00:12
はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオリニューアル第55回になります。
この番組は、大阪の南森町にある日刈店長によるイベント型カフェバー、週間間にて映画トークバーイベント、
映画の話したすぎるBARを月1ペースで開催している店長メンバーによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
はい、関西の映画シーンを伝えるサイト、エキネ坊主を運営しています、代表の原口です。
前田です。
マリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
4人揃っているの久しぶりな気がします。
確かに。
そうですね。
では、テーマトークに入る前にズームオンの近況に入っていこうと思うんですけども、
原口さんの最近いかがな感じでした?
はい、私は先週不在だったんですけれども、大阪アジアン映画祭に張り付いておりまして、
マスコミの声を見まくっていて、36本見ました、長編作品を。
お疲れ様です。
すごい。
これはっていうのはありました?
今年は結構香港映画が面白いのがたくさんあって、
これから劇場でやる作品とかどうなるかわからない作品もあるんだけど、
1個いいのが、ABC賞というのを受賞してて、来年の1月とか2月にABC放送、テレビで上映される作品がありまして、
いつもありますよね、テレビに上映する枠が。
はい。それが香港映画の初めて好きになった人。
恋愛者ですか?
いわゆるガールズラブモノでして。
なるほど。
非常に美しく綺麗な映画で、予告の段階からすごくて、
上下白のセーラー服の女子高生が雨を降ってる中、学校の中庭でキスをするっていうシーンがあったりするっていう。
それを見るだけも美しいシーンなんですけども。
そういった女子高生の高校時代の淡い頃苦い恋愛をロスタルジックに描いている作品です。
なるほど。
来年テレビで見れるわけですね。
はい。
さすがに覚えとくには遠すぎますけど、その時期になったらちょっと話題に昇ってきますからね。
アジア映画祭のテレビ放送は。
またその時が来たら、例のやつやって感じで思い出せたらいいかなと。
その忙しい間に1本だけ試写は普通のマスコミ社に行ってまして、来月公開のホリックを見てきました。
ああ、はいはい。ホリックね。
クランプの伝説的な人コミックを実写版ということで。
新永美香さんが、まさに新永さんがやるべき、新永さんのビジュアルの作品。
原作は漫画なのでキャラクター性の濃い作品ではあるんだけども、
特に吉岡里保さんが本人というわからない感じの悪女役をやっていて、そこは見物かなと。
なるほど。クランプですからね、それはキャラ性濃いですよね。
03:03
クランプが通じる世代。
クランプが通じる世代。
え?そんな今の若い世代ってクランプも通じなくなってるんですかね?
いやわかんないですけど、クランプの話をすることがもうなくないですか?
まあね。
まあそうか。僕たちぐらいは通ってくるというか、カードキャプター作とか何かしら触れる機会ってありますけど。
大好きでした。めっちゃ絵を真似してました。
あ、そうなんですか。
真似して描いてました。
今のイラストのテイストが違うから、ちょっとイライラになって思いました。
イラストのテイストが。
何も活かされてはない。
あ、そうなんですね。なるほど。
そういう感じで、大阪アジア映画祭を3月10日から20日まで貼り付いてまして、
昨日、収録分を前日に映画祭に貼り付いていた分を見れなかったスクリーンを頑張って、4作品をもとにまして、
今回のザ・バットマンと、猫は逃げた、ポゼッサー、ガンパウダー、ミルクシェイクの4本を昨日頑張ってみました。
すごっ。
タレルさん、仕事してます?
してますよ。してますよ。
いつも無慈悲やなって思ってます。僕は。
まあ、もうアジア映画祭でホントフラフラやったけど。
夜11時ぐらいは見て帰って、アジア映画祭の作品紹介、コメント書いて、3時、4時に寝るっていうね、もうやばかった。
寿命の前借りしてますよね。
だから、ようやく今日、落ち着いて仕事もしてますよ。
しばらくゆっくりしてください。
前田さん、最近いかがされてました?
