00:03
この番組では、毎回一冊の邦訳アメコミを取り上げて、それについて二人で語っているんですが、
今回はあの映画が公開されたので、
ついに公開って感じですね。
その話もしつつやっていきましょう。
結局、公開予定日からかなり延期して、ようやく劇場にかかった感じですよね。
そうですね。最近そういうの多いですけど、ずれ込みましたね。
上映感もなんか結構限定的というか、全部であったりじゃないよね。
そうですね。配信でも同時にやるということで、
そのシステムに反対している系列の映画館では公開されないみたいですね。
なんかいろいろややこしいことがあったような話は。
詳しいことはわかんないですけど、ちょっとそんな感じで話題にもなってましたね。
なってましたね。
じゃあそんなわけで、今日は使うのは、100日間生きたワニ。
おっと。
公開初日に見に行きました。
本当に見たの?
本当に見ました。
劇場に足を運んでね。
面白かったですか?
難しい質問ですね。
そもそも面白さって何かっていうこともあるし、
面白さを評価することに一体どんな意味があるのかと、私は問いたいですね。
法隆寺っていう建物あるじゃないですか。
あるね。
世界最古の木造建築って言われてる。
奈良時代のね。
そうそうそうそう。
人から聞いた話なんだけど、法隆寺がすごいのは、1000年以上もってるからすごいわけじゃないんですよ。
あ、そうなの?
1000年以上もってるから法隆寺がすごいんですよ。
ん?
法隆寺がすごいから1000年以上もつんじゃなくて、1000年以上経ってるから法隆寺がすごい。
はいはいはい、理解した理解した。
特別法隆寺自体の設計とか例えば構造がものすごい特徴的とかすごいっていうわけじゃない。
同じような建物とか。
残ってっからすごいよね。
もっとすごい建物っていうのは世界中にあったんだけど、でも結局それは全て壊れたり燃えたりして、1000年前から残ってるのが法隆寺だけになった。
分かるよ。
だから法隆寺がすごいんだと。
はいはいはい。
因果関係がちょっと逆転しちゃってるんですよね。
はいはいはい。
そういう意味では法隆寺ってのはまさに102時間生きた割。
ん?
もしこの映画が1000年以上経てば、めちゃくちゃ評価されると思うんですよ。
2020年代の若者文化っていうのはこういうものだったんだって。
はいはいはい。
2000年代の研究者が映画を見ていろいろ気づくこととか。
当時は写真というものがあったんだなとか。
現時点で同行とかっていうことじゃなくて。
そういうのは歴史が証明してくれるからさ。
ゴジラ対コングっていう映画あるじゃないですか。
ありますね。
あれも前にあった映画があったじゃん。同じゴジラとキングコングが戦った映画があって。
そうですね、ありましたね。
今回すごく評価高いじゃないですか。
はいはいはい。
前のゴジラ対コングが良かったかっていうと相当は言い切れない部分があるわけで。
いや面白かったですからね。
コングが電撃攻撃する。
今新しい映画が出て再評価じゃないけど、やっぱり昔のあの映画も良かったみたいになる面もあるじゃん。
まあまああるかもね。
面白さって歴史によって変わっていくし評価って次々変わっていくわけで。
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そういう意味では今の時点で100日間生きたワニの評価を同行っていうのはちょっと違うんじゃないかなって僕は思うかな。
じゃあそういうことにしとこうか。
ちょっと一個だけ聞きたいんだけど。
俺あのツイッターで漫画が投稿されてる時にやっぱりすごい面白いなと思って見てたの。
詩まであと何日っていうのが書かれるだけでこんなに緊張感が生まれるのかと。
本当に日常を描いてるだけなのにすごい緊張感がね。
あの素晴らしい構造っていうか発明だなと思ったんだけど、もう基本的にオチが分かっちゃってる状態じゃん?
ああそうね、いわゆる100日間生きたワニというか原作になった漫画のオチまで含めて全部分かってる。
分かってるじゃん。その状態で見て面白さがあるの?
そういう質問はやっぱり良くないと思うんだよね。
よし、やめよう。
というわけで今日はブラックウィドウの話ですね。
あ、そっちか。そっちか。言ってよ、先に。
見たんだよね?
見ました。
見てるね?大丈夫だよね?
見た見た。
じゃあブラックウィドウの話をしつつ、イッチビッチスパイダーの話、あのブラックウィドウイッチビッチスパイダーっていう方訳アメコミの話をしていくと。
やっていきましょう。
ネタバレ気にせずね、話しますんで、これから見るよっていう人はまたぜひ見てから聞いていただければと思います。
ブラックウィドウどうでした?
