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2025-01-22 30:47

#9−2 人を引き寄せる投稿を考えろ!SNS発信の勝ち筋の具体例

spotify apple_podcasts

:::::::::::::::::: 今週の内容 ::::::::::::::::::

SNS発信はつぶやくだけで顧客・信頼・人材を集められる最強の武器!

今回のエピソードでは「発信で得られるメリット」と「その効果を最大化する戦略」を具体例とともに徹底解説します。
さらに、けんすうがXを使った実験で導き出した「読まれる投稿の作り方」も公開!
ネガティブをポジティブに変える発信術や「読者が主役になる投稿」の作り方など、実践的なノウハウが満載です。

あなたの発信がビジネスを変えるキッカケになるかも!?
ぜひお楽しみください!

:::::::::::::::::: 参考URL ::::::::::::::::::

けんすうによるXポスト例

https://x.com/kensuu/status/1876258615402836192?s=46&t=9-h1Csy5Vcq-8RnoTdAlRA

https://x.com/kensuu/status/1876260248882934024?s=46&t=9-h1Csy5Vcq-8RnoTdAlRA

https://x.com/kensuu/status/1876483177306525787?s=46&t=9-h1Csy5Vcq-8RnoTdAlRA

:::::::::::::::::: 再生リスト ::::::::::::::::::

■s09 社長の発信編
Spotify:https://spoti.fi/4g8N3y7⁠
Youtube Podcast:⁠https://bit.ly/4gcYVyW⁠

■全シリーズ
Spotify:⁠https://spoti.fi/3zxsWd3⁠
Youtube Podcast:⁠https://bit.ly/49HTSEZ⁠

:::::::::::::::::: 出演 ::::::::::::::::::

尾原和啓(IT批評家)

京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼー、Google、iモード、楽天執行役員、2回のリクルートなど事業立上げ・投資を専門とし、内閣府新AI戦略検討、産総研人工知能研究センターアドバイザー、現在13職目、近著「アフターデジタル」は11万部、元 経産大臣 世耕氏より推挙。「プロセスエコノミー」はビジネス書グランプリ イノベーション部門受賞

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けんすう(アル株式会社代表取締役)

アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社nanapiを創業。2014年にKDDIグループにジョインし、2018年から現職。

::::::::::::: 番組への感想・メッセージ :::::::::::::

⁠https://forms.gle/bHQjcgjCCQkFEFDg9⁠

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■音声編集:株式会社BOOK
■アドバイザー:樋口聖典(株式会社BOOK代表取締役)

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サマリー

SNSを通じた情報発信において、効果的な投稿方法としてインフォメーション、オピニオン、ダイヤリーの3つの分類が提案されています。特にインフォメーションが重視され、フォロワー数が増えるまで意見を控えつつ、知りたい情報を繰り返し発信する重要性が説かれています。SNSでの引き寄せ効果を高めるためには、習慣に関する投稿が効果的であることが示されています。具体的な戦略として、時事性や言及したくなる要素を取り入れた投稿がバズりやすい方策として考察されています。SNS発信の効果的な手法についてのディスカッションが行われ、人を引き寄せる投稿のためのアプローチやキャラに合った余白作りの重要性が強調されています。また、スタートアップの経営者にとってのSNS活用の資質向上についても言及されています。

