2024-12-11 31:31

#29 『東京ゴッドファーザーズ』奇跡と愛に溢れる最高クリスマス・アニメ映画

今回紹介するのは日本のクリスマス・アニメ映画『東京ゴッドファーザーズ』。今敏監督がインスパイアされた40年代の西部映画やその元となった“東方の三賢者”の話、そして日米でのLGTBQの考え方について深堀していきます。

『東京ゴッドファーザーズ』とは?

1つのジャンルにハマらない今敏監督の映画

『東京ゴッドファーザーズ』有名俳優陣

今敏監督がインスパイアされた西部映画『3人の名付け親』

ベースとなっている“東方の三賢者”の話し

アメリカ人にとって不思議な日本のクリスマスの習慣

2024年に考える「オカマ」という言葉とアイデンティティについて


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杉本- 地元でフリーペーパーを作りながら漫画を執筆。https://www.instagram.com/sugimotoreta/

シスコ- アイビー・リーグ大学でアニメ部の部長を経験。マンガ・アニメ愛好家歴30年以上。アニソンには強いこだわりあり。

Mayu-在米歴15年目。マンガ・アニメはほぼ初心者。杉本とシスコに影響を受け、マンガとアニメにここ数年から興味を持ち始める。

※配信エピソードによってはネタバレになる可能性もあるのでご注意ください。

Opening voice credit: ふなこ

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#アニメレビュー #海外の反応 #おすすめアニメ


サマリー

『東京ゴッドファーザーズ』は、クリスマスの夜に東京の新宿で3人のホームレスが赤ちゃんを拾い、親を探すコメディ映画です。この映画は、コーン・サトシ監督による長編作品で、感動や笑い、アクションを交えながら、登場キャラクターの深いバックストーリーを描いています。物語は、クリスマス・イブの日に赤ちゃんをゴミ捨て場から見つける3人のキャラクターの奇跡的な出会いを中心に展開します。過去の作品からインスパイアされ、愛と奇跡、そして人々の絆が表現されています。異なる背景を持つ3人のホームレスが協力し、失われた赤ちゃんを探す感動的なクリスマスの物語が展開され、彼らの人間としての尊厳と優しさが強調されています。

