2024-04-01 13:17

鈴木  宙顕 (株)GEOTRA代表取締役副社長  COO

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三井物産xKDDIが仕掛ける位置情報データによる『まちづくり』


2022年5月に設立されたGeotra(ジオトラ)は、三井物産の事業理解とKDDIのデータ・テクノロジーを組み合わせ、人流データを活用し、本来の設計では知り得なかった細やかな情報を可視化することで、より精度の高いまちづくりを支援する、「Analytics&Solution」を提供しています。細やかな分析の実現だけでなく、その分析結果を三井物産・KDDIが持つソリューションやビジネスに展開することで、顧客体験を上流から下流までサポートします。具体的な事例を含め、位置情報データを軸に、データビジネスによる様々な社会課題解決のスキームについてお話頂きました。

サマリー

Location Weekly Japanでは、GEOTRAの鈴木さんが会社紹介と自己紹介をしています。GEOTRAはKDDIと三井物産のジョイントベンチャーとして町の人流を再現するビジネスを行っており、データを活用して町づくりや災害対策に貢献しています。ジオタラは、三菱物産やKDIと連携し、マウスのビジネスを提供しています。また、ジオタラは位置情報のソリューションやデータビジネス全般を展開しており、海外事業展開にも積極的です。

GEOTRAの会社紹介
Location Weekly Japanです。今週は、GEOTRAの鈴木さんに来ていただきました。鈴木さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速、会社紹介と自己紹介をお願いします。
はい、私は営業の責任者をやっております。鈴木裕明と申します。いつかよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
我々株式会社GEOTRAはですね、2022年の5月に創業した会社でございます。
もともとは、今もそうなんですけど、三井物産とですね、KDDIのジョイントベンチャーとして当時立ち上がった会社でございます。
KDDIとですね、三井物産の知見とテクノロジーを活かして、町の人流を再現するような、そんなビジネスをして、町づくりに貢献していきたいというところから会社として立ち上がっているようなところです。
ありがとうございます。えっと、5050なんですか?
えっとですね、三井物産が51ですね。
なるほど。
はい。
鈴木さんは、あれですかね、KDDIサイトから来られていらっしゃる感じですかね。
はい、そのときです。
人流のデータ活用
はい。どうでしょう。具体的にその人流を再現というか、町づくりの貢献というのは、どんなことをされていらっしゃるんですか。
そうですね。最終的にはですね、町の中には人が当然いて、人がどういう動きをしているのかというのは、なかなかこうデータとして見ることは難しいと思うんですけど、我々はそこをですね、KDDIの許諾を得たですね、
GPS情報、スマホの情報の方から一人一人の動きにですね、より分けるというか、再現するというか、そういうようなテクノロジーを持っていると思うんですから、
そういうことをやって、一人一人の動きが分かれば、どんな町に行ったらいいのかなみたいなところにつながってくるんじゃないかなということで、そういったデータをご提供させていただいております。
なるほど。実際にそのデータを使うのは、というか、どんな方がお客さんになるイメージなんですかね。
そうですね。一番多くは、やはり町づくりの文脈で言うと、デベロッパーさんであったり、テネコンさん、もちろん自治体の方も使いになられます。
まあ、町づくりの文脈以外にも、例えば、金庫だとかですね、交通の文脈なんかで多かったりするので、鉄道会社さんとかですね、イベントをやられる会社さんであったりだとか、そういったお客様がいらっしゃいますね。
なるほど。そういった方々が人流を見る中で、新しい町を設計するとか、新しいビルを設計することに対してソリューション提供するとか、そんなイメージになるんですかね。
そうですね。はい、そうなります。もちろん、自分たちでこういう町にしたいとか、こういうビルを建てたいみたいなお話って当然あられると思うんですけども、
それが本当に自分たちが思っている通りに、お客様が来てもらえるんだろうかとか、町が活性化するんだろうかっていうところが、結構見えないところがあられるんじゃないかなと思うんですね。
我々のデータを使って、その辺りをしっかり分析していただく、未来の予測をちょっとしていただく、というようなことをお手伝いさせていただく感じです。
ちなみに、2022年5月って結構まだまだ始まったばかりでいらっしゃると思うんですけれども、どうなんですかね。どんな思いで始められたというか会社を、どこが起点になって、じゃあ会社として作ってやっていこうという感じになったんですか。
そうですね。そういった意味ではですね、ちょっと略説的な言い方になるかもしれない。
