00:04
スピーカー 1
アイテム番号 SCP-1428 オブジェクトクラス ケテル
スピーカー 2
特別収容プロトコル SCP-1428-1は現在サイト108に収容されており、
1.5m×2m×1.5mの焼却設備の中のタングス転生の檻にいます。
設備の壁は3枚の層で作られています。内側の層は厚さ30cmの耐火性のコンクリート、
間の層は厚さ15cmの鉛、外側の層は厚さ10cmのコンクリートからなります。
SCP-1428-1は絶えず摂氏1500℃の温度で焼却されることになっています。
どのような状況かでも収容室への侵入及びSCP-1428-1に直接物理的接触をしてはいけません。
設備の修理・移動は遠隔操作の無人機によって行われます。
部屋にはSCP-1428-1の受動状態を検知する線量計が備えられています。
発生した場合、予備処置不走Aが実行されます。
SCP-1428-2は異常活動のため監視を維持し、現場は電気フェンスで囲まれることになっています。
現場への接近または侵入を試みる一般人及び未許可の職員は交流し、尋問し、
一般人の場合はクラスA記憶処理が施されます。
ゾウの3本目の腕が動くまたは再生した場合、職員は報告することになっています。
スピーカー 1
10人以上のDクラス職員を現場に待機させ、予備処置不走Aの実行に備えます。
スピーカー 2
説明
SCP-1428-1は外見上はハシ太ガラスに似た生物です。
三つ足で生殖器または肛門がありません。
活性状態に入るまで3番目の足は体に押し込まれています。
食事・睡眠・呼吸が必要なく、年も取らず、高温及び放射線への長期露出による身体的有害作用から害を受けません。
スピーカー 1
SCP-1428-1とのコミュニケーションは観察されず、知性は不明です。
スピーカー 2
SCP-1428-1は3つの状態を持っています。不活性、受動、活性。
03:01
スピーカー 2
不活性では常術以外にその他異常は示されません。受動では強さを変化させるγ線を発し始めます。
時間に対する放射線量にはっきりとした一貫性はなく、通常5から90m³Wですが、時折150Wに達することもあります。
運動量は1から1.5mEVです。
mEVって初めて聞く単位だな。
イオン、素粒子などのエネルギーの単位にmEVを示す記号らしいです。
活性ではSCP-1428は強さが指数関数的に増加するγ線を放射します。
以前に運動量20mEVの放射線量340m³Wが記録されました。
活性状態はほんのわずかですが、強力な放射は近くの人工中心地に対して致死量の放射汚染を与える危険性が高いです。
スピーカー 1
さらにSCP-1428-1は太陽放射に似た極光性の帯を発射します。
スピーカー 2
この帯には観察した人間に対して衝動的な影響を誘発させ、オーロラの起点に接近させようとします。
影響を受けた対象は外刺激に対して完全に無反応になり、オーロラに近づく以外の行動をしません。
スピーカー 1
活性状態が終わっても帯は20分から30分残ります。
スピーカー 2
SCP-1428-1は受動状態から活性状態を循環させますが、不活性から直接活性に変化することはありません。攻撃を受けない限り。
活性状態は約2ヶ月から3ヶ月に一度発生します。それぞれの活性状態での強さと直近の不活性状態の長さには直接の関係があります。
さらに、SCP-1428-1の循環は不活性になっても元に戻りません。
スピーカー 1
2、3ヶ月不活性だった後に受動になると即座に活性状態に入る可能性があります。
スピーカー 2
SCP-1428-1が受動の間、約摂氏1400℃以上の温度で焼却されると不活性状態に戻ります。
SCP-1428-1と物理的接触ができる間、物理的損害・焼却以外は攻撃者を死亡させ、SCP-1428-1は活性状態に入ります。現在の熱に関係なく。
06:07
スピーカー 2
SCP-1428-1が活性状態の間では焼却は影響ありません。
SCP-1428-2は、SCP-1428-1が発見された現場の北北西数キロメートルの中国に位置する寺院及び寺廟。
死者、特に祖先の霊を祀る所、玉屋、神組の祠、墓地とか霊園とかそういう意味ですかね。中国のとある場所に位置する寺院及び廟です。
現場はほぼ黒塗り修正、土木工学で作られており、地域と時代に一致しない宗教的文書と図解が含まれています。
最大の矛盾は、人間の生贄儀式と編集済みで知られる実体の存在です。
この実体は3本腕の人形で、現場の至る所にある多くの図解の中で表現されています。図解のほとんどは実体の肩に乗せられるSCP-1428-1の様を表現しています。
0.5m×1.5m×0.5mの編集済みの翡翠の像が現場の中心にあり、実体はそれぞれの手に像を一つ持っています。
地球、太陽、一部が焼けたデータ削除済み。これは翡翠ではなく本物で、最低編集済み。年経過しているにも関わらず腐敗の兆候を示しません。
さらに生物学的には死亡していますが、摂氏30度の温度を発し、僅かな運動が確認されました。
スピーカー 1
時折、視界に入り話すように口を開いた個人に対して凝視します。
スピーカー 2
回収した複数の文書と僅かな実験の解析後、SCP-1428-2への人間の生贄が、SCP-1428-1の次の活性状態の強さを減らすことが確認されました。
生贄をすると、データ削除済みは静かに笑うような身振りを始め、火傷箇所は手順によって殺された数の比率で再生します。
フォイ・1428-001予備処置不走A
SCP-1428-1焼却の強さは摂氏3000度まで増加されます。
SCP-1428-1が30秒以内に不活性状態に戻らなければ、すべてのDクラス職員をSCP-1428-2への生贄とします。
フォイ・1428-002
編集済み
09:00
スピーカー 2
ゾウの3本目の腕は自発的に方向を変え、およそサイト108の方向に固定されました。
事案以降、位置の異動はなく、それ以外の異常も報告されませんでした。
文書
SCP-1428-A-5緊急収容レビュー
編集済み
記録開始
8時45分AM
編集済み
アドラー博士
こちら、アドラー博士
編集済み
8時45分AMにて、SCP-1428に関する緊急会議の統括を務める。
統括?総括?統括だね。
アルバート博士
私たちは不走Aを改める必要があります。
アドラー博士
どういうことだ?
