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2023-10-30 10:00

SNS時代に情報発信するすべての人に刺さる本(第700回)

タイトルも表紙の感じも若い女性向けですが、現在のSNSの時代に情報発信するすべての人におすすめできると感じた本『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない〜自分の言葉でつくるオタク文章術』を紹介しました。

■推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術/三宅香帆/ディスカヴァー・トゥエンティワン
https://amzn.to/3QyTdhl

=== 目次 ===
SNS時代に情報発信するすべての人におすすめな本
推し=好きなものをのについて語る
好きなものを語るのに他人の言葉を借りるな
他人の感想を見る前に自分の言葉で書いておく
強い言葉は影響を受けすぎるので危険
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サマリー

三宅嘉穂さんの『推しの素晴らしさを語りたいのに、やばいしか出てこない』は、SNS時代に情報発信をするすべての人におすすめの本です。自分の言葉で発信することの大切さが説かれています。

SNSでの情報発信と好きなものについて語ることの重要性
最初のこのジングルは、娘がしゃべってくれたものを使っているんですが、
その娘が持っていた本がすごくよかったので紹介します。
タイトルが、推しの素晴らしさを語りたいのに、やばいしか出てこないというものなんですが、
それだけじゃ何の本かわからないですよね。
サブタイトルがあって、自分の言葉で作るオタク文章術です。
三宅嘉穂さんという方が著者で、ディスカバー21から出ている本です。
タイトルも、表紙の漢字も若い女性向けで、実際にターゲットは若い女性だと思うんですが、
現在のSNSの時代に情報発信をするすべての人におすすめしたいと思える本でした。
この本で言っている推しというのは、別にアイドルとか声優とかアニメとか、
そういう対象に限らないという読み方もできて、
実際に作者の三宅さんは書評を書く仕事をしているそうで、
好きな本について語るというのも推しについて語るということと同じだと書いています。
私もデジタルのツールであったり、ガジェットであったり、好きなものについて語るということが多いです。
SNSやブログで情報発信をしている人って、多くは自分が好きなものについて語るということがしたいんだと思いますし、
ほとんどの人がしていることだと思います。
なので、この本はネットで発信しているすべての人に向けた文章術の本だと私は捉えました。
じゃあ推しイコール好きなものについて語ることの本だよねということはわかっていただいたとして、
じゃあこの本がどういいのか、なんでおすすめなのかの話をしていきたいと思います。
この本はSNSで他人の言葉に影響を受けずに自分の言葉で発信することの大切さを説いています。
そこにまず非常に共感しました。
この本で一貫して語られていることを口調をちょっと変えてアレンジして言うと、
好きなものを語るのに他人の言葉を借りるな。
あと、他の人が言語化してくれるから自分はいいやと思わず自分の言葉で語れ。
あともう一つ、人と同じ意見でもあなたが言葉にすること、発信することには意味がある。
この3つだと私は思います。
この辺の考え方が私には刺さりまくりました。
例えば私の場合だと新しいツールを見つけてこのツールいいなとか、
このツールについたこの新機能がいいなと思った時に、
SNSで他の人の感想、意見を見ることは多いです。
この本では推しのアイドルだったりとかの話になるんですが、
SNSで他人の感想を読むことで自分の感想を忘れてしまい、
他人の感想がまるで最初から自分の言葉だったかのような錯覚を覚えるということがあるのは危険だよねと言っています。
まさにこれ心当たりのある人は多いと思います。
さっきの私のツールの話だと、このツールのこういうところがいいなと思っていたことを、
自分の言葉で言語化せずに人の感想を見てしまうと、
ああそうだよね、これ私もそう思ってたと。
人の感想を自分が思ってたことのように勘違いしちゃうことってやっぱりあると思うんですね。
その人と同じ意見だと思ってたのはここからここまでだけど、
その先の別の部分までも人の意見に左右されちゃうとか、そういうのはやっぱり怖いですよね。
それを避けるためにこの本では他人の感想を見る前に自分の言葉で書いておいた方がいいと言っていたので、
これ実践したいなと思っています。
強い言葉との距離を取り自分の言葉を作ることの大切さ
このSNSで他の人の意見を見てしまうことで影響を受けてしまう問題については、
ネットで情報発信する人はみんな気づいていて考えたりしていることだと思います。
ちゃんと対策を考えている人もいるでしょうし、なんとなくうっすら思ってただけの人もいると思うんですが、
こうやって改めて意識できる機会がこの本によって得られたというのは私にとってはラッキーだったと思います。
もちろん自分の認識が間違ってないか、見当外れのことを言ってないかを確認するのに、
人の意見を見ることも必要だと思うので、それは自分の感想を言葉にしてからにしましょうねということですね。
またSNSやネットで発表するかしないかにかかわらず、
まず自分の言葉で書いておくということもなるべく実践したいと思っています。
ドラマを見て心が動いたりした時には人の感想を読みたくなるんですが、
その前にまず自分の言葉で書いておくと、どこに発表するとかでもなく書いておくという文章がたまっていったら、
それは将来の自分にとって何か大切なものになるような気がします。
そしてこの本の作者の三宅さんがこの本で一番伝えたかったということが後書きに書いてありました。
それは今SNSでは強い言葉が飛び交っているけど、そういった言葉に影響を受けすぎるのは危険だということです。
言い方が強くて激しい言葉は誰かの心に届きやすい劇薬でもあると。
読み手はいつの間にかその強い言葉に影響を受けてしまう。
誰かの言葉によって自分の思考が影響を受けすぎてしまうのが言葉の怖いところだから、
他人の言葉と距離を取ろうと、自分の言葉を作ろうと三宅さんは訴えているんですね。
それだけ強い言葉が今SNS上でナイフのようにビュンビュン飛んでいる。
まあツイッターXのことだと思いますが、その状況が危ういよねと三宅さんは心配してるんですね。
これも感じている人は多いと思います。
受け取る側じゃなくて情報を発信する側にとっては、
強い言葉という劇薬を使いたくなる時もあるかと思います。
自分が発信していることと同じような内容を強い言葉で言ってバズってるような投稿を見ると、
例えば使わなきゃ損とか〇〇の時代は終了ですとか煽る系のものだったりですが、
そういうのを見るともやっとしますが、こういう言い方の方が拡散されやすいんだったら、
ちょっと使ってみるのもありかなとか悪魔が囁いたりすることもあるんですが、
この本を読んでやっぱりそれダメだよねと、強い言葉のナイフを投げる側になっちゃダメだなと改めて思いました。
私が炎上覚悟で言いますとか、僕をフォローするメリットはなどと、
X、ツイッターで言い出したら誰か叱ってください。
強い言葉を使わずに、ツイッター公文みたいな文章を使わずに、もっと多くの人に情報を届けたいなと考えています。
今回は以上です。足利浩二がお届けしました。
10:00

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