大手の映画館でやってないじゃないですか。
まあそうね、さっきも言ったけど。
地元のちょっと小さめの映画館で見たんですよ。
普段あんまり使ってないところだったんで、知らない割引制度とか結構あって。
それ組み合わせたら結局1000円で見れたんですよね。
めっちゃ得じゃん。
ちなみに100日間生きたワニは1900円でしたね。
普通の値段じゃん。
60分で1900円でした。
あれ何、上映時間60分しかないの?
60分ちょっとぐらいあったかな、70分はないね。
まあ充実した時間を過ごすことができましたよ。
よかったじゃん。
ちょっと言いたかった、それは。
ブラックウィドウはすごくよかったです。
100日間生きたワニがどうこうとかっていうことじゃないけど。
あ、じゃないです。単純な比較の話で。
ちょっと話していい?
100日間生きたワニがどうこうって、俺は見てないからね。
がどうこうってことじゃないんだけど、
つまんない映画も金払って見るべきだと思う。
100日間生きたワニがどうこうって話じゃないけど、
たとえつまらないとかダサくと言われても、
お金やっぱ払ってみるべきだよね。
サメ映画とかゾンビ映画の話題になってる面白いやつだけじゃなくて、
自分で開拓していってほしいね。
なるほどね、名作だけじゃなくて。
そう、TSUTAYAの新作コーナー、必ず毎月何本か出てるから、
自分でね、見てみる。
それも一つだもんね、投資だもんね。
やっぱりそうしないと、
もう名作だけ見ていったら、
目が超えないですよ、逆に。
あー、そういうことか、なるほど。
何がいいか分からないと思う。
比較して初めて分かるところあるもんね。
だから、何度も言うけど、
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ワニがどうこうじゃないけど、
映画はたくさんいろいろ見るといいと思うな。
そうだね、金額だけじゃないしね。
上映時間だけじゃないからね、価値っていうのは。
久しぶりに映画館で見たなって思うんだけど。
確かにしばらく映画館閉まってましたもんね。
うん、なんかなんとなく行かなかったんだけど。
映画はいいね。
いいよね、やっぱり映画館で見るって。
俺、今回、車が敵に攻撃されて、
ゴーゴー回りながら地下鉄の駅に入っていくシーンが最高だったんだよね。
やっぱりああいうシーンが見たくて、映画館に行ってるなって。
やっぱり映画の魔法ってあるじゃん。
夢じゃん。
一つの夢ですよね。
現実では味わえないものを見せてくれるよね。
確かに、ドラマとかテレビサイズで見るのとはまた違った迫力というか、夢があるよね。
今回、敵キャラとしてタスクマスターっていうキャラクター。
コミックではよく出てくるカンコピードクロおじさんですけど。
相手の動きをコピーできるキャラですよね。
カカシ先生が出てきましたよね。
ロボ風味になってましたね、MCUの方では。
サイボーグキャラクターでしたね。
メタルギアソリッドの忍者みたいな感じでしたね。
体改造されてましたね。
さっきも話したけどさ、公開時期がずれ込んだじゃないですか。
そのせいで映画やってないのに先にフィギュアが出ちゃったんですよ。
たぶんそこそこ出来の良いフィギュアだったんだけど、どんなやつかわからないからさ。
知らんキャラだもんね。
投げ売りされちゃってて。
買っとけばよかった。
今回かっこよくなかったですか?
めっちゃいいキャラしてた。
中盤でブラックウィドウたちが再会したシーン。
ヘリみたいなのから追ってくるシーンがあった。
あのシーンがスターウォーズのワンシーンかのごとくかっこよかったですね。
確かに言われてみれば。
全体的にメタルヒーローっぽい。
メタルヒーロー?
