娘の初投稿の体験
こんにちは。お聞きいただきありがとうございます。あきねです。
こちらは、2人の小学生の子を持ついちお母さんの私が、ASDの息子を通して出会った行動分析学について語るチャンネルです。
私には10歳の娘がおりまして、ちなみにこの子は大きな発達凹凸は感じさせない、いわゆる定型発達の子なんですけれども、
娘は先日、折り紙で作った工作の写真を、キッズ向けの投稿サイトに初めて投稿していました。
私が以前使っていたスマホを、家のWi-Fiでだけ使えるようにしているので、そのスマホにアプリをダウンロードして、
親のアカウントと子どものアカウントを作り、親の承認があればアップできる、そんな仕組みのサイトです。
娘は、ハギーワギーなど4体の写真を立て続けに投稿した後、スマホをテーブルに置いて、なんだかソワソワしていました。
初投稿だもんなぁ、ソワソワするよねぇ、と思いながら、私は微笑ましく見ていました。
スマホ自体の音をオフにしていたので、通知音は鳴らなかったんですが、
投稿から20分ぐらい経って娘がスマホを見ると、ハギーワギーにいいねが1つ付いていて、やったぁと大喜びしていました。
ちなみに、ハギーワギーというのは、ホラーサバイバルゲームに出てくる青色のキャラクターで、特に子どもたちに人気なようです。
娘はゲーム自体はしたことがないのですが、この怖キモ可愛いみたいなキャラクターたちには惹かれるようで、折り紙で頑張って立体的に作り上げています。
さぁ、ありがたいことに、自分が作ったハギーワギーや他のキャラクターに2個3個といいねが付いていきます。
娘からしたら、スマホを見るたびにいいねという名の好子、ご褒美が得られている状況です。
でもしばらくすると、閲覧数やいいねも落ち着きます。
娘的には、スマホを見るたびに得られていた好子がストップしました。
こうなると次に起こるのは、消去バーストです。
閲覧数やいいねが増えることで強化されていた娘の行動とは何でしょうか。
好子が得られる直前の行動、つまり今回はスマホを見るという行動です。
それまで好子によって強化されていた行動が強化されなくなると起こるのが消去バーストであって、
一時的に行動の頻度や強度が増すという現象ですので、当然娘はより一層スマホをちょこちょこチェックし始めました。
うわー、バーストバースト!と思いながら、私は声をかけます。
そんなに一喜一憂するなら、SNSはあなたに合ってないよ。
私は普段から娘に対して割とドライな声かけをしてしまうことが多いんですが、
行動の変化と承認要求
この時はさらに親としての焦りがあったと思います。
スマホ依存、ネット依存みたいな文言が頭をかすめましたね。
たぶん理想的なのは、こういう時、スマホを握る娘のそばへ行って肩に軽く触れるなど優しい刺激でスマホから注意をそらしてから、
初めて投稿できたね、写真も見やすいしすごいじゃんとか、
いいね以外の価値を強調したり、プロセスを評価するような声かけができたらよかったんだろうなと思います。
後からちょっとそんな声かけはしてみました。
その後、バーストな状態が落ち着いた頃にちょこちょこいいね数が増え、
嬉しいコメントやフォロワーさんもついたりして楽しそうでした。
なかなか伸びなかったマミーロングレックスにも初めていいねがついて、
娘は、「ああ、マミーロングレックスだけハッシュタグつけ忘れてたからだ。」
と自分なりに分析したりしていて、興味・関心があることに対しては、
学ぶのが本当に早いなぁと感心しました。
またさらに、その日の夜、上期限で学校の宿題に取り組む娘を見て、
改めて承認要求が満たされることの重要性もついでに感じた出来事でした。
今日は娘の初めてのSNS投稿について、
行動分析学的に面白かったのでお話ししてみました。
放送が面白いと思ってくださった方は、
いいねやコメント、フォローいただけるととても嬉しいです。
ABAで広がれ、シンプルで楽しい生き方。
今日も大事なものを大事にできる一日を。
あきねでした。