00:04
アイテム番号 SCP-1741 オブジェクトクラス ユークリッド 特別収容プロトコル
SCP-1741の一時調査と封じ込めのためにエリア1741が構築され、
SCP-1741-Aを中心とした半径300mの領域が高さ3mのフェンスで囲まれています。
民間人に対しては私有地であることを装って侵入を抑止し、収容ゾーン内部で発見されたあらゆる非財団職員はクラスC記憶処理を施した上で解放してください。
D-17412が携帯する装備に電力が供給されている間は、常時D-17412を介した遠隔監視を行ってください。
ウェイクイベントの後、職員はD-17412に現状の成果報告を行うことになっています。
ファイル1741-ELGに記述されている探査目標はこの時に指示されます。
説明
SCP-1741はルイジアナ州南部、ヘンシュウズミ川の川端に位置する、破壊不可能な高さ2mのレンガ造りの小屋、
SCP-1741-Aと指定、を中心に広がるアノマリーの総称です。
SCP-1741-Aのドアは開くことができず、その内装は小屋内部のヒューマノイド、
SCP-1741-Cによって窓が開かれた時のみ視認することができます。
この時、SCP-1741-Aの第2の異常特性が発現します。
内部の溶石は建物の外観が許すよりも遥かに大きなものです。
見える範囲では、SCP-1741-Aの内装は、口語的にソーダファウンテンと呼ばれる施設に似ています。
窓はドライブスルーのように振る舞いますが、一般的なソーダファウンテンはそのような設備を備えていません。
SCP-1741-Bは、SCP-1741-Aを取り巻く数個の水上用の乗り物です。
SCP-1741-B実体はそれぞれ異なる海洋動物として様式化されており、そのすべてが種々の後輩段階にあります。
新しいSCP-1741-B実体が川底から浮上することがありますが、これらの実体はSCP-1741-Aの半径80mから遠ざけなければなりません。
SCP-1741-Cは、ズートスーツに身を包んだヨーロッパ系男性の姿をしたヒューマノイドです。
03:04
解剖学的に異常な点は見られませんが、栄養を必要とせず老化することもありません。
SCP-1741-Cは、SCP-1741-Aに接近したすべての人物に対して冒頭を課そうと試みます。
客が3ドルの料金を支払った場合、客1人につきSCP-1741-Bの1実体が自発的に自己修復します。
修復されたSCP-1741-Bは、客が乗船するまで川岸に留まります。
客がSCP-1741-Aから80m以上離れると、修復されたSCP-1741-Bは、別のSCP-1741-B実体に地震を衝突させ、構造的な損傷によって沈没します。
また、実体は一人乗りであり、2人以上が乗船を試みた場合はバラバラになります。
SCP-1741-Cは、これらの理由で損傷したボートの料金を払い戻すことはありません。
客が乗船に成功すると、SCP-1741-Bは自動的に川を下り始め、およそ20m進んだところで観察下から消失します。
遠隔監視装置は機能し続け、SCP-1741-Bが客を複数の島々からなる通常の空間外に位置する群島へと転移させたことがわかります。
各島はSCP-1741-数字と指定されており、それぞれ独自の異常特性を有します。詳細は以下の表を参照してください。
SCP-1741-B実態は最も近い島の海岸に衝突し、沈み始めます。
島 SCP-1741-1 異常特性
SCP-1741-1全域に時空間異常が広がっています。ウェイクイベントの開始点です。
居住者 都市 居住者は知られていない
SCP-1741-2 SCP-1741-2には特徴のないヒューマノイド群が生息しています。
すべてのヒューマノイドは非常に暴力的ですが異常な力を有しているわけではありません。
Jean-Paul Dumas フランス人兵士 1801年
SCP-1741-3 SCP-1741-3の待機中には
