00:04
この番組では、毎週一冊の邦訳アメコミをテーマに、2人でディスカッションをして、勝った方が来週に勝ち進むことができ、10週勝ち抜くと、年末に行われるチャンピオンシップ大会への出場ができると、そういうルールでやっております。
イカスバンド天国的な。
ツッコめよ。良くないぞ。そういうところが良くない。2人しかいないから、そんなことやってないだろう、みたいなこと言わないと、もう着地がないじゃん。
そのままそういう世界として進んでしまうから。
良くないと思う。
どないやねん。
ということで、この番組は毎週邦訳アメコミを一冊、2人で紹介しているんですけれども、今回は、映画エターナルズが公開されたということで、この邦訳アメコミのエターナルズをやりつつ、映画のエターナルズの話もして、という形でやっていきたいと思います。
どうでした?エターナルズ。
誰だよって思いましたよね。
ファーストインプレッションはね、公開しますというポスターを見た段階で、誰だよって思いましたね。
このラジオもしわがらくやって、それなりにアメコミを読んできましたが、マジで知らない人たちでしたね。
いやー、ピンとこなかったねー。全然ね。
マードンソクかな、一番知ってるヒーローがある中で。
そうね。マードンソクも名前ドンリーに変わってたし、本当に誰だよ感強めでしたけれども。
でも、シャンチーの時も誰だよって思ったし、
どちら様とは思いましたね。
やっぱね、もうね、我々がピンとくるようなメジャーキャラクターで、映像化されてないキャラクターっていないんじゃない?
はー、なるほど。確かに。
ゴーストライダーとか、ブレイドとか、みんなファンタスティックフォーとか、みんな一度は映画化されてるじゃないですか。
そう考えるとね、もうなかなか。
アベンジャーズの主要なメンバーの人たちとか考えても、確かに大体映画化されてるね。
そうなんだよ。
だから、もう今そういうフェーズに突入してるんだよ。
ついにもう過去のそこまでのキャラクターをMCUに生まれ変わらせるという。
なるほどね。
でも思えばやっぱアイアンマンとかって正直そんなに知らんかったけど。
最初出た時もそうだったんだ。映画化された時も。
あのさ、カプコンVSマーベルがマーベルの入り口としてはデカかったと思うんだけど。
モフトゲームがあったよね。
あれ、なぜかアイアンマンじゃなくてウォーマシーンがさ、登場してたから、アイアンマンかみたいな。
03:03
はー、なるほどね。
だから、これからね、またどんどん今までそんなに前面に出てこなかったキャラクターたちが、今度は映画の世界で活躍していくように。
第2、第3のアイアンマンがこれから生まれてくるわけですね。
って思ったりして。
あと、もうなんかMCUオリジナルキャラとか。
あー、なるほどね。
そっちの方向でいっちゃう。
そっか、方向もありっちゃありですよね。
悪役主役とかね。
悪役主役とかね。
メジャーなところの悪役の絵画とかね。
ブーメランとかね。
ブーメランとかそうそう。
ショッカーとかをね。
ショッカーとか。
そういう奴らを取り上げていくってのもありだよね。
そうですね。いいですね。
まあ、というわけで。
作品自体はね、シャンチー見た時も思ったけど、やっぱり面白い。
面白い。
面白かったね。
常にこのレベルの作品を出し続けられるってすごいよね。
本当に。
そのキャラクター知ってるかどうかとか関係なく、そっから見ても普通に面白いっていう。
やっぱすごいよね。
ブラックウィドウ、シャンチー、エターナル。
あー。
まあ、どれも。
ハズレなしですよね。
面白かったですね。
まあ、じゃあそのエターナル誰だよってね、多くの人が思ってると思うんで。
簡単にエターナルズっていうのがどういう人たちなのかってことを説明しますと。
お願いします。
作ったのはアメコミ界のキングと呼ばれているジャック・カービィですね。
ジャック・カービィ。
ジャック・カービィはマーベルコミックスでソウとか、ああいうアスガルドの人たちのお話をたくさん作って書いた後ですね。
DCコミックスに席し、DCコミックスでニューゴッズやダークサイド。
オライオンとか。
そうそう。
フォースワールドって言うんですね。ミスター・ミラクルの周りの。
周りのあんまり良くない人たちが多い。スーパーマンによくぶん殴られてる人たちですね。
オライオンだけじゃん。
でもなんかそう考えるとやっぱアスガルドのオーディーンとかのちょっと高慢なところがあるし。
コミュニケーションできない感じとかはオライオンにも継承されてる。
今回で言うとイカリス。
イカリスも確かにちょっと頑固なタイプではありましたね。
そうだね。やっぱこう人間と線を引いていって、自分を上に置いておくところはちょっとあるのかなと。
なるほど。
で、DCコミックスでフォースワールドを描いた後に、マーベルコミックスにデモ撮りをして描いたのがこのエターナルズという一連の世界観というか。
なるほど。じゃあDCでそういうのを描いた後に。
そうですね。
描き始めた。
なるほどね。
セレスティアルという巨大な
06:00
何?