DDIの方でもですね、事業法のソリューションは持っているんですよね。私も営業の端くれとしてそういったものを売っていたりとかもしたんですけど、完全にですね、やはりそのお客様の事情みたいなところをしっかり捉えた上でそのソリューションを提供するということであっていかないと、なかなかお客様が望むところにつながっていかれないなというジレンマもございました。
そういった意味ではその三井仏さんの方がですね、特にその事業の機材というところで非常に強い知見を持っていたりするものですから、キリア側のテクノロジーと三井仏さん側の事業理解、事業の知見というようなところをしっかり組み合わせてですね、ソリューション提供をしていきたいという思いから始めているところです。
やっぱりその二社さんが組んでやる事業となると、大規模な街全体の設計とかそういった分野になってくる感じなんですかね。
そうですね、でも本当に例えば駅の目の前のこのロータリーが今度新しくなるんだけれども、新しくなったら人ってどれいうふうに来てくれるんだろうねとか、僕らが考えているところだと若い人たちが来てほしいんだけど本当に来てくれるんだろうかというのはあくまで予想に過ぎないところ、我々のデータを使うと未来予測みたいなこともちょっとできたりいたしますもんですから、そういった形でご活用いただいているイメージなんで、本当に全体というところじゃなくても甘いところでですね、我々のデータを使うと、
なるほど、ちょっとせっかくなんで、じゃあロータリーの例に突っ込んで聞かせていただくと、例えばじゃあロータリー新しくしますよ、こういう配置にしますよって言ったときに未来予想したいです、こうしたときにどういう人がどう動くっていうのを見たいですって言ったときに、なんかそういったツールがあって、本社というかKDDIデータを使って人がどう動くかっていうのが見えたりする感じなんですかね。
その通りです。我々はKDDIのデータからまずはデータを作りするっていうことをやらせていただいて、ただデータだけやってもなかなかお客様をお使いしづらいかなと思いますので、シャウトルとの分析できるような環境、ダッシュボードのような環境ですね、50秒とかみたいな内容を作っていくことになっています。
データを使った予測とソリューション提供
なるほど。その環境を持って、じゃあちょっとこれだと人の動きがここ詰まっちゃうからこういう形にしようかみたいな置き換えてみて、またデータを流してみていくとか、そんなプロセスになるイメージですかね。
本当にその通りですね。じゃあ本当に細かいところで言うと、ロータリングができました。でも×の往来を10分おきにするか15分おきにするかによってだいぶ人の変化って違うと思いますので、そういったところを細かくいろいろ計算したりシミュレーションしたりするのが我々のデータは非常に得意だという状態になっています。
そういった細かいシミュレーションをするようなことって結構高いデータ操作技術というかデータサイエンティストみたいな人がいて初めてできるようなイメージになるんですかね。それともゲームみたいにちょっとこっちに配置してみてとかバスの動きを変えてみてみたいなことができたりするんですか。
そうですね。我々の会社を立てるまでにここ2年間かかったんですけど、それまでにため立ち研の1つではないですので、なかなかゲームみたいなところとはちょっと違うのかなというのは思うんですけれども、ただ本当にいろんなデータを組み込んで、先ほどはGTSのデータという表現をしましたが、それ以外にもやはり道路の道幅のデータとかですね、道路の制限速度のデータとかそういったものもいろいろ加味して、
この道路だったら何台ぐらいこの時間であれば通れるだろうみたいなところを裏側では計算しながらですね、やってたりっていうところが結構緻密な計算をしているところがあるものですから、そういった意味では非常に現実に即したデータに結構つながっているのかなというふうに思います。
ありがとうございます。なんか最近のニュースを拝見すると災害復旧の計画みたいなこともやってらっしゃる方が出ていたかなと思うんですけど、その辺についても教えていただけますか。
はい、そうですね。昨今ですと1月に起きました北半島の地震等で非常に早くの皆様が避難されていらっしゃるのかなというふうに思います。
我々のデータはそこの実際に災害が起きたタイミングでですね、まさに避難されている方がどういう動きをされたのかみたいなところを再現できたりというようなところがあるのかなと思いますので、
そういったデータを使ってですね、地元の自治体様等におかれまして、今後の災害対策につなげていけるような形で貢献できればいいなというふうに考えています。
災害にしてもそのまちづくりにしてもというところはあるんですけども、実際にじゃあ予測がデータとしてできました、可視化されましたっていった後、じゃあ実際にそこを実装していきましょうっていったときに、
何かしら御社としてソリューション提供されているようなところってあるんですかね。
はい、これはですね、まさに我々親会社が三菱物産とKDIというところがあるので、一方でそういったですね、例えばついに必要なソリューションですよね。
例えばマウスのビジネスといったようなものであったりとか、ここにマウスのビジネスがあったほうが人の流れがよくなるんじゃないかという分析が我々のほうでできたとすれば、
ジオタラのビジネス提供