情報発信の必要性
けんすう
はい、というわけで社長の情報発信編の後編になります。
尾原
はい、前編が充実しすぎてて、後編これ大丈夫なんですか、マジで。
けんすう
そうですね、なんかもう本当に発信するとしたらの、その格論まで話そうかなと思ってるんですけども。
尾原
おー、いいですね、いいですね。
けんすう
はい、まずどういった発信すればいいのかわからないっていうのが皆さんの一番の悩みかなと思うので、そこから行きたいなと思います。
尾原
そうだよね、最初目的の設定はできたけど、目的はわかるけど、じゃあどうやって発信すればいいのって困るもんね。
けんすう
これは僕、3つに分けていて、インフォメーションかオピニオンかダイヤリーっていう、大体社長が発信しようと思ったら、大体この3つなんですね。
インフォメーションはいわゆる情報的なもので、オピニオンは自分の意見で、ダイヤリーは日記なんですけど。
尾原
いや、これマジでいろんなところで使わせていただいてます。本当に黄金のフレームワークです、これは。
けんすう
そうですね。これは僕が考えたわけじゃなくて、僕の会社にいたメンバーがこうじゃないかって言ってたんですけど、これやっぱり非常に整理されてて。
メンバーが考えたんだ。
そうなんですよ、はい。すごくわかりやすいなと思ってます。
意見の発信タイミング
けんすう
これ結論としては、インフォメーションだけを投稿した方がいいっていうのがあります。投稿というか、どんなメディアに出る時もですね。
これいろんな社長が発信しようとなった時にやりがちなのが、自分の意見言うとか日記を書くなんですよ。
基本的に知らない人の意見とか日記って誰も興味がないので。
尾原
マジ興味ないよね。
けんすう
興味ないんです。
尾原
だってその人のこと好きになってもいないのに日記書かれてもいい飯食ってんなぐらいな感じで、むしろマイナスがたまるケースもあるよね。
けんすう
そうなんですよね。ラーメン食べてるからといってそこで喜ぶ人って熱狂的なファンしかいないので、本当に有名な芸能人とかであれば日記だけでもアテンション集められるんですけど、
普通の人はやっぱりインフォメーションを投稿するしかないかなと思ってます。ただ社長って意見を言いたがる人がめっちゃ多くてですね。
尾原
自分の独自の路線によって他の会社と違うことによって選ばれるから、やっぱり意見の塊になるよね。普通に言う社長は。
けんすう
社内でも意見を求められるので、これが求められてると思われてしまうっていうのはよくある。
尾原
なるほどね。周りから意見どうですかって聞かれちゃうもんね。
けんすう
聞かれちゃうので、ただそれは普通の人は興味ないですっていうのが大事で、最低でもフォロワーが10万人超えてからでないと拡散されづらいと思っておいた方がいいかなと。
なるほど。
なので10万超えるまでは意見は一切書かないぐらいでもいいんじゃないかなと個人的には思ってます。
尾原
でも本当に前回のゲストの川部さんは本当にこれやり切ったってお話ですもんね。
けんすう
そうですね。やり切ってましたね。10万超えるまでは趣味の話とか全然しなかったんですよ。
尾原
おすすめのビジネス書に関してとか、むちゃくちゃ有益だったもんね。川部さん。
けんすう
そうですね。よほどの大物でもない限り10万超えるまでは意見書かない方がいいですし、LINEヤフー会長の川部さんですらおすすめのビジネス書とかリーダーシップとかみたいな情報を発信してたことを考えると
やはり意見とかはそれからでもいいかなと思ってます。
効果的な投稿の頻度
けんすう
口を酸っぱくして言う理由がちゃんとあってですね、意見を言うことで注目を浴びようとすると過激な意見の方が効果が出るので
尾原
わかる。あれ怖い。
けんすう
怖いですよね。
尾原
シェアされちゃうんだよね。ネガティブなことを言った方が。
けんすう
そうなんです。だからKPIとか数字追いかけるのに慣れてる社長って結構この方向に行っちゃいがちなんですよ。
こういう投稿が求められるんだなっていうのをやり続けた結果、すごいトリッキーな意見とか過激な意見ばっかり言うようなアカウントになっちゃうみたいな。
尾原
そうだよね。そうすると過激なことを求めるフォロワーが増えちゃうから、余計にいいねが集まるのって過激なことになっちゃうから
これってさっきの前編の話の採用に効きますよねとか会社としての顧客獲得につながりますよねっていう話と真逆の方向行っちゃうリスクあるよね。
けんすう