ギャバンとか宇宙刑事とかレスキューポリスとかのシーン。
私が小さかった頃はああいうヒーローを見てたから。
遠い昔に見た記憶がある。
メタルヒーローって。
原初の記憶が揺さぶられる。
正体に関してはぶっちゃけ見てる間に気づいちゃいましたけどね。
タスクマスターはカンコピキャラじゃないですか。
アベンジャーズのいろんなメンバーの技で戦ってくれるじゃないですか。
だから今回の映画ってメインのヴィランってほぼタスクマスター一人なんだけれども、
09:02
戦いのシーンのバリエーションというか派手さみたいのはやっぱ幅広くてよかったよね。
楽しめましたね。
縦も使うし。
縦も使うし。
指も使うし。
爪も生やすし。
爪も生やすし。
ナイフも使うし。
弓矢も撃つし。
そういう楽しさみたいなのがあったかな。
テーマとしては疑似家族ものでしたね。
そうね。
スパイファミリーでしたね。
ジャンププラスで連載中の大人気漫画。
スパイファミリーでしたね。
偽物の家族が協力して問題に対応していくっていう感じかな。
そうすると本物の絆が芽生えていくっていう。
ありがちっちゃありがちだけどすごく面白かったですね。
定番だからこその良さみたいのはありましたね。
本編というかコミックスの方ではイリーナ妹とは同じレッドルームっていうね。
秘密結社。
ロシアのスパイ妖精機関みたいなところの出身というのは一緒なんだけど。
後輩みたいなね。一緒に暮らしてたっていうような設定ではなかったね。
ああそうだね。
あとアレクセイに至ってはブラックウィドウの元夫っていう設定でしたね。
コミックスの方では。
でも今回は疑似家族をしていた頃の父親として。
あれもいいキャラしてましたよね。
いやー良かったですねアレクセイ。レッドガーディアン。
最高だったわ。
ソ連で初めてのコスチュームヒーロー、スーパーヒーローとして誕生した。
だけれども疑似家族というアメリカでの潜入任務に担当になってしまったせいで活躍の機会を奪われた。
オハイオで。
オハイオで家族ごっこをしていたっていうね。
本人もコンプレックスに感じると。
良いキャラですよね。
良いキャラだったね。
魅力的ですよ。
今回どういうお話だったかというと、ソ連のスパイ養成機関、秘密組織、レッドルームっていうのがあって。
それは小さい女の子をさらっては科学的に洗脳してスパイに育てあげて使ってるっていう組織なんだけど。
悪い組織ですね。
ブラックウィドウはそこの出身で。
自分でその組織潰したと思ってたんだけど実は潰れてなかった。
妹役のイリーナがその洗脳を解くガスっていうのを手に入れて、洗脳が解除されて、ブラックウィドウと一緒にレッドルームを潰そうと。
そういう話ですね。
MCUってこれまでもいろんな作品あって、幅広くいろんなジャンルの映画作られてきたけど、今回はスパイアクションっていう感じでしたよね。
そうですね。
作中でもナターシャが自分の家で007の映画を見てるっていうシーンがあるんですけど、確かムーンレイカーかなんかだと思うんだけど、ちょっと古めの007の映画ですよね。
12:03
見てるシーンがあって、やっぱりその辺なんかもスパイアクションみたいなのを意識してるのかなって思いましたね。
今回の作品も例えば空中要塞とか、秘密兵器とか、悪の秘密結社、世界を裏から支配する悪の秘密結社みたいな。
そういう要素で見ると、そういう世界観なんで007っぽいといえば007っぽい話ではあるよね。
空中要塞007っぽいの?
なんかそんな感じじゃない。いわゆる口頭無形な秘密基地。
なるほどね。
007はあるあるなんですけど。
あえてだと思うんですよ。007を出したっていうのも。
007の映画ってよくある批判が、あまりにも男性中心地すぎると。
あまりにも男性の強さみたいなものを前面に押し出していて、女性差別的な作品だっていう批判をしょっちゅう受けるんですよ。
ボンドガール?