増物種ですよね。
巨大宇宙人。宇宙人でもない。巨大ロボ。
ロボ。神。
神。
何と言っていいかわからない。スケールが大きすぎてね。
っていうのがいて、彼らが人類を作ったみたいな設定なんですね。
マーベルユニ、このエターナルズのコミックス的には。
はいはいはい。
で、エターナルズっていうものも作り出して、人間の発展をおかげからサポートしてたんだよというような壮大な世界観で。
だからこそ、マーベルユニバースと食い合わせが悪かったってね。
なるほど。
本魔門の増物種が、本当の増物種が出てきて、神に近しい存在が世界を作っているってなっちゃうと、
マーベル世界にいる神のたつせがなくなるというか。
そうそうそうそう。
じゃあお前ら何なんだよってなっちゃいますもんね。
うん。あともう、何て言うんだろう。歪症化してしまうもんね。
他のヒーローたちやミュータントとかが。
存在が圧倒的すぎてね。
だから、MCUに組み込もうとした?そんなようなことが書かれてましたね。
ハルクを出したんだけど、それは現実でできたものだとか、実はロボットだったとか。
なんかそういうような感じで、マーベルユニバースと繋がってんだが繋がってないんだがっていう感じで、
ジャック・カービィが作った時は、曖昧な感じにしてたんですが、今回、映画ではMCUの世界観の中にガッチリ組み込まれ。
ちょっと設定は変わってたけどね。
はいはい。
紹介する公約アメコミの方でもMCUにちゃんと組み込まれてましたね。
そうですね。
そういうわけで、スケールが大きすぎて、ちょっと持て余されてたのがこのエターナルズ。
でもまだそういうものすごくでかいスケールの物語がある、世界観があるっていうのがエターナルズ。
ひいてはジャック・カービィの想像した物語の魅力ではありますね。
神々の戦いみたいなところは確かにありますもんね。
私これ注釈書を読んで初めて知ったんですけど、エターナルズデビューしたのが1970年代、26年かな。
当時流行していた、古代に地球にやってきた宇宙人が生命体を作り出したんだ、文化を伝えたんだ、みたいなのの影響下で生まれたみたいなことが書いてありましたよね。
聞いたことありますね。宇宙人が人類の進化を促した。
いいよね、こういうオカルト。
あれでは70年代で有名なのだと、これ確か注釈でも書いてあったけど、エイリッヒ・フォンデニゲンの未来の記憶っていう本ですよね。
マヤの古代文明の石棺、石の棺の上に宇宙飛行士の絵が描いてあると。
つまり、かつて地球には宇宙人が来ていたんだ、みたいなやつとかも70年代に流行ったやつだし。
09:07
あとあれではね、クリスタルスカル、水晶の骸骨。あれが当時の技術では作れない大パーツだって発見。
鍵かっこつきの発見されたのも、1970年代。
やっぱりもう世界的にオカルトブームというか。
ベトナム戦争の影響あるとか言いますよね。
結構アメリカがベトナム戦争で苦労している時期でもあるので、その既存の価値観みたいなもの、社会通念みたいなものが信じられなくなって。
神の世界とか、心霊現象とかに引き込まれがちとは言いますよね。
もう世界観をひっくり返すようなものを求めていたっていうのがもしかしたらあるのかもね。
19世紀末から第一次世界大戦あたりまでも確かヨーロッパですごく心霊主義とか流行るんですよね。
なるほど。
なんかこうポルタガイストとか、そういうのがわーっと流行った時期でもあるから。
世の中が不安定になると、そういう違う価値観、違う世界の味方に惹かれる人が増えるのかもしれないですよね。
なるほどね。
そういう目で見るとエターナルズって結構やばいというか、すごいですよね。
いやすごいと思いますよ。
モロの影響を受けてますよね。ジャック・カーヴィー版に関しては。
宇宙からやってきた巨大生命体が地球人を生み出していた。なんだって。
マーベルコミック版、幼年期の終わりみたいなことどっかで書かれてたけど。
地球幼年期の終わり。
そういうことだね。
朝日暗く。
確かにね。
そっか。ちょっと関係ないけど、今の話聞いて、今も世の中ちょっと不安定じゃないですか。
オカルト。
なるほどね。
アメコミを集めれば免疫力が高まるとかね。
あーなるほど。
このラジオを聴けば悪い電波を寄せつけないとか。
そういう方向で売り出していくという方法もあるかもしれないですね。
なるほど。
自流を読むというよりはそういうことかもしれません。
まあでも、物事を正しく見るっていうのは難しいから。
そうだね。何が正しいかってやっぱり時代で変わるしね。
まあでもそういう影響下の中でできた壮大なスケールの話だということですね。
じゃあ今日は、まずは映画の話を。
そうですね。
ちょっとしていき。
さっき見たばっかりですから、映画の話しましょう。
で、コミックスの方とも話して、この差っていうかね。
何かも話せればいいかなと思いますので。
はい。
ではよろしくお願いします。
映画終わった後に、劇場では拍手が。
おーそうですか。
へー。
こういう時にさ、自分の立ち振る舞いって難しいなと思ってて。
なんで?
周りが拍手しているのに、乗るのも恥ずかしいなという思いもありつつ。
どんな人意識だよ。誰も気にしてないよ。
拍手しないことによって周りの人たちが、あ、なんか拍手する人少ないなとか思われるのも嫌だろうなと思って。
私は身動きができませんでした。
12:00
しないよ。
椅子から立ち上がることができませんでした。
でもその映画終わった後に、周りの席の人が話してたんですけど、もうわけわからんわって。
へー。
その人はどうやらMCUをあんまり熱心に見てこなかったと。
はいはいはい。
とびとびに見てるから、わけわからんわって言ってて。
確かになって。
なんかMCUがアメコミに似てきたなと思うんですよね。
なるほど。
なんかMCU自身の歴史がどんどんどんどん積み重なっていくにつれて、
そのMCU的な設定というか文法みたいなものがあるじゃないですか。
そういうのに馴染みがない人は、
結局例えば、映画終わった後の意味深なシーンとか見て、あれなんだろうとは思わないじゃないですか。
そうだね。
MCUずっと見てる人。
そうだね。
はいはい、こういうのね。
はいはいで終わるけど、たぶん久しぶりに見た人とか初めて見た人は、
あれなんだろうなんだろう、胸にしこりが残るみたいな感じで、
ある種のわけのわからんさに繋がっているのかなと思って。
そうかそうか。
確かにね、シリーズものの定めかもね。
回数重ねるごとにどんどんどんどん設定が複雑になり、
過去シリーズのオマージュとかを出せば出すほど新規のお客は悩むっていうね。
あれは何だったんだろう。
アメコミも定期的にリセットや若返りを図って苦労してますもんね。
そうだよね。
MCUももう10年…
何年だっけ?
10何年?20年近いんじゃない?
やってますもんね。
その息についに達してしまったんですね。
これどう解決していくかってやっぱりどんなコンテンツでも抱える問題かもしれないですよね。
そうだね。
でも、私エンドゲーム見た時に、アベンジャーズって何?って言ってた人いたから。
見る前に。
あーなるほど。
もうやるなーと思って。
確かに。
どんな映画でもそれが初体験の人はきっといるもんね。
だから我々のスタンスとしてはさ、アメコミはどこから読んでもいいんだとか。
そうだね、MCUも。
どこから見てもいいんじゃない?