機体の防脚物質が存在すると考えられます。 SCP-1741-3で育つすべての果物はリンゴであり、
これを食べることで防脚物質の効果に抵抗することができます。
Arthur Smith 神父 1954年
06:05
SCP-1741-4 SCP-1741-4の大部分には未知の通貨を用いて様々な商品を売買する特徴のないヒューマノイドで満ちた市場が広がっています。
この市場は SCP-1741-4唯一の食料源です。
D-17411 2003年
SCP-17415 SCP-17415は自身が神であることを主張する知性的な異常存在を含んでいます。
異常は物理的な形態をとるものではなく、太陽光とは無関係に現れる巨大な影としてのみ観察されます。
D-17412 2003年
ウェイクイベントは軍島を中心とした大規模な時空間異常です。
イベントの開始には居住者が SCP-1741-1内の装置を起動することが必要となります。
イベントは軍島内の島の配置をランダムに変更します。
軍島内のすべての居住者は即座に自身が乗ってきた SCP-1741-B実体の上に戻されますが、
装置の起動者のみ以前のセッションの記憶をすべて喪失しています。
その後すべてのSCP-1741-Bはそれぞれの島に衝突します。
インタビュー SCP-1741-C-01
対象 SCP-1741-C
インタビューはエージェント・クルーズ 序文
エージェント・クルーズが SCP-1741-Aから20メートルにまで接近するとその窓が開き、
SCP-1741-Cが叫びながら手を振り、彼の注意を引き付けようと試みる。
ログ開始 SCP-1741-C
よう友達 俺はアランピアス いい提案があるんだ
ボートに興味ある? とっても安いよ
エージェント・クルーズ えっといくつか質問に答えていただけたら嬉しいのですが
SCP-1741-C どうぞ始めな相棒
エージェント・クルーズ ここはどのくらいの間運営されているのですか?
SCP-1741-C ああ正直なところわからん
長い間だ 今年は何年なんだ?
エージェント・クルーズ 今年が何年か知らないのですか?
SCP-1741-C ドアには鍵がかかってて開かない
そしてこの窓は通り抜けるには小さすぎる
エージェント・クルーズ 閉じ込められていると?
09:01
SCP-1741-C その通り友達
エージェント・クルーズ 今年は2003年です
SCP-1741-C おおすごい
ああえっと俺がこの小屋を見つけたのは1946年だ
実際にどのくらいここでやってるのかわからん
エージェント・クルーズ ほぼ50年間もここにいたというのですか?
SCP-1741-C ええっとそれは少し違う
その本当にあまり詳しくはしゃべれない
首比義務 俺の雇い主はそのことについてあまり話すのを許さなかった
俺はとても長い間ここにいる そうだろ?長すぎるくらいに
俺の試験では
エージェント・クルーズ そんなに長い間どうやって生きてきたのか説明していただけますか?
SCP-1741-C ええ考えてみる
俺が正確にそれを言ったら何かひどい目に遭うかもしれん
誰か 俺が思うに潜在的な同僚
SCP-1741-Cは身構え2秒ほど沈黙した
これは大丈夫みたいだな
そいつらがここの時空が何か悪さをしてると言ったんだ
俺はここにいる間ずっと歳をとってない
欲しければ食い物は手に入るが別に何か食べる必要もない
エージェント・クルーズ 同僚がいる?
レストランの中には誰も見当たりませんが
SCP-1741-C 潜在的ながキーワードだ
彼らはまだ申請中なんだ
エージェント・クルーズ どのような業務を
SCP-1741-C 俺からは言えない
そのことはわかる
うーん本当にねえ
あまりこんなことを喋ってると姉妹にはいけないことを言っちまう結果になるかもしれない
ボート借りるの?
エージェント・クルーズ いくらですか?
SCP-1741-C たった3ドル
エージェント・クルーズ どこで乗るんです?