ボンドガールとか。すごいタフだし、セックスにも強いぜみたいな。
確かにそれは間違いないし、事実はそうなんだろうけど、それと対比する形で今回のブラックウィドウを作られているのかな。
主人公が女性だっていうのも一つそうだろうし。
レッドルームはたくさんのブラックウィドウを持ってるっていうか、ウィドウズ。全員女性。
それをボスが意のままに操っている。そこに反抗するっていう、女性の生き方を束縛する抑圧との戦いみたいなのも一つテーマとして読み取れるよね。
確かに。タスクマスターの正体も女性じゃないですか。
タスクマスターが最強の兵器だなんて言われてるけど、結局その最強の兵器となる女性は他人の模倣をする。
自分の意思で動くのじゃなくて、他人の真似をする奴こそが最強の、求められる女性であるというところなんですかね。
なるほどね。
いろんな悪役出していいはずなのに、わざわざタスクマスターにしてあげたもんね。
そうだね。性別変えてまでタスクマスターにしてあげたね。
じゃあやっぱりそういう作品として見れますね。
見られる気もしますね。
どうしたいかは自分で決めろっていうのが、この作品全体として何回もこの映画の中で言われるメッセージでしたよね。
そうですね。
この最終的な陰謀を阻止する方法も、疑似家族っていう自分たちの意思で集まった人間たちが自分たちの意思でもう一度家族関係を作り出して、その力で問題を解決するっていうストーリーでしたもんね。
はいはいはい、そうですね。
やっぱり家族のメンバーみんな魅力的でしたよね。
いやー良かったですね。
私特に妹エリーナだっけ?良かったなーって思いますね。
良かったですね。あのブラックウィドウが地面でヒーロー着地ですよね。
ヒーロー着地。
そしてこうファサッてやる。
髪の毛をやるところをいじってましたね。
めちゃくちゃいじってましたね。
いやーマスターシャーいじれないよ。ツッコミ入れられないよ。
スカヨ派ですからね。
スカヨ派ですからね。それをさすが妹。
15:02
妹はいいですね。
ガンガンいじってましたね。
序盤のまだエリーナがネッドルームに行く前のシーンで、
疑似家族というかスパイの任務で家族ごっこをしてた時に、
ブリッジ2人姉妹がするシーンがあるんですけど、
あれですよね。
アラクネのポーズ。
クモ。
新曲とかに出てくるクモの魔物っていうか、
クモの神様のポーズだよね。
なるほどね。
あれ見て、2人ともブラックウィドウになるなって。
2人ともクモだなって。
ブラックウィドウってクロヲケグモとかそういうことでしょ。
だからこれはそういうことだなと思いながら、
ふーんって気づいたぜそのメッセージ。
だいぶ冒頭の方ですよね。
そういう感じで見てましたけど、
初めて自分で服を買ったみたいなシーン。
あったね。
ポケットいっぱいついてるって。
ベスト。
便利だよ。
なんかアメコミのヒーローでもポケットいっぱいついてる時期があったんでしょ。
ありましたね。
ロブってそういう90年代の代表的なアーティストで、
なんか分かんないけどポーチをつけるのがすごい好きな人がいる。
デッドブールとかもポーチいっぱいついてるじゃないですか。
名前忘れちゃった。ザ・ポーチだったっけな。
とにかくこうやってネタにされまくったポーチが独立したキャラクターとかいますね。
面白い。
その流れでのポケットいっぱいベストってわけじゃないのかな。
どうなのか分からない。
あれアメコミネタだったのか。アメコミあるあるだったのかな。
いいですね。
