ラジオ『ランチの時間』益田ミリ

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ランチの時間 https://amzn.asia/d/4GatqO5
(配信の冒頭部分は本の説明文・あらすじを読み上げています。)

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#読書 #読書感想 #読書ラジオ #益田ミリ
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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。
今日は、益田ミリさんの『ランチの時間』という漫画について話してみようと思います。
明日のランチは何食べよう。私服のひとときがここにある。食欲そそるコミックエッセイ。
ということで、益田ミリさんの小説現代でランチの時間の連載をされていたものが書籍化されました。
この連載が始まって間もなく、世界中が新型コロナウイルス化に巻き込まれました。
いつあるとも知れぬステイホームの日々、遠くの国の料理が食べたくなり、スウェーデン料理を作ってみたり、
会話のオンラインレッスンでフィリピンの先生にフィリピン料理を教わったり、ステイホームのランチの時間が続きました。
そして月日は流れ、本書の後半では少しずつランチを食べに出かけています。
食べたかったものが食べられた幸せ、小さな幸せのようですが、ものすごく小さいわけではなく、
いやむしろものすごく大きいことなのではないか、そんな風に感じている私がいました。
明日のランチは何食べよう、そう思っていただけたら何よりも嬉しいです。ということで、
はじめにという、政美里さんの文章を読んでみました。
解説でもあったように、前半はコロナ禍における制限がある上での、
美里さんの精一杯のランチを楽しむ、そんな日々が描かれていて、後半はコロナ禍の後ですね、
アフターコロナの後、目一杯いろんなところに食べに行って、ランチを楽しむ美里さんという感じでコミックエースになっています。
例えばですね、ランポの天ぷら、ハワイアンなバーガー、高級ナポリタン、後半に行くと名もなき料理、銀座ウエスト、青山ガーデン、
スイカのサンドイッチ、グッチのレストランなどなど、結構変わったランチですね。
ポーランドのピエロギ、カリフラワーライスなど、いろんなランチを楽しまれているんだなというのが伝わってきますね。
その中でですね、私が一番おっと思ったのは、すごいアンバターパンというものですね。
これは美里さんが気になっていたフランス産発酵エシレバター各色パンをお取り寄せし、
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そしてもう一つ気になっていたトラエルの粒入りアンをお取り寄せし、このペアで作るアンバターパンは、
もうまさに天界の食べ物なんではないかと。
ということで、このパンとアンペーストをですね、取り寄せして、美里さんがご自宅でアンバターパンを作って食べるという回になります。
このエッセイにも書かれているんですけど、バターって何に使うんだろうっていうことですよね。
私の育った実家ではパンを朝食べる、私が希望してパン好きだったので、中学生以降は私は朝パンを食べていたんですが、
その時塗っていたのはマーガリンでしたね。
だからバターそのものを楽しむという経験が結構なかったんですよ、そういえば。
バターというものを初めてスーパーで自分が買ったのは、お菓子作りを始めた時でした。
いとこのお姉ちゃんが、横浜に住んでいるお姉ちゃんが、京都の私の実家にパウンドケーキを作って送ってくれたことがあったんですね。
で、10歳以上年上のいとこのお姉ちゃんなので、そもそも憧れがあったんですけど、
え、こんなの作れるんだあのお姉ちゃん、すげえってなって、自分でもやりたいと思ったんですよね。
それで本屋さんに行って、パウンドケーキの作り方のあるものが書かれている本を買ってきて、
そこに書いてある材料の中で、バター、こんな使うんだみたいな。
一つのパウンドケーキ作るのは200グラムくらい使うんですよね。
200グラムっていうと、普通売ってるバターの多分半分くらいかな、一個そのままなのかな。
すごい使うんですよ。
で、いやこれすごいカロリーだけど、こんだけ使うから美味しいんだろうなぁとか、
子供心に思いながら、初めてバターを買ってパウンドケーキを作って楽しむ。
そんな思い出があります。
で、それ以降、バターそのものを何か料理に入れて楽しむっていうことにはほぼ私は出会ってなくてですね。
衝撃だったのは、ミリさんのエッセイにも書かれてますけど、
アンバターパンっていうものを見たときですね。
普通のフランスパンなのかな。
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ちっちゃめのコルネサイズのパンに真ん中切ってあって、
アンが挟んであるんですよね。
そこに薄いバターが挟んである。
アンバターパン。こんなのよく食べるなぁと思いながら、まだ実は一度も食べたことがないんですよ。