まさにさらに危機管理的にもネガティブなことを言う人ってネガティブなことを見たくてフォローしてるので
その社長が何かミスした時にめっちゃその社長のネタにネガティブなことを書くんですよ。
尾原
切り抜き屋さん側を増えちゃうわけだ。
けんすう
増えちゃう。でも例えば自分のやってる事業とかをちゃんと応援してくれる人とかがいると何かミスしても応援してくれるっていう。
だからやっぱネガティブなこととか過激なことを言ってフォロワー数を集めてしまうと自分が何かあった時に
よくフォロワー数は重厚の数だっていうふうに言われたりしますが、一斉に自分がターゲットになったりすることもあるのでやっぱり危険だなと思ってますね。
尾原
これは結構ちゃんと聞いた方がいい意見だね。
けんすう
そうですね、意見ですが。
これインフォメーションを出しましょうって話なんですけど、インフォメーションに関してもこれ結構ミスりがちなので順番について
ちょっとお話ししたいなと。
一番重要なのってこれはもうみんながわかると思うんですけど、みんなが知りたいと思っていてみんなが知らない情報を出すっていう。
これが当然効果高いです。
尾原
知らないことを教えてくれるからお得感がある一方で、知りたいって思ってなかったら見ないもんね。
けんすう
これはみんな狙うんで誰もができるんですけど、問題は2番目に投稿することだと思っていて、2番目に投稿するのってみんなが知りたいと思っていてみんながすでに知ってる情報だと思ってます。
尾原
これ出す意味あんの?どういうこと?
けんすう
そうですよね、そう思いますよね。みんなこれ出す意味ないんじゃないかと思って、みんなが知らないけどみんなが興味ないことを投稿しちゃうっていうのはすごい悪いことなんですよ。
尾原
なるほどね、ネタがなくなっていくとそっちに行かざるを得なくなるもんね。
そっちに行っちゃうんですけど、よく自分の行動を思い出してほしいんですけど、興味ある情報だったら何回流れてきても見ちゃいませんっていう話なんです。
復習的なこととかまとめ的な価値とかもあったりするしな。
けんすう
そうなんですよね。なので例えば新しいiPhoneの発表情報とかって何回出しても何回も見ちゃうみたいなことがあるんですよね。
尾原
わかる。
けんすう
逆に全く知らない情報で、例えばポッドキャストやってない人がポッドキャストにおすすめのマイクの情報がいくら流れてきてもやっぱり見ないんですよ。
尾原
そうね、俺は見るけど他の人は見ないよね。
そうなんです。だから興味ないことってやっぱり絶対見ないっていうのがあるので、みんなが知ってるから投稿しないみたいなことをみんなすごいやりがちなんですけど、知ってたとしても出した方がいいですよっていうね。
けんすう
みんなが知りたいってところを重視して出せば、逆に自分が知りたくて好きなことだから何回読んでもいいよねみたいな中でむしろ愛着も含むかもしれないもんね。
そうですね。これとある何百万人もフォロワーいる人のアドバイスで、なるほどなと思ったんですけど、その人はマライアキャリー理論みたいなことを言っていて、受けるネタは何回でも投稿した方がいいと。逆に何回でも投稿してくださいって言ってるんですよ。
芸人さんとかでもそうだと思うんですけど、この人がこれ言っても受けないけど、この人がこれ言ったら受けるみたいなのってあるじゃないですか。
尾原
予測効果ね。
けんすう
そうですね。だから小原さんが突然、都内のおいしい店のランチ情報を投稿しても多分受けないんですよ。だけど、例えばAIの最新情報だったら受けるみたいなことがあった時に、その人はやっぱそこだけを投稿し続けた方がいいし、1週間前に投稿したことをちょっと文章を書いて投稿してはやっぱり読まれるっていう。
尾原
まあそうだよね。それは2つの話があって、すでにファンの人にとってはさっき言った知ってることでもちょっと書くと変わったところでもう1回読みたいとかっていうのもあるし、あとSNSって結局1個目のポストと2個目のポストで実際読んでる人ってリーチの数同じように見えてるけど読まれてる方全然違う人だもんね。
けんすう
そうなんですよね。おっしゃる通りで、やっぱり100万表示が10回されたとしてもほとんど別の人が見てると思った方が良くて。なのでやっぱり何回でも投稿した方がいいよっていうのがポイントですね。
尾原
いやでもさ、一方で、それで理論的にはわかるけどできるもんな。やりきれば。
けんすう