生意気な妹キャラなんですよね。
生意気な妹キャラでしたね。
自動的な態度をとりつつもいい相棒になっていくみたいなね。
オチで出てきてまた再登場しそうですね。
そうだね。
どうやらディズニープラスでフォークアイっていうドラマ予定されてるらしいんで、
それもしかしたらメインキャラとして出てくるかもしれないね。
出てきそう。因縁深いですもんね。
そういう意味ではこれからのMCを楽しむためにもぜひ見てほしいですね。
2代目ブラックウィドウ。
お父さんですね。さっきもちょっと話したけど。
ソ連の英雄。
レッドガーディアン。
労働者の味方。
なんかそういう歌歌ってましたね。
レッドルームの場所が分からないと。
知ってそうな奴を探しに行こうっていう姉妹でそういう話になって、
まずお父さんのところに行くんだけど、
お父さんなんか分からないけど捕まってんだよね。
共産党の怒りを買って捕まったんですかね。
なんか刑務所でずっと自分の武勇伝を話しながら、
ひたすら屈強な囚人たちと腕相撲をするっていう生活を送ってました。
マッチョな世界観ですよね。
いやーあれ最高だったね。
なんかずっとキャプテンアメリカと退治した時の
18:03
やり合ってたんだぜって話をしながらガンガンってやってましたけど。
またなんかくず親じっぷりがいいんですよね。
人の気持ちが分からないタイプの親父ですよね。
ガサツな感じでね。
イリーナとかからすごく煙たがられるんだけど、
その感じも思春期の娘と父親みたいな感じで。
父娘あるあるなんか。
途中で面白くなっちゃったもんね。
ある種の微笑ましさもありましたもんね。
なんかスパイ映画なのに、あれこれ思春期の女の子を抱えた家庭の話じゃんみたいな。
ホームコメディみたいな。
あるあるって。
ベッドのある部屋に引きこもっちゃってね。
そこにこう言ってね。うるさい出てってよーみたいなところとか。
大声で歌を歌い始めるみたいなね。
あるあるですよね。
あるあるか確かに。
スパイアクションとしてもよくできてたなぁとやっぱり思いましたね。
やっぱりスパイアクション映画に求められるのって、一つは派手なアクションが欲しいじゃないですか。
と同時に単なるアクション映画とは違って、その一方で例えば仲間の裏切りとかさ。
あるいは智力を尽くした剣法術を巡らせた戦いみたいな。
そうなるとスパイっぽいなっていう面白さになるじゃん。
そういう意味では今回は結構壺は抑えてましたよね。
派手なアクションもあるし、裏切りも。
裏切りもあったね。
衝撃的な裏切りもあり。
ちゃんと智力を尽くした陰謀を巡らせた戦いにもなっていたし。
パワーじゃなくてちゃんと作戦勝ちみたいな感じですね。
僕は思うんですけど、スパイ映画とかですごいとんでもない武器とか空飛ぶ車とかそういうものが出てきたとしても、
やっぱりその世界のルールの中で人間がいろんな知識というか智力を生かして戦ってくれるといいなって思うんですよね。
なるほどね。
高等無形であるかどうかっていうのは別にスパイ映画にとっては重要じゃないんじゃないかなと最近ちょっと思うようになりましたね。
なるほど。
実はあんまりスパイ映画見ないんですけど、でもそうか。
007も結構無茶なガジェットとかいっぱい出てくるし、
確かに高等無形なのも多いし、面白いかと言われると答えに急する映画も多いんですけど、
でもやっぱりそういうその世界のルールにのっとって智力で戦ってくれるとグッときますよね。
なるほど。
ちなみにスパイ映画はどんなのがおすすめ?
