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レベル25N 危険度3 空間信頼性安定 実体信頼性不明
レベル25Nは、The Backroomsにおける25N番目の階層である。
概要。レベル25Nは、常に夜であり、冷たい風が吹く草地の中で、一本の道路が緩やかに曲がりくねりながら永遠に続いており、その両脇にはポールが無数に立ち並んでいる空間である。
この階層に侵入した人間は、必ずオレンジ色のポールが左に、白色のポールが右に位置する方向を向いた状態となっており、この方向から常に冷たい潮の匂いを含んだ向かい風が吹き続けている。
この空間の土壌は塩水で濡れているが、それにも関わらずその色性は骨子していない。
レベル25Nにおいて、その遠くには街明かりにも似た光が見えるが、どれだけ道路を進んでも明かりの麓につくことはない。
道路からそれて草地へ進むと、何もない草地が永遠に続いており、結局は道路へ戻らざるを得なくなる。
エゴの説明を簡潔にするために、オレンジ色のポールが左に、白色のポールが右に位置する方向を正方向と書き、その逆を逆方向と書く。
現象。レベル25Nの内部で得意な現象が発生するという報告があり、それらの現象は遭遇者へと有害な影響を及ぼす。
第一に、逆方向へと移動したり、その場に留まり続けたりすると、主に太鼓や笛などから構成される祭囃子が、逆方向の遠くから微かに聞こえ始め、まるでこちら側へ行列が歩いてくるが如く、次第に大きくなっていく。
これらの音に遭遇した人間には、めまいや軽い頭痛などから始まり、数日にわたる高熱や永続的な頭痛などに至るまで、その度合いが一定しない様々な悪影響が生じる。
これらの度合いは、祭囃子に接近した度合いに比例するのではないか、という仮説があるが、わずかに聞こえただけでも静止をさまよった者もいれば、はっきり聞き取れる距離まで接近しても、めまいだけで済んだ者もおり、その法則性は未だ不明である。
しかしながら、音の発生源を目撃したり、音の発生源の側まで近づいたという報告が不自然に欠落しているため、祭囃子の源へ近づくことは危険な行動であり、正方向へ進むことが安全な行動であると考えられている。
第二に、道路の脇にある両側の草地の遠くから、かんだかく震える虫の羽ばたき音、あるいは頭体が大きい鳥の羽ばたき音が聞こえてくることが稀にある。
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この現象に遭遇した報告は、そのすべてが、現象が終了するまで、何らかの理由で草地の遠くを静止しないでいた、と述べている。
このため、この現象が発生している最中に草地の遠くを静止することは、何らかの致命的な悪影響をもたらす可能性がある。
構造
レベル2号Nの内部では様々な構造を発見する場合がある。
第一に、この階層の内部で道路に沿って一定の距離を進めば、道路の脇に存在する地下への入り口に遭遇することができる。
この入り口は薄暗い蛍光灯と黄ばんだプラ板で囲まれた壁と屋根を持ち、その先には同様に薄暗い蛍光灯に照らされた緑色のタイル張りの階段が数千段ほど一直線に続いている。
この階段を降りるとレベル1Nへ移動することが可能である。
第二に、道路に沿って長く歩いていると、アーチ状のコンクリートによるトンネルに遭遇することが稀にある。
このトンネルは草地の中に直接立っており、何らかの障害を通り抜けるものではなく、外側から見るとコンクリート面が露出している。
このトンネルの内部には一定間隔で鉄製の扉が備え付けてあり、それを開けることでレベル26Nに移動することが可能である。
これらの扉の様式は奇妙なことに、レベル15Nの防火ドアと完全に一致しており、その鍵もまた流用可能である。
このことが発見された経緯は不明であるが、複数の報告により検証されており、確からしい事実である。
③道路に沿って歩いていると、その道脇に時々地蔵菩薩や銅素神などの浮き彫りの石像に類似した形式を持つオブジェを見つけることがある。
これらのオブジェについては本来、何らかの姿をかたどるべき位置がきれいな空白となっており、その手前には新鮮なキュウリが備えられており、その両脇には一定しない種類の花が備えられている。
このキュウリは問題なく食することが可能であり、その後に悪影響が発生するということもない。
④道路から少し離れた箇所に正方形の標識が頻繁に立っている。
これらの標識のインクは退色しており、その内容は害して判読不能である。
これらの標識のうち、ごく一部においてその上から何も書かれていない黄ばんだコピー用紙が貼り付けられている。
①入り口。
②レベル63Nの内部で砂浜から離れる方向の道路を見つけ、それを進んでいると次第に日が暮れ、やがて夜となるといつの間にかレベル25Nに移動している。
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③出口。
④レベル25Nの中で地下への入り口を見つけて、それを降りるとレベル1Nに移動する。
④レベル25Nのトンネルの内部にある鉄製の扉をレベル15Nの鍵を用いて開けるとレベル26Nに移動する。
⑤交通。
⑥危険度。
⑦境界コン23。
⑥夜。
⑥失踪可能性。
⑦実態不明。
⑧寒冷。
⑨寒い。
⑩冷たい。
⑩屋外。
⑩空間安定。
⑩補給可能。
⑩通常階層のタグが付いている。
⑩注釈はなし。
レベル25Nの道。
左側にオレンジのポールというか、明かり。
右側に白色、白色のポール、ライトが付いていて、奥までずっと続いてますね。
先が途切れています。
見えなくなってますね。
なんでしょうね。
ちょっとキサラギ駅チックなとこがありますね。
逆方向から祭林が聞こえるとか。
それはキサラギ駅の方は祭林が聞こえる方に行っちゃうのかな、確か。
山奥に祭林が聞こえて人がいると思って近づいてみたいなことだった気がしますね。
これは逆方向でしたね。
塩水で濡れている。
海。
トンネル。
食料的なもので言ったら備えられているキュウリとかですね。
うん。
キュウリ?カッパ?関係ないか。
なんか嫌ですね。
ただでさえ暗いのが嫌なのに。
こうずっと塩臭い、塩臭い海の匂いがしていて、後ろからはお祭りの音が聞こえてきて、
で左右からは鳥の羽ばたき音とかが聞こえて、ずっとよくわかんない道を歩き続けないといけない。
めちゃくちゃ怖いし、精神に異常を期たしかねないですね。
ではまた次回お疲れ様です。