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2021-11-20 24:57

#33 SCP-1477 - 賢者のコンロ

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紹介SCP

Author: SRegan
Title: SCP-1477 - 賢者のコンロ
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-1477
Year of creation:2020
CC BY-SA 3.0

SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3

©︎SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/
00:04
スピーカー 1
アイテム番号 SCP-1477 オブジェクトクラス セーフ 特別収容プロトコル
SCP-1477は現在レベル4アクセスであるセクター25の高セキュリティ金庫室に収容されています。
インシデント1477-01に伴い、SCP-1477での実験は中止されました。
スピーカー 2
アーカイブ化された実験プロトコル1477-01にアクセス。
スピーカー 1
SCP-1477を用いた実験は、厚さ10cmの鉛メッキが施され、十分に換気された試験室で行ってください。
電源ケーブルやその他の電子機器は、劣化を防ぐため、使用後に交換してください。
SCP-1477は遠隔で操作し、SCP-1477が動作している間は、実験チャンバー内に人がいないようにしてください。
説明
SCP-1477は、簡易的な温度調節機能と非機能コンロを備えた子供用電気オーブンです。
オブジェクトには、現存しない玩具メーカーであるジラードトイのロゴが入っており、内部部品は1980年のものでしたが、
同社の記録にはそのような製品は見られず、ジラード社の資産による生産はこの日までに終了していました。
SCP-1477が活性化した場合、有意なγ線とβ線を放出します。
活性化中に、SCP-1477内に置かれた物質は自然に核変換され、より軽い元素に変換されます。
1時間あたりのSCP-1477の現在の設定温度に相当する量だけ原子番号が減少します。
回収されたSCP-1477は3に設定されていました。
1から5までが計測器に表示されていますが、設定5は異常な特性を持たないように見え、
代わりにSCP-1477を180℃の通常のオーブンとして動作させます。
SCP-1477は内部に存在する溶子と中性子の粒を未知の方法で物体の周囲の物質に移動させ、
その物質をより重い元素に変換することで動作することが判明しています。
実験ではSCP-1477は元の位置から3mから10mの間にある素粒子を透過させました。
03:11
スピーカー 1
この距離は物体の温度設定と逆相関の関係にあります。
温度設定を高くすると粒子の数は増えますが、電気吸引力の増加は見られないことから、
この距離はエネルギー入力と性の相関があることが示唆されています。
初期の実験の後、周囲の大気の核変換によりヘリウム、ネオン、軽度の放射性物素及びナトリウムのレベルを著しく上昇させるため、
試験室内に強力な換気システムを導入する必要があると考えられました。
スピーカー 2
特に、SCP-1477で生成された高電力物質との組み合わせでは火災の危険性があります。
スピーカー 1
SCP-1477の部品を通常のオーブン、SCP-1477-1に指定の部品と交換して実験を行い、
SCP-1477の異常な効果がどの時点で現れ始めたかを調査しました。
その結果、SCP-1477は異物の急速な劣化はあったものの、
全ての内部部品がSCP-1477-1に移行するまで従来通りの動作を続けました。
SCP-1477-1は最終構成要素、非機能コンロは加熱要素の一つです。
移動するまで異常な影響を示しませんでしたが、
SCP-1477に関連していた全ての影響を示すようになった。
しかし、SCP-1477-1を設定4にして実験を行ったところ、
オーブンのアルミニウム構造要素が塩素ガスに急速に変質し、
研究員にさらなる危険をもたらしました。
全ての構成要素は、本校執筆時点でSCP-1477の元の外観に戻されています。
SCP-1477は財団職員が重大な放射線汚染を検知したことを受け、