どこから見てもいいんです。
どうせ誰も見てる人もわかってないから。
そうそう、今回のお話は特にそうじゃないですか?
別にMCUの世界観について、サノスがどうとか、指パッチンがどうとか。
そうか。
ムムってなるかもしれないけど。
あとはいいよね。面白いと思うところから見ていけば。
そうですね。
きっとどこが面白いシーンもあるし。
今回冒頭が結構パンチ効いてましたよね。
いやーびっくりしたわ。正直かなりびっくりしたわ。
我々はさ、一応セレスティアルが知ってるからさ。
命を生み出している存在がセレスティアルだぐらいは知識としてはあったから。
そういうふうに冒頭に説明とか入るのかな?どうなるんだろうな?とか思っていたら
まさかの文字で説明。
スターウォーズシステムみたいな。
そもそもの始まりとはみたいな。
あれありだったらさ、何でもありだよね。
あの、DCのジャスティスリーグの話をするときにさ、ソースウォールとかトータリティーとかさ、
15:01
創生の女神パーペチュアとかって言っててさ、
これ聞いてる人大丈夫なのかって思ったけどさ、
あ、なんだ、ディズニーでもこういうことやるのかと思った。
あれありだったら、それこそ有名なイベントの一番面白いシーンだけ映画にするっていう方法できるもんね。
できるよね。
これまでの流れみたいな話を最初に。
こんなことがあって、ではどうぞ。
天才だなと思いましたね。
セレスティアル、プライムエターナル、ティビアンズって漢字が出てくるから。
専門用語のオンパレード。
別に知らなくても、ディビアンズ出てきたら、
あ、こいつら悪いやつだなって。
デザインでわかるもんね。
わかるからね。
悪者だ。
これが映像の強みっちゃ強みですよね。
なるほど、確かに。
今回ちょっとざっくりどういうお話だったかっていうと、
エターナルズは不死の、人間からは神だとあがめられている。
スーパーパワーを持っていてかつ不老不死の存在ですね。
彼らはセレスティアルによって作られて、
惑星オリンピアからやってきて、
人類の発展を見守るようにそういう任務を受けて、
人類の影で支えてきたというような感じだったんですが、
実はこれが違ってですね。
なんだと?
セレスティアルは惑星、知的生命体のエネルギーを元にして誕生する。
だからその惑星で知的生命体の発展を助けるのは、
知的生命体を増やして、
増えたところでそのエネルギーを全部吸収して、
セレスティアルが誕生するためなんだと。
なんだって。
ということで、エターナルズは人類の守護者ではなかった。
カウボーイとかに近いんですかね。
繁殖させて管理する。
そうだよね。
畜産業だった。
畜産業の管理人だったと。
エターナルズ自身はそのことを知らされていなかったし、
エターナルズはセレスティアルが誕生するたびに記憶を消され、
また次の惑星へという形でリサイクルされた。
リサイクルは恐ろしい話だ。
実は誕生した場所、オリンピアも本当はない。
そんなものはなかった。
という話でしたね。
結構びっくりしましたね。
いやー、びっくりしましたね。
共に過ごしているうちに、人類に対して愛情というか情が湧いてきて、
地球、人類を守るという気持ちが芽生えてくるんですが、
実はセレスティアルが誕生し、星を送って誕生しというのは、
大いなる宇宙規模の生命の循環の一部なんですね。
その営みがなければ、いずれ生命は何もいなくなってしまうということがあるので、
使命は使命で意義があることだということですね。
人類を守るか、使命を果たすかというところの葛藤あたりが大きなテーマになってくるところでしたね。
18:07
あと、創造主に挑む非造物の物語じゃないですか。
神と戦う人間の物語を一個上に上げている感じですね。
神に等しい存在が、神を作り出したものと戦うというストーリーだったんですけど。
私、魔界闘士サガというゲーム知ってますか?
チェーンソーを使うんですね。
ラスボスが神でチェーンソーを使って一発で倒せるっていう。
知ってる知ってる。
ゲームボーイのRPGですけど、あれで育ったので刺さりますよね。
創造物に反抗する。
確かにそれが人間のサガか。
よくご存知だよ。
セレスティアル・エターナルズの関係が、我々から見たらエターナルズ人類の関係になって、
人類とフランケンシュタインの関係ということでね。
上位解離という流れになりますね。
そういう作ったものと作られたものの戦い。
人類永遠のテーマかもしれないですね。
そうですね。
よかったですね、そういう意味では。
今回、コミックスと登場人物、エターナルズたちのキャラクターが結構変えられてた。
違ったじゃないですか。
あれもこの創造主に挑む非造物の物語ってところを描くためだったなと思ってるんですけど。
と言いますと。
例えばですけど、やっぱり男と女が結ばれるっていうのが一つでかいルールとしてあるじゃないですか。
言い悪いは別としても、社会全体の風潮としてあるね。
でかい壁としてあるじゃないですか。
に対して、今回やっぱりゲイのキャラクターが登場してですね。
ファストス。
ファストスいた。
あと、アンジョリーナジョリー、セナ。
セナね。
マードウェアリーとかって言ってたけど、結局記憶が混濁してしまう地方症ですよね。
そうですね、ある種の。
ある種の。っていうのもそうじゃん。
人間が長く生きる上で、どうしても抱えてしまう生き物のルールというか、神が作った一種の定めですよね。
他にも聴覚障害を持っている手話でね、会話をする人とかね。
みんなそういう風に少しずつ、生きにくさじゃないけど、みんな抱えているものがあって。
確かに。
それってやっぱり、人間がすごい共感できる。
今回エターナルズ、かなり人間臭かった。
そうね。
確かに確かに。
ドイツもコイツも。
ほぼ神に等しい存在なのに、なんかわりとシンパシーを感じるというか。
そうそうそうそう。
21:00
だから、理解できる部分も多かったですよね。
それはやっぱり、神に挑むにあたって、そういう人間誰しもが考えてしまう。
自分という子と、世界の大いなるルールとの戦いのテーマがあるから、そういう設定にしたのかなと思って。
なるほどね。
神々という巨大なものの戦いと言うと、我々が普段の日常生活を社会の中で直面するようなある種の課題、巨大なルールとの戦いを重ね合わせている。
なるほどね。
だから、めちゃくちゃ面白かったわ、今回。
だから共感しやすいし、単なる神々の戦いには終わっていないとか。
そうそうそうそう。
なるほどね。
めっちゃいい感想じゃないですか。
最高でした。
もう今日これ入れたんでもういい。
なんか好きなシーンとか好きなキャラとかありました?
