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2019-07-08 05:37

第85回「Slackを使いたいけど使う機会がなかなかない」

ビジネスチャットと呼ばれる分野のサービスSlackについて話しました。Slack関連の最近のニュースと、使い始めのハードルが高いことなどを話題にしています。
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第85回アシカガキャスト
前回のアシカガキャストで、LINEの新機能のオープンチャットの説明をして、
Slackとも多少競合するかもという話をしましたが、今回はSlackの話をしたいと思います。
最近、ナビタイムとSlackが連携するというニュースがありまして、
Slack上からナビタイムの乗り換え検索が可能になると。
Slackにはスラッシュコマンドというのがあるんですが、
スラッシュナビタイムどこどこからどこどこと入力すると、乗り換え案内が検索されて、
結果がSlack上に表示されると。
それをチャンネルとかチームのメンバーに簡単に共有できるということです。
これ使うにはまずSlackにナビタイムのアプリをインストールするということが必要です。
このようにSlackはアプリという形で機能を追加することができて、
別なサービスと柔軟に連携できるというところが人気のある理由の一つでもあります。
Slackはビジネスチャットと呼ばれる分野のサービスで、
日本製のチャットワークとか、最近利用企業が増えているというマイクロソフトのTeamsなどがライバルとなります。
Slackはアメリカではデファクトスタンダードになっていて、
6月20日にニューヨーク証券取引所に上場したんですが、
時価総額は200億ドル日本円にして2兆円を超えたそうです。
ビジネスチャットと言いますが、位置付けとしてはグループウェアを連想してもらった方がいいと思います。
チャンネルと呼ばれる会議室のような場所を作って、その中でやりとりをします。
案件ごととか部署ごととかにチャンネルを作ればいいんですね。
チャンネルごとに参加メンバーを決めることができます。
私はSlackが好きで、3年前くらいからことあるごとにその良さを語ったり、
案件があると、じゃあやりとりにSlackを使いましょうよと提案したりしてきました。
メールじゃない方法でやりとりをするということを推奨したかったんですね。
それでいくつかの案件でSlackを使ったんですが、
1つ減り、2つ減りで、いつの間にか今Slackでのやりとりはゼロになっています。
これはSlackがなじまなかったというケースもあるんですが、
案件が終わってしまって、新しくSlackでやりとりする案件が今はないという状態ですね。
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Slackは使い始めのハードルがちょっと高くて、その概念がちょっと分かりにくいところがあります。
チャットワークとかLINEとかFacebookメッセンジャーも、
そのサービス自体に基本1つ自分のアカウントがあって、
そのアカウント同士で直接つながったり、グループを作ったりします。
Slackはそういう考え方ではなくて、まず会社とかグループで1個ワークスペースというのを作ります。
そのワークスペースに対して各自がユーザー登録するという形なので、
Slackという1つのサービスの中に自分のアカウントが1つという考え方じゃないんですね。
ワークスペースごとにメールアドレスとパスワードを決めて、そこにログインすると。
なのでワークスペースごとにユーザー名、プロフィール写真は別なものに変えられるんですね。
なのでワークスペースごとに別途ログインするという形にはなるんですが、
複数のワークスペースを切り替えるという機能は持っています。
会社とか何かのグループ、サークルとかいう大きな括りがワークスペースで、
そのワークスペースの中に会議室としてチャンネルを作って、
その中でやり取りする。テキストのやり取りとか、画像を添付したりファイルを添付したり。
まあちょっと違いますけど、フェイスブックでのやり取りみたいな感覚です。
やっぱりグループウェア的なものなので、案件ごとに短期間で使うという用途には、
ちょっと向いてないのかなというふうにも感じ始めています。
会社とかでワークスペースを使ってスラックを使っていて、
あるチャンネルに外部のメンバーをゲストで追加というのは有料版ではできるので、
フリーランスの私の場合はゲストとしてスラックに参加するというようなケースが自然なんだろうなと思います。
ということで、スラックを使いたいけど使う機会がなかなかないという話でした。
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