映画の紹介
-そこは本当にアメリカの人に言ったら不思議がられるよね-うん、後から何か訳を聞くと、ああそうなんだってわかるけど-訳っていうのは
この番組は地元でフリーペーパーを作りながら漫画を執筆する杉本、 アイビーリーグ大学でアニメクラブの部長を経験し、漫画アニメ愛好家歴30年以上のシスコ
そして在米15年目でアニメ漫画初心者のマユの3人が、各自の独特な視点から漫画アニメ映画そして音楽までを熱く語る番組です。
-シスコさん、気が付けばもうクリスマスの時期ですけれども、この時期になるとクリスマス映画を見る方も多いのではないでしょうか。
-私たちもその例外ではないのですが、今回はクリスマスにふさわしい日本アニメ映画をアメリカに住む私たちの視点から紹介していきたいと思います。
今回紹介する映画は、
-東京ゴッドファーザーズです。
-普通だな。
-何?特別な言い方で言って欲しかった?
-英語っぽく言う。
-東京ゴッドファーザーズ。その風に?
-I like it.
-まだお済みでない方は、スポティファイ、アップルポッドキャスト、ユーチューブにて3Mオタクの登録とフォローをよろしくお願いいたします。
最新アニメや漫画からちょっと懐かしいものまで幅広く深掘りしておりますので、過去のエピソードもぜひ聞いていただけたらなと思います。
それでは本題に入っていきたいのですが、2003年に公開された映画で、パーフェクトブルー、千年女優に続くコーン・サトシ監督による長編劇場映画であります。
簡単に説明をいたしますと、東京の新宿に暮らす3人のホームレスが、クリスマスの夜にゴミ捨て場で赤ちゃんを拾い、残された手がかりから何とかその赤ちゃんを親元へ返そうとするというコメディ。
原作脚本を監督のコーン・サトシ監督が担当して、共同脚本にはドラマ白線流しやアニメーションカーボイビーバップの信本恵子さんを迎えたということです。
それはすごいなって思うよね。カーボイビーバップと同じ人だったんだと思うよ。なんかそう聞くと、やっぱり似てるところあるよねって思っちゃう。
その他にも、ウルフズ・レインかな。
ウルフズ・レインも良かったよね。
あとOVAのマクロスプラス。
マクロスプラスまで?全部見てる。
ネットフレックスで配信されたアメリカ製作のドラマカーボイビーバップでは、第1話カーボイゴスペルのアソシエイトプロデューサーを担当したそうです。
最初の方が良かったよね。フィシャスが出てくるまでは大丈夫だった。
フィシャスだけは失敗だったね。
残念だったね、あれね。
最初の方は良かったのに、最後だけは残念でした。
ということで、公開されたのは2003年なので、だいぶ前なんだけれども、私たちは今回初めてこの映画を見て、なんで今まで見なかったんだろうって。
だよね、俺も思った。出た時もちゃんと覚えてるんだけど、なぜ見なかったんだろう。
いや、見るべきだったよね。あの時アニメ部長だからな。
私、高校生だった。
見た率直な感想はどうでした?
時代を感じるんだけど、脚本とかキャラがすごい面白くて、ホームレスなのにあんまりステレオタイプを使わないで、ちゃんと人の話とかバックストーリーが書いてあるから、すごく良かったと思う。
そうだね、あんまりホームレスの人を主役にした物語って、あるのかもしれないけど、あんまり私は見たことがなかったかな。
ていうか、出てきても良い印象がないとか、複雑なストーリーとしてじゃなくて、一回のシーンだけとか。
これが全部、3人の人生とか、どうやってホームレスになったのかとか、それがキャラの全部じゃないから、ていうやり方がすごく良かったと思った。
声優と個性的なキャラクター
この3人で赤ちゃんを拾ってしまって、親を探しに行こうとするんだけど、それまでのプロセスがすごく面白い。
アクションムービーだよな。
アクションだね。意外とアクション。
コメディなところもあるし、一つのジャンルには入らないから、それも結構良いところだと思う。
感動するところもあるし、笑うところもあるし、怖いっていうかインテンスなところもあるし。
アニメーションも、コン・サトシの特徴のあるアニメだから、顔とかがめっちゃ面白くなったり、GTOみたいによく出てくるし、それも結構良かったと思う。
そうだね。顔の表情、動き、体の動きも含めて、他のアニメとちょっと違う感じだなっていうのは、私もすごい気づいて。
オーバーって言ったらオーバーにも見えるんだけれども、でも声優の方たちの演技と合わせた時に、すごい入ってくるっていうか、感情が。
それがすごい良かったなと思って。
声優の方たちも俳優業をやっていらっしゃる方が多くいて、主役の一人の銀はエモリ・トールさん。
知らないです。
あなたは知らない。
でも有名でしょ。
日本では結構有名です。エモリ・トールさん。エモリさんはコン監督の他の映画作品ですね、パプリカでも声優を務めているということです。
