00:00
アシカガゲスト イラストには重線ありのイラストと無しのイラストがあります。
重線というのは 輪郭線のことですね。
モノクロの漫画は必ず重線があって 線で絵ができているわけですが
カラーになった時に 色があればモノの形はわかるので輪郭の線を
重線をなくしてしまうという選択肢があります 多くの人がピンとくるだろうなと思うのは
イラスト屋のイラストですね あれは重線がなくて塗りだけで表現されていて
かわいい感じ ポップな軽い感じで色んなシーンに合わせやすい効果も
重線がないことで出ているんじゃないかなと思います あと拡大したり縮小したりしてイラストのサイズを変える時に
重線がある場合線の太さが変わって見た目の印象が変わってしまうことがあります イラスト屋のイラストはイラスト素材なので
いろんなサイズで使われることがあると思うんですが 重線がないのでサイズの変更に強いという面もあるんじゃないかなと思います
あとハローキティがそれまで黒くて太い重線があったのを 今のデザイナーの山口優子さんが重線をなくして柔らかい感じにして
再ブレイクしたヒットしたというのは結構有名な話ですね ここまで重線重線と言ってきたんですが
このポッドキャストの今回のタイトルを目で見てない人にはピンときてないかもしれないんですが 主人公の主に線で
重線と読みます 主線と読む人もいます
漫画業界では重線と読む人が多いようで 私も主線じゃなくて重線の方に馴染みがあるので重線と読んでいます
カラーのイラストを書くときの話ですが 重線ありの場合は
下書きの後を重線を線で書いていって 重線で閉じた空間を塗りつぶしツールで塗って色を塗ると
03:03
というやり方で私は書くことが多いです 人によっては重線で完全に閉じた空間を作らない
で例えば顔の輪郭も1本の繋がった線じゃなくて 途中隙間が空いてるようにわざと書く人もいるのでその場合
単純に塗りつぶしツールで塗ることはできないので 塗りつぶしツールを使わずに塗っていく人も多いと思います
まあともかく重線ありのイラストの場合はまず 重線を書くというステップがあるんですが
重線なしの場合は書き方がだいぶ変わってくるんですね で私が以前パソコンでペンタブレットで
アドビアニメートというアプリで絵を描いていた時の 重線なしイラストの書き方があったんですがそのやり方が
ipad に移行してからできなくなったんですね でも最近 ipad での重線なしイラストの書き方を
これでいけそうというやり方がわかりましたというのが今回この話をしている きっかけとなっています
最後結論を聞くとなんだというすごく単純な話でなおかつ ipad も実はあんまり関係ない話ではあります
パソコンでペンタブレットでアドビアニメートで 重線なしのイラストを
書いてた時のやり方を説明します 下書きの後一番細い線で
重線となるような線を全部書いてしまって
塗りつぶしツールで 塗りつぶした後に線を全部消していました
アドビアニメートでは 同じ太さ同じ色の線は
つながっている線を全部一遍に選択できたんですね ダブルクリックでなので色を塗った後
全部の線がつながるようにグニャグニャグニャグニャーと線を引いて ダブルクリックして一気にすべての線を選択して消すというやり方をやっていました
影とかハイライトをつけたい時も一回線で囲んで色を塗った後線を消すというやり方が 便利でした色が塗られている領域に線を引いて
06:11
その塗りを分断するような感じに線を引いて ちょっと濃い別の色で塗りつぶして影をつける
その後線を消すというやり方が便利でした このやり方は ipad の
プロクリエイトでもアドビフレスコでもできないんですね プロクリエイトもフレスコも塗りと線の区別がないんですね
フレスコではつながっている同じ色の部分を 簡単に選択して消すことができます
なので輪郭線を書いて塗りつぶして後で輪郭線の部分を消すということはできるんです けれども
その消した線の幅分 空白ができてしまいます例えばブラシツールで輪郭線を書いて目を書いて
鼻を書いて口を書いてそれぞれの閉じた領域に色をつけていったとして 最後に輪郭線を一個一個選んで消していった場合に
例えば肌の色と口を赤く塗ったとしてその間にもともと 輪郭線があった幅分空白ができちゃう
キャンバスが白だったら白く抜けちゃうということになってしまいます じゃあ輪郭線書かずに最初から塗りつぶしていけばいいじゃないかと
いうことで実際そういうやり方をしたりしてたんですが 線じゃなくて塗りで書いていくと
下書きが見えなくなってしまう最初に全部肌の色で塗ってしまったら 下書きの目とか鼻とか口が見えなくなってしまう
これはどうしたもんだと思っていました そして先日
人に教えるために ipad でのイラストの書き方をいろいろ研究していて 以前購入した
おもせんなしイラストの書き方という本を思い出しました アメリカさんという人が書いている本で
あ、中黒、メリカなんで あ、メリカさんなのかもしれないんですが
2019年の3月に発売されてすぐこの本買ったんですが パラパラパラッと目を通したんですがこの本の通りにやってみる
09:07
ということはしてなかったんですね で今回この本の通りにやってみたんですが
下書きを黒い線で書いて一番上のレイヤーに置いて ちょっと透明度をつけてレイヤー効果を乗算にする
というのがまず目から鱗でした 下書きを一番上のレイヤーにするという発想がなんで出てこなかったんでしょうね
そしてあとは色ごとに細かくレイヤーに分けて 塗っていくというやり方が説明されていました
私はあんまりレイヤーを分けない派だったんですが めんどくさがらずに色ごとにレイヤーに分けた方がやっぱり便利ですね
色ごとにレイヤーを分けておくことでレイヤーマスクを使って 影とかハイライトとかを書き込んでいけば
その塗られている範囲からはみ出すことがないので マスクの機能をうまく使えばいいということがわかりました
このアメリカさんの本では Photoshop を使っての書き方を説明しているんですが
ツールはそれほど関係なくて Procreate でもフレスコでも参考にできる内容になっていると思います
Procreate でもフレスコでもマスクの機能はあります またこの本を買うと
アメリカさん特製のブラシをダウンロードできます Photoshop 用のブラシなんですが
Procreate でもフレスコでも使うことができます このブラシがすごく優れもので
アメリカさんのようなタッチのイラストに本当になるんですね アナログ感のあるザラザラした可愛い感じになるので
単純に塗りつぶした上にこのブラシでささっと 影とかを入れるといい感じの質感ができると思います
ということでおもせなしイラストの話でした