私、この3連休ずっと飲んでて、まともに映画を見れてないんですけど、アニメの進撃の巨人すごいハマってるんですよ。
前も言ってましたね。
毎週泣いてるんです、ホントに。
そんな中、ずっと手を出さずにいたんですけど、ついに出来心で、実写版の進撃の巨人が、
ちょっと本当に出来心で、前編と後編あって、
はい、存じ上げてます。
前編をちょっと見てしまったんですけど、ひどすぎて。
だいぶ覚悟してはいたんですけど、こんなに面白い作品を、こんなに面白くなく出来ると思って。
私、当時、あんまり興味を持ってなかったので、全然知らなかったんですけど、脚本が町山さんなんですよ、これ。
そうですね。
いや、町山さんって思いました。
町山さん、原作読んだってめっちゃ思いました。
当時ちょっと一悶着あったらしいですけど、それはあるわなって。
今から当時のことを思いながら、ちょっとまだ怖くて後編見れてないんですけど。
原作にはないキャラとかシーンがあるよね、なんか。
そうです。これなんか、実写化されたのが2014年なんで、結構その原作自体も、
06:01
全然終わってないんですよね。
全然まだ途中というか、序盤の方だったと思うんですけど、
いや、そういう問題じゃない、なんか。
いや、なんか。
もちろんCGの世界観作るの難しいっていう問題とかはあると思うんですけど、
いや、もうこれは脚本の問題やなって。
俺、当時原作を読まずに行ったから、それを楽しんだんだけどな。
私、原作を読まずに行ったらいけるかもしれないですけどね。
僕、その当時原作も読んでて、前後編見に行きましたけど、前編は劇場でちゃんと見ましたよ、僕。
やばい。
やばいじゃないんですよ。
勇者。
やばいじゃないんですよ。
前編は、まあいいんじゃないぐらい、いいとこもあるなぐらいには思ってたんですよね。
後半でもこいつはダメだってなったんですけど。
まってまって、前編よりもさらに?
後編はやばいんじゃないかなって思うんですけど、前編でもうダメって思っちゃうんだったら、
ちょっと後半、後編は本当に厳しいんじゃないかなって気がしますね。
後編最後の謎の世界は原作にもあんの?
いや、ないんじゃないかな、あれ。
あ、そうなの?無理くり作ってんのか。
何でしょうね。僕もね、今原作途中までなので読んでるのが出てくるのかもしれないですけど、たぶんないなって思いますけど。
逆に楽しみになってきました。
じゃあ、来週聞かせてくださいね。
映画バーで。
映画バーずっとこの話してる可能性ありません、私も。久しぶりに。
マリオさんがもし急遽映画バー休むことになったら、そういうことなんやなって思っときます。
ダメすぎて注文されるの。
めちゃめちゃダメージ食らってます。
ダメージ受けて家で飲んで二日酔いで来れない。
ちょっと楽しみにおいておきます。
マリオさん最近いかがされてました?
そうですね。いろいろ見てたんですけど、シング、ネクストステージとか、
あと、先行上映でベルファストもやってたので早々に見に行ったりとか、
あとちょっと見逃してた韓国映画のユンヒエとかを見に行ってたりしてましたね。
一本取り上げるとしたら?
やっぱベルファストは面白かったですね、やっぱり。
正直見る前は白黒の映画で、ケネス・ブラウナ監督の半自然的な話って聞くとローマを思い出すんですけど、キュアロンの。
それの二番煎じ的な感じが全然プンプンしてたんですけど正直。
でも見てみたらローマとは全然ちょっと違うような、ちょっと愛らしい映画になってたなと思いましたね、すごく。
本当すごく、本当ケネス・ブラウナがこういうのを見て育ってきたんだなとか、
そういう故郷の景色とかを見てきたんだなっていうのをすごくわかるような形で描いてて、
結構遊び心もたくさんあって面白い映画になってたなと思いましたね。
僕勘違いしてたんですけど、今やってるのは先行上映なんですね。
09:01
はい、そうですね。
なんか上映感少ねえと思ってたら、正規公開は来週ですよね?
はい、今週、25日。
そうですね、今週末ですよね。
収録から言うとね。
はい。
行きたいですね。
アカデミー作品賞取ると思う?
うーん、僕はもうドライブマイカーが取ると思う。
いや、取ったら嬉しいなんです。
それこそ本当ね、僕も希望としてはもうドライブマイカー一択なんですけど、
それこそ本当、週末別のポッドキャストでアカデミー賞の予想をするみたいな感じで喋ってたりとかしてたんですけど、
また今現時点でもちょっと状況がまた読めなくなってきて、
パワーオブザドックが優勢だと思っていたんですけど、
実はこうだなんじゃないかみたいな。
制作家組合賞っていう重要な賞があるんですけど、この予想する上で。
それをこうだが取ったので、パワーオブザドックはいわゆる非評価賞とかは強いけど、
実際にアカデミー賞に投票するアカデミー会員の好みではないというか、
これが票を集めてみたら結局こうだとかになるんじゃないかとかっていうのをちょっと今予想する上でどうなるかなっていうのはすごく今悩むところですよね。
なるほど。なんかグリーンポックが取ったような感じでベルファスト行けばいいかなっていう感触はあるんだけど、俺の中では。見た感じ。
そうですね。アカデミー賞のなんか得票システムって結構独特なので、