そんないい感想などで言うのは恥ずかしいんですけど、一番好きなシーンはクソデカセレスティアルですよね。
デカかったですね。
デカすぎだろっていうぐらいデカかったのがマジで最高でした。
いやーデカかったですね。
なんか我々、なんだっけ、マーベルレガシーの時にセレスティアルが空から降ってくるっていうくだりあったじゃないですか。
あったあった。
あれでも相当デカかったけどね。
相当デカかったけど、まあでもまあまちぐらいのサイズ。
ちょいまちぐらいのね。
今回はね、惑星規模でしたからね。
地球の、だってまあそうだよね、地球の中に種が1つあるわけだからね。
やっぱサイズ感がね。
正サイズでしたね。
あのデカさ見た時に、この映画なんて素晴らしい映画なんだ。
やっぱ巨大なものを見ると人間ね、つい見上げてしまうっていうのがよく見ますし。
あの良さはありましたね。
本当ね、めちゃくちゃデカかったね。
っていうのはまああるんですけど。
あとはまあやっぱりキャラクターですかね。
好きなキャラクターみたいな分で、マードンソク私大好きなんで。
ギルガメッシュ。
ギルガメッシュですよ。
ファイナルファンタジーで有名な。
元ネタそこじゃないけどね。
完全パワータイプのキャラクターとして大活躍してましたけど。
やっぱそのキャラクター、それぞれのエターナルズのメンバー、それぞれの個性が能力と合わせて描かれていくっていうのが。
正直僕はエターナルズ9人か。9人だよね。
キャラとしてはかなり多くて、まあ煩雑になりかねないと思うんですけど。
その個人個人の悩みとか、あるいは能力の差によって個性みたいなものを描き分けてて。
そういう意味を見合ったというか、混乱せずに見られるようにしててすごいなって思いましたね。
そうだね。この人は能力のこういう性格の人っていうか。
そうそうそうそう。9人ってだってちょっとしたアベンジャーズより多いっていうんですけどね。
なんだちょっとしたアベンジャーズって。
なんかこうメンバー増減するじゃん、アベンジャーズって。
ちょっとしたタイプのアベンジャーズより多いぐらいだから。
初期のアベンジャーズでね、多いからね。
それを1本の2時間3時間の映画で描ききってるから、誰も知らないキャラクターなのに。
24:00
そうね。
それをやってもすごいし、面白いなって思ったポイントでしたね。
なんかちょっと見てて、もしかしてこれレンドラム系なんじゃねえかって思ったね。
あーなるほどね。
はいはいはい。各エピソードの関係性の変化とか個性とかもっと掘り下げ。
結構掘り下げてる作品だったから、もっと掘り下げられそうとは。
そうだね。特にずっと人類を見守ってきたから、その間の関係性とかいくらでもできただろうね。
だからなかなか贅沢な映画だなあと思いましたけど。
やっぱギルガメッシュは良かったですね。マドンソク。
映画俳優とか全然知らないんで、もうマドンソクばっかり画面で思いましたね。
なんかもう目立つもんね。単純に。
やっぱ絵として強いじゃないですか。
今日話すから、マドンソクってウィキペディアで調べたら人物っていうさ、よくあるじゃん。
あるあるある。ひと隣みたいな書いてあるやつね。
あそこにマドンソクは本国でマブリネって呼ばれてる。
マドンソクプラスラブリーの造語で。
へーマブリーか。なるほどね。
確かにマドンソクってコアモテのいかつい役もよくやってるんだけど、一方で笑顔が可愛いっていうところがあって。
今回もねエプロンつけて登場したり、パイ焼いてたりして。
仮装したりとかで笑いの元になるような立ち入り振る舞いでしたね。
そういうマブリっぷりは炸裂してましたね。
マブリーファンにはぜひ見てもおすすめできる映画があるわけですね。
エターナルズ9人って言ったけど10人じゃん。
誰いる?イカリス、セルシ、ドルイク、マッカリ、エイジャックス、スプライト、ファストス、ギルガメッシュ、セナ。
インド人。
レーガンで戦う。
映画俳優ね、映画スター。
10人でした。
名前が全然出てこない。
ゴルシーみたいな。
キルゲゴールみたいな。
ダメだ。
良くないね。
ドルイクもいろいろ。
私の好きなシーンの話していいですか。
ドルイクってコミックスの方では独裁国家を作っていこうとするんですよね。
人を操れる能力があるから。
今回も結構いいやつだったね。
オリジン的ななんでエターナルズから離反したかっていう部分がちゃんと描かれていて。
人類同士の戦いには不干渉でいるのがエターナルズのルールだということでみんな見て見ぬふりをしてたんだけど、
戦争で人類が失われていくっていうのは良くないから。
27:00
みんなをマインドコントロールで強制的に平和をやってて。
これは独裁国家を作るのはありえないことではないなと思って。
当然の機決ですよね。
自分が支配することで平和を実現させるっていうありそうな話だと思ったんだけど、
すごいコンパクトに。
コミューンみたいな。
そうした集落規模なところでドルイクは活動してましたね。
満足してたのかな。
ちょっとびっくりしたんだけど。
でもなんでドルイクが全人類をマインドコントロールしなかったかっていうのを語るところで。
欠点がなくなったら人間じゃないから。
やっぱりこの作品本当に人間参加だなと思いました。
人間の素晴らしさみたいなものを。
個人個人がプラスもマイナスも抱えながら生きていくことっていうのを肯定してくれる素晴らしい映画だと思います。
なるほどね。
イカリスとの会話するシーンでも、
イカリスが俺はエターナルズだっていうのに対して、
俺は自分を変えるつもりはないみたいな。
ああいうところとかも気づかなかった。
やっぱり生きるっていうことを全面的に肯定した素晴らしい映画でしたよ。
集団かそれとも個人として生きるのかっていう部分ですよね。
感動しました。
個人の自由意志みたいなものをすごく大切にする映画でしたよね。
記憶を失うかどうかっていうくだり。
セナを治療するためには記憶を失えばいいんだ。
でもそれでは自分の場ではいられなくなっちゃう。
セナがセナじゃなくなっちゃう。
記憶を消したりはしない。
最近のMCの流れで見ていくと、今後自由意志に巡る戦いになりそうですよね。
そうだね。
やっぱりポリコレポリコレとかって言われがちだけど、
そういうことじゃないよな。
やっぱり大いなる目線で見たら、
自由意志とか人が人として生きることっていうことを描いているわけですよ。
素晴らしい作品です。
素晴らしい作品だったわ。
物語の展開としては、自分の使命を全うしようとするイカリスと、
人間に対する愛情というか、地球を守ろうとするセルシーを含めた他のメンバーの対立というふうになっていきますよね。
セルシーがメインキャラクターでしたね。
我々読んだコミックスだとセルシー、いいキャラしてましたけど、主役かと言われるとそうでもないような。
まっかりが読者視点になるキャラだったよね。
それを考えると結構大きな変更ではありましたね。
この世界、スーパーマンいるんだなと思いましたね。
イカリスの空飛べて目からビーム打てるんですけど、それを見た子供が、スーパーマンだって言ってたね。
スーパーマンいたの?この世界。前にも出てたのかな。
ああいう小さい子供でも知っているってことは、スーパーマンは人気ヒーローとして扱われていたってことだよね。
30:03
DCコミックスはあるんですか?