イギリス・北ハンプシャー州郊外の居住地から回収されました。
対象物から発生した放射線に加えて周辺住宅の大部分が
重金属の放射性同位元素に変換され、激しい火災を引き起こしました。
SCP-1477は1階の寝室で発見され、ほとんど損傷はありませんでした。
唯一の生存者である38歳のキャサリン・N夫人は財団の管理課で2日後に死亡し、
06:05
スピーカー 1
SCP-1477の起源について明確な知見を与えることはできませんでした。
主にチタン、おそらくバナジウム46が腐食したことに由来する
といった成分が残存する人骨がSCP-1477の近くで発見され、
死価記録ではαN9歳のものと一致しました。
回収時にSCP-1477の内部から水銀と白金の痕跡が見つかり、
知見の結果、硫黄化合物であることが明らかになったもので
記載されているリチウムを含有する薄い板も併せて発見されました。
以下の断片を除いた文章の多くは判読不能でしたが、
これは錬金術のリプリースクロールからの抜粋とみられています。
淀みの無き海で判読不能はうつろぎに蚊の翼を食べるため、
彼自身はまだ完全に安定している。
すべての羽が彼から離れた時、彼は石のようにまだここに立っている。
判読不能、すべては死者を蘇らせるための石である。
インシデント記録 147701
2012年3月4日、SCP黒塗り修正の収容に使用するためのガリウム元素を生成するため、
SCP-1477を使用することが承認されました。
承認された手順では、非素のサンプルの原子数を減らすため、
SCP-1477を最低設定で連続使用する必要がありました。
最初の試料はゲルマニウムからガリウムに正しく変換され、
2番目の試料が投入されました。
この間、SCP-1477の収容エリア内の鉛メッキの一部がビスマスに変換され、
その後ポロニウムに変換されたと思われます。
これまでの高温設定での実験では、
SCP-1477の効果が及ぶ範囲が実験チャンバーの壁に到達するには不十分であったため、
この効果を得ることができませんでした。
実験開始から2時間15分後、
著しい量のメッキがアフタチンに変換され、爆発的に気化し、
3名の死亡者を含む12名の死傷者を出しました。
エージェントBとエージェントPはその後、
SCP-1477を収容ユニットから回収し、強制的に施設から撤去しました。
7時間後、使用された財団の車両がギルドフォード近くのA3にあったため、
09:05
スピーカー 1
オブジェクトは回収されました。
両エージェントは放射線被爆によって動けなくなり、その後死亡しました。
生前のエージェントBの尋問の結果、2名ともカオス・インサージェンシーに雇われており、
SCP-1477を入手して、その資産を金銭的な利益のために利用することを狙っていたことが明らかになりました。
これがヘルメスの杖と呼ばれる異常物体の効力低下として噂されていることと関連しているかどうかは不明です。
インシデント1477-01を引き起こした実験は、エージェントPが意図的に仕組んだものと考えられており、
この実験の立案と承認に関わった全ての職員は、この財団とのさらなる関係を明らかにするために調査されています。
SCP-1477はインシデントの間に損傷を受けたようであり、その装置はもはや影響を受けた原子番号の変化に確実に対応していません。
この予測可能性の喪失により、SCP-1477でのさらなる実験は反対されました。
家電・放射性・物理学・おもちゃのタグがついています。
注釈1つだけ。
リプリースクロールについてですね。
15世紀にリプリーが作成したとされる一枚絵。
賢者の意思の製造法が記載されていると言われていると。
政府なので現在は無力化されているに近い状態ということですね。
こちらからアクションをしない限りは無害ですよと現状は。
それまでは実験をちょいちょいしていた。
おもちゃのオーブン、電気オーブン。
活性化した場合ガンマ線とβ線、放射線ってことかな、を放出します。
活性化中にSCP内に置かれた物質は自然に核変換され、より軽い元素に変換されます。
スピーカー 2
1時間あたりの現在の設定温度に相当する量だけ原子番号が減少します。
スピーカー 1
回収された際は3に設定されていました。
1から5まで設定可能ですが、設定後は原子番号を減少させるような異常な特性は持たないように見え、
12:00
スピーカー 1
代わりにSCPそのものを180度の通常オーブンとして動作させているとみられています。