結局なんか票を集めてみたら結構幅広く愛されるような、
幅広く面白いねって言ってもらえるような作品が結構取るパターンってやっぱり多いんですよね。
例えばソーシャルネットワークの年だと思っていたら英国王のスピーチが取ったとか。
なるほど。
さっきのそのグリーンポックがローマを破って取ったとか。
っていうのもそれらしい。かと思えばララランドが負けてムーンライトが取ったなんて年もあるので、また悩ましいんですよね。
ああ、だからそういう意味ではそうだよな。こうだの可能性もあるんだよな。
そうなんです。なんかそういう幅広い会員が得票率を集めそうなのはベルファスとかこうだなっていうのはその通りですね。
なるほど。じゃあどうなるかですね。
来週の月曜日には結果わかりますからね。
そんな感じですかね。
僕は前回の収録から本数はそれなりに見てるのかな。
今日のテーマのザ・バットマン見て、あとドリームプラン見て、シング・ネクストステージ見て、
あと子供とお尻探偵の映画を見てきました。
僕実はセブン見てなかったんで、ザ・バットマンに備えてセブン見たり。
ザ・バットマンに備えてだったんですね。
あとこの収録の直前にポゼッサーを見てきました。
盛りだくさん。
ドリームプランはマリオンさんから勧められてたんで、オープニングで軽くしゃべれたらいいなと思ったんですけど、
あれは僕、テーマ回にしないとしゃべれないくらいちょっとしゃべることあるんで、無理やなってなったんです。
でもやっぱこうしゃべりたくなる内容でした?やっぱり山口さん的には。
いや、えっとね、掘り下げてしゃべんないですけど、そもそもやっぱあのウリアムズ姉妹とあの父親の実際のエピソードがやっぱりもっとエグいんですよね。
12:09
で、それを踏まえとかないと結構見誤る映画だなっていうのがあって。
結構危険な映画だなと思いました。
一応作中からでも読み取れるようにはなってるんですけど、実際はもっといかついですね、話としては、背景は。
だから結構美談的に捉え切ってはいけないなって思うぐらいのちょっとデンジャーな映画だなって思いました。
ちょっと気合い入れないとしゃべれないぐらいのやつだなと思って。
僕が一本取り上げるとしたら、シング・ネクストステージがね、すっごい良かったんですよ。
もともとそういう舞台で歌唱する人たちの話なので、エンタメ的な要素が強い作品なんですけど、今回それが森に持った方向にいってて、
かつては地元の劇場でプロ的なものになりたいと思ってる人たちの話だったものが、トッププロの世界に行くって話になってて、
一般その彼らがミュージカルするんですけど、とにかく演出が森に持ってるんですよね。
これはもうミュージカルというか、マクロスのライブジーンみたいな感じになってるかなと思って。
むちゃくちゃ具合がね、もう普通に何かが空飛んでたりするんで。
今回見ててすごい面白いなと思ったのが、トッププロの世界に行くっていうことはどういうことかみたいな話かなって僕は見てて、
ワンを経て地元で愛されるエンターテイナーにはなってるんですよね。
でももっと上を見たいってなって、トッププロの世界に行こうとするんですけど、その世界がえげつないんですよ本当に。
ショービズの暗黒面みたいなのがいっぱい詰まってるんですよね。
まずそのショーの公開日、封切り日が決まってるとこから逆算してやらないといけないっていうところで、
しかもその主役のキャスティングは上からのゴリ押しで決められてしまう。
で、当事者たちはやりたくないこともやらされる。組みたくない相手とも組まされる。
で、その演者たちも大変な思いをするし、じゃあそのエンタメ会社側の人がもうちゅうちゅう甘い汁吸ってんのかっていったらそんなこともなくって、
ブラックな労働環境で満成化した残業体質みたいなので、もうトップはもう強暗というか、もうブラックの極みみたいな醜悪な人間なんですよね。
で、そのプロになるっていうことはそういうエンタメ業界の嫌なものを見ないといけなくなるっていう、すごいえげついことを書いてる話だったんですよ。
で、1の時は本当に部活動の延長みたいな感じで、私たち歌手になりたいよねって感じで、お互い信頼し合ってる同士でワキアイアイとやってそれがいい結果を生むっていう感じだったんですけど、
でもそこから先本当に頂点からの景色を見ようと思ったら、それはそれでいかつい世界を見ないといけないですよねっていうことを描いてるんですよね。本当に。
だからエンタメ産業の闇を描きつつ、やっぱりそれでも高みに登りたいっていう、なんか結構すごいことを書いてた話だったんじゃないかなと思って、
15:09
すごい良かったですねっていう感じで、まあ単純に歌とかいいですしね、映像もいいし。
いや本当パフォーマンスはやっぱすごかったですね。
その上でこれ子供向けアニメで描いていいことなんですか?みたいなことを描いてるから、面白いなと思いましたねそこは。
あとバスター・ムーンですか、あいつのヤバさ振りが今回もヤバかったですねって感じでしたね。
もう100かマイナス100かのどっちかしかかけきれない男って感じでしたね本当に。
そんな感じでした。
じゃあテーマトークの方入っていこうかと思うんですけれども、