この川はあまり深くないし
あそこのボートは全部壊れているようですが
SCP-1741-C それは秘密だ
冒険の一部だ
あんたはいろんな光景を見るだろう
それは保証する
すごいぞ本当に
いろんなものも見るかもしれない
ボートの心配はしなくていい
俺がなんとかする
楽しそうだろ
エージェント・クルーズ また次の機会に
12:01
SCP-1741-C
わかった 何を買うのか正確にわからないうちは金を払いたくない
慎重なタイプってやつだな
まあ気が変わったならまた来てくれ
友達にも教えてやれよ
新しい客はいつだって大歓迎だ
ログ終了
交渉
あとがきか
背景調査からアランピアスは1946年に行方不明になったことが判明しました
SCP-1741-Cは肉体的にアランピアスに類似していますが
実際にアランピアスであるのか
SCP-1741の異常性が彼を模倣しているだけであるのかには結論が出ていません
探査ログ01
序文
D-17411と彼女のSCP-1741-Bが消失した後
遠隔監視装置を取り付けたDクラスによる2度目の実験が試みられました
カメラが起動する
D-17412はタコ型のSCP-1741-B実体に座って川をゆっくりと下っている
SCP-1741-Bは川に浮かぶ他の実体やゴミを避けて進んでいく
D-17412はボートに並んで川岸を歩くエージェントクルーズを見る
エージェントはD-17412に平成を保って転院イベントに備え
イベント後に通信を試みるように指示する
20メートル進んだ時点で風景が突如として変化する
SCP-1741-B実体は穏やかな太陽に浮かんでおり信用樹林のある島をめがけて進んでいる
木々の梢からは大きな石の塔が突き出している
海上には他の島々も確認できるが霧に霞んでいる
SCP-1741-Bは何かに衝突したかのように震える
D-1741-2は船べりに鏡込み尖った岩を確認する
SCP-1741-Bは別の岩に衝突し船体に穴が開き浸水し始める
D-1741-2はカメラの防水性について尋ねる
司令部が防水性を保証するとD-1741-2は船を放棄する
D-1741-2は砂浜にたどり着き森に入る前に沈みゆくSCP-1741-Bを見やる
D-1741-2は石の塔の方向に進み続ける
林章には廃墟の断片が散らばり破片には未知のルーン文字が刻まれている
D-1741-2は中心にルーン文字で覆われた石の塔の立つ開墾地に入る
太陽が塔の反対側にあるにも関わらずその影がD-1741-2に投げかけられることはない
15:07
D-1741-2は塔を一周し塔がどの方向にも影を落としていないことを確認した
D-1741-2は開墾地を出て方向感覚を維持するために定期的に石の塔を振り返る
開墾地を離れて3時間後D-1741-2は倒れ込む
映像は不明瞭になりD-1741-2と未知の男性の叫び声が聞こえる
カメラはD-1741-2の体から離される
一人の白人男性が自身の顔にカメラを向けフランス語のアクセントで話し始める
よう、またオレンジの服の新人が来やがった
おもちゃを持ってんのはこいつだけみたいだな
この軍統から出るには自分の島のテストをこなさなきゃならない
不幸なことにお前らのガキはもう色々とミスっちまった
こいつは多分パンフレットを読まなかったんだな
男はカメラを落として去る
おそらくD-1741-2の血液が映像の端に留まっているのが見える
バッテリーが切れるまでそれ以上の活動は観察されなかった
すべての探査ログはこの文書のクリアランスを持つ全職員に公開されます
しかし文書を簡潔にするため探査ログ02から11はこの文書からは削除されています
これらの探査では上の表に記した各島の概要が明らかにされました
これらのログの中でD-1741-2は彼のSCP-1741-B実体からパンフレットを発見しました
パンフレットはツアーの一部であるとの予想にのもと
太陽が真上にある時に石の塔を訪れることを読み手に勧めていました
探査ログ12 抜粋
カメラが起動するD-1741-2は開墾地の石の塔から10メートル離れた場所に立っている
塔からは大きな円形の影が投げかけられD-1741-2を覆っている
監視装置で音声は検出できないがD-1741-2は声が聞こえることを主張する
D-1741-2はカメラが停止するまで