マウスのビジネスの部分は三菱物産であったり、KDIですから提供する。そういったようなですね、連携をして、川上から川下までしっかり貢献できるような形で進めていたりはしています。
やっぱりそこですよね。結局、可視化のソリューションってたくさんあると思うんですけれども、たくさんっていう言い方もあれですけど、LBMAとしてはたくさんある認識でいる中で、
ジオタラさん独自のっていうと、やっぱりそこの強みっていうのは、その後の高段のソリューション提供というかが、KDDIOB三菱物産が持っているそれぞれのアセットが莫大なものがあったりする。
そこにつなげていけるっていうところがやっぱりメリットになってくるんですかね。
そうですね。それを持っていただけるというのがメリットになります。
先ほども少しお伺いしたんですけれども、大きな大規模な施策のみならずというお話はいただいたと思うんですけれども、実際どうなんですかね。すごく小規模な事業界の方々でもお聞きいただけるんですかね。
もちろんです。本当そういった意味では地域の待ち起こしのイベントみたいなもので、人がどういうところから来てくれたんだろうとか、
イベント開催までどういう道のりで来たんだろうかみたいなところを知りたいんだけども、なかなか大きなお金はというお客様もいらっしゃいます。
そういった声掛けにも割と柔軟にお答えはしているのかなというふうに思います。
隣さんご自身としては、どんなことが今一番楽しいですか。
もちろんその位置情報のソリューションでというところは我々の後期軸としてやっている部分なんですけれども、
データという枠組みでいうと、その中の一部が位置情報みたいな軸だと思います。
その軸でやはり位置情報で培ったテクノロジーをいろんな分野に広げていきたいなという思いが非常に強いのかなというふうには思っています。
昨今ですと、ちょっと話はずれるかもしれませんが、モンゴルの方ですね、同じように携帯のキャリア、ロビコムというキャリアがあるんですけれども、
そこにリオトラのそのソリューションそのものをですね、モンゴルの中に提供していこうということでチャレンジをさせていただいております。
いわゆる本当の位置情報ソリューションの提供だけに異ならずですね、データビジネス全般をしっかりリードしていけるような会社になっていければいいなというふうには思っています。
なるほど。じゃあ結構あれですか、海外事業展開みたいなのも積極的に展開していかれる感じなんですかね。
なんかチラッと見たらモバイルワールドコングレスにもご登壇されていたようなお話もあったかなと思うんですか。
積極的に言うともう本当にそんな大きな会社でもないので、語弊はあるかもしれませんが、海外で特に新広告の国の方が我々のデータが使える機械っていうのが多いのかなと。
例えば道の渋滞であったり、地づくりがなかなか計画通りにいってなかったり、そういうご事情というのは新広告の方が多いのかなというふうに思いますので、積極的にとまで言うとちょっと語弊があるかもしれませんが。
そういったところにも役に立っていきたいというのは非常に強いですね。
ありがとうございます。
ジオタラの展望
そうしましたら最後に今後のジオトラさんの展望というか、お聞かせいただけますか。
ありがとうございます。我々はこの約2年間、特に市情報、街づくりというような文脈で様々なお客様にご要望をいただいたのかなというふうに思っております。
今後はですね、もう平等も繰り返しになってしまうところはあるかもしれませんが、街づくりといった文脈にとらわれず、交通、観光、それから土木だとか、いろいろ国内だけにとらわれる海外といったような文脈でもですね、
しっかりいろいろなお客様のデータビジネスにしっかり貢献していくことが我々のやりたいことでもあるし、我々がやっていくべきことだというふうに思ってますので、
しっかり市情報というビジネスを基軸にしながらですね、どんどんどんどん幅を広げていければいいなというふうに考えております。
一言でジオッタラさんを表すと、分析をしてくれる方々なんですか?それともソリューションを提案してくれる方々?または何でしょう?って言うとどんな感じなんですか?
もともとはですね、本当そう思われちゃいますよね。ソリューションをやる会社だったと思うんです。もともと我々もそのつもりでやり始めたんですけど。
やはりそのデータだけとか、そのデータを分析できる環境だけがやはりお客様のお手元にあってもですね、なかなかその分析にはつながらないというところは向こうでございましたので、
今の状況としては本当にこのソリューション&アナリティクスみたいなところで、追認してですね、お客様のお役に立ちたいという提供の仕方をしているというのが本命のところです。
はい、ありがとうございます。ソリューション&アナリティクスですかね?逆ですかね?アナリティクス&ソリューションですかね?
その軸は確かにあると思いますので、ぜひ今後もいろいろ様々な展開を期待しております。
はい、今日はジオトラの鈴木さんにお話いただきました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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