演技力がやっぱ違うなって思った。
銀は特にうまいよな。
すごいな。最初聞いた時誰だかわからなかったけど、やっぱりかって後で見て思いました。
ハナという元ドラッグクイーンの役を梅垣義明さんという方が担当していて、この方は俳優でもありコメディアンでもあるんだけれども、
私この人を小さい時からずっと見てたの。でも名前知らなくて、何をしてる人かもいまいちよくわからなかったんだけど、この映画の中でハナが、まだこのクラブっていうかな。
ドラッグクイーンがいる飲み屋。
飲み屋か。
で、スナックか。
スナックだね。
スナックみたいなところ。
スナックからキャバクラになりかかってる。
そんな感じのところだね。
そこで働いてた時に回想シーンみたいな感じで、彼女がロクデナシっていう歌を歌うんですけど、すごい聞いてて懐かしいなって思って。
でもそのロクデナシを聞くと、なぜかドラッグクイーンのイメージで、それがなぜかわからなかったんだけど、後で調べたら、
ハナ役の梅垣芳明さんが、こしじふぶきさんという方の曲ですね、ロクデナシという代表作を模写して、ドラッグクイーンみたいにして着飾って、
それで歌いながら、ハナに豆を詰めてて、それを観客に巻き散らすっていうのをやってたんだよね。
それを私、テレビでよく見てて、この人は誰なんだろうっていつも思いながら見てたんだ。
なんでその豆の芸を映るの?
おもしろいからじゃない。
それはドラッグクイーンとつながりあるの?
関係ない。ただおもしろいからだと思うよ。
じゃあ、俳優さんは常にドラッグクイーンでいるわけじゃない?
じゃないね。普通にドラマ出演とかもしてるし、男性の姿でね。
そのロクデナシを歌ってるときだけ?
そう、その姿出てきて、絶対豆入れて、ハッてやるやつ。
おもしろい。
なんだろうね、おもしろいよね。
だからその方が、このハナ役をやっていて、映画でそのロクデナシを歌ってるっていうのが、すごいおもしろいなと思った。
あとはミユキ役を岡本彩さんがやっていて、
他にも柴田理恵さんとか山寺浩一さんとか、名だたる俳優声優陣の方が出演されています。
なんかちょっとジブリっぽいなって思った、そういう点では。
ああ、そういうところか。
すごい有名な人たちを使ってるっていう。
まあ、この映画を作ったときは、コーン・サトシも結構有名だったような感じもする。
パーフェクトブルーで話題になってて、その次に何?Millennium Actress?
千年女優?
千年女優が出て、それも結構評価良かったので、これを作ったときには、もうビッグネームな方でした。
全く知らなかったね。
ああ、そうなんだ。
アニメとか見てなかったもん、そのとき私。
俺は結構意識してたね。
多分、千年女優はアメリカの映画館に出たんで、出たっていうところだけですごい。
まあ、確かにね。
ジブリ並みって。
確かに。
この作品というのはですね、1948年のアメリカ映画、日本語タイトルが三人の名付け親っていうタイトル。
まあ、そうなのか。
そう、直訳だったらそうなんだけど。
元々の題がThree Godfathers。
なんだけれども、日本のタイトルが三人の名付け親という、という映画がありまして、まあ結構古いよね。
この映画に着想を得たと言われている。
この三人の名付け親という映画がどんな映画かと言いますと、赤ん坊を拾ってしまった西部のならず者三人が、その赤ん坊をニューエルサレムへの町へと届けようとする物語。
はあ、どこ?
わかんない。
聞いたことないんだけど。
カーボイでしょ?あれ?西部って書いてるからそうなんじゃない?ウェスタン。
ウェスタンっていうジャンルで、必ずキャウボイとは限らないけど、たぶんそうだろう。
この三人の男は生まれたばかりのキリストの元を訪れた、という東宝の三伯詩を踏まえて設定されており、映画の舞台となっている時期も本作と同じクリスマスである。
うーん、そっか。
ジーザスマンの話に基づいてる。
三人の賢者?賢者って言うの?
わかんない。
ワイスマンでしょ?
聖人?
それは違うけどね、その賢者たちがクリストを訪ねに来た。
彼をどっかに連れてって言ったわけじゃない。
三賢者は、星が何を意味することを勉強してた。
それで、新しい星が出てきたのは、新しい王が生まれてくるっていうことを知ってて、
その新しい王に、英語で言っていい?
どうぞ。
彼の力と権力を認識するために、
あるいは、彼と会いたいだけだと思う。
なんだよ、ただ会いたいだけ?
まあ、彼の権力とか、そういうのを認識する。
彼の権力を、だから、俺、祝いたいとは言いたいんだけど、祝うとは微妙に違うような感じがする。
謙遜するため?とか、そういうために言ったわけ。
それで、辿り着いたときは、持ってきたプレゼントは3つあった。
金。それは、王様だから金。
で、2番目は、フランケンセンス。なんて言うんだろう。