逆に楽ですけどね。だからプロおごらレイヤーさんっていう、おごられて生きてる有名なXのアカウントの人がいるんですけど、彼とかもやっぱり2年前の投稿とかそのまま使ったりしてるんですよ。コピペして。
尾原
要はあれだよね。自分にとっては1回投稿したから、それって価値がないよねって勝手に思ってるだけで。そこはやっぱり何回も割り切ってやってみると、実際ユーザーの方はそれで嬉しがってるんだったらOKっていう風に。やっぱりあれだね。自分の中にある勝手なバイアスを外すことって大事やな。
けんすう
大事ですね。あとやっぱりミュージシャンと同じで、僕数年前に山下達郎のライブ行ったんですけど。
尾原
まらやけ理論に近い話ですね。
けんすう
超有名なあのクリスマスイブでしたっけ。あの曲を毎回やってくれるんですよ。
尾原
きっと君はですね。
けんすう
お客さんの聴きたい曲ってやっぱり大ヒットしたあの曲だよね。分かって。多分もう何十年も歌ってて飽きてると思うんですけど、ちゃんとやるっていう。
尾原
なるほど。分かった。俺もちゃんとアトミックネットワークって1日に1回は投稿するようにするよ。
けんすう
でも本当そういうことだと思いますね。本当に。
アトミックネットワークが重要だと10年間同じこと言ってようやくみんながまた言ってるなぐらいになると思っておいた方がいいかなと。
尾原
やっぱケンス言うと実感あるな。実践的だね。今回の後編は。
けんすう
そうですね。なのでここが大事なんですが、当然ですね、あんまりにもスペースが空いてないところ、例えばAppleの新製品の噂話を投稿するアカウントを今作ってもちょっときついよねっていうのがあるので。
尾原
ライバルいっぱいいるもんね。
けんすう
そうですね。ここはやっぱりスペースが空いてるところを投稿するっていうのも重要なので、インフォメーション何投稿しようかなって時はちょっと探してみるといいんですが。
尾原
そうだね。みんなが知りたいけれども他の人がまだそんなに投稿してないエリアってどこがあるかな。
でもそれってスタートアップとか経営者だったらそもそも新しい領域を作りに行ってるはずだから必然的にそもそもビジネスそのものがスペースが空いてないところにビジネスを作る人が多いから一致するケースは多そうかなって思うよね。
けんすう
そうですね。おっしゃる通りで、すでにアメリカで流行っているサービスを日本でやるみたいな人であったらアメリカにはたくさんそういう情報があったりするので、そういったものをちょっと威厄して紹介するとかだけでもみんなの知らない情報になるので、そういう言語の格差を使うとかは一番楽ですね。
習慣に関する投稿の効果
けんすう
というのを元に話したんですが、説得力を出すためにちょっと今1月8日なんですけど一昨日ぐらいに記事を出して実際にバズらせるっていうのをやったので。
尾原
何なんだよお前は。
けんすう
それを元にちょっと話したいなと思ってます。
何書いたかというと習慣を身につける方法みたいな。
尾原
投稿されてた。
あれバズったんだ。
けんすう
あれ結構バズってですね。PV自体は25,000ぐらいなんですが、ハテナブックマークも4,500ついて。
尾原
すげえな。今のハテブで4,500作って半端ねえぞ。
けんすう
そうですね。Twitterだとお気に入りが5,800。RTが2つ投稿したのでたぶん合計1,000ぐらい。いいねもたぶん1万ぐらいいってるのかな。
尾原
だってポスト今確認したけど50万ビュー超えてんじゃんかよお前。
けんすう
そうですね。1記事で。
これは結構やっぱりある意味手なりと言ったらめちゃくちゃ偉そうなんですけど、僕がよく投稿するネタなんですよ。
尾原
実はそうなんだ。習慣系まあ確かに好きだよね。
けんすう
好きですし、これ何度投稿しても必ずヒットするオハッコ的な感じなんですね。
これをまたちょっとハッコのコツにまとめ直したっていうだけなんですけど。
すげえな。
これいくつかの観点があって一つは時事性ですね。お正月なので習慣ネタがいけるだろう。
尾原
必ず新年みんな3日坊主っていうことは逆に言うと習慣化できないから習慣ネタ欲しい。
けんすう
そうですね。やっぱり3日経って3日坊主の人が今年も辞めちゃったと思った最初の方の平日、月曜日に投稿してるっていうのがポイントです。
2つ目は言及したくなるかどうかっていうのがすごい意識していて。
尾原
ツッコマレビリティってやつかな。
けんすう
ツッコマレビリティ余白ですね。
これまず習慣ネタだと自分は全てやってますって言いたい人がいるんですよ。
尾原
俺はやってるよみたいなね。
けんすう