ミッション・インポッシブルはスパイ映画?
あれはもうスパイ映画の一種として、スパイアクションとしては一つの代表的な作品なんじゃないですか。
裏耳のサーカス。
ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイですね。
もう一番私の大好きな映画ですね。
あれスパイ映画?
あれスパイ映画。最高。派手なアクションはないけど。
ああそうかそうか。スパイアクション映画とスパイ映画はまたちょっと…
多分ねスパイ映画ファンからしてみると全然違うぜっていう思いがあるかもしれない。
21:04
なるほど。じゃあちょっと掘るのやめときましょうか。
スパイ映画あるあるかわかんないんだけど、スパイモノで実家が出てくると名作の法則があるんじゃないかと個人的に思っていて。
そういう作品他にもあるんだ。
例えば007でもスカイフォールっていう作品があるんですよ。
ああよく聞きますね。
あれもすごい私も大好きな作品なんですけど、あれはジェームズ・ボンドの実家が出てくるんですよね。
あとゴルゴ13っていう有名なスパイというかスナイパーがいるんですけど。
最近あれですね、観光関数が…
201巻という…
コチカメを超えて世界史になったと。
ゴルゴ13にはルーツモノって言われるジャンルがあって、ゴルゴ13は何者かっていう…
そういう回が定期的にあるんですよ。
定期的にあるんですよ。
なるほど。
結構有名なエピソードがたくさんあって、セリザワ家殺人事件とか、猛タク島の遺言とか、日本人アズマ検索とか。
タイトルだけでもゴルゴ13名作エピソードで必ず出てくる作品なんですけど、それもやっぱり全部ルーツモノですよね。
ルーツ、実家っていうのとスパイは相性いいんじゃないですかね。
そうか。スパイっていうのはそもそも史上を挟まないイメージがすごく強くあるから、
逆にオリジンを語るものは名作になりやすいとか。
そんな気がするな。
なるほどね。今回もすごく良かったもんな。
良かった。
さあ、そういうわけで今週のアメコミは、
はい。
ブラックウィドウ、イッツイリッチ・スパイダーですね。
表題作のイッツイリッチ・スパイダーと、ブラックウィドウ・ブレイクダウンという2作品。
1冊で2作読める。
両方とも面白かったですね。
両方ともめちゃくちゃ面白かったですね。
イリーナが登場する作品ですね、2つとも。
映画本編でいう妹さんが活躍する作品でしたね。
多分、どうなんだろう、この映画に合わせて公約したのかな。
ああ、2020年。
9月ですね。
ああ、じゃあそうかもね。
ちなみに電子書籍ありますんで、今買います。
今買います。
やっぱり映画見に行く前にこれ読んでてよかったなと思って。
うん、それ本当に思いましたね。
正直イリーナっていうキャラクター全然知らなかったので、
これ読んどいて本当によかったなって思いましたね。
あ、イリーナだって思ってね。
知ったやつだ。
イリーナが出てきたとき。
アレクセイも一応名前だけは出てくるよね、その辺とか。
解説書と合わせて読めばね。
そうなんだよ。解説書がすごくいいですね。
面白かったね。
60年代に初登場したところから、
今までのブラックウィドウっていうキャラクターの歴史がですね、
網羅されてますね。
数ページにわたって載ってますね。
正直ブラックウィドウとか全然知らなかったんですよね。
MCUに出てくるお姉さんぐらいの気がしたんですけど、
24:00
めちゃくちゃ歴史が古くて、しかも設定が超複雑っていう。
そうですね。
いろんなアレやコレやがあって。
50年以上の歴史があるだけあり。
でしたね。
やっぱりオリジンで問題が発生しやすいんですね。
いつ生まれたかっていうところで。
そうですね。
どっかでリセットしないと。
年齢の計算が合わなくなってくるってところがあるんですね。
ベース対立とか歴史的なところにオリジンを置いておくと大変だよね。
確かに。
年代ずらすことにはいかないから。
どうしても歴史的な事件と関わらざるを得ないもんね。
そうするとどうしても年号が固定されちゃって。
ナターシャなんかも旧ソ連のスパイっていう設定だから、
どうしたって冷戦期と絡めざるを得ないもんね。
だから50代、60代になっちゃうもんね。
妙齢のご婦人ですね。
それをどう解決したかと言いますと、
解説書によると、なんとクローン実績翌改ざん。
年を取らない血性を打たれてるとか、
クローンに記憶を移してるとか、
でもその辺はもうあやふやにしてるみたいですね。
フワッとさせてますよね。
まあいいんじゃないですか、そんなんで。
チュンリーとかソフト風のキャラもさ、
1回青年合併設定しちゃったからさ、
大変なことになってるっていうよね。
別になっていいもんね、何歳に。
ずっと若くたってね。
関係ないもんね。
やっぱソ連のヒーローってさ、結構あるんだよね。
たぶんアメコミの歴史的にさ、
敵キャラというかさ。
設定しやすいよね、きっと。
レッドガーディアン。
今回はお父さんとして登場したアレクセイも、
ソ連のスーパーソルジャーとして出てきたし、
クリムゾン・ダイナモっていう、
ソ連版アイアン版みたいなキャラクターもいるんだけど、
今回さ、イリーナがさ、
お父さんのヒーローネームをわざと間違えるシーンでさ、
クリムゾン・ダイナモなんだろう、みたいなことを言ったときに、
私が見てた回では、
左後ろの方からクスクスっていう感じの、
出た!アメコミオタク!って思ったね。
アメコミオタク同士が近くの敵になっちゃったんだ。
まあでもそういうのもあり。
ソ連にもアイアンマンがいたんだね。
でもそういうのをやりたくなっちゃう。
ソ連版アベンジャー。
聞くだけでワクワクする。
ソ連って象徴的なアイコンというか、
記号的な要素が多いから、
キャラクターがしやすいとかあるかもしれない。
そうだね。
兄弟作のイチビチスパイダーがどういう話かというと、
27:01
ラパスタンだっけ?
ラパスタンかな?
っていう架空の国の、
中東っぽい雰囲気ですね。
軍事政権なのかな?
軍か。
が、非人道的な薬を作ってるということで、
それを阻止しようと。
ソ連のスパイであるイリーナと、
アメリカのスパイであるナターシャが、
共にお互い戦いながら、
ラパスタンの悪事を止めようとするというような話ですね。
スパイものっぽさがありますね。
イリーナは後輩キャラとして、
今私がブラックウィドウよみたいな感じで出てくるわけですね。
先輩後輩の核必要があるんでしょうね。
執名制だったんですね、ブラックウィドウって。
確かに。
読んでて、部活の先輩後輩感ありません?
ブラックウィドウ部?