アルバート博士
私はちょうど今、SCP-1428-2で人類学者に会いました。
私たちはDクラスの焼却を止める必要があります。
アドラー博士
すでに終わっている。
アルバート博士
いいえ、聞いてください。
あれは欲しているのです。
私たちに人々を燃やし続けろと。
そうするために、あれはカラスを送り込んだのです。
アドラー博士
あれ?
アルバート博士
編集済み。
常に私たちは生贄を燃やしてきました。
そのことで腕はより癒えていき。
アドラー博士
そうだとしても、我々にはやめられない。
あの鳥は危険すぎ。
アルバート博士
わかっていませんね。鳥は問題ないのです。
治癒が終われば、あれは再び話せるようになります。
アドラー博士
何?
アルバート博士
文書によれば、あれは太陽との接触を試みています。
おそらくは編集済みとSCP-1428-1は太陽から来たのでしょう。
編集済みは太陽に帰って
アドラー博士
あれは何を言うんだ?
アルバート博士
わかりません。図解は風化が進みすぎて、メッセージの中の一単語しか解読できませんでした。
アドラー博士
何だ?
アルバート博士
息吹
記録終了。8時48分。AM。編集済み。
儀式
外部エントロピー
太陽
宗教
建造物
強制力
放射性
松明の子供たち
炎
生命
生物学
要翻訳
視覚
認識災害
蝶類のタグが付いています。いっぱい。
松明の子供たちって何だ?
スピーカー 1
他にも何個かありますね。SCPが。
12:00
スピーカー 2
注釈が2つ。この能力の限界はまだ判明していません。約摂氏4500℃の温度に耐えるのが観察されました。
スピーカー 1
あれかな?活性状態だと燃やしても意味ないようなとこかな?
1、1、1はどこだろう?ない?
スピーカー 2
年も取らず、高温及び放射線への長期露出による身体的有害作用から害を受けません。
あ、活性状態関係なくか。
2、1部が焼けたデータ削除済み。
それぞれの手に像を1つ持っています。地球と太陽とデータ削除済みのもの。
発見時、その生物の78%は燃やされていました。現在は69%に近いです。
あ、火傷が、アロバート博士とアドラー博士の話でもあったけど、
生贄を捧げた分、回復してるってことですかね。
スピーカー 1
中国神話の関係かな?
ヤタガラス。
翡翠の像が現場にあり、実体はそれぞれの手に像を1つ持っています。地球と太陽と何か。
スピーカー 2
翡翠の像。さらに生物学的には死亡していますが、摂氏30分温度を増し、わずかな運動が確認されました。
回収した複数の文書と、わずかな実験の解析後、
スピーカー 1
生贄が、はい、像への生贄が、
SCP-1428-1の次の活性状態の強さを減らすことが確認されました。
SCP-1428-1がカラス、ヤタガラス、ガンマ線を発します。
精神汚染というか、あれもありそうですね。
スピーカー 2
なんか帯を出して人間に対して衝動的な影響を誘発させって書いてるから。
影響を受けた対象は外刺激に対して完全に無反応になり、オーロラに近づく以外の行動をしません。
15:03
スピーカー 1
オーロラ。翡翠の像は実体はそれぞれの手に像を1つ持っています。
翡翠の像。
何をかたどった像なのかが気になる。
スピーカー 2
チャウグナフォンしか出てこない。クトルの神話ばっかり考えちゃうな。
生き血をすする吸血生物なんですけどね。石像のフリして。
スピーカー 1
ガネーシャみたいなビジュアルのやつなんですけど。
予備処置不走っていうのがなんで不走なんだろう。
スピーカー 2
これやっててよかった。なんとか。
スピーカー 1
あー昔中国で東方の海中にあるという神木、日の昇るところという、またその木のある地。
スピーカー 2
はぁはぁ戦艦のことじゃないんだ。あくまで中国ベースというSCPでした。
なんか他にも松明の子供たちっていうカテゴリーにいるみたいなんで、他のSCPとか見たら関連性がわかってくるかもですね。
スピーカー 1
いつか出てくる日を待ちましょう。
スピーカー 2
では今日はここまででお疲れ様でした。