俺知ってるよっていうのが一つ。でもう2つ目はこれだけ知らなかったよって言いたい人。
尾原
なるほどね。6つは知ってたけどこの2つまだやってなかった。
けんすう
そうなんです。
尾原
これって6つは自慢だもんね逆にね。
けんすう
そうなんです。おっしゃる通り。謙虚に言ってるようで6つやってるという自慢を自然としたいみたいなのがあるのでここも一つあります。
尾原
なるほど。
けんすう
でもう一つはここは勘違いしていたみたいな。
これあえて入れたんですけど目標は人に言わない方がいい理論みたいなのがあって。
尾原
はいはい。いわゆるデレックシバーズさんですね。TEDの。
けんすう
すごいな。有名なのがあるんですけどTEDとかでもねある。
これってやっぱり新年で目標言う人がすごく多かったのでそれを投稿した後にこれを見ると言わない方が良かったんだと。
尾原
だからそこも含めての1月5日ってことなんだ。
けんすう
そうですね。それで紹介するっていうのとあとは自分とは違いますっていう人。
尾原
なるほど。
けんすう
私の習慣の身につけ方これですよって言える余白を作っておくと自分の習慣の方法をいきなり発表したら聞いてねえよって言われるんじゃないかみたいな恐怖が出ちゃうんですけど
人のに乗っかってこういう意見あるけど自分はこうですよって言うんだったら投稿できるって人は結構いるので。
なるほど。
この4つぐらいを意識して記事を書いたところやっぱり言及したくなるのでバズりやすいという。
尾原
そうですね。だから逆に言うと余白って言って私はやってますっていうぐらいのみんなも知ってる感でありながらこれだけは知らなかったから自分は大概知ってるって自慢も兼ねながら知らないことをみんなにお伝えする余白もあれば
一般的な常識だったり今までやってたことを逆取ることで実はみたいなこともあればこんだけの突っ込まれビリティをちゃんと考えてるんだすごいねあんたって。
受け手の重要性
けんすう
そうですね。これやっぱSNS自体すごい重要だなと思うんですけど主役は発信者じゃなくて受け手なんですよ。
だからやっぱり自分が主人公になれるような記事を提供してあげるっていうのがすごい重要だなと思っていてこの記事はやっぱり僕が主役じゃなくて紹介する人が主役になるような感じにしてるので紹介しやすい。
尾原
紹介してくれる人が主役ちょっと俺コントから言うようにしようと思うけど多分これ一番無理なんだよね。
自分の中で新しく完成された理論を披露していくってことが快感原理だけでポストしてるから
けんすう
でも小原さんのも実はそれは結構自然になっていて。
尾原
まじで?
けんすう
小原さんは多分読み手のことを考えてまとめるというか自分の頭の中のやつをアウトプットしてくれたので
それによって他の人が脳に刺激があったらそれをまた自由に投稿していくっていう感覚があるので
ある意味だと本当素材だけを出すか料理を出すかの違いだと思うので。
尾原
そういう意味では素材提供者です僕は。
けんすう
そうですね。最近だと絵画とかでも一緒に写真撮れるやつの方が人気で。
尾原
絵をアップするんじゃなくて絵といる私で完成すると。
けんすう
そうですね。だから逆にスマホで写真が撮りづらいような完成された作品って見られなくなってるみたいなことを誰かが言ってて
すごい面白いなと思いましたね。
尾原
いやでも逆にあれだね。この辺のなんか時事性みたいな話とか
そうだけど今言った突っ込みたくなる言及したくなる紹介する方が主役になるこの4つの軸を入れた上で
自分がやろうと思ったポストをこの4つを加味した上でどう改善できますかみたいなことをChat GPTにやるだけで相当訓練できそうだね。
そうですね。自分で考えなくてもChat GPTでいいような気がしますね。
ちなみに他にもあんの?他にもあんの工夫の観点で。
けんすう
これはツイートの仕方も実は2種類やっていて。
なんだと?
スクショを貼って一部を見せて紹介するというパターンと、記事だけのツイートもしていて
記事書いたよって1回しか投稿しないのってやっぱり今だとちょっともったいないんですよ。
記事ごとに見る人が違うぐらいの記事っていうか投稿ごとにっていうのがあるので
両方やって両方ともちゃんとアルティムされてますね。
尾原
普通に考えたら最近のXの傾向だとやっぱりスクショを貼っておいた方が目立つから人見てくれる一方で
記事だけだとクリックはしやすいけど広がりにくいのかなって思っちゃうんだけど
両方動くんだ。
けんすう
両方ちゃんと動いてましたね。