内部に存在する溶子と中性子の対応、未知の方法で物体の周囲に移動させ、
物体の周囲ってのは多分SCP内に置かれた物質のことですね。
置かれた物質の周囲に移動させ、その物質をより重い元素に変換することで動作することが判明しています。
違うな。
その物質をより重い元素に変換することで動作することが判明しています。
スピーカー 2
元の位置から3メートルから10メートルの間にある素粒子を透過させました。
スピーカー 1
この距離は物体の温度設定と逆相関の関係にあります。
スピーカー 2
高くすると粒子の数は増えます。
が、電気吸引力の増加は見られないことから、エネルギー入力と性の相関があることが示唆されています。
スピーカー 1
初期の実験後、周囲の体系の核変化によりヘリウム、ネオン、放射性物素、ナトリウムのレベルを著しく上昇させたので換気システムを導入されたと。
下手すると爆発するよと。
通常のオーブンの部品と交換して実験を行い、交換した後異常な効果が出るかどうかを調査しました。
スピーカー 2
異物の急速な劣化。
スピーカー 1
通常のオーブンの方は特に何もなかったけど、通常のオーブンを入れられたSCP側、通常のオーブンの部品と交換された側のSCPは、その通常のオーブンの部品が徐々に徐々に変わっていくまでは従来通りの動作を続けました。
おもちゃとしての機能をしてたってことかな。
その部品は最終構成要素が移動するまで異常な影響を示しませんでしたが、最終的にはSCP-1477に関連していた全ての影響を示すようになったと。
しかし、そのオーブンの部品を設定4にして実験を行ったところ、オーブンのアルミニウム構成要素が塩素ガスに急速に変質し、研究にさらなる危険をもたらしました。
この構成要素は本法執筆時点でSCP-1477の元の外観に戻されています。
スピーカー 2
え?
15:01
スピーカー 1
最終構成要素…。
ちょっと日本語訳があれなのかな。
ところどころ誤字脱字が見て取れる気がするので、設定4にして実験を行ったところ。
オーブンそのものをSCP-1477-1に指定されているのか。
それの部品と交換しました。
すべての内部部品がSCP-1477-1に移行するまで従来通りの動作を続けました。
異物の異常な劣化はあったものの、部品を普通のオーブンと少しずつ変えていったということかな。
交換していって、最終的にチェンジしているような。
SCP-1477-1は最終構成要素を移動させるまで異常な影響を示しませんでした。
スピーカー 2
通常のオーブンの方は一番最後のパーツを移動させるまで異常性は出しませんでした。
スピーカー 1
ただ、全部移動させると関連していたすべての影響を示すようになった。
しかし、SCP-1477-1を設定4にして実験を行ったところ、
はいはい、全部交換し終えた後ということですね。
全部交換し終えて、SCP-1477-1の異常性が通常のオーブンに移行されてしまった後、
SCP-1477-1の設定を4にして実験を行ったところ、
オーブンのアルミニウム構成要素が塩素ガスに急速に変質し、さらなる危険をもたらしました。
すべての構成要素は本校執筆時点でSCP-1477の元の外観に戻されています。
スピーカー 2
なので現状通常のオーブンだったSCP-1477-1が今は正式なSCP-1477だよということかな。
スピーカー 1
回収した記録は重大な放射線汚染を検知して向かいました。
スピーカー 2
周辺住宅の大部分が重金属の放射性同位元素に変換され、激しい火災を引き起こしていました。
スピーカー 1
1階の寝室でSCPは発見され、ほとんど損傷はありませんでした。
唯一の生存者である38歳のキャサリンさんは財団の管理課で2日後に死亡。
起源について明確な知見を得ることはできませんでした。
特にチタンといった成分が残存する人骨がSCPの近くで発見され、歯の記録ではアルフィーさんのものと一致しました。
18:10
スピーカー 1
回収時にそのSCPの内部から水銀とプラチナ、白金の痕跡が見つかり、試験の結果硫黄化合物であることが明らかになったもので、記載されているリチウムを含有する薄い板も併せて発見されました。
スピーカー 2
記載されているリチウムを含有する薄い板。
スピーカー 1
記載されているリチウムを含有する薄い板。
スピーカー 2
記載されているってなんだ?
スピーカー 1
あ、そういうことか。硫黄化合物で記載されているということかな?