あるんです。
キンゴの女主。さっきのインド人の俳優の名前。
キンゴ。
キンゴでした。
キンゴファンの皆さん、失礼しました。
キンゴにくっついている女子もアルフレッドみたいなもんだねって言われてたから。
言ってた。
バットマンとスーパーマンは多分連載されている世界なんですよね。
この辺とアベンジャーズのマンガとかグッズ確かあったよね。
ある。
その辺の食い分けというかね、どいう扱いなんでしょうね。
確かに。
言っちゃった、思っちゃったな。
それ置いといて。
でも悪いスーパーマンでしたね、イカリスは。
そうね。
ちょっとね、スーパーマンと呼ぶにはおこがましい。
真面目すぎたかな。
なるほどね。
使命を全うしようとして、ちょっと暴走してしまうというキャラクターでした。
そうですね。
イカリスが、本来のエターナルズのリーダーだったエイジャックスも地球を守ろうとして、セレスイヤルを裏切ろうとしたんですよね。
はいはいはい。
それに対してイカリスが義憤にかられ、エイジャックスを殺し、そして他のエターナルズのメンバーももし地球を破壊するのを止めるならお前らを殺すのを持ち去らないと。
言ってましたね。
イカリス対他のエターナルズメンバーの戦いに突入していくといった流れでしたね。
まさかね、イカリスが裏切るとは思っていなかったんで。
これもコミックスからずいぶん大きな変更ですよね。
そうですね。
コミックスだとスプライトが黒幕というか裏切り者だったんで、スプライトが出てきた瞬間、あ、裏切るなって。
こいつだなって。
こいつだなって。
初登場した時から現実を使って姿を大人に変えてましたしね。
ああ、残念だ。
と思ったら違ったからね。
ちょっと意外でした。
スプライトはイカリス側に付くキャラクターだったんだけど、ピーターパン。
ピーターパンって作者の名前忘れちゃった。
出てこない。
ピーターパンの作者がスプライトを見て思いついたっていう設定なんだよね。
でもピーターパンに例えるとイカリスがピーターパンで、スプライトはティンカーベル、セルシがウェンディーだと。
ウェンディーとピーターパンが仲良くなっていくのを体の小さいティンカーベルはネタましく見てるというか、三角関係の負け広いんですよね。
広いんですよね。
っていう話をしてて、うわーって思った。
すごい良いっていうか辛いんだけど。
ピーターパンの伏線の使い方が。
ピーターパンの使い方うめーと思いましたね。
美しい伏線でしたよね。
素晴らしかった。
何千年間彼が生きてるんでしたっけ?
映画だと5千年とかだっけ?
5千年間もこの10人同じメンバーで活動してるわけですから、いろいろあったんでしょうね。
33:05
結構いろんなところにカップルみたいなのがいて、ビバヒルミを感じたところもありますよね。
いい感じの楽しそうなコミュニティでしたね。
5千年ですからね、想像ですからね。大学4年間とかじゃないですからね。
でもさ、みんなさ、昔の仲間を紹介したときさ、大学時代のユーチューバーっていう言い方してたよね。
あれちょっと面白かった。
やっぱ時代によって変えてるんでしょうね、あの辺。
全員同じ、なんか示し合わせてるのかな。
あれもあるあるネタなのかな。
コミックスの方ではね、エターナルズ100人いるっていう話だったんで。
めちゃくちゃいるらしいね。
それに比べるとまた狭いコミュニティで、狭い人間関係であったかな。
苦労も多そうでしたね。
そういったイカリスの戦いも、セルシーの力、セルシーは物質を変えられるんですよね。
物質を他のものに変えることができる特殊能力があるので、それを使ってセレスティアルズの戦いに挑んでいくといったお話になりますが。
コミックスの共通点だと、今回もみんなでユニマインド。
みんなで神経を連結させることによって精神世界を統合し、より大きな力を発揮できると。
これも70年代感を感じなくもない。
そうね。
神創神に繋げるぞみたいな。
オーラパワーを感じますね。
オーラの力を感じる部分でもありますが。
もうね、ドルイクが僕一人じゃみたいなことを言い出したときに、お、ユニマインド来るかって思いましたね。
先に原作読んだからね。
最初ドルイクが地球の中にいるセレスティアルを眠らせようとするんだけれども、なかなかうまくいかない。どうするかっていう感じですね。
まさかセレスティアルの物質を変えると言おうとは思わなかったですけど。
いや、なかなかすごいよね。
力技ですよね。
ちょっとコミックスを先に読んでたからこそ、差異が面白かったですね。
確かにいろんな変化を加えていて驚きもあって面白かったですね。
こうなるんじゃねえかとか、こいつが裏切るんじゃねえかみたいなことが逆に裏切られて、そういうところは面白かったですね。
コミックス読んだからこその楽しさみたいなのがありましたね。
ありました。
映画の最後、MCUお得意のフリの部分ですね。
次回へ続く。
結構エターナルズの映画自体好きだったから、余韻を味合わせてくれよっていうところは何もなかったけど、
でもMCUの一つお楽しみですね。
定番ですからね。
なきゃないで寂しいかもしれない。
最初に出てくるもんね、本編終了後にも。
逆にあれがいらねえだと思うんですけどね。
余計なお世話じゃない。
今回はセルシーが人間との恋人、レイン。
36:00
っていうのと真中くなるんですけど、彼が実は俺の家系はいろいろ複雑でね、みたいなことを言って。
親子関係複雑だったりするのかなと思いきや。
最後に剣を持って。
箱から出して。
箱から出して終わってましたけど。
ウィッドマン系、デイン・ウィッドマンっていうのは、ブラックナイトっていう魔剣使いのキャラクター。
今回エターナルズの宇宙戦の中で、セナが剣で遊んでた。
セナが剣振ってたよね。
なんでその剣みたいな話になって。
エヴニーブレードか、みたいな。
いや、エクスカリバーよ、みたいな思ってたと思うんだけど。
長尾伝説的なキャラクターで、そのブラックナイトっていうのは。
エヴニーブレードっていう魔剣を使って戦うキャラクターなんですよ。
なので、おそらくこれからデインがブラックナイトとして戦ってくれるっていう新ヒーローですね。
また誰だよ。
知らん。
宇宙に旅立った方のエターナルズのところには、エロス、サノスの弟が来ますね。
仲間たちの方針がないって話の時にね。
どこに行ったか知ってるぞ、みたいな。
エロスは実は最近読みましたね。
え、出たっけ?