だから両方やっとくのがいいかなと思いました。
尾原
なるほどね。さっきの知ってるだろうから2回ポストしないっていうのと同じで
ツイートの仕方を工夫したものは両方やっちゃっていいんだと。
けんすう
そうですね。なぜならみんな全部のツイートを見てるわけではないので
1回よりも2回の方が最大化するっていう結構当たり前の話なんですが
文言もちゃんと変えてURL入ってるバージョンと入ってないバージョンで
スクショのやつはスクショなんで中身までは読んでないので同じ投稿とは見なされないみたいな。
尾原
なるほどね。あんたずっとこんなこと考えてたね。恐ろしい子だね。
けんすう
こんなことばっかりやっていますがちょっとおまけとして
それでも意見言いたいみたいな人がいると思ったので
これも昨日ちょっとこれだったらバズるかなっていうのを投稿して
M1ネタっていう自分とは全然違う領域の投稿をして
尾原
まあまあ伸びたのでノウハウをちょっと紹介しようかなと。
これは460万回ぐらい表示されてRTが2400、いいねが34000、コメントが112件って感じですね。
けんすう
これ何やったかというと内容を言うとM1って今高学歴の人が多くなっていて
傾向と対策によって攻略されているとか
頭のいい人が脳をハックして笑うようなものを作ってるんじゃないかみたいな批判があったんですね。
尾原
そうね。割とよく言われる大学お笑いって本当にいいのかみたいな話を聞かれてネタ化されやすいよね。
けんすう
そうですねまあ決勝出た6人中3人が慶応なので確かに言いたくなるだろうなと思ったんですけど
今小原さんが言った意見ってみんなこう意地悪な言い方すると
自分は新しいこと言ってそうだけどみんなが言ってることなんですよ。
尾原
まあ確かにおっしゃる通り。
けんすう
よくあるパターンなのでこれを投稿しちゃうと多分全然バズらない。
尾原
そうだねさっき言ったようにもうポジションがスペースが空いてないって話だよね。
けんすう
そうですね。なのでこれを軸にしてもう1回これの切り口をちょっと斜めに切るみたいなことをすると
尾原
なるほどバイアス屈しだ。
けんすう
バイアスを崩すとバズりやすいと。
尾原
ポイントはやっぱりネガティブなものはポジティブにするっていうのがあります。
気持ちいいシーケンスのキャラというか発信者のプラスにもなるもんね。
ネガティブなものでバズるとどんどん過激なネガティブのことを言うから
結局社長としてはボスとしてプラスにならないよねって最初のゴールの話だよね。
けんすう
そうですね。あとやっぱネガティブなものを見た時って人ってもやもやと結構心に残るけど解消されてないので
それを別の切り口でポジティブに展開してくれるとこれ思ってたっていう人がめっちゃ増えるんですよ。
これは自分も思ってたと。
賛同するのに使ってくれる。さっきの自分が主人公になれる投稿なんですけどみたいな感じになる。
で僕が言ったのがやっぱその工学歴の人がお笑いを科学してした結果、例えばそのMRのネタなんですが
アンジェラーキーがめちゃくちゃ大きいピアノを弾いていて、それを指摘するとめちゃくちゃ悪魔のように怒って
尾原
会場が静まりきって隣から長打ち中心の曲が聞こえてくるみたいな。
動作芸がすごかったよね。
けんすう
すごいんですけどこれって傾向と対策でこれ出てくるとしたらめちゃくちゃ面白くないですかみたいな。
尾原
頭のいい人は傾向と対策で極端な動作芸をやりましょうよっていう結論になるって
むしろ本当に天然の芸人がやっていく方向性だよね。
けんすう
そうですね。なので面白くないですかと言ったらやっぱそれを自分もそう思ってたみたいなのとか
そもそも大学お笑い批判は違うとか、もともとのネガティブな意見に対してちょっと納得いってなかった人たちが乗っかってきてくれるみたいな
ものでガーッと伸びたので。
尾原
なるほどね。そうするとこれってバイアス屑になってるからみんなにこれ確かに広げたい。
特に大学お笑いダメじゃないかみたいな、お笑いが終わっていくんじゃないかみたいな批判にもやもやしてる人がシェアしたくなるし
さらにそこに対して自分も実はこう思ってましたとか、実は彼ってこうですよねみたいな追加考察もしやすいよねポジティブな流れだから。
けんすう
そうですね、まさにそうですね。だから自分の意見言う時は自分の意見を広めるのではなくてみんなの意見が集まる磁石みたいな投稿しとくみたいなのがポイントかなと思います。
尾原
なんて恐ろしい子。
けんすう