ブラックウィドウ部。
レギュラー争いでしょ、これ。
確かに、そういうことか。
心身経営の後輩によって先輩が。
先輩として余裕とか見せるシーン多いもんね。
そうなんだよ。教えてやるみたいなところがありますよね。
核の違いを示すシーン多いよね。
逃げ道は必ず用意することみたいなことを言うっていう。
確かに言われているのは部活のレギュラー争いと言われれば。
部活者としても読めるっていう。
あとゲストとしてデアデビルが。
出ましたね。
序盤から出てきますけども。
久々にお会いしましたね。
相変わらずですね、マットマードンックさん。
デアデビルさん。
女性の趣味が。
デアデビル、ボーンアゲインじゃなくて。
マンウィズアウトフィア。
エレクトラと危険な女の人とばっかり付き合ってますね。
確かに。
こういった女性がタイプなんですかね。
タイプなんですかね。
さすがデアデビル。恐れ知らず。
恐れ知らず。
こういうところにもそういう人が出ちゃうんですね。
さっき言った解説書の歴史解説によると
ブラックウィドウナターシャはクリムゾンダイナモが元夫で、
それからアベンジャーズに入るときはホークアイといい感じだったし、
デアデビルとこの作品では恋愛関係っぽい感じになっているということで、
結構いろんなヒーローとね、そういうことがあったんですね。
人に歴史ありですね。
そうですね。
MCUの方ではね、やっぱりホークアイと結構繋がりが多かったですね。
ありましたね。
最後2人でどちらかの命を投げ出さないと手に入らないマインドストーンだっけ。
あったね。
ソウルストーンだっけ。
お手に入れるために2人戦いあって、で、ブラックウィドウ死んじゃったよね。
そんなところもありましたね。
ドラマ版のホークアイではこの辺にメスが入っていくのかな。
30:02
そうだね、確かに。
せっかくこの映画も公開したわけですから、あの辺の掘り下げがさらに行われていくのかな。
そんな気がしますね。
2つ目に収録されているブレイクダウンは、イリーナとナターシャが顔を交換するって話ですね。
そうですね。
イリーナの方はナターシャの顔になり、ナターシャはイリーナの顔に成形する。
基本的な主役はイリーナで、見た目はナターシャなんですが、
イリーナが自分の顔を取り戻すためにイリーナの顔をしたナターシャを追うというおもかなストーリーですよね。
これ面白かったですね。
怖かった。
めっちゃ怖い。
イリーナ視点で見れば、いつの間にか顔を成形させていられて、ナターシャの顔になっている上に、周りの奴はみんな自分のことをナターシャ扱いしてきて、
イリーナ自分の顔をした奴が自分を追ってくるっていう。
これね、頭おかしくなるよね。
途中でね、「私の名はイリーナ。」って何度も何度も言って。
鏡の前で口にするシーンがありますね。
怖いよ。
かわいそうな状況ですよね。
本当に。
なんでこんなことをしたかっていうと、先輩であるナターシャがスパイとしての厳しさ、大変さを教えてあげるためにやったんだみたいなことを言ってますけど。
そうですね。
とんでもないスパルタですよね。自意識を破壊しようとするっていう。
いやー、まあ、所詮スパイっていうのはそういう扱いをされてしまうものなんだよってことかな。
うんうん、確かに。
この漫画、私すごい好きなのが、結構その閉塞空間とかさ、追い詰められた状況からどう逃げるかみたいなシーンが割と多めに含まれてて。
なんか、ジェイソン・ボーンシリーズじゃないけど。
あー、はいはい。
いかにも逆転無理な状況からどう逆転していくか。
手持ちのものでどうその事態を乗り切るかっていうのが描かれるので、割と好きですね。
なるほど。
まあ確かになんかちょっとこう、そうだね、普通のヒーロー物とはまた違った緊迫感というか。
ありますよね。
あったかな。
例えば、イリーナの顔をしたナターシャが、自分の、イリーナの顔をしたナターシャがイリーナの上司というか、関係者に会うシーンとかさ。
はいはいはいはい。
自分の変装がバレないように相手の情報を引き出そうと、でも相手も自分のことを疑ってるという状況でやり取りをしたりとかね。
それがいわゆる普通のヒーローコミックス、これまで読んできたヒーローコミックスにはないような緊迫感、面白さみたいなのがありましたね。
まあそのブラックウィドウっていうキャラクターが単純なヒーローじゃなくてやっぱりスパイキャラなんだっていうのが、その魅力が伝わるいい短編でしたね。
確かにさっきのイチビチスパイダーでもあったと思うんですけど、彼女自身の自意識としては自分がヒーローだっていう意識はあんまないんですよね。
確かにアイアンマンとかキャプテンアメリカとかとそばにいたら自分がヒーローと思いにくいのかもしれない。
33:04
所詮自分はスパイである道具だっていう感じの考え方ですよね。
目的達成のための手段として仕事をして、道具だから当然自分が倒れれば別の人間が現れると。交換可能な存在として。
イリーナが現れるってこと自体が交換できる存在なんだってことを示してるわけなんですけど。
だからやっぱ私がブラックウィドウよっていうイリーナに対して、いや確かにあなたはブラックウィドウかもしれないけど他の誰でもブラックウィドウになれるんだってことを教えてやりたかったんですかね。
そのために顔を交換する。やべー。一戦越えてるわ。
さっきの歴史解説の中でも体入れ替えてるんじゃないかとか色々あったけど、MCUのスカヨハが演じているブラックウィドウもしょっちゅう髪型変わりますよね。
確かに。
今回も映画の中で変えてましたね。年代に合わせて変わってたし。
あと吹き替えの声がね、急に米倉良子になったりするじゃないですか。
あーそんな話もありましたね。
やっぱそれはこのブラックウィドウのキャラクター性なのかなって。
あーなるほど。色んな姿、色んなものに変わっていく。
じゃあ米倉良子の起用もちゃんと意図した。
もちろんもちろんもちろん。
物語と関係性のあるキャスティングだったわけですね。
ブラックウィドウ声が変わってるけど、これはどこかの何かの任務が。
ちゃんとその任務の結果としてそうなってるわけか。
そうよ。
全てに無駄なものなんかないんだね。
そうそう。もしかして任務で日本の携帯料金が高すぎるってことね。
叫ぶ任務がね。
叫ぶ任務があって米倉良子声になったかもしれない。
それがまた変わったりもするわけだ。
そういうことですよ。
はい、というわけでブラックウィドウでした。
映画も含めて今回のイッチイビッチスパイダーも、割とブラックウィドウの魅力を発見できる作品ですよね。
結構身近なヒーローだなって思ったかな。
身近なヒーローっていますか?