コズミックゴーストライダーに収録されているサノスレガシーっていう探偵。
死んだサノスの体の中から変なリングを取り出して、サノスの遺言だっていうキャラクターがいたじゃん。
あれがエロス。
あいつか。
コミックスではエターナルズの一員っていう設定なんで。
今回どういう話になるかわかんないけど、サノスの弟だからな。
もしかしたら他の星のエターナルズなのかなって思ったりして。
エターナルズ自体はいっぱいいるって話だったから、他のエターナルズのメンバーかもしれない。
ちょっとメンバー借りるけど、かもしれない。
親子関係?サノスに弟とか、やめてくれよって思うけど。
まあでも、ソウはガーディアンオブザギャラクシーと一緒に行動してますし、
ちょっとそういうコズミック系の人々も、宇宙系の人たち。
どんどん集合していくっていうか、一つのお話に修練していくのかもしれないですね。
今回ソウもね、セリフだけですけどちょこっと出てきましたね。
ソウがちびっこだった頃にみたいな話してたよね。
だからエターナルズもソウの存在が知ってるんですね。
ソウだ。
てかエターナルズの方が全然年上なんですね。
そっか、そうだよね。
ソウの年齢というか年代的なことってぼやかされてますよね。
39:01
いつ頃からRDになってるのかとかって。
確かに。
よくわかんないよね。
子供の頃は当然あるんだね。
子供時代、MCUにもあったんだ。
あったんだね。
で、成長していって、どっかの時点からあったんだろうね。
確かに言われてみるまで気づかなかったな。
今急に思い出したんだけど、
日本人が作ったアベンジャーズのアニメが何年か前に、
もしかしたら十何年か前に放送してたんだけど、
ソウが実は高校卒業してなかったっていうことが判明する。
多分ディズニープラスで見れると思う。
今度URLを送っておくね。
中学までは言ってたんだね。
ということで、映画のほうをつらつらとネタバレありで話しましたが、
コミックスのほうの話もしましょうか。
やっていきましょう。
今回ですね、帯見てびっくりしました。
ニールゲーマン原作ってバーンって書かれてて、
これがどれだけの人に訴えかけるフレーズなのかと思います。
私は正直誰だよって思いましたけど、ここでも。
ニールゲーマンはですね、DCコミックスでサンドマンっていう作品を書いて、
一役名を挙げたライターなんですけど、
キャリア的にはジャーナリストから始まったんだな。
幻想小説みたいな感じのことも書いたりして活躍している人で、
読んだことあると思う。
バットマンラストエピソードはこのニールゲーマンの作品ですね。
知らないところで読んでいたのか。
サンドマンも夢をテーマにしてたりして、
そういう意味ではこのエターナルズっていう壮大なお話と神話性のあるライターなのかなと思いますね。
それからアーティストはジョン・ロミータ・ジュニア。
一番わかりやすいところで言うとキックアスのアーティストですね。
あとはデア・デビル。
マンウィザード・フィアーもジョン・ロミータ・ジュニアだったかな。
結構豪華な制作人という風に言えるんじゃないかなと思いますね。
実際面白かったですもんね。
面白かったですね。私めちゃくちゃ好きですね、この作品。
正直今年読んだアメコミの中ではダークナイト・リターンズに並ぶぐらい高い評価を与えられる。
めちゃくちゃ気に入ってますね。
面白かったですよ、本当に。
ちょっと終わり方がいいのか。
全ての物事の終わりは突然やってくるから。
今回のお話、ジャック・カービィが作ったエターナルズという壮大なストーリーをニール・ゲーマンが頑張ってマーベル・ユニバースに統合しようと。
42:09
76年に最初のジャック・カービィが作って、これ出たのいつだっけ?