おこう?
要するに、おこう。それは神だから。
イエスが、生まれてきたイエスが、王様でもあるけど、神様でもある。
三人の賢者の物語
だから、金も、おこうも持ってきて。
おこうは、神様に授けるものだから。
で、3番目は、別の種類のおこうだったんだけど、
そのおこうは、人が死んだときに使うおこう。
なんて名前だっけ?
Myrrh。
で、あれが、将来は、亡くなって、みんなの罪を消すために、死んでいくから、そのおこうも持ってきたらしい。
それが、3人の賢者の話。
だから、その3人の賢者は、イエスの誕生に合わせて、旅をして、会いに来るっていう。
それを、インスパイアされて作った映画が、
3人の名付け親という、1948年のアメリカ映画で、それを見た、コーン・サトシ監督が、またインスパイアされたのが、東京ゴッドファーザー。
なるほど。
でも、赤ちゃんを思う気持ちは、一緒じゃない?
そうだな。守りたいとか。
そうそう。大切にしたいとか。
この子の親さん。キリストは別に親いたけど。
まあな。
だから、面白い観点なんじゃないかなと思う。
で、そのクリスマス・イブの日に、赤ちゃんをゴミ捨て場から見つけて、そこでいろいろミラクルが起こるっていう。
最後のほうは特に。
特にそうだね。ミラクルの連続だよね。
そうそう。
だから、そういうところも面白いなとは思ったかな。
最後のほうはお正月のときになるから、それもお正月とのつながりがあるのかね。
お正月に特別なものが起こるとか。
奇跡?
奇跡とか。
お正月の奇跡は聞いたことないな。
ないか。
ないな。
あったらいいけどね。
ちょっとがっかり。
お正月に神様来るけどね。
どこへ行くの?
みんなのうちに来るんだよ。
みんなのうちに行く?
そうだよ。だから家きれいにしなきゃいけないんだよ。お日曜日までね。
神様が訪れるから。
そうそう。部屋きれいにしなきゃいけない。
日本でのクリスマスの過ごし方っていうのは、もちろんアメリカとは全然違う。
ですね。
だって、アメリカでは、普通はハムかな。ハムとか。
ハムかターキーだね。
七面鳥のローストしたやつを家族で食べる。
そのほかにサイドディッシュで、ちょっとした野菜とかもつけたりするんだけれども、
日本はね、フライドチキンを食べるっていう習慣が、もう定着しちゃってるからね。
アメリカで、たぶんフライドチキンを食べる家族もいるんだろうけど、
ファーストフードのフライドチキンは、食べる人は少ないと思う。めっちゃ少ない。
いないと思うね。
だからそこは本当、アメリカの人に言ったら不思議がられるよね。
後から訳を聞くと、ああ、そうなんだってわかるけど、
訳っていうのは?
それは、ケンタッキーがそれを作ったっていう事実を知ると。
デッチ上げたって話よね。
アメリカではね、みたいな。
アメリカではねって言ったかな。
言ったんじゃない。アメリカではさ。
じゃあ、嘘をついたってこと?
そうそう。フライドチキン食べるんだよって。そうなんだって。
だから、食べる人もいるかもしれないけど、手作りのよね。
いや、どうだろうね。珍しいと思うけどね。
この間ね、生徒から聞いたのは、
サンキュー、感謝祭に今フライドチキン食べてきたって。
でもそれは、黒人のファミリーだから、伝統になってるかもしれないって初めて思った。
うちは七面鳥だけど、
フライドチキンの伝統になってる家族もいるんだって、それを気づいたんで。
クリスマスだって、フライドチキンを食べる人はいるかもしれないねって思ったけど、
自分の家族ではありえない。
なんだけど、うちはね、クリスマスになると、
七面鳥を食べる時もあるかもしれないし、ハムを食べる時もあるかもしれないんだけど、
何よりも伝統的な感じなのは、朝にドーナツ。
だから、それも絶対昔からの伝統ではない。
うちの両親と妹と俺だけの伝統。
今は、クリスマスケーキと一緒で、お店に頼んどいたら、ローストした七面鳥を作ってくれて、
やってくれるじゃない?お金出せば、なんでも。
まあな、日本にでも?
日本はないと思うけど、七面鳥自体まず見かけないし。
だから、家で作る人もいるけど、家で作る人は、もう事前に七面鳥を買っておかないといけないし、
まず入らないよね、冷蔵庫にね。
アメリカの?
アメリカの入るか。
アメリカの入るよ。
七面鳥も大きさ、結構あるからね。
大きいんだけど。
で、それ冷凍してあったら、解凍しておかなきゃいけないし、生だったら。
生のは、あんまり見たことないな。
あるんだろうが。
それをね、バターミルクかなんかに2日、3日漬け込んで、ジューシーにさせて。
ローストもね、結構時間かかるんだよね。
あなた1回やったよね?
1回だけ。
俺は、体を壊して、真っ平な七面鳥にして、バターミルクとやれに漬け込んで、ローストしたら、
それは、そんなに時間かからなかったと思う。