DECALOG
という単語を数回繰り返す
24時間後カメラが再起動する
映像は脳根のローブを着たD-1741-2の死体を映す
カメラを装着した人物の手がその体を探っている
後にD-1741-1であるとわかるその人物はD-1741-2のポケットから石のカクチューを取り出す
18:05
彼女はD-1741-2の死体を見つけ彼の持つ小物を盗む必要があったと説明する
司令部は軍頭を包む時間以上についてD-1741-1に説明する
D-1741-1はその情報を肯定し監視装置を停止する
13時間後カメラが再起動する
D-1741-1はSCP-1741-1を見下ろす高台に立っている
以前の探査ログではこの試みは失敗に終わっており彼女がどのようにそれを成し遂げたのかは不明である
彼女は台座に顔を向ける
その上には中央に小さな飾りボタンのある時計に似た物体がある
彼女は手を飾りボタンの上に置き押し込む
映像は瞬時に変化しSCP-1741-Bに乗って
SCP-1741-5に近づいていくD-17412の視点に切り替わる
ほい
2005年5月8日SCP-1741-Aのドアが開き
SCP-1741-Cは建物から脱出しました
ドアはそれ以上の相互作用なしで閉じられました
SCP-1741-Cは財団職員による捕獲に抵抗しませんでした
その後SCP-1741-Aの窓が開き
D-17411が現れました
SCP-1741-Aの内装は典型的なファストフード店に似たものに変化しており
軍頭の居住者の映像を表示する様々なテレビセットが置かれていました
D-17411はSCP-1741-C-2と指定され
以前のCはSCP-1741-C-1と再指定されました
SCP-1741-C-2はどのようにSCP-1741-Aに入ったのか説明することを拒絶し
担当のエージェントに冒頭を課すことを提案しました
注釈が1つ
実験により島の数は軍頭に居住する人数に依存していることが分かりました
現在は4人です
乗り物・人間型・外部エントロピー・建造物・時空間・生物学・知性・破壊不可能・自立・自我のタグが付いてます
世にも奇妙で似たような話あったな
あれはまた違うかな
あのスマップのコラボしてたやつ
草薙くんがやってたやつかな
美容室のやつ
順番子で10年か7年か一番古株の人が卒業して新しい人が入ってきてっていう
21:08
交代交代でこのボートの運用をしている
ボートに乗った客が最終的に店長になる
店長ってのもおかしいな
この店の貸人になる
ループというか順番子SCP
ウェイクイベント
ウェイクイベントがその人が変わる
担当者が変わるきっかけ
装置の起動者のみ以前のセッションの記憶を全て喪失しています
なので起動者がその店の人になるってことですね
たぶんね
でDクラ職員2人17411と17412を送っており
17412は亡くなってしまった
殺されてしまったのかな
17411がどこだ
24時間後カメラが再起動する
ローブを着た17412の死体を映す
D17411はSCP17411を見下ろす高台に立っている
これがたぶん
太陽が真上にある時に石の塔を訪れることじゃない?
違う?
20メートル進んだ
D17412はどの島に来たんだ
石の塔…石の塔…
石の塔のことは書いてないんだよな
あ、あるな あ、違う
これ太陽光とは無関係に現れる巨大な影としてのみ観察されます
これはまた別だな
たぶんSCP17411なんだよな
信用樹林のある島をめがけて進んでいる
会場には他の島々も確認できるが霧に霞んでいる
ルーン文字で覆われた石の塔の立つ場所に入る
太陽が塔の反対側にあるのにも関わらずその影がD17412に投げかけられることはない
この影が
SCP17415に出てくる
自身が神であることを主張する知性的な異常存在
24:04
なのかな
また別かな
SCP17412には特徴のないヒューマノイド群が生息しています
すべてのヒューマノイドは非常に暴力的ですが異常な力を有しているわけではありません
この人たちに襲われたのかな
おもちゃ持ってんだって
白人男性
不幸なことにお前らのガキはもう色々とミスっちまった
パンフレットを読まなかったんだな
太陽が真上にあるとき以外に石の塔を訪れてしまうと
狙われるみたいなことかな
というSCPでした
ではまた次回お疲れ様です