2006年ですね。
30年後ぐらいにリブートした。
語り直し。
2003シーズンということになっているみたいですね。
物語のスタート時点では、エターナルズの人々はみんな記憶を失って、自分のことを人間だと思って過ごしていたという設定ですね。
そこにお前は実はエターナルズだったんだと呼びかける人が現れる。
いいよね。
ヒーローのオリジンっていろいろあるじゃないですか。
ヒーローになるならどういうオリジンがいいかなって。
だいたいこの自分の記憶を失ったヒーローだったパターンは、一度は妄想する部分ではありますよね。
何がいいって、自分が昔ヒーローで記憶を失ったパターンだと、自分が努力する必要は全然ないっていうところが、すでにヒーローだから最高にいいなって思う。
スペース・コブラも確かそういう話だよね。
コブラそういう話でしたね。
スペース・コブラも確か記憶を失ってサラリーマンか何かやってたんだけど、実はっていう。
夢の中でね、宇宙海賊になってね。
そうそうそう。
って思ってたら、実は本当に宇宙海賊だったっていうね。
人間社会に生きる我々としては共感しやすいオリジンかもしれません。
まあ、自分と地続きな妄想しやすい設定かもしれないですね。
ストーリー自体は映画に比べるとやや単純なのかなと思っていて、
エターナルズと怪物のディビアンズとの戦いを一つのテーマにしている作品ですよね。
つまりディビアンズの戦いの中で仲間が必要なので、エターナルズを一人ずつ増やしていこうといったお話になっております。
コミックスの場合ですと、ディビアンズの目的はセレスティアルを蘇らせることなんですよね。
この地球では、地球の中にセレスティアル、ドリーミングセレスティアルと呼ばれる、
かつて地球にやってきてそのまま眠りについたセレスティアルがいると。
こいつを起こすことによって、ディビアンズは自分たちの世の中が作れるんじゃないかという風に考えて、
何とかこれを蘇らせよう、起こそうとする。
それに対してエターナルズが何とか阻止しようとする。
ところが、エターナルズにはなんと裏切り者が実はいた。
そうですね。
結果、うまくいかなかったといったようなお話が入っていくわけなんですけど、
この裏切り者、驚くべきことにスプライトですね。
さっき言ったからね。
これやっぱりすごくいいさやなしだなって思うんですけど、このエターナルズ。
今回のコミックス版のエターナルズも一つの人間参加を描いてるなと思って。
45:00
そうですか。
スプライトが何で裏切ったのかっていうと、
彼は映画と同じように男の子なんですよね。
そうですね。映画と違って。
なんで彼が裏切ったかっていうと、
100万年、今回のエターナルズは100万年前から活動してるそうなんで、相当だよね。
現人を改造して作ったのがエターナルズだという。
現人を改造して作られたらしい。
その100万年間ずっと子供の姿だったと。
もう疲れた。
大人になって、つまり人間として成長して、
リスペクトを得たり、愛情を得たり、そういうことをしたいんだと。
それを望みを叶えるためには、セレスティアルの力が必要なので、エターナルズを裏切ると。
いった動機で彼は裏切ることになるんですけど、
彼がでも、なぜ今人間になろうとしたのかっていうと、
それは現代という時代が、幻覚をみんなが楽しむ時代なんだと。
彼の能力ってイリュージョンじゃないですか。
この100年間で、人類全体が幻覚を楽しむようになってきた。
この100年間、人は無数の幻覚を紡ぎ、偽りの記憶を共有してきた。
ということが一つの理由として、人間になろうとするんですよね。
つまり、人間の技術革新を見ていく中で、スプライトは、
あ、俺も人間やっぱりなりたいなっていうふうに思うようになってくる。
というところで、すごく人間との距離感の近さを感じるし、
彼が今何をやっているかというと、アイドルをやっているんですよね。
アイドルをやってますね。Tインの。
Tインのアイドル。愛されたい。人間から愛されたい。だからアイドルをやってる。
というところも、すごく人間臭さを感じて、魅力的なキャラクターだなって思うんですよね。
エターナルズって、オリジンが70年代のいわゆるオカルト的な、
古代宇宙人によって生み出された神々みたいな存在じゃないですか。
すごく上にある存在を一気に人間のレベルに落とし込んだというか、
共感しやすいキャラクターに読み換えていってて、面白いなと思いましたね。
物語の展開として、すごくエターナルズの力強さ、凄さみたいなのを示しつつ、
彼らが抱える家族の問題とか、あるいは恋愛の悩みとか、そういうものを織り交ぜていく。
例えば、水をワインに変えるとか、死者を蘇らせるとか、いかにも神あるあるですよね。
聞いたことのある奇跡をいろんなことを起こして、すごいパワーがあるんだって示しつつも、
でもそういう人たちが仕事で人間関係を悩んだり、大人になりたいと願ったり、
そういうすごく人間的な姿も描いていて、これは魅力だなと思いましたね。
私、ヒーローコミックスで何がいいかって、一般市民の姿が描かれるヒーローコミックスが好きなんですよね。
ダークナイト・リターンズのインタビューとかもそうなんですけど、
ハンマーバキューのインタビューでもいいんですけど、ヒーローじゃない普通の人たちがどう思うかどう活躍するかによって、
アメコミの面白さって、私自身は決まってくる。
例えばウォッチメンとかもそうですよね。
48:02
新聞売りがウォッチメンだと一番いいと個人的に思うんですけど。
そういう意味では、このエターナルズも人間の良さみたいなものを描いている。
神に等しい存在でもやっぱり人間には憧れを抱くし、逆に人間的な悩みを抱えている。
象徴的だなと思うのが、この作品が描かれた時代って、マーベルコミックスも現実の一部ですから、
実際にヒーローの登録法、シビル・ウォーの時期ですよね。
そうですね。めちゃくちゃアイアンマンがエターナルズに対して、
どっちにつくんだと登録するのかしないのかって言ってきますね。
シビル・ウォーを読んでいなくてあまり詳しく知らないんですけど、
ヒーローを登録しろよみたいな感じですよね。しないと活動できないよ。
そういうことそういうこと。
その時にエターナルズが説得されるんですよね。お前らはどっちにつくんだと。
登録するのかしないのかって言われる時に、そんなことはくだらんと。
つまり彼らは100万年間も生きてきてるから。
長い歴史を見て、
時を超越する我々は帝国の攻防を数多見てきた。
どちらが遊びを独占するか。
二手に分かれた子供らが言い争っておるが、さてどちらについたものか。