身近にはあんまりいないかな。
彼女のヒーローと道具っていう考え方の対比があるじゃないですか。
自分はヒーローじゃなくて道具なんだ。
道具ってことはつまり目的達成の手段なんだ。
交換可能なんだって。
ってことは逆に言えば彼女にとってヒーローっていうのは交換可能な存在じゃないし、目的達成だけを目的にやってらっしゃらないんだと。
ヒーローというのは目的達成以外に何か必要なものが多分あるんじゃないかな。
キャプテン・アメリカンが任務達成だけのために生きてるとはちょっと思えないし、彼なりのポリシーというか思いがあってやるわけじゃん。
この現代社会、資本主義社会を生きる我々は基本的に交換可能ですよね。
交換可能だし、言うて目的達成するだけで精一杯、要するに達成すらできないことが多いわけじゃん。
36:03
そうね、日々ノルマとかに追われてるわけだからね。
そんな状況で目的達成以上のものをやっぱ厳しいでしょ。
正しく生きてかつ目的も達成する。
もちろん理想はそうだけど実現は難しい。
そういう意味では自分は所詮交換可能だしヒーローにはなれない。
でも目的達成のためには自分の姿を変えたり、ヨネクラリョーコになったりしながら頑張っているっていう姿は共感というか。
応援したくなるよね。
前にも似た話をしたけど、生きる上で俺っていうところがあるっていうか。
あるよね。
顔を通しきれないところはどうしても社会生活を営むと生まれるからね。
でもキャプテンアメリカとかだったらいつでもキャップであることっていうのが大事なんだねきっとね。
彼はどういう状況においてもキャプテンアメリカとして生き続けるわけじゃないですか。
アメリカ政府から追われることになってもキャプテンアメリカとして生きていられる。
かっこいいしそうなりたいけど言うてやっぱそれなかなか難しい。
難しい気がするので。
そう考えると確かにこのブラックウィードウのポジションっていうのは。
より私たちと共感しやすい。応援しがいがあるというか。
彼女が成功したら我が事の世に喜べるところがあるかもね。
なるほどね。
今回の映画とイチミチスパイダーを読んで彼女のファンになりましたね。
映画はやっぱ面白かったね。
ブラックウィドウっていうキャラクターの弱さというか。
もうちょっと見れたりして。
そうだね。今ではもう本当にめちゃくちゃ強いお姉さんっていう感じだったのがいろんな悩みとかありつつのね。
これがあれですね。実家が出てくるからこそのね。
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番組の感想、映画の感想とか送ってくれても嬉しいな。
そうですね。みんながどういうふうに思ったか聞きたいよね。
散々好き勝手喋ったけど全然検討違いのこと言ってる可能性が多いにあるし。
何言ってんだって。あるかもしれない。
みなさんのご感想ぜひ教えてください。
そうですね。あとまあ僕の私のスパイ体験。
ああそうね。やっぱ誰しも一度はスパイになったことあると思うので。
知らん人を尾行したエピソードが送られてきたからやめよう。
じゃあそんな感じで。
もちろん語って欲しいあめこみのリクエストもお待ちしております。
じゃあまた次回。さよなら。
39:02
そういうことだよね。
何それ。
Smells Like Teen Spiritだよ。
知らねえ。
なんで知らないの。ニルバーナの今回の映画のタイトルが出てくるオープニングの曲だったよね。
本当に知らないの?
ニルバーナを知らない。
えー。義務教育だよ。
100日間生きた猫のエンディング。
今エコーって言ったよね。