1. SCP話
  2. #15 SCP-512 - 重力無効傘
2021-08-20 11:19

#15 SCP-512 - 重力無効傘

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紹介SCP・SPC

Author: HK-016(原著), RJB_R, Dexanote(改稿)
Title: SCP-512 - 重力無効傘
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-512
Year of creation:2013
CC BY-SA 3.0

SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3

©︎SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/
00:06
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-512 オブジェクトクラス セーフ 特別収容プロトコル
SCP-512は、サイト77のセーフオブジェクト倉庫内に保管されています。
対象は常に閉じた状態に置くべきであり、 悪天候時の実験は禁止されています。
あらゆる屋外実験の提案は、アンダーソン警備主任による審査を受けなければなりません。
説明 SCP-512は、ステンレス構成の黒い傘で、
ナイロン製の傘布と磨かれた漆黒の持ち手を有しています。 開いた際の最大半径は0.7mで、製造者や製造会社は不明です。
スピーカー 1
傘布にはテープ止めされた箇所が確認できます。 傘を開き、先端を上に向けた際、
SCP-512は、その真上の断面積、約1.77平方メートルのおおよそドーム型の空間に対し、
地球重力と逆方向の上向きの力を発生させます。 雨や他のオブジェクトは跳ねのけられ、
スピーカー 2
降下範囲内に浮かびます。 SCP-512を閉じている時や、水平方向に向けている時には、作用は発現しません。
通常の降水に対するSCP-512の有効性にも関わらず、 悪天候時にはこのオブジェクトを使用することは進められません。
未知の過程によって、アイテムの異常作用は上空の大気を極度に伝離させています。 また、この相互作用はアイテムとの直接接触時に流れる電流を大幅に増大させます。
当初の所有者やD-512-33の死によって実証されるように、 これはSCP-512を保持する個人が直撃電撃、直撃雷を受ける危険性を非常に高いものとしています。
加えて、電流はSCP-512の表面を伝って流れるため、アイテムの構造にはほぼ被害を与えません。
スピーカー 1
SCP-512はフロリダ州・ヘンシューズミーの公園から回収されました。
異常な落雷の報告を受けて、区域からの避難のために地域の緊急サービスが出動したところ、完全に空いた状態で街頭に引っかかるSCP-512が発見され、近くには複数の落雷の痕跡がありました。
03:15
スピーカー 1
SCP-512の持ち手が灰で覆われていたことには注目に値します。
財団職員は地域の新聞がSCP-512の異常特性を報道し始めた時点で介入しました。
回収されたSCP-512は標準的な実験の対象となり、これを通してその特性が判明しました。
SCP-512の4メートル上空から様々な物品を落とし、その後に機械装置によってSCP-512を開く実験が行われました。
実験された物品には次が含まれます。
精製水1リットル。標準的なバケツから10日。
濃縮還元オレンジジュース1リットル。
束ねていないウモおよそ1キログラム。
1キログラムの氷塊。
レンフィールド磁石研究員の弁当の内容物。
標準的なランニングシューズ片方。
スピーカー 2
標準的なスイカ。
SCP-1108。
スピーカー 1
5.4キログラムのボーリング玉。
40キログラムの鋼鉄製収容枠。
実験対象の落下速度はSCP-512を開いた約0.5秒後に減速し、
大型物体や液体物も含め、SCP-512の表面から約0.35メートルの位置で空中に静止しました。
片側に滑り落とさせて自由落下を再開させない限り、
全ての物体は浮遊したままとなります。
個体物はSCP-512の角度を微調整することで位置を維持することが可能ですが、