で、ミリさんもバターで初めて驚いたのはラーメンに豆乳ってやつだなと。
CMでね、札幌ラーメンかな?かなんかのCMで塩ラーメンに固形バターを入れるというのを見て衝撃を受けたそうです。
ミリさんはホットケーキ以外で固形バターそのまま使うの知らなかったと。
私と近い感覚ですよね。
そんなことを思い出しつつ、さあいよいよアンバターパン。
まずはトランヤのアンペーストを塗り、
そしてその上にエシレのハコバターをトッピングして食べてみる。
あんな甘さを感知した後、バターの塩味とコクが脳内に広がって、という回なんですよね。
私はアンバターパンを食べたことがないので、このエシレのバターと最高のアンペーストで作るアンバターパン、食べてみたいなぁと思いながら読んでました。
そんなミリさんが美味しそうに食べているランチ、
これ食べてみたいとか、ここ行ってみたいっていうのが必ず出てくる本かなと思います。
ランチ楽しんでみたいなとか、ちょっと気分変えてみたいなという方にはおすすめの本なのかなと思います。
この本を読みながら私が思ったのは、食を楽しむっていうことっていうのは、そこそこ器の大きさが求められるなと思っていて、
よく人格に関しては器の大きい人だみたいな、そういう表現がありますよね。
何でもこう懐に入れちゃうとか、対応力があるとか、人を惹きつけるとか、そういった人を器が大きいとか、そんな風に言いますけど、
それって味覚にもあるんじゃないかなと思って、なんか味の器みたいなのがあるような気がしていて、
私はその味の器がめちゃ小さいと思うんですよね。
それはなぜそう思うかというと、まずいろんな食べ物を試してみたい。
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これはどんな味がするんだろうっていう好奇心が割とない方だと思うんですよ。
だからいろんな国の料理、いろんな土地の料理、新しい組み合わせの料理、アンバターさんとのようなものが出てきた時に、
試してみたい、食べてみたいと思わないタイプなんですよね。
そういうのを思う人っていうのは、なんか味の器が広い人なんじゃないかなと思っていて、
それっていろんなものを試して、繰り返しいろんなものを食べて楽しんでいるうちに、どんどん広くなっていくんじゃないかなと。
それこそ世界中の料理の味がそこに入るぐらいの大きさを持っている人っているよなと思うんですよ。
私にはあんまりそれがなくて、あるとしたら、さっきのようにこれを作ってみたいとか、
アンバターサンド作ってみたいとか、パウンドケーキ作ってみたいとか、
自分の手で何かが出来上がるその工程みたいなものにはとても興味があるので、
どちらかというと、食べる人より作る側の人に向いているんだろうなと思います。
それでいうとですね、一つ思い出したのは、
ホノカボーイというハワイが舞台になった映画があるんですけれども、
そこにマラサダというドーナツが出てくるんですよね。
私はそのマラサダを食べたいじゃなくて、どうしても作ってみたいと思ってしまって、
当時まだ子供が小さくて、そんなに料理とかお菓子作りに時間をかけてられないような時だったんですけれども、
材料を買ってきて、発酵させて、あれはパン生地みたいなもので作るんですよね。
生地を作って発酵させて、成形して、油で揚げて、グラニュー糖をつけて食べてみる。
でも私は本物のマラサダを食べたことがないので、こんなものなのかと思いつつ、また違うレシピで試してみる。
作り方が違うと、こんな味が違うんだみたいな。
ホノカボーイではこれどんな風に表現されてたっけ?とか思い出しながら、また映画を見て、
じゃあちょっと違うかもしれないと思って、また違うレシピを作るみたいな。
そんなことにハマっていたなと思って。
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何が言いたかったかというと、ミリさんのように味噌のものを楽しめる人。
またはその場所ですよね。
お料理を出してくれる場所、またはそこに行くまでの道のりで楽しめて、
食っていうものに付随するいろんな経験、新しい出来事だったり知らなかったことを知れるみたいなことに興味を持って、
ランチを楽しめる人っていうのはいいなと思いながら見ていたと。
なんかそんなことを思いながら読んでいた本でした。
皆さんは食べる人でしょうか?作る人でしょうか?
食べるのが好きな人、お取り寄せが好きな人、どこかに食べに行くのが好きな人、作るのが好きな人、
食にまつわるいろんな楽しみ方ってあると思うんですけれども、
ミリさんはそのどれも楽しんでいる人と言えるのかもしれないなと思います。
ぜひランチの時間、マスター・ミリさんの本を読んでみてほしいなと思います。
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今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ではでは。
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