で、薄い板はリチウムを含有していますと。
以下の断片を除いた文章の多くは販毒不能でしたが、これは錬金術のリプリースクロールからの伐採とみられています。
淀みの無き海でわからないうつろぎに蚊の翼を食べるため、彼自身はまだ完全に安定している。
全ての羽が彼から離れた時、彼は石のようにまだここに立っている。販毒不能すべては死者を蘇らせるための石である。
インシデント記録。自己記録ですね。
他のSCPの収容に使用するため、ガリウム元素を生成するようにSCPオーブンを使用することが承認されました。
承認された手順では、皮素のサンプルの原子数を減らすため、SCPを最低設定で連続使用する必要がありました。
最初投入された物体はゲルマニウムからガリウムへと正しく変換され、2番目のものが投入されました。
この間、SCPの収容エリア内の鉛メッキの一部がビスマスに変換され、その後ポロニウムに変換されたと思われます。
この辺の原子なのか何なのかわからないけど、どういう効果をもたらすのかが全くわからないのがあるですね。
ビスマスに変換され、その後ポロニウムに変換されたと思われます。
これまでの高温設定での実験は、SCPの効果が及ぶ範囲が実験チャンバーの壁に到達するには不十分であったため、この効果を得ることができませんでした。
21:03
スピーカー 1
収容エリア内のメッキの一部がビスマスに変換され、その後ポロニウムに変換されたと思われます。
実験チャンバーの壁に到達するには不十分であったため、この効果を得ることができませんでした。
スピーカー 2
今までの実験では壁にまで効果がいかなかったので、舐めてかかって実験したら壁に届いたよってことかな。
スピーカー 1
実験開始から2時間15分後、著しい量のメッキがアスタチンに変換され、爆発的に気化し、3名の死亡者を含む12名の死傷者を出しました。
その後、エージェントBさんとPさんはSCP用部門を収容ユニットから回収し、強制的に施設から撤去しました。
7時間後使用された財団の車両がギルドフォード近くのAさんにあったため、オブジェクトは回収されました。
両者とも放射線被曝によって亡くなったと。
亡くなる直前ってことかな。
亡くなる前に生前のエージェントBの尋問の結果、2名ともカオスインサージェンシーに雇われており、
SCPのオーブンを入手してその資産を金銭的な利益のために利用することを狙っていたことが明らかになりました。
これがヘルメスの杖と呼ばれる異常物体の効力低下として噂されていることと関連しているかどうかは不明です。
急に出てきたな、ヘルメスの杖。
ヘルメスの杖と呼ばれる異常物体の効力低下として噂されていることと関連しているかどうかは不明です。
スピーカー 2
カオスインサージェンシーがこのオーブンを使ってヘルメスの杖と呼ばれる異常物体に対抗しようとしているのかなっていう噂があるよってことかな。
スピーカー 1
関連しているかどうかは不明です。
スピーカー 2
カオスインサージェンシーがヘルメスの杖という異常物体を抑えようとしているという噂があると。
スピーカー 1
この2人はそれに雇われていてオーブンを持ち出したので関係しているのかなってとこかな。
この事件を引き起こした実験はエージェントPが意図的に仕組んだものであると考えられており、
この実験の立案と承認に関わった全ての他の職員はこの団体とのカオスインサージェンシーとのさらなる関係を明らかにするため調査されています。
この事件の際、SCPのオーブンは損傷を受けたようであり、その装置はもはや影響を受けた原子番号の変化に確実には対応していません。
この予測可能性の喪失により、SCP-1477でのさらなる実験は反対されました。
予想ついてたんですね。
24:00
スピーカー 1
だから初めはSCPを使って原素が軽くなっていくだけ。
原素の変化が予測できていたのが損傷を受けたことによってランダム性を持ってしまったと。
その中実験するとまた爆発するかもしれないよ危ないよっていうことで、
このまま保護管理しておこうということですね。
ヘルメスの杖、カオスインサージェンシー、リプリースクロールの賢者の石、錬金術関連のSCPっぽいですね。
ではまた次回。お疲れ様です。
24:57

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