でやると意見系を投稿したい人でも比較的読まれるものを作れるよっていうようなお話でした。
投稿における量とキャラの重要性
尾原
でさあ、フレームワークはわかったよ。とりあえず10万いくまではインフォメーションの中で磨いていこうだけど、やっぱりこういう切り口みたいな話とか
シェアする人が主役になるような余白作りみたいなのはどうやって鍛えていくの?
けんすう
そうですね、これやっぱり一つは量だと思ってて、っていうのもやっぱ人に合う合わないがあって、これもさっきの芸人の話でいうと誰が言うかによってどこで笑い起こるかが違うみたいな。
尾原
キャラによるもんね。
けんすう
そうですね、僕好きな話だとナイツの花輪さんは自分の漫才の動画をずっと見直した結果、受けてない時代でも何か言い間違えた時には笑いが起きてるっていうのを気づいて、
言い間違いを増やしていったらすごいウケるから最終的に言い間違いだけの漫才になったみたいな。
わかりやすい。
なので、自分のキャラ的に何が合うかをちゃんと知っておくっていうのは重要なので、そこは結構量かなと思いますし。
尾原
だから結局余白って、もちろん話題の中の余白性もあるけど、その人のキャラの余白に合ってると突っ込みやすいもんね。
けんすう
そうですね、まさに。
尾原
キレるんじゃないかとか怒られるんじゃないかとか思うけど、むしろ余白が決まってると突っ込むことで喜んでもらえるって思えるしね。
けんすう
そうですね。
尾原
なるほどな。
けんすう
あとはやっぱみんなが常識だと思ってることをチャットGPTとかに投げて、その反対意見をもらうとかはよくしますね。
例えばウクライナ戦争でロシアが弱体化してるんじゃないかという意見を見たら、ロシアがこれからどんどん強国になっていくとしたらどういうのが考えられますかって言うと、
例えば温暖化によって北極海の氷が溶けるとコウロができるので、エネルギー資源のアクセスが容易になるので伸びますよとか。
そういったことを言われると自分になかった観点なんで、これをもとにロシアはこれから強くなるよみたいなことを言うとちょっと違った切り口になるとか。
まあいろいろ調べられるかなと思いますね。
尾原
でもそれってケンスみたいに純粋にツイッターの中で実験としてやる以外にも、今みたいな別の角度から切り直してみることによってみんなの意見が集まるとか、
それによってその人のキャラの予測性が高まるから、その人への信頼感が増えていくって。
これってさ、俯瞰してみるとスタートアップの経営者が普段パートナーシップだったり、普段営業でやってることだよね。
けんすう
そうですね、まさにそういうことだと思いますね。
尾原
だから逆に言えばこういう発信のやり方の中で、スタートアップの経営者として自分のだけの角度とか尖りとか、その尖りがあってもなお愛されるっていう経営者としての資質を高めることにもつながるから、これやるしかないんじゃない?
けんすう
そうですね。やるといろいろなものが鍛えられるというのもありますし、僕みたいにXばっかりやってる人になっちゃう可能性もあるので。
スタートアップと情報発信
けんすう
配陣にならないように注意をしながら、皆様、用法と要領はお気を付けの上、この前後編の処方箋を使ってください、みたいな話ですかね。
そうですね。僕が今正当化して言ってますが、僕はどちらかというともう中毒患者だと思って、ここまではやらなくて大丈夫です。
そうですね。
尾原
ただ、すごい実践としての角度っていうのが高まったので、ぜひ逆にこれ実際自分でやってみたらこうだよとか、実際自分たちがやってみたときに、
ここはできるけどここは違和感あるなみたいなことを、ぜひポストしてみるっていうことが今回の学び一歩目みたいな話じゃないですかね。
けんすう
余白作りだ。
尾原
頑張ってみました。
けんすう
でも、冗談抜きで今みたいなことを言うだけで、投稿していいんだなってなるので、投稿が増えたりはするので結構重要ですね。
尾原
そうですね。ぜひ皆さん試してください。
けんすう
というわけで、社長も情報発信した方がいいんじゃないかと思っている人も多いかなと思うんですが、この辺を抑えとけばそれなりにできるようになるかなと思うので、ちょっと試してみてもらいたいなと思います。
尾原
本当です。毎回研修会は世の中で聞けない分解の仕方、実践の仕方が聞けるので、めっちゃ有用な会でした、今回も。ありがとうございます。
30:47

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