真っ丸、そのまんまだと、やっぱり時間かかるんだよ、中まで火が通るの。
だから、平たくしたらね、もっと火が通る。
もうちょっと早く、クックできた。
逆に、私、日本に行ったときに、アメリカではクリスマスケーキ食べないんだよ、って言うと、日本の人にびっくりされる。
えっ、そうなの?みたいな。
まあ、食べる人はいるんでしょうし。
クリスマスケーキ?
だから、クリスマスケーキって言えば、どんなケーキ?
だから、ショートケーキみたいな、いちごのショートケーキみたいなのとか、チョコレートケーキとかさ、
こっちは、ほら、パイでしょ、パンプキンパイ、アップルパイとかさ、
それは、ケーキとは言わないけど、
ケーキじゃないじゃない、だから。
いや、でも、なんか、ペネトーンとか、フルーツケーキとか、昔はみんな食べてたと思う。
そうだね。
うちの両親の時代は、ちゃんと、なんかその、フルーツが入ってたドイツ系の、
ヨーロッパの風習が強いね、それはね。
食べてたと思う。
まあ、そうだな。クリスマスケーキは、日本独特の風習で、
あとは、プレゼントかな。プレゼントもね、量が多ければ、なお良いっていうのが、アメリカの風習というか、
文化になってるね。
まあ、家族の収入にはよるんだろうね。
もちろん、それはね、そうだと思うけれども。
まあ、そんな感じですかね。
イヴのことは、全然違うからな。
クリスマスイヴはね。
日本のクリスマスイヴは、恋人のホリデーなのに、アメリカにはそういうのは全然ないんだからな。
アメリカ人、忙しいもん、クリスマスイヴ。
まあ、親たちはな。
親と、親元に出して。
シークレスは、別に忙しくはないけど。
でも、親元に帰らなきゃいけないじゃん。正月みたいにさ。
みんな忙しいよね。
なんで、日本はクリスマスイヴが恋人の日になったんだろうね。
だから、それも会社が仕掛けたんじゃないんだろうね。
バレンタインみたいな感じだよね。
東京ガッドファーザーズに戻るんだけど、
ハナちゃんと現代社会の視点
ハナちゃんのことを話さない?
どうぞ。
それは、時代を感じるとは思うけど、
ハナというキャラは、オカマなんだから、
それは、日本はどうかな?変わってるのかな?
みんなの考え方とか、
ドラッグクイーンの見方とか。
そうだね。映画の中では、自分のことをオカマとか、
他の人にオカマと呼ばれてたけど、2003年の時点で。
今は、どうなんだろうね。
LGTBQという言葉も聞くようになったけどね。テレビとかで。
アメリカだと、オカマという言葉を翻訳すると、
たぶん、口にしちゃダメな言葉にあたるとは思う。
どうなの?今の人たちは言うのかな?日本の人たちは。
オカマ、あんまり言っちゃダメかもね。
そうなの?
わかんない。あんまり聞かないけどな、オカマとか。
言わないよ。言わない、言わない。
それも、言っちゃダメ?
言っちゃダメ?
昔はよく聞いたけど、今はあまり聞かないね。
侮辱してるような感じには聞こえるかもしれない。
その代わりに、ドラッグクイーンとか。
ドラッグクイーン、そんなに聞くかわからない。
ハナは、たぶん、セックスチェンジとかは知ってなくて。
今でも、体は男のまま。
ホルモンとか飲んでなさそうだし。
そうだね。ひげもちょっと生えてたしね。
ひげもちょっと生えてて。
だから、人によって、自分は男か女性?
女装をする男か、女性か。
中身はどうなってるのかは、わからないんだけど。
ハナさんっていう人は、自分は女だって感じるか。
男なんだけど、女装するのは好き?
自分は男のままで、男が好きな人か。
自分は本当は女なんだから、男が好きなのか。
どっちにあたるのかが、はっきりしないから。
英語だと、それぞれの状態にあたる言葉があるんだけど。
日本は、そんなに言葉ができてない感じもするね。
それか、英語から借りてる?
全部借りてるね。
だから、ドラッグクイーンっていうのは、男なんだけど、女装するのが好き?という意味で。
もし、自分は本当は女性で、女装するのは女性だから、女装するのは好きって言ったら、
トランスジェンダーとか、トランスウォマンとかに言うんだけど、
ハナはどっちなんでしょう?
わかんないな。
そこまで深くは、説明もないけど。
オカマという言葉も、
ハナみたいな人が、自分のことをオカマって言うのは、まだ大丈夫なのかな?
その時代は大丈夫なんじゃない?
あと、その人にもよるよね。
オカマでOKって言う人もいれば、嫌だって言う人もいるんじゃない?
キャラクターの尊重
周りからオカマって言われるのは、嫌なのかな?
ハナさんというキャラ。
あまり気にしてなさそうじゃなかった。
映画の中では。
これはアメリカ人にはちょっと分かりづらいと思う。
一体どういう感じで、その言葉を使っているのか。
本人の気持ちとか、社会からの見方とか、それが結構複雑そうで。
アメリカの方は言葉がいっぱいあるから、