液体や粒子状物質は作用の中心から遠ざかる方向に弱い力を受けます。
堀・実験D512-33。
実験アイテムDクラス職員。
実験手順。
垂直方向の反重力作用に関して実験するため、
オブジェクトはサイト77の屋外実験フィールドに持ち込まれた。
実験中に予期せず激しい嵐が発生し、
SCP-512の雨を弾く性質は極度の低気圧と相まって、
オブジェクト直上の領域に吸引作用を発生させた。
SCP-512はそれを掴むDクラス、
D512-33とともに空中に吸い上げられ、
06:03
スピーカー 1
択越風に乗って漂い始めた。
スピーカー 2
SCP-512は急速に高度を上げたが、
スピーカー 1
D512-33は捕まり続けることが可能だった。
D512-33はサイト17の境界を越え、周辺地域に向けて滑空を始めた。
D512-33は反重力作用を発生し、
部分的に制御された飛行を行う能力を急速に身につけたことが観察された。
ヘリコプターにより、オブジェクトとD512-33の追跡が行われた。
オブジェクトは落雷の後に再捕獲されたが、
D512-33の死体は回収されなかった。
という、D512-33の追跡が行われた。
D512-33の死体は回収されなかった。
という、SCPでした。
傘のオブジェクトですね。
黒い傘で、持ち手も黒いと。
ナイロン製の布。
傘を開き、先端を上に向けた際、
真上の断面積は1.77平方メートルのおよそドーム型の空間に対し、
地球重力と逆方向の上向きの力を発生させます。
重力に対して反発する。
空に浮かぶということかな。
雨や他のオブジェクトは跳ねのけられ、降下範囲内に浮かびます。
閉じている時や、真上じゃない、水平方向に向けている時にはこの効果は出ません。
通常の洪水に対する有効性にも関わらず、
悪天候時にはこのオブジェクトを使用することは進められません。
アイテムの異常作用は上空の大気を極度に伝理させています。
アイテムとの直接接触時に流れる電流を大幅に増大させます。
当社の所有者や保持する個人が直撃来、
直接雷を受ける危険性を非常に高いものとしています。
加えて電流はSCP-512の表面を伝って流れるため、
アイテムの構造にほぼ被害を与えません。
雷を呼ぶのか。
異常な落雷の報告を受け、
近くには落雷の痕跡がありました。
スピーカー 1
持ち手が灰で覆われていたことは注目に値します。
誰かが傘を持っていて雷がめちゃくちゃ当たって、
スピーカー 1
持ち手は焼け焦げて灰になってしまった。
いろいろなもので実験しています。
09:05
スピーカー 1
1個SCP-1108というのがいつかやったかな。
やってないと思うんだけど。
実験対象の落下速度は傘を開いた0.5秒後に減速し、
表面から約0.35メートルの位置で空中に静止しました。
片側に滑り落とさせて自由落下を再開させない限り、
全ての物質は浮遊したままとなります。
固体物は角度を調整することで位置を維持することが可能ですが、
液体や粒子状物質は作用の中心から遠ざかる方向に弱い力を受けます。
実験中に予期せず激しい嵐が発生し、
雨を弾く性質は極度の低気圧と相まって
オブジェクト直上の領域に吸引作用を発生させた。
それを掴むDクラス職員とともに空中に吸い上げられ、
風に乗り漂い始めた。
メリーポピンズみたいですね。
急速に高度を上げたが、
わかる人いるのかな?
傘に捕まり続けることがDクラス職員は可能でした。
そのまま飛んでいってサイト17の境界を越え周辺地域に向け滑空を始めた。
Dクラス職員は半重力作用の角度を調整し、
部分的に制御された飛行を行う能力を急速に身につけたことが観察された。
ヘリコプターによりオブジェクトとDクラス職員の追跡が行われた。
オブジェクトは落雷の後に再捕獲されたが、
Dクラス職員の死体は回収されなかった。
まあ、セーフですね。
使い方は現状わかっているので、
上に向けて傘を開かない限りは被害は出ないよと、
とりあえずはね、というオブジェクトですね。
比較的SCPの中では安全なオブジェクトでございました。
今日短めですね。では、次はJPの方でお会いしましょう。
さようなら。
11:19

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