お主ならどうする。
めっちゃ煽るんですよ。
神っぽいこと言うな。
そう、めっちゃ神っぽいと思うんだけど、
でも同時にこれって、
エターナルズがなぜヒーローの登録をどうでもいいかって言うと、
彼らは人間の歴史を知ってるからですよね。
人間の歴史の積み重ねを知ってるから、
今現在のヒーローの問題なんていうのはどうでもいいことなんだと言える。
つまり一般市民の、一般市民じゃないな。
人間という社会が積み重ねしてきた歴史を知ってるから、
そういうことをくだらないと言えるんだと。
これって70年代のエターナルズを更新してると思ってて、
古代の宇宙人が作り出した神々から、
結局古代のさ、個人的な話しかけるかもしれないけど、
オカルトの中でも古代宇宙人が地球にやってきた系のオカルトって問題点あると思ってて、
それは人間の歴史の軽視だと思うんですよ。
あー、なるほど。
70年代のジャック・カーヴィー版を言うわけじゃないんですけど、
例えば、マヤの古代文明の石化に宇宙飛行士が乗ってたって言うけど、
あれ実際は90度回転させた絵を見せてるから、宇宙飛行士っぽく見えるだけで、
あれ本当は死者の国に戦を描いた絵なんですよね。
それを、あるいは水晶のドクロもそうですよね。
大パーツなんだって言うけど、調査してみると、
結局人の手によってダイヤモンドを使った加工がされてるとか、
あるいは、どこで作られたかもある程度わかってるらしくて、
ドイツの村で作られたらしいんですけど、どこだっけな、ちょっと忘れちゃったけど。
51:03
そういうふうに、結局、かつて古代宇宙人がいたんだって言ってしまうと、
そういう人類が積み重ねてきた歴史、
例えば、うまく説明できないけど、
例えば、石管の図柄を回転させたりとか、
あるいは、模型の鳥の姿を無視して、これは黄金の飛行機なんだって言ったりとか、
それはちょっとやっぱり、それよりも、
古代のマヤ文明の姿勢感が一体どういうものだったのかっていうのを
考古学的に考えていった方が面白いんじゃないかと。
そういう石管の歴史とか、石管とか、あるいは鳥の模型の延長線上に、
現実の我々の宇宙船とか、宇宙ステーションがあるわけじゃないですか。
そうですね。
そういうふうに考えた方が、歴史の経緯というかさ。
人間が積み上げてきた文化社会に対する経緯だよね。
リスペクトがあるわけじゃないですか。
そういう70年代的なオカルト思想が持っていた問題点を、
ちょっとこう更新して、エターナルズっていうのは、
すごく人間の存在として描く。
なるほど。面白い。
だからこそ、彼らにとってみれば、やっぱり超人登録法っていうのは、
どうでもいいことなんですよ。なぜなら彼らは歴史を知ってるから。
これから先、いずれどんな帝国も滅びていくことも知っている。
この世界っていうのはヒーローなしに始まったし、
おそらくヒーローなしに終わっていくんですよ。
おお。なるほど。
それって、逆に言えば人間への信頼感がすごく高いわけじゃないですか。
帝国が滅んだとしても、でも人間の歴史は続いていく。
っていうことを歌い上げている。
なるほど。
ちょっとうまく説明できなかったんだけど。
いや、わかった。伝わった。伝わった。
人間さんから。
エターナルズ自身が原人。
元々人間だったっていう部分も含めてね。
なるほどね。いや、そっか。
コミックスの方も人間参加だったんですね。
人間参加なのかな。
ヒーローとの関係性を示すことで逆に。
人間の歴史を。
そうそうそう。
ヒーローとは無関係に世界は変わっていくし、
でもヒーローとは無関係に人間の歴史は続いていく。
はあ。
100万年生きてる奴がいると説得力あるよね。
まあね。
はい、というわけでエターナルズでした。
映画もコミックも面白かったですね。
素晴らしい。どちらも人間参加を歌い上げる素晴らしい作品だったと思います。
素晴らしい作品でしたね。
魅力がうまく語りきれたか不安なんですが。
いや、もう私はなるほどって思いましたね。
ぜひね、皆さんも見ていただいてっていうか、ここまで聞いて。
もし万が一ここまで聞いて見ていない、読んでいない方がいらっしゃったらもう今すぐ。
そうね。ちょうど今劇場でいっぱいやってますし。
見て読む義務がありますね。
ぜひぜひ。そして感想を送っていただけると我々としても。
そうですね。我々は漫画を読んでから映画を見たんですが、逆パターンの人とかもね。
いいですね。
我々の訳のわからない話を聞くのではなくて、まずは映画を見て、それから漫画を読んで感想を送っていただければと思います。
54:02
ぜひぜひ聞かせてください。いつものお願いします。
はい。番組へのご意見ご感想あれば、ツイッターハッシュタグ、方訳あめあられをつけてツイートしていただくか。
メールをお待ちしております。
メールアドレスは、あめこみあめあられ、あっとマークgmail.com。あめこみあめあられ、あっとマークgmail.com。
あめこみのこみはcomiです。
はい。感想を待ってます。
待ってます。
いや、というわけでね、エターナルズ。
今、方訳されたばっかりなんでね、手に入るみたいな話したんですけど。
はいはい。
私なんか知らないけど、エターナルズ手に入れるまでめちゃくちゃ時間かかって。
へー。
最初、Amazonで買おうと思ったんですけど、なんか送り返されちゃって。
え?
なんかパッケージに損傷があって。
あーなるほど。
あそこら辺なんかあったのかな。
はいはいはい。
入っちゃったのかな。それで戻っていっちゃって。
えー、じゃあお店で買うかと思って。
いいじゃん。お店さん。
なんか4,5店舗もあったけど全部で売ってなくて。めちゃくちゃ売れてるのかな。
そうだよ。きっとそういうことですよ。
ね。
みんなが買っている。日本人のみんなが買っているから、本屋さんからなくなったんだ。
なるほどね。
なんか普段ね、行かない、ちょっと駅から離れたアメコミ扱ってる本屋さんに行ったら、アメコミコーナーがちょっと縮小されてて。
やばいですね。
うん、やばいですね。
やばい匂いを感じるが、みんなで。
最近、電子書籍で買ったりとかしてるけど、実店舗もたまには使わないとなってちょっと思っちゃいましたね。
本屋さんでなくなっちゃうと、こんな話縮小しちゃうとちょっと目にする機会減っちゃうもんね。
そうそうそう。大事なことですよね。
確かに。
というわけで、みんなで翻訳アメコミ界を盛り上げていきましょう。
買って応援。
買って応援。
なんかよく聞くよね。
みんなで買いましょう。
はい。ではまた来週。さよなら。
バイバイ。