オカマっていう言葉を翻訳するのなら、スラーに当たるのか、普通の言葉に当たるのか、分かりづらいですね。
私だったら使わないかな。もう使わないな。
じゃあ、俺も言うべきではなかったんだ。
いいと思うよ。劇中で何回も言ってたからさ。
それは不思議に思うのは当たり前というか、全然変じゃないと思うけど。
英語は、私は逆に英語の方は種類がありすぎて、ちょっと頭が追いついていかないというのがあるけど、正直覚えられきれないというかさ。
しかも日本語は大名詞、あってるかな?
大名詞あまり言わないじゃない?
彼女が彼がとかって言ったりしないから、
英語では逆に言わなきゃいけないからさ。
その時に、別に性別、ジェンダー関係なく、
あなたが男って分かってても、シーって使う、間違ってるね。
英語慣れしてなくて。
使ってシー、ヒーとかって結構、言語学び立ての時は間違ってたの。
難しかったね。
難しかった。
今は慣れてきたけど、ジェンダーに関する大名詞が混乱する時がある。
そうですね。今はさらに難しくなってると思う。
難しいね。
その人がどの大名詞を使ってもらいたいのかを知らなきゃいけないから。
言う人いるよね。
いるいる。
私の大名詞はこうだからって、教えてくれる人もいるよね。
ヒー、シーは結構分かりやすい方だと思うんだけど、
they、themもそんなに難しくはないと俺は思うけど。
they、themはどんな時に使うんだっけ?
それは、その人が男でも女でもない時。
とか、その人の好みで、女性なんだけど、they、them使ってほしいって言ったら、頑張って使おうとするといいと思う。
英語の文法としては、theyっていうのは複数形でしょ?
昔はそうだったけど、今はnon-binaryの大名詞にもなってる。
別に複数じゃなくても、一人でもthey、themって使ったりするとか。
そうだね、non-binaryとかasexualとか。
asexualは関係ない。
あ、関係ない。
でもnon-binaryとか、好みだけで、でもなんかそうする。
俺が難しいのは、その新しい大名詞。
何?
だから、例えばXEとか。
何それ?
だから、他の大名詞も、今いろんな人が作ってるわけ。
自分のアイデンティティーを表すために、heでもsheでもtheyでもない。
もう一つの何か。
だから、いろんなのが作られたわけ。
それが、単純に知識がないとうまく使えない。
使い慣れるのまで時間がかかるとか。
あなたが前言ってたポイント、いいなって思ったのは、そういうの分からないときは、その人の名前で呼んじゃうっていう。
彼の、彼女の、全員のじゃなくて、誰々さんのって言えば、いつも大名詞に迷わないから。
そういうところは、日本語が結構使えるって思うよな。
言わないからね。
大名詞あんまり使わないから、ほとんどその人の名前を使ってるわけ。
それがいいねって、たまに思う。
楽っちゃ楽だね。
ジェンダーに関しては、日本ももうちょっとオープンにはなってきてるのかな。
どうだろうな。前に比べるのはそうだけど、大して変わらないかも。
アメリカも進んで、日本よりは進んでると思うけど。
アメリカは割れてるからな。
超それを受け入れている人もいれば、超それを反対してる人もいると思う。
日本語はみんなしゃべりたくないって思う。
避けたいな。
どんな気持ちでいても、サポーターでも、反対してる人だとしても、しゃべりたくない。
ぎこちないね。
ぎこちないから、しゃべないことにしよう。
それでもあるかもね。
ということで、東京語とファザーについてちょっと話してきましたけれども、最後に何か言いたいことはありますか。
最初の方にも言ったと思うけど、どんなキャラでも、ちゃんと人間として尊敬されてるところは一番良かったと思いました。
一人一人がね。
一人一人が価値観があるから、ちゃんと一人として扱われてるところは良かったと思った。
血縁関係のない3人が協力して、一つの目的に向かっていくっていうか、そういうのも面白いかなって。
感動的な結末
完璧ではないけど、いろんなダメなところもあるんだけど、ホームレスだからとか、そういう態度は全くないっていうところはすごく良かった。
私は最後の方で、赤ちゃんと母親と母親の気持ちとか、やっぱりちょっとグッときたかな。
やっぱね、あるだろうなって思うな。
ちょっとホロッとするところもあります。
良かったらクリスマスの日に、それかクリスマス前でも見ていただけたらなというふうに思います。
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今回もご清聴ありがとうございました。
それでは次回も3Mオタクでお会いいたしましょう。さようなら。